2023/12/30 - 2024/01/07
173位(同エリア602件中)
Chamさん
南イタリアに来て今日で、4日目。
ソレントを拠点に小旅行へと出かけます。
本日は、バスでポジターノとアマルフィ巡り。
翌日は、電車でポンペイへ。
どちらも世界遺産のスーパー観光地。
これまで連日トラブル続きのこの旅に於いて、
残念ながら(!?)今回、トラブルはありません。
普通の小旅行です。
トラブルなんてないに越したことはないけど、
スムーズだとちょっと淋しい。
いずれも夏に訪れる方が多いエリアですが、
冬の旅行の参考になればと思います。
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1/3
日帰りでアマルフィに行ってみる。
天候は良くないが、まぁなんとかなりそう。
ソレントからはSITAバスで、1時間40分。
ナポリからは3時間の距離。
バスはソレント駅前から1時間に1~2本運行している。時刻表はオンラインでも見れるし、バス停にも掲示があった。
前日に駅のカフェでチケットを購入。1人10ユーロ。
夏場は乗り切れないほど行列になるらしいが、
朝8:30に行くと、欧米のカップルが並んでいるだけだった。徐々に列は伸びたけど、定員の半数にもなることもなく発車。
渋滞もなく、街を抜け、丘を超え、景色は変わり、海沿いに出る。絶壁に沿う細い道をそこそこのスピードでくねくね走る。
絶景を観るには、行きは右の座席がお勧め。
しかし案の定、ちょっと車酔いしてきた…
酔い止めをもっと早く飲むんであったと後悔。 -
具合が悪くなりかけたところで、
ちょうどポジターノにて途中下車。
ふぅ、助かったぁ…
うわ~、きれいな街!!
世界一美しいとも言われるポジターノの街並み。
冬のドン曇りでこの美しさなのだから、オンシーズンに来たらさぞかしすごかろうな。人もさぞ多かろうな。
下まで行ってみよう! -
坂をくだり、階段を下り、砂浜まで降りてみる。
冬の海は意外とおだやか。 -
カラフルな建物ひしめく岸壁。
よくこんな所に街を造ったよなぁ。
波の音以外はシンとしている。 -
サンタ・マリア・アッスンタ教会
そうか。
邦画「アマルフィ」にアマルフィとして紹介された場所はポジターノだったのか。 -
小一時間ほど、街を散策。
ポジターノは小さい町。
冬は店もホテルもクローズしており、修繕工事と地元の散歩の人がいるぐらいで、ほぼ人とすれ違わずのんびりと散策する。
教会は自由に入れます。 -
小路に南イタリアっぽいイメージのタイルが。
夏はこういうチョイ悪親父がいるのかな~ -
バス停のベンチで少し待つとバスがやってきた。
再びアマルフィへ、路線バスの旅。
ここから45分。酔わないように寝てしまおう。 -
無事にアマルフィに到着!
パノラマで撮ったアマルフィ全貌。
岸壁に張り付くように密集した街で、
海と街とのコントラストが美しい世界遺産。
本来は夏のキラキラした時期に訪れるスーパーリゾート。
冬は、ホテルも店も閉まり、静まり返る。
サントリーニ島もそうだったな。 -
夏にはごった返すであろうビーチも静か。
子供がはしゃぐ声だけ響く。
カプリ島と同様、ずっと来てみたかった場所なので、本当に来られてとても感慨深い。
そして冬には冬しか味わえない、のんびりとした良さがある。 -
宿泊する人はカートで送迎してもらうのかな。
車が入れない小路を行くのだろう。 -
中央の広場。
噴水があり大聖堂がある。
行ってみよう。 -
アマルフィ大聖堂
大変立派でストライプの変わった模様。
9世紀ごろに聖アンドレアを祀って建てられたそう。
エントランスに行くと、いまどき不思議なことが。
なんと話していないのに日本語のパンフレットを渡された。
立て看板の案内も英語、スペイン語フランス語に次いで日本語があった。
最近海外へ行くと大体、韓国語か中国語で話しかけられるし、日本の存在感の薄さよ…と思っていたけれど、ここアマルフィはやはり日本人に人気の観光地で沢山の人が訪れるのだろう。 -
ゴシック様式の中庭を抜ける。
天国の回廊というんだそうで、
なんだか教会の中とは思えない、リゾート感。 -
地下祭壇。
この中央奥に本当に聖アンドレアの遺骸が眠っているそうだ。
そして年に数回、遺骸を入れたツボから黒い液体が出たりする「奇跡」といわれる現象が起こるらしい。ほほー。 -
結構歩いたので、ちょっとおやつ。
CICAという揚げ物スタンドに寄ってみる。
10ユーロなので1600円ほど。
イカ、子ダコ、魚の切り身、小魚、練り物、レモンなどが串に刺さっており、ベンチで休憩。
お味は…塩が結構きいて、まあこんなものかな、という感じ。
2~3個はおいしいけれどだんだん飽きてくる。
揚げたてではなかったせいかもな。
小魚は串の刺さりどころによっては、途中でぽろっと下に落ちてしまうが、しっかりと傍には鳩の処理班が待機していて、すぐに撤去された。 -
ランチは、お目当てのレストランを調べて行くも、
冬季休業だったので、大聖堂近くのレストランへ
Locanda del Marinaio
魚介のパスタと -
アサリのボンゴレ
なんだか盛り付けも味も変わっていた。
上にかかっているのはアーモンドを砕いたやつかな。
さっき揚げ物を食べなければもっとおいしくいただけたかも。ごちそうさまでした。 -
SITAバス発着所。
さて、そろそろソレントへ戻ります。
ちなみにここ、乗り場の表示やアナウンスは皆無。
運転手さんはみなさん気性粗めで聞いてもまともな返事をくれない。(聞かれすぎてもうウンザリって感じか、英語なんてわかんね~よって態度をされる)
なので、待ってる人同士で確認し合ったり、
バスの表示と時刻をよく見るほかない。
結構みんなオロオロしてた。
まぁ本来バスは住んでる市民のものなんだから、リゾートに於いて観光客はチャーターカーを使えよ、って感じなのだろうかな。
帰りは終点のソレントまで爆睡でした。 -
18:30
ソレントに戻り、夕飯はネットで調べて
「ダ・ジジーノ」へ。
ジジイの店じゃなく、ジジーノリストランテ(失敬)
ちなみに頼まなかったけども、ババというデザートも本当にある。
満席になる有名店みたいですが、オープン直後だったのでスムーズに入れました。 -
タコとナスのロースト
うまーーーい!
やわらか~い。
酸味のあるトマトソースが合う~♪ -
食べたほうが良いと書いてあったリゾット
んーーー!美味しいっ♪
魚介たっぷりでお米が魚介エキスを吸ってアルデンテ。 -
メインは…
旦那様が魚が食べたいと頼んだ魚介グリル盛合わせ
デカい!
レモンもデカい! -
こんなにモリモリ
食べきれるかしら…
そんな不安はどこへやら。
キッチリ胃袋におさまりました。
逆にビールがパイントサイズで飲みきれずでした。
ジジーノ、最高! -
1/4 09:30
本日は、ポンペイ観光に行きます。
夜には、ナポリ空港からミラノへ向かうため、移動のために予約したバスの発着所がtourist centerになっていて、スーツケースを無料で預かってもらえた。
前日に受付のお兄さんに明日は8:30からやってるよ!と言われたが、08:45に行ったら結局開いておらず30分ほど待って南イタリアンタイムでお姉さんがやってきた。
手ぶらで行けるのはありがたい! -
ポンペイはソレントからチルグムヴェスビアーナ(ヴェスヴィオ周遊鉄道)で30分ほど。
海沿いや渓谷やトンネルを抜けてゆきます。
ソレントに来た時は暗くなり混雑しグッタリしてたので景色も見えませんでしたが、なかなか周遊鉄道感あります。 -
ポンペイに到着!
入場料は数パターン分かれていて、
全てのエリアにエントリーできるポンペイプラスが22ユーロ、
メインの街だけ観られるポンペイエクスプレスが18ユーロ。
他には3日券など。
私達は秘儀荘というかつての別荘兼保養所のようなところにも入れる22ユーロの券にした。
そして、スマホ式の首から下げる日本語オーディオガイドはクレジットカードや身分証を預けると無料で貸してくれた。 -
おぉ~、すごいや!
歴史が違うや
ポンペイは紀元前から栄えた商業都市。
街も豊かで文化的にも反映したそうだ。
旅館や食事処や公共風呂や風俗施設もあり、港町の旅籠のような存在だったのだろう。
そんな繁栄した都市が、西暦79年のヴェスヴィオ山の噴火により一夜にして深い灰に沈む。
そして、約1700年を経て発掘されるのだ。 -
最近は、こじつけ気味の世界遺産も多いけど、
ここは本当にザ・世界遺産な場所。 -
古代のローマ風呂。
この部屋はサウナ室みたいなとこらしく、
みんなで椅子に腰掛けて汗を流したそうな。
2000年前も今も同じだなぁ~ -
お風呂の壁面にも細かい装飾が。
古代ギリシャやローマの人は美的センスもあり、綺麗好きだったんだなぁ。 -
石畳に馬車の轍が残る。
道は基本的に馬車専用で、歩行者は左の1段上がった歩道を歩くそうだ。
この時代にちゃんと地下水路も完備されているが、大雨が降ると水で溢れたり馬の糞があったり馬車の通行も危険なので、ちゃんと歩行者専用の道も造られ分離されていたのだ。 -
街そのものが厚い灰に埋もれたので、
保存状態が良いため、カラフルな絵画や装飾もそのまま残っている。 -
鮮やかだし、細部まで美しい。
-
ヴェスヴィオ火山の噴火で灰に埋もれた人
何体か展示してあるが、いかに噴火の堆積が速く強烈であったか感じられる。 -
ポンペイの猫はお昼寝中。
昔も猫はいたのかなぁ。 -
少し離れた秘儀荘へ。
ここは街から少し離れた秘密の別荘で、
古代デュオニソスを密かに信仰していた所だそうな。
壁にはディオニソスの入手儀式のフレスコ画が色鮮やかに残っていた。 -
最後にコロッセオのような大運動場へ。
いや~、歩いた。
こんなに広いと思わなかった。
4時間半、昼も食べずに歩きまわった。
場内の飲食店は恐ろしく長蛇の列。
家々を細かく見ていたら1日では到底足りない。
3日券がある理由を理解した。
しかし、ここまで来て自分の目で観られて本当に良かった! -
さて、そろそろナポリ空港に向かおう。
今晩20:00の飛行機でミラノへ。
ネットを調べて予約したバスは少し高いくて1人7500円だった。しかし初日の苦い経験もあり重たいラゲッジ抱えて電車移動は嫌だった。
16:30にやってきたのは、バスでなくベンツの大型バン。あれれ?2人だけなの?
どうりで高いはずだ。
広い座席に2人で悠々座り、なんだかリッチな気分!
運転手さんは高速道路を140キロで爆走し、
予定よりも30分以上早く空港に着いた… -
麗しのソレントとも今日でお別れか。
ナポリの大晦日の騒乱に始まり、いろんなことがあったが、ナポリとソレントはまたいつか訪れたい。
もう主要観光は済ませたし、2度目に来るときはのんびり街を楽しもう!
さぁ、明日からはミラノの街です。
どんな楽しみがまっているかな?
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