＃５アールヌーボー探し2011年末年始～初詣？はモネも描いた大聖堂～

2011/12/27 - 2012/01/03

くろねこツーリストのしるくんが行った2011年の年末から年始にオランダから南下してベルギーからフランス、モン・サン・ミッシェルをめぐるツアー。
年越しをパリで過ごし、フランス2日目は、朝パリを出てルーアンの街へ。
元旦でも市場のお店はちゃんとやっていてちょっとびっくり。初詣？でルーアン大聖堂へ。お向かいがステキなアールデコだった～♪
午後はセーヌ河河口のオンフルールを散策。夕方にはモン・サン・ミッシェルへ移動し、途中けっこうな雨に降られ、風も強くてバスが揺られてコワかった…です。

くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま～す。添乗員のしるくんが案内するタビを楽しんでね♪

【日程】
12月27日　成田空港から直行便でアムステルダムへ
12月28日　ぎゅぎゅっとアムステルダムと郊外を体験
12月29日　朝一でデン・ハーグの美術館へ行き、午後にはベルギーへ
12月30日　ツアーから離れブリュッセルでアールヌーボーにどっぷり♪
12月31日　パリに移動して、キラキラするパリにうっとり
1月1日　ノルマンディーの教会に寄って、モン・サン・ミッシェルへ
1月2日　モン・サン・ミッシェルで日の出を拝み、夜にはパリの空港発
1月3日　直行便で成田空港着

エリア ルーアン(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

Bonne année！
早起きしたら、テレビでは各国年越し風景ダイジェストをやってた～。東京は風船飛ばしてましたね。ロンドン、ベルリンはハデに花火を打ち上げてたんですけど、パリはそういうハデなことはしない…のかな。

朝ごはんはホテルの団体さん専用の宴会場で。まあ、卵やベーコンはありましたけど、シンプルかな。でも、バゲットがんまい！からおかずがそんなになくてもいいや♪
お粥があったのがさすが台湾系、ですね。

オクシデンタル パリ ルヴァロワ ホテル

ホテルロビーのクリスマス飾りにはうさぎも。もしかして兎年だから？　関係ないか。

9時にはホテルを出発し、どんよりしたソラの下、ルーアンの街へ。

「あ、うしさん。ぼんじゅーる！」
途中のトイレ休憩のショップにいた「牛」。このあたりは酪農がさかんなんですね。オランダに似てるのか。ふむ

11時にはルーアンの街に到着。ん～、雨はかろうじて大丈夫…かな。
ルーアンは木組みの家が多いんですね。へ～。何となくこういう感じの建物はフランスでは東側に多いのかと思ってた～。

元旦でしかも日曜日なので、お店はどこも閉まっているのかと思ったら、旧市場広場のお店はちゃんとやってました。見直した！フランス！　日曜日は営業しちゃいけない法律があって、以前、罰金払ってでも営業していたCDショップかブランド店かがニュースになっていた気がするんですけど、その時代でもこういうお店はやってたのかな。

右の寄せ植えみたいなアレンジメントは、日本でも正月用によくある福寿草の寄せ植えっぽいなあ。やっぱり黄色は部屋を明るくしますね。

ヴィユ マルシェ（古市場）広場 広場・公園

屋内のマーケットも何店舗かやっていました。
「わ♪美味しそうにゃ鮭！」

魚屋さんには、丸ごとの魚も多いかな。手前のはヒラメかカレイかな。

こちらはチーズ屋さん。なかなかクセ強そうなものも多いような…。でも、ちょっと興味あるな～。買う勇気はないんですけどね。ははは

ほかにはお惣菜屋さんもやっておりました。

「カラフルにゃツリーが乗っかってるにゃ」
さすがに、食品以外のお店はどこもお休みです。
Rue du Gros Horloge

クリスマスの飾りは華やかでウキウキ♪な一方、お店自体は電気が消えて暗いので、ウィンドウショッピングを楽しむ、という雰囲気とはちょっと違うかな。あれ？休みの日でもウィンドウは煌々と電気が点いている印象があったんだけどなあ。

「ときどき、散歩している地元のヒトに出会ったよ」

我らがバスを降りた街の駐車場には大型バスが3台いたので、その程度の観光客は街にいたのかなあ。あまり遭遇しませんでしたが。

「いつもは、この通りはヒトがいっぱい歩いてるんだって」
右に見えている塔は、中の見学ができるものの元日はお休み。やはり、クリスマスと並んで休業日のところが多いなあ。

大時計台 モニュメント・記念碑

へ～、これがモネが描いた大聖堂かあ。あれ、絵よりも左右があるんですね。

クリスマスマーケットの屋台はあるものの、今日はやってないのか、すでに終了して片付け待ちなのか、いずれにせよちょっと寂しいよぉ。

ルーアン大聖堂 寺院・教会

大聖堂の向かって左の細い道を行くと、ステキなお店が♪
ちょっとアールヌーボーっぽい鉄細工がステキですねえ。

調べたら、当時も今もDame Cakesというサロン・ド・テで、1902年にここで開業した鉄工職人の工房あとに、2002年にサロン・ド・テを開いたとのことなので、このステキな鉄細工は、1902年にできた工房の職人さんの作品なのかしらん。
70 Rue Saint Romain

ダム ケーク スイーツ

Rue Saint Romainの入り口から大聖堂の中へ。
あれ、なんで正面から入らずにわざわざこっちへ来たの…？と思ったら、この角度から見る大聖堂がステキでおススメだったからなんですね。確かに。

中はすっきり、ど～んと高い天井。
何となく、気分的には「初詣」。タビの安全を祈ってみたりして。

大聖堂正面から表へ出たら、アールデコのお店が！わわわ♪
八角形の窓の左右の鉄細工は紋章なのかなあ。2階と3階の間のGRANDE PHARMACIE DU CENTREの文字の背景というか下にもマロニエと思しき植物があしらわれた鉄細工が。わ～、ステキですねえ。
看板通り、当時も2024年現在も薬局がここにはありますが、経営者は変わっているようです。
29 Pl. de la Cathédrale

ステキなアールデコのお隣りの建物はモネが大聖堂を描いた場所として有名な現在は観光案内所があるところ。
この2階でモネは描いたということなんですけど、それって、中二階みたいな小さい窓のところ？　いや～、アトリエといったら、窓が大きいところなんじゃないの…？英語表記の「2ndフロアー」って、地上は0階表示だから、日本式では3階ですよね。う～む。
建物のつくりの方が気になる…。

ルーアン観光案内所 散歩・街歩き

もう一つ、教会へ行きましょうと行ったら、ただ今修復中で、全面囲いに覆われていて何も見えない！状態でした。ははは
なので、写真も囲いを写してもしょうがない、と右端におさめつつ、周りの木組みの家を撮っておりました。
見れたら炎がぼわわんとしたフランボワイヤン・ゴシックのサン・マクルー教会がここにあったのねえ。ざんねん
ストリートビューを見ると、真っ黒だった外観がこの時に白く磨かれたんですね。そうか。

サン マクルー教会 寺院・教会

大聖堂の前まで戻り、アールデコっぽい感じのこちらでお昼ごはん。

前菜は、長ねぎのマリネ。わ～、盛り付けとかおしゃれになった～。さすがフランス、と思ったんですよね。だって、長ねぎですよ。
メインは鮭♪　ラタトゥイユのような野菜が下にしかれていました。んまい。
デザートは塩キャラメルのソースがかかったクレープ。これもノルマンディーらしい味なのかな。

店内に飾られていたものも「ベルエポック」って感じのお店でした。
お店のサイトを見ると3コースの日替わりメニューで19.50ユーロという感じのお値段(2024年2月現在)です。
Brasserie Paul
1 Pl. de la Cathédrale

お昼どころからツアーバスに乗るまでの途中で見つけたギャラリーラファイエット・ルーアン店はどことなくアールデコの香り。
角から見ると水平線のラインが強調された感じがなかなかカッコいい！
Galeries Lafayette Rouen
25 Rue Grand Pont

1時半にはルーアンの街を出発。
ルーアンあたりのセーヌ河は、それほどパリよりも川幅が広がった～！という感じはしないんですけど、でかいタンカーが運行しているのを考えるとやっぱり広いのかな。
Pont Guillaume le Conquérant

オンフルールへは1時間半かかる予定のところ、1時間ちょっとで着いたのかな。
もうすぐ到着、というところで見えたノルマンディー大橋。えっと、なんとなく鉄柱が見えますかねえ。鉄柱と鉄柱の間にワイヤーが見える…かな。
今日は一日どんより曇りだなあ。

「オンフルールは河口の港街にゃんだね」
あれ？河口っていうから、もっとセーヌ河が広いかと思ったんだけど…？と思ったら、この港が面しているのはセーヌ河にそそぐモレル川なのか。

木造りのシンプルな教会、サント・カトリーヌ教会へ。

サント カトリーヌ教会 寺院・教会

船乗りのみなさんの守護神って感じなんでしょうか。
フツウの街のヒトビトがみんなで寄進して建てて、今でも街のヒトたちに愛されているって雰囲気ですね。石は、厳かだけど冷たい感じがしますけど、木だとその感じが無いのがいいな。

広場にはアンティークの露店が出てた！
毎週日曜日開催なのかな。正月は関係ないんですね。
2 Pl. Sainte-Catherine

午後になったからか、わりとヒトが出てきている気も。港をぐるりと囲む通りはレストランが多いからかな。

家具屋さんというかアンティーク屋さんでステキな明かりを発見。
机の上のスズランっぽいのもカワイイですけど、左のモクレンの花というか木のライトがいいなあ。わ～、ステキステキ♪
奥にはガレっぽいテーブルランプも見えますね。

オンフルールは印象派の画家が好んだ街。水のキラキラ感というか、空気感が好まれたのかなあ。お天気悪いと、そんなにいいかなあ…と思ってしまいますけど。ほほほ
低くたれこめた雲がずんずん動いてく～。

4時にはオンフルールを出発。ツアーの工程表だとモン・サン・ミッシェルまでは200Km、約2時間半。
ぼんやり雨にけぶる中をバスは南西へ。時折、風にあおられるのか、バスが左右に振れるのがコワイよ～…。

お～、見えてきた！
街灯もないので、車のライト以外は真っ暗。なかなかカメラが明かりを捉えられない…。なんだか光り輝いてるのにボケボケ。

バスの中からの方がはっきりライトアップが見えるかも。
雨、止まないなあ。

7時には本日のお宿、モン・サン・ミッシェル対岸地区のホテルに到着。
とってもシンプルな部屋で、ちょっと巡礼者の気分。でも、バスタブ付きだからそれにしては豪華というか、贅沢なお部屋ですね。

夜ごはんはお向かいのメルキュールホテルにくっついたレストランで。
わ～、すごい。日本人団体さんばかり！あ、我らもか。
お料理は、前菜が野菜のポタージュに、メインがこちらのローストポーク。大人数でも短時間で用意できます！ですね。マスタード付けて食べたら美味しかった～。
デザートはティラミス。ん～、ちょっとアルコールききすぎ。
ガス入りミネラルウォーターを頼んだらペリエでした。3.50ユーロはちょっと高めかな。

ル プレ サレ 地元の料理

ごはんが済む頃には雨も小降りになったので、ちょっと行ってみましょう、とツアーのヒトに誘われて夜のモン・サン・ミッシェル詣でへ。←イメージです。
ホテルで、道路工事のヒトが着るような蛍光ベストを借り、ヒトの明かりをたよりに行くことに。
対岸地区ホテル街が終わると足元は真っ暗。しかも水たまり多し！
まだモン・サン・ミッシェルへ行く道が工事中で、歩道がきちんと整備されていなかった時代だったんですよね。すぐに、「もう帰りたい…」と思ったものの、明かりをもっておらず、ヒトにくっついて行くしかなく…。
気分的には道の半分ぐらい行ったところで写真撮って、戻ってきました。

雲が無ければ星がキレイだったんだろうなあ…。
江戸時代の提灯ってスバラシイよね、と時代小説を思い起こしながら歩いていたのでした。今は激変してますね。ここも。

行きはヨイヨイ帰りは…と小一時間(体感)の散歩を終えて10時過ぎにはホテルへ。
ふう

部屋に貼ってあった避難経路図を見ると、右ブロックの部屋は大小があるような…。

ヴェール ホテル

部屋の内容をメモメモ。幅7歩×奥行き10歩とコンパクトながら、トイレとお風呂が別という嬉しいつくり。
避難経路図を見ると「WC」の部分が大きさからするとバスルーム側なんだけど、あれ？WCって何を指してるんだろ。

(-_-)zzz