2023/12/30 - 2024/01/07
184位(同エリア1446件中)
Chamさん
「ナポリを見ずして死ぬことなかれ」
ゲーテの言葉だそうだ。
サンタルチアの美しい景色と温暖な気候。
ちょいワルナンパ男を尻目に魚介やピザに舌鼓…
そんな甘い幻想は、轟音で炸裂する爆竹とゴミの山にかき消された。
下町ナポリの1年で1番危ない日に来てしまった…
ナポリのトイレは空気椅子!?
年越しは何でもありの無礼講!?
なんちゅー街じゃここは…もう笑うしか無い。
それでもなぜか憎めない、なぜかまた行きたくなる、クレイジーで美しい南部カンパニア地方での年末年始の旅行記の始まりです。
チャオ~、プレ~ゴ~!
-
12/30
ANAマイレージにてスイス航空
念願だったナポリへいざ出発ー!
成田⇒チューリッヒ(泊)⇒ミュンヘン⇒ナポリの長旅
スイス航空は今まで乗った飛行機で一番良かった。
機長の穏和なアナウンスから始まり、CAさんも笑顔で丁寧、エコノミーなのに手厚いサービス。
たまたま行きも帰りも3席を2人で使えたので、14時間も快適に過ごすことができた。
いつかスイスも旅したいな~ -
機内食はチキン煮かトマトパスタ
旨からず不味からず。
まーエコノミーの機内食なんてのはこんなもの。 -
行きはロシアを避ける北極航路
窓から氷河や漁船の灯りが見える。
カニかな、タラかな。 -
20:30 チューリッヒ・クローテン空港に到着
出口のHotel Shuttlesと書かれたあたりに各ホテルのシャトルサービスの時刻表があり、旅行者を次々とベンツの大型バンがお迎え。
出発も到着も1時間ディレイしたので、
市内観光は断念し、おとなしくホテルへ。 -
モーベンピックホテル
ツイン 1泊 15,000円
大きなベッドで快適。
空港からは5分の距離で、朝4時から20分毎に無料シャトルバスが往来。
早朝便なので大変助かった。 -
12/31 朝5:30
チューリッヒ空港アスパイアラウンジにて朝食
一番乗りだ~
置いてある椅子やテーブルはシンプルだけど、
パンや卵、ヨーグルトなど料理は美味しい。
アルコールもノンアルコールも豊富。 -
空港の時計はオメガだし、広告もほぼ時計関連。
さすがスイス。
旦那さんは気持ちが揺らぐ…と横は見ないようにしてた。 -
わー!自販機の水が630円!!
水とコーラとレッドブルはほぼ同じ値段かー
アルプスは水が豊富なイメージなんだけどな。
空港だから?にしても恐るべし、スイスの物価。
※1スイスフラン=170円 -
東京 12℃
チューリッヒ −2℃
ミュンヘン −5℃
向かうナポリは、16℃ -
ミュンヘン空港で乗り継ぎ休憩。
うまーい!
プレッツェルもビールも美味しすぎる!
もう少しミュンヘンに居たいなぁ。
ウィンナーも食べたいなぁ…と心惹かれつつ搭乗。
ここからはルフトハンザ航空で1時間半。 -
12/31 12:45
ナポリ カポディキーノ空港から
Aliバス(5€)でナポリ中央駅到着!
わ~い!ようやく憧れのナポリだ~♪
…あれ、あれあれ?…なんか駅前、不穏な感じ?
何もせず立ってる人や、座ってる人、寝てる人…
何人かは、通り過ぎる私達を上から下まで舐めるように見てくる(気がする)
質の悪い違法な爆竹や花火が遠くや近くでドッカンドッカン、バッチンバチン鳴ってて、ゴミがたくさん落ちてるんですけど…
なんかヤバそう。
そそくさと移動。
※1€=160円 -
年越しにお世話になるB&Bホテルナポリ
ナポリ中央駅から徒歩5分
ツイン1泊 12,500円
部屋は中庭を中心に内側と外側の2層になっていて、私達は内側だった。
この部屋がカオスの年末のオアシスになろうとはこの時は知る由もない。 -
とりあえず荷物を預けて街に繰り出してみる。
基本、信号機はなくてタイミングを見計らって渡り出せば車が停まる…みたいだ。 -
スパッカナポリという1キロほどの通り。
約2500年前からある旧市街を分ける道で、見どころある教会や美味しいピザの名店や土産屋がひしめく。 -
路地は怖いので踏み入れないが、
なんかヨーロッパ来たわぁ。
感慨にふけるけど、至る所で鳴り続けてる爆竹と花火。 -
ナポリの守護神サンジェンナーロの壁画
-
もう一人の守護神、マラドーナの壁画
-
嫌いなヤツと憎たらしいサッカーチームは
こうしてくれるわ!ってか。
それにしてもここのトイレ事情には苦労した。
なにせナポリのトイレには基本的に便座がない。
壊されるのでハナからつけてないらしい。
みんな中腰なのか?空気椅子なのか?故に汚い。
身長158センチの私にはイタリアの便器は高くて空気椅子など到底ムリ。
仕方なくペーパーで拭き、陶器のフチにペーパーを数重に重ねて腰掛けるしか無い。
もちろんペーパーも設置など無いから、予めの情報により持参した山のようなティッシュが大活躍だった。
便座もペーパーもない割に土産屋でこれを売るナポリっ子魂よ。 -
ピザの名店、ディ・マッテオは大行列なので断念
-
14:30
ドン・ラファエルにてランチ
検索すると評判悪くなさそう -
マルゲリータとサラダ
うっ、うっ、うまーーーい!
酸味のあるフレッシュトマトと濃厚チーズにモッチモチ、サックサク、歯ごたえが良く噛めば噛むほど甘みの出る生地。
ナポリに来て今日初めて、良かったと感じた。
料金はドリンク含めて日本円で2人で5,000~6,000円がランチの相場ってとこか。
観光地値段だが、やはりヨーロッパは高いや。 -
鼻を触ると幸運が舞い込む
プルチネッラというピエロの銅像。
鼻がツルツル。 -
スパッカナポリをそのまま下ってゆく。
酔って踊り狂う人たちに、カモ~ン!と誘われて
一瞬心揺れたが、いけないいけない。
浮かれて飲んで酔って踊って…危険な予感しかない…
笑顔でスルー -
それにしても落書きとゴミがひどい。
世界遺産剥奪とかされんのかいな~ -
ヌーヴォ城は年末のせいか閉まっていた。
卵城も今は改修中だ。 -
ウンベルト1世のガッレリア
おぉ~、天井高い!ここは素敵~♪
コレラ流行で荒廃した街の立て直しのために、
ウンベルト1世の名を冠して1890年に作られたそう。
鉄とガラスでできたドーム状の天井があり、その下には12星座のモザイクタイルがあった。
ねぇそういえば!雄牛の急所にかかとを乗せて回転すると幸せになるらしーよ、と夫に言い、回ってみせる。
その順番を老夫婦が待っていて、ははーん、この人たちもかと思ったが、どうやらその言い伝えはミラノのガッレリアの方であり、ナポリじゃないと夫が言う…
早く言ってよね。お二人はおうし座なんですね、ハハハ失礼しました。 -
王宮前のプレビシート広場
今夜ここでカウントダウンをやるらしく、ステージが作られている。
なんか、今夜凄いことになりそうだな。 -
海辺に立つユリウス・カエサルの像
石の台座にファビアン・ブラウンと落書きがある。
なんなのもう、この街は(笑)
誰だよ、ファビアン。 -
サンタルチアから望むベスビオ山
曇っているけど素晴らしい眺め。
ふぅ、なんか…
汚いとキレイが交互に訪れて心が定まらん… -
フニコラーレというケーブルカーに乗る
ケーブルカーというと地上を走るイメージで探したが入口が分からず路地をぐるぐる。
なんと建物の中を走るケーブルカーだった。
フニクリ、フニクラ、フニクリ、フニクラ~♪ -
小高い丘の上に立つサンテルモ城
ここは迫力が凄い。
要塞としての見どころが満載。
回廊を上がるに従い道は狭く急になり陥落も脱出も難しそうだ。
14世紀に創られ、16世紀に要塞として強化、
1900年代は軍の刑務所だったそうだ。 -
上からの眺め
これか…
ナポリを見て死ね
ゲーテが言うのはこれか。 -
なんて美しいんでしょう…
なのに…なのに。
バッチンドッカン至る所でキレイではない花火がぶち上がり、暗くなるにつれて爆竹の破裂音も激しさを増してきた。
ナポリには大晦日は古い皿などを壊して新しい福を呼び込むという伝統があるらしいが、それが過激化して古くなった家具や皿、とにかく不用品を窓から外に投げ捨てても良い、デカい音で邪気を払おうぜ!となってるらしく。
深夜には空からゴミの雨と花火が降り注ぐらしい。
そしてそれを元旦の早朝に市の職員総出で清掃して跡形もなくすらしい。
なんちゅー不思議な街か。
その予算で落書き消したらいいのにさ。 -
ちなみに車は路駐でこうやって停めてたりします。
もう当たってるやん…
前後もミッチミチだし、どうやって出すのさ。
この街にいちいちツッコミ入れてたらきりが無いのでとりあえずホテルへ戻ろう。
フニコラーレをモンテサント駅まで降りたのち地下鉄に乗り換えようと階段を降りた瞬間!
ドカーーーーン!!!
白い爆風と暴発音で、夫と私はぎゃっと悲鳴をあげる。
右耳が栓をしたように聞こえなくなり、遠くでツーーーっと耳鳴りがして、耳をおさえる。
あぁ鼓膜イッたか…と思ったが、しばらくすると音が戻って事なきを得た。
階段のすぐ脇で誰かが大きな爆竹をやったらしく、
当事者たちはヘラヘラ笑ってたが、
やばい、そうだった。忘れていた。
この地域は危険だから近寄るなと書いてあったところだ。
そんなところに1年で1番危険な日の、しかも夜に来たのが悪い。すぐにでねば。
地下鉄に行き早く切符を買おうとするも、なんと券売機が1台しかなく長蛇の列。しかも券売機は恐るべし遅さの旧型マシーン…切符を買うだけで20分もかかり、その間もすぐ後ろで、ドカーーーーン!
不定期なドカーーーーン!が心臓にわるい。
なんとかからがら地下鉄に乗ったが、
こっ、怖いよこの電車…
もはや全員悪い人に見える
(恐怖のあまり、かなりの偏見)
今思えば、バックを押さえ四方八方をギョロギョロ見回す私達のほうがよほど怖い人だったと思う。 -
ホテルに到着。
ここはオアシスか…
部屋が中庭側の内側の部屋で良かった。
夜になるにつれ激しさを増す花火や爆竹の轟音も
この部屋なら少しは緩和される。 -
近隣の店も19時前には閉店しはじめ、
夕飯は近くのカフェで買った冷めたピザ。
チーズは固くなり、生地は油を吸って膨らみ酸化。
大晦日の晩餐は、かなり美味しくなかった…
時差と疲れもあり21時には耳栓をしてベッドへ。
良い子は早めに寝ましょうね… -
1/1 新年です。
テレビのニュースで、昨夜のカウントダウンの様子、パトカーのひっきりなしの出動、割れた商店のウィンドウ、救急車にロケット花火を打つ若者などなどダイジェストしていた。
街はどんな事になってるんだろうな。
朝食を食べて、早めに散策。 -
祭りの後の静けさ
昨日のどんちゃん騒ぎがウソみたい。 -
落ちた電子レンジと花火の残骸
それでも昨日よりもだいぶ片付いてて道もキレイ。 -
ひとけのないスパッカナポリ。
清掃員が割れた瓶やゴミをキレイにしてる。
やはり昨日は最高潮に訪れてしまったのね。
こうなってみるとなんだか淋しい。 -
ナポリのドゥオーモ。
ほほー、立派な大聖堂だ。
新年のお祈りに朝から訪れる人もたくさん。
しかし少し休憩しよう。
気がついたら昨日は3万歩も歩いていた。 -
人気そうなカフェに立ち寄る。
Sfoglia Vesvioスフォグリア ヴェスビオ -
ヴェスビオ火山の形をしたデザートを食べてみる。
4€=640円
めちゃウマです、コレ。
硬いチョコの底の上はパリパリのパイ生地。
中にはリモンチェッロ(ソレント名産のレモンのお酒)の甘くて爽やかなクリームが入ってる。 -
12:00 ナポリの地下ツアーに参加。
GET YOUR GUIDEアプリで1人2,500円ほど。
たぶん現地でチケット購入しても入れる。
列に並び20人ほどのグループに区切ってガイドが英語で案内しながら地下に連れて行ってくれる。 -
階段を下り、トンネルをクネクネ歩き、狭いところは幅1メートルもない水路をゆく。
紀元前5世紀頃からギリシャによって地下から石が切り出され、ナポリの起源であるネアポリスを築いた地下空間。
その後も水路や貯水槽、戦時下では防空壕としても使われたそうで、民家の軒下までも繋がり街の下には東京ドームで言うところの2個分の広さの空洞があるそう。 -
今もきれいな水を蓄える。
ほー、なかなか良いツアーだった。
昨日の大騒ぎだけだと、一瞬ナポリを嫌いになりそうだったが、改めてナポリの歴史の深さに脱帽。 -
ランチはPizzeria del Portico ポルティコピザ
ここも評判良さそう。
イタリアのモッツァレラチーズは最高にうまい!
水牛のミルクから作られており、中は何層にも練られふわふわで、ナイフを入れると水分が溢れ出す。
とてもフレッシュな味わい。 -
ピザ屋に来たが、ボンゴレパスタにした。
パスタは太めの絶妙なアルデンテ。
美味しかったが少々塩分強め。 -
そしてこっちは、食べてみたかったジェノベーゼ。
ジェノベーゼというと緑のパスタを想像するが、
ナポリでジェノベーゼと言えばこれ。
牛肉と玉ねぎを煮込んだソースのパスタだ。
濃厚でとても美味しい!
午後にはいよいよナポリを離れ、今日から拠点とするソレントにヴェスビオ周遊鉄道で向かう。
離れることになったらなったで、なんだか恋しいカオスな街、ナポリ。
人々は明るくて親切で、根は優しかった。
ナンパ男が多いと思ったが、どちらかというと硬派だった。
今度は平常運転のときにまた来ますね~
ソレントに向かえばもう安心…と思ったのも束の間、
年始早々、今日も南イタリアの洗礼を受けます。
波乱の旅は、まだまだ序の口…
つづく
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旅行記グループ
2023-2024イタリア旅行記(カンパニア地方とミラノ)
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