2024/02/24 - 2024/02/24
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あおしさん
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2月は3連休が2回。
3連休のうち土日に、JR東日本のお得なきっぷ「土日きっぷ」を使って、冬の山形県に行きました。
蔵王の樹氷が見たかったのですが、ここ数日の暖かさで溶けてしまったそうで断念。
まずは山形市内を散策したあと、雪深い西川志津温泉の「雪旅籠の灯り」にも行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「土日きっぷ」を使って、まずは山形新幹線「つばさ」でスタート。
「つばさ」の塗装は変わりましたが、個人的には昔の銀色の車両の方がかっこよかったなあ。
3連休の中日だからか、乗車率は50%程度でシートの並び2つを独占できたので、とても快適です。山形新幹線 乗り物
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東京から約2時間半で山形駅に到着。
山形への観光客は多く、多くのお客さんが山形新幹線のホームに降りていました。
天気が良かったので、バスに乗って蔵王に行って樹氷を見ようと思いましたが、バスの案内所には「樹氷はとけちゃいました」の案内。
しかも蔵王のロープウェイは120分待ちともありました。
樹氷が見れないならそんなに待つのもつらいので樹氷はあきらめました。山形市観光案内センター 山形駅観光案内所 名所・史跡
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そんなわけで雪の山形市内の散策を。
まずは山形駅の近くにある山形城跡へ。
伊達政宗のおじで、戦国時代出羽国57万石の大大名だった名将・最上義光の本拠だった城跡です。山形城跡(霞城公園) 名所・史跡
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最上義光の銅像です。
個人的には戦国武将の銅像の中ではもっともかっこいい銅像だと思います。
最上義光は郷土の英雄と言える名将ですが、大河ドラマの一番のヒット作「独眼竜政宗」(渡辺謙さん主演)では、主人公政宗を苦しめる悪役として、しかも故・原田芳雄さんという名優が演じていたため、悪大名として日本中に定着してしまいました。
大河ドラマ「天地人」(妻夫木聡さん主演)では主人公直江兼続と戦い勝利したこともあり、また悪役にされてはかなわない、今度はかっこよく出してくれ、と地元はNHKに猛プッシュしたところ、NHKがビビッてしまい、当初予定していた登場がキャンセル、地元の名誉回復計画はぽしゃってしまいました。
ちなみにこの銅像も「政宗」のあと、名誉回復のために建てられたものです。最上義光公の墓 名所・史跡
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山形城跡は長く建物などは何もない城跡でしたが、現在は石垣や正門、最上義光の居住していた本丸屋敷などの復元が進められています。
ただ、冬季は閉鎖されており、中には入れませんでした。霞城公園 公園・植物園
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この城跡公園の中にある旧済生館本館です。
明治11年に建てられた病院の建物です。
当時は文明開化を象徴するモダンな建物だったことでしょう。
建物の中の旧診察室など医療器具や当時に資料が展示されていました。
ただ、暖房をケチっているのか、ついてなかったので寒いのなんの。
じっくり見る気になりませんでした。旧済生館本館(山形市郷土館) 美術館・博物館
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また県立博物館も城跡公園内にあります。
入館料が300円と安いこともあり、展示物は少々少なめ。
私は歴史の展示物が興味があるのですが、最上義光関連はありましたが、平安時代の清原氏とかの展示は無かったし。山形県立博物館 美術館・博物館
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縄文時代といえば縄文式土器と並んで土偶が有名ですが、その土偶の中で数少ない国宝「縄文の女神」。
女性がモデルなのか優美な姿で、土偶の中ではもっとも大きく、重い土偶です。
ちなみに大半の日本人がイメージする土偶であろう「遮光器土偶」は重要文化財なので、こちらの方が「格上」です。 -
城跡公園から出てすぐのところにある最上義光歴史館。
これまた「政宗」の悪名を返上するために建てられました。
戦国武将1人の資料館は珍しいですね。最上義光歴史館 美術館・博物館
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建物に入ったところ、撮影スポットにある最上義光とその娘・駒姫。
駒姫は15歳の若さで豊臣秀吉に惨殺された悲運の少女で、義光の妻・駒姫の母も悲嘆のあまり娘を追って自害しています。
直江兼続から徳川家康への挑戦状である「直江書状」や妹・義姫(伊達政宗の母)の手紙で「義光」が「よしあき」と署名されていた文書、直江兼続や「花の慶次」で知られる前田慶次郎利益と義光が戦った長谷堂の戦いの屏風など歴史ファンなら喜ぶ資料が多いのは素晴らしいのですが、展示室内撮影禁止は残念。 -
最上義光記念館から5分ほど歩いて文翔館へ。
この建物は明治44年の山形市の大火のあと、大正5年に県庁として建てられました。
まるでお城のような立派な建物で、この建物を中心に山形市は市街地が形成されました。
昭和50年まで使われていたそうです。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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いかにも大正、昭和前期の建物のような玄関です。
現在も当時の映画やドラマなどのロケに使われるそうです。 -
一番の大広間。
儀式や県知事以下の会議などに使われた豪華で美しい部屋です。 -
県知事室。
これもなんとも豪華な部屋です。
最近では「るろうに剣心・京都大火編」でもロケに使われたと案内がありました。
この部屋をロケするためだけに、東京からわざわざ主演の佐藤健さんをはじめ山形まで来たんですね。 -
旧県庁の横には山形県議会の議事堂があります。
レトロな議場も見たかったのですが、当日は催し物があったようで、立ち入り禁止でした。残念。 -
当時の市街地を描いた絵図。
県庁の前から大通りがあり、この道路を中心に市街地が形成されました。 -
現在の県庁前からの大通り・七日町。
今も山形市では一番の中心街のようですが、「大」が目印の地元の大沼百貨店は倒産して、山形県は百貨店のない県になるなど、市街地の空洞化になっているようです。七日町御殿堰 名所・史跡
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市内散策のあと、カーシエアでドライブ。
まずは朝日町のりんご温泉へ。
温泉の浴槽にリンゴが浮かんでいる温泉です。
まあ、りんごがあっても温泉の効用には何もないとは思いますが、話題づくりにはなったようで、観光客や地元の人でにぎわっていました。りんご温泉 温泉
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「道の駅 にしかわ」へ。
志津温泉の「雪旅籠の灯り」へはマイカーでは行くことができず、ここからアクセスバスに乗り換え。
ほぼ満席のマイクロバスで志津温泉へ。道の駅 にしかわ 道の駅
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志津温泉はコミュニテイバスが1日3本程度の山奥の温泉。
ただ、夏は月山登山の人でにぎわう温泉地のようで、旅館やホテルなどが10軒ほどありました。
冬は「雪旅籠の灯り」というイベントが行われています。月山志津温泉 温泉
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おおきな「かまくら」のような雪の「旅籠」が作られています。
月山志津温泉 雪旅籠の灯り イルミネーション
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こちらの「雪旅籠」は2階建ての建物です。
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灯りはローソクの火がともされています。
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ところどころに「かまくら」のような空洞があって、ここに座って食事などができます。
もっとも寒いので私は勘弁。 -
山形の郷土料理、月山牛を使った「芋煮」がふるまわれます。
寒いのであったかいおいしく感じられます。 -
こちらは雪で作られたアイスバー。
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中ではお酒などが飲めるカウンターがありました。
車なのでお酒は飲めないのはちょっと残念。
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