2023/05/01 - 2023/05/06
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まつじゅんさん
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この旅行記のスケジュール
2023/05/06
この旅行記スケジュールを元に
ゴールデンウィークは何処に行っても混んでるし、高い、という事から、お出かけ好きの我が家ですか、出かけても近場の買い物位という、おこもり期間となっています。
言い方を変えると、昔から今流行りの「ずらし旅」を得意としていて、今でも脈々と受け継がれています。
この日も、近所で買い物をしていたのですが、帰り道にR171で、勝尾寺という案内板を見て、奥様に「私、行った事無いけど、有名なお寺さんだよね。」と言うと、奥様は結婚する前に、1度だけ行ったことがあり、達磨が凄かったという話を聞き、思わずウィンカーを出した私です。
関西に居ると、紅葉の頃は凄い人だと言う話を良く聞きますが、もう夕方近いし、今の時期は空いているだろう、と期待した通りスイスイ山道も登れ、駐車場にもスムーズに入場できました。
初めてでしたが、多くの奉納された達磨を見て、商売上手のお寺だなぁと思いました。
*唯一の例外2017年の島根石見への1泊2日の旅
アクアス編↓
https://4travel.jp/travelogue/11243033
世界遺産石見銀山編↓
https://4travel.jp/travelogue/11243555
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
R171からは、ナビに従って走行したのですが、帰ってから地図を調べると、箕面市と言いながらも、私が今年の3月まで働いていた場所の近くで、山を見ていると視界に入っていたんですね。
また、マンションから東に直線距離で5km程の位置になるという事を知り、こんなに近い場所だったのに、初めての訪問です。
高野山真言宗の寺院で、山号は応頂山。
本尊は十一面千手観世音菩薩で西国三十三所第23番札所となっています。
平安時代以降、山岳信仰の拠点として栄えており、880年に6代目座主の行巡上人が、清和天皇の病気平癒の祈祷を行い、効験に感銘を受けた清和天皇の「この寺の持つ法力は、この国を治める帝である私に勝った。」として、王に勝った寺、勝王寺、「かつおうじ」と命名されましたが、「王に勝つ」は畏れ多いとし、「王」の字を「尾」に差し替えて、勝尾寺となったようです。
長らく天台宗の寺院でしたが、江戸時代の1674年に、真言宗に改宗されたそうです。勝尾寺 寺・神社・教会
-
入口を入ると山門(仁王門)がありました。
1603年に、豊臣秀頼によって再建されたようで、山号「応頂山」の扁額が掲げられているそうですが、改修工事中で完成は未定との事で、すっぽりと足場に覆われていて、見る事は出来ませんでした。 -
「いのちの砂時計」と書かれた看板が、目に飛び込んできました。
人生は砂時計のようなもの。
この世に生まれ出たその瞬間から、『いのちの砂』は落ち続けている。
しかし、誰もその砂に触れることも、増やすことも、その残量を知ることすら出来ないからこそ、二度と戻ってくることのない「今日という日」を全力で生き抜き、1日の終わりに振り返り、「今日を生き切った」と自己評価できれば、〇を塗りつぶしていくカレンダーのようです。
産まれた時から、砂は休むことなく落ちていっていると感じるという事を気付かせてくれる言葉ですね。
一瞬一瞬を生きる大切さを説いているのだと思います。
帰って調べてみると、「いのちの砂時計」カレンダーは、お寺のHPからダウンロードできるようです。↓
https://katsuo-ji-temple.or.jp/worship/pdf/img_hourglass2025.pdf -
山門を超えると、お清め橋という橋が架かっています。
橋を渡ると、そこからは仏さまのお庭=境内という事のようです。
霧が噴き出しているのは、その霧を浴び、厄を落とし、身を清めてから境内に入る、お清めの霧という事のようです。 -
正面の山間に、多宝塔が見えてきました。
この棟には、万物の慈母で宇宙の中心、真理と言われている、大日如来像が祀られているようです。 -
イチオシ
勝尾寺と言えば「勝ちダルマ」が有名ですが、こちらが奉納棚、願いが叶った勝ちダルマを奉納する場所です。
1184年の源平合戦 一ノ谷の戦いの煽りを受け、全山焼失しましたが、4年後に源頼朝の命により、梶原景時によって再建され、室町幕府はこの寺を大切に庇護してきました。
4代将軍 足利義持は将軍家の祈願所に指定し、豊臣秀頼は、山門を再建し本堂再建の浄財も寄進されています。
このような背景もあって、「勝ちダルマ」推しとしたなったのでしょうが、それが近年大ヒット、物凄いダルマで境内が埋め尽くされています。
この一体一体に、それぞれの物語が込められているのですね。 -
ただ私は、単に必勝祈願というのは好きではありません。
勝負には、勝と同じ数の負けが存在し、勝者の論理と言うものが幅を利かしていく、戦争もそうですが、強い物を造り出すだけの単なる勝負というものに、意味を見出せないのです。
スポーツ等、最終的に勝ち残りトップを決める、というのはまだ分かりますが、戦争のように、単に勝つという行為に繋がったり、勝つためには手段を択ばないという、醜さが表に出てくる勝負は嫌ですね。 -
祭神として土地を鎮め守る、諏訪明神、八幡神、蔵王権現が祀られている鎮守堂の壁面の蔀戸も、ダルマで一杯です。
近年、勝組と言う言葉に代表させるように、「人生のあらゆ る場面で勝つ寺。」として信仰されている勝尾寺ですが、「勝つ」とは他者を打ち負かすことではなく、「自分と向き合い、自分の弱い心に打ち勝つ。」という事を願っているようです。
ダルマは願いを叶えてくれる存在ではなく、願い事を書いて片目を入れる事で、「自分と向き合い、自分の弱い 心に打ち勝つ。」という、自己誓約書にサインをした証のようです。
大切なのは、その願い事に向け、1日1日を悔いなく過ごし、全力を尽くすことが大切で、努力し続けることが出来れば、勝運を掴み目標に辿り着くという事を願っているようです。 -
御本尊の十一面千手観世音菩薩を祀っている、本堂です。
1年中、お経が止むこと無く、スピーカーにより境内に流れています。
ダルマの迷れの作法と言うのを初めて知りました。
最初に、人生の目的を底面に書き、その目的のために、1年後に達成したい目標を背中に書くのだそうです。
次に、向かって左側に片目を入れるのですが、最初は努力を誓う署名をして、最後に黒く塗りつぶして目入れするのだそうです。
そして、一日を振り返り、「いのちの砂時計」カレンダーで自己総括を行い、一年後に本堂へ結果を報告し、感謝の気持ちを伝え、ダルマ棚にダルマを奉納するという事のようです。 -
本堂からの景色です。
奥が水掛け観音堂で、水掛け観音が安置されています。
ご先祖や亡き人への供養の場で、水をかけてお参りするようです。
手前が大師堂で、中央に弘法大師が祀られています。
四国八十八カ所の各霊場の砂があり、この砂を踏む事で同じ功徳が与えられるといわれているようです。 -
此方の境内のダルマの多さは、ホント絶句するレベルです。
下世話な私としては、どうやって回収して、再利用しているのかな、と考えてしまいますが、システムを考え出した、こちらのお寺の商魂は、正直凄いなと尊敬しますね。 -
この六十四卦ダルマみくじも、勝尾寺でのみ行なわれている占いとの事ですが、これも商魂たくましいな、と思ってしまいます。
ダルマみくじ=神社のおみくじのようなものですが、これには吉や凶等の記載はなく、占いたい事案を「一つだけ」、心に念じてダルマを選ぶという事ですので、みくじは占いたい数だけ引く事になります。
ただ、一つの事案につき、年に一度という事ですが、数はこなせますよね。 -
奥様、ダルマ商法にのって一体購入。
ダルマの表情は、多種多様です。
何かピンときた一体を手に取る訳ですから、これが自分で引き寄せた「卦」となる訳ですね。 -
色々な場所で、所狭しと置かれたダルマみくじの数々。
参拝客がダルマクジを引いた後、こんなように境内の様々な場所に、置いて行くようです。
下世話な話ですが、1か所のこれだけでも、ダルマクジ販売価格は約100,000円ですねぇ。 -
ダルマに圧倒されながら、帰路に着きます。
途中、弁財天(インドの水を守る女神)を祀った弁天堂がありました。
紗音天や音楽天とも言われ、知恵を与え、学問や芸能、音楽の才能を開花させる神さまとして、古くから信仰されています。 -
SNS映えに加え、このようなエンターテイメント性が、観光客には人気なのでしょうね。
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800,000坪と言われる広大な境内には、研修施設や宿坊を持つ大規模寺院です。
コムニカチオショップという販売所には、土産物も文房具やお菓子、雑貨等の数多くのカチダルマグッズが並び、お洒落なカフェや霊園まで併設している、所謂、勝組の寺院ですね。
ここまで育て上げた住職さんは、相当なやり手だったのでしょうが、「自分と向き合い、自分の弱い心に打ち勝つ。」という、心の健康を応援してあげて欲しいです。
綺麗な負け方・・・、というのが有るかどうか分かりませんが、如何にいつも前向きに進むことが出来るよう、背中を押す寺院であってほしいと思います。
勝尾寺、これまで。 -
ここからは「とある休日の出来事」シリーズです。
まぁ、何を食べたかというGW中の備忘録なのですが、先ずは久し振りにモーニングで立ち寄った家の近くの倉式珈琲です。
奥様はホットサンド、私はトーストに餡子をトッピング。
サイフォンで入れた珈琲は、美味しいですね。 -
休日の朝の美味しいモーニング、これも良いリフレッシュになります。
倉式珈琲店 イオンタウン川西店 グルメ・レストラン
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今年のGWは、若干飛び石気味でした。
単身赴任の時は、飛び石は躊躇なく長期休暇としていましたが、今年からは、暦通りの勤務を心掛けています。
まぁ、週3日で換算ですので、基本休んだらその分どこかで振り替えないと、トータル日数が不足するので、5/1、2は通常勤務としました。
ただ、GWは休暇を取る人が多く、人も少ないので、書類を届けるという、お使いに出ていました。
こちらは、京都に向かう途中、京阪の肥後橋駅近くの気になっていた食堂です。
「そば処 つなぎ」というお店で、昭和の香り一杯のお店です。 -
メンチかつ定食を頂きました。
メンチカツ2枚と蕎麦、ご飯も付きますから、普段仕事の時はランチはあまり食べない私ですので、カロリー過多かなと思いましたが、この日は京都を1万歩位歩きましたので、カロリー補給が必要ですね。 -
翌日は、奥様阪急百貨店に行く用事があるとの事で、夕方待ち合わせて、夕食を頂いて帰る事にしました。
12階の祝祭ダイニングにある「しゃぶしゃぶ・日本料理 たちばな」で頂きます。しゃぶしゃぶ・日本料理 たちばな グルメ・レストラン
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軽くビールを飲みながら、お豆腐づくし御膳と、ひまわり御膳をシェアしながら頂きました。
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豆腐や田楽、鯛の薄造りポン酢等、あっさりして柔らかい物を求めだした私達夫婦、それなりに、お互い齢を重ねて来たなぁ、と思いますが、それなりに元気で、楽しく「身体が動く間に、色々な所に行きたいね。」と話しながら、美味しく頂き、帰路に着きました。
今回、これまで。
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