松山旅行記(ブログ) 一覧に戻る
石手寺は、四国八十八ヶ所霊場 第51番札所で真言宗豊山派、本尊は薬師如来。<br /><br />石手寺という名は、お遍路の発祥とも伝わる「衛門三郎再来の説話」に由来する。<br />その昔、この地に衛門三郎という長者がいた。ある時、みすぼらしい身なりの僧が一夜の宿を求めて訪れたが、「汚いものめ、働かぬからだ」と僧を追い返した。何度も訪ねてくる僧に業を煮やして突き飛ばすと、僧が持っていた托鉢の鉢が落ちて8つに割れてしまう。その後、8人いた衛門三郎の子どもたちは相次いで亡くなり、悲嘆に暮れる中であの時追い返した僧が弘法大師だったと気づき、無礼を詫びるため弘法大師を追って四国巡礼に出た。これがお遍路の起源といわれている。<br />霊場を回ること21回。彼はついに阿波の国の焼山寺の麓で病に倒れてしまう。死の淵をさまよう彼のもとに弘法大師が現われ「よくぞ修行し改心した。望みがあれば叶えよう」と言うと、彼は「生まれ変われるなら領主に生まれ人を助けたい。今度こそはお泊めしたい」と答えたという。弘法大師が「衛門三郎再来」と書いた石を握らせると、彼は安心して息を引き取った。<br />数年後、この地の領主の家に手が開かない男の子が誕生。安養寺の住職が祈祷したところ、手を開き、その手には「衛門三郎再来」と書かれた小石を握っていたといい、それ以後、安養寺は石手寺と改称した。この&quot;衛門三郎再来の石&quot;は今も宝物館に納められている。

衛門三郎縁起 石手寺と愛媛パゴダ

92いいね!

2024/02/18 - 2024/02/19

49位(同エリア1523件中)

0

36

harusu

harusuさん

石手寺は、四国八十八ヶ所霊場 第51番札所で真言宗豊山派、本尊は薬師如来。

石手寺という名は、お遍路の発祥とも伝わる「衛門三郎再来の説話」に由来する。
その昔、この地に衛門三郎という長者がいた。ある時、みすぼらしい身なりの僧が一夜の宿を求めて訪れたが、「汚いものめ、働かぬからだ」と僧を追い返した。何度も訪ねてくる僧に業を煮やして突き飛ばすと、僧が持っていた托鉢の鉢が落ちて8つに割れてしまう。その後、8人いた衛門三郎の子どもたちは相次いで亡くなり、悲嘆に暮れる中であの時追い返した僧が弘法大師だったと気づき、無礼を詫びるため弘法大師を追って四国巡礼に出た。これがお遍路の起源といわれている。
霊場を回ること21回。彼はついに阿波の国の焼山寺の麓で病に倒れてしまう。死の淵をさまよう彼のもとに弘法大師が現われ「よくぞ修行し改心した。望みがあれば叶えよう」と言うと、彼は「生まれ変われるなら領主に生まれ人を助けたい。今度こそはお泊めしたい」と答えたという。弘法大師が「衛門三郎再来」と書いた石を握らせると、彼は安心して息を引き取った。
数年後、この地の領主の家に手が開かない男の子が誕生。安養寺の住職が祈祷したところ、手を開き、その手には「衛門三郎再来」と書かれた小石を握っていたといい、それ以後、安養寺は石手寺と改称した。この"衛門三郎再来の石"は今も宝物館に納められている。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通手段
高速・路線バス タクシー ANAグループ
旅行の手配内容
個別手配

PR

92いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP