2023/12/06 - 2023/12/12
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薔薇の咲く庭さん
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「2019年10月31日未明に、正殿内部から発生した火災により、正殿をはじめとする9施設が焼失しました。火災は約11時間にわたり燃え続けた後に、鎮火されました。」
というニュースから4年を経ました。その後復元の進捗状況はどのようになってるのかを見たくて首里城まで行ってみました。
正殿のあった所には素屋根と呼ばれる建物が建てられ、中では正殿の組み立てが始まっていました。完成は2026年秋を目標にしているそうです。
訪れたのは土曜日で素屋根の中で働く人々の姿を見ることはできませんでしたが、進捗状況を知ることが出来ました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- タクシー JALグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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孫と長男夫婦が帰ってしまったので、今日は首里城へ行くことにしました。お天気は快晴。お出かけ日和です。昨年は首里城でニービ作りのボランティアをしているので、その後の首里城の様子が気になります。
東急ステイ沖縄那覇 宿・ホテル
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ゆいレールの先頭車両に乗りました。孫娘が昨日、喜んで乗っていたのを思い出します。
ゆいレール 乗り物
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一本道のようで確かに面白いですね。滑るようにゆいレールは走ります。
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首里の駅で降りて、タクシーを拾いました。コロナの影響を受けて運転手が少なくなりタクシーを捕まえるのが難しいとの情報がありましたが、すぐに捕まえることが出来て安心しました。
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入口にある碑です。「甦る」という言葉がとても現在の状況にふさわしい。
首里城 名所・史跡
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やはりここで記念撮影をしないと首里城へ来た感じがしません。
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今回は裏側からも写してみました。門の裏側はいったってシンプル。
守礼の門 名所・史跡
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「園比屋武御獄石門」と書かれている石碑の題字の筆者が平山郁夫だと初めて知りました。
なぜ平山郁夫が題字を書いているのか不思議です。小さな門で初めて見た時に世界遺産と表示してあるので驚きました。園比屋武御嶽石門 名所・史跡
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王様が首里城を出て地方に行くときに安全を願う大事な門だそうです。
王はここで無事を祈ってから外出したそうです。
ここを起点としてたくさんの御嶽があり、巡礼の旅に出たそうです。 -
瑞泉門はすっかり改修工事が終わって美しい紅色の門になっていました。
赤は太陽の色 太陽は神だそうです。 -
瑞泉門を潜り抜けると左に、漏刻門が見えます。
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次の広福門は改修工事中。瑞泉門と全く同じ方法で塗り直しをしていました。
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説明は全く瑞泉門の時に展示してあった資料と同じものでした。まあ、同じでないと色が変わってしまいますね。
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広福門を抜けると奉神門がすぐ左に見えます。入場券を購入して入ります。
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その前に、奉神門の前にある首里森御嶽の写真を撮りました。太陽の加護を受けるように奉神門と一直線上に正殿があるからです。
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奉神門をくぐった先に見えたのは大きな建屋。素屋根という名称だそうです。正殿をこの中で再建築しているのです。壁には完成図が書かれていました。
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素屋根を囲むように歩道が造られていました。先へと進みます。
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一番先まで行くと、見えたのは首里の街と先に那覇湾。かっての琉球王国時代には攻めてくる敵の船がよく見えたはずです。
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素屋根の壁に中が分かるように、大きなガラス窓がありました。
正面に見えるのは正殿の屋根の破風のように見えます。 -
この日は土曜日で休日。残念ながら働いている人を見ることはできませんでした。平日ならば見ることが出来るそうです。きっと働いている方はガラス越しに多くの観光客からの応援を感じられて働いているのではないかと思いました。
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写真が展示されていました。
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なるほど実物大の図面で造るのですね。狂いが少なくなりそうです。
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撮られている方はカメラを意識しているかもしれませんが。真剣さが伝わってきます。原寸図に狂いがあるとたくさんの支障が出てくのでしょう。
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この写真は、加工場と呼ばれる場所です。正殿の復元に用いる木材を、大小、様々な形の部材に加工する場所だそうです。原寸図などをもとに、宮大工が材料元の性質や特徴に合わせて、墨付け(墨で目印をつける)を行い、部材の切り出しを行うそうです。
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真剣な眼差しで木材の墨付けをしています。墨を使っているのですね。
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この写真はのみを使用した加工と書いてありました。のみで削っています。
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木材倉庫だそうです。正殿の復元では、大小、様々な木材を数多く使用するそうです。イヌマキ、オキナワウラジオガシ、ヒノキなど木材を乾燥するのが2階の木材倉庫だそうです。1階の加工場に移動させて加工し、終了すると、2階の木材倉庫に戻して、再び乾燥、保存管理すると言う流れを繰り返して仕上げているそうです。
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木材の寸法を確認しています。すごく太い木を使っているんですね。
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木材カットの断面図が置いてありました。全部で4種類のカットがあるようです。32角形というのがあるのを初めて知りました。ほとんど丸型に近いですね。
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今日は土曜日なので誰も働いていません。きれいに片付けてあるのですが、階段の前のところに靴が並べて置いてあるのがとても印象的でした。リアリティーがあります。普段はここでがんばっているんですね。
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4年前の火災で、焼けた残骸の1部が展示されているいます。1年目の展示と比べてずいぶん縮小されて量が少なくなりました。
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何といっても、龍の口ヒゲがとても無惨です。
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見る影もありません。すごい火災だった事がよく分かります。
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この建物の名前は「素屋根」という名前です。見学ができることがわかりました。
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1階の部分です。太い柱が何本も建てられていました。かなり頑丈に作られていることがわかります。この柱の下には世界遺産の土台があるはずです。
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1階は天井がかなり高いように思いました。足場が組まれていて、蛍光灯をつけると時間に関係なく作業をすることができそうです。
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奥行きがあり、火災前のものと全く同じ大きさに作られていると思いました。
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2階の木材倉庫に上がりました。確かに加工された木材がストックされています。
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柱は国産吉野ヒノキと書かれた木材が置かれていました。吉野ヒノキを柱に使っていることがわかります。墨で書いてあるようです。
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正殿の2階はどのように使われていたのかが解説してありました。正殿の2階はウフグイと呼ばれ、王族のための儀式や祈りが行われたプライベートな空間だったそうです。1階と同じように中央に大広間があり、最も高いところで4.2mあったそうです。前に見学した時に2階が何に使われているのか不思議に思いましたが、プライベートな空間だったのですね。
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2階のウフグイの復元イメージだそうです。中山王と書かれています。
1階と同じ場所に御差床(うさすか)と呼ばれる場所があるのは極めて珍しい造りだそうです。左右の柱に龍が描かれて、その周囲に雲が配置されたとても豪華なデザインです。 -
使われたヒノキの見本が置かれていました。真ん中に切り込みがあって接続ができるようになっています。
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1階の天井の梁にオキナワウラジロガシと呼ばれる梁が2本使われています。この梁は大変重要な梁だそうです。見本が置いてありました。触って持ち上げると、とても硬くて重い木でした。
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オキナワウラジロガシは沖縄など南西諸島に分布する日本固有種だそうです。直径1m以上、高さ10m以上になる木もあるそうで硬くてとても丈夫だそうです。
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このほかの木材として、長崎県産のイヌマキがあります。正殿の正面の柱に用いられているそうです。
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オキナワウラジロガシ、長崎県産のイヌマキ以外の材木は国産ヒノキが使われています。ほとんどがこの材木で作られています。
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接合の方法が図解されていました。驚いたことに釘を使わないで接合によって木と木をつなぐのです。すごい知恵ですね。
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継手と言われる方法です。日本の木材をつぎたして伸ばす接合の方法だそうです。確かに、この方法だと釘を使わなくても2本の木をつなぐことができます。
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近づいて見ることができなかったので、細かな事はよく分かりませんが、複雑な彫り方でつなげるような準備がされていることがわかります。
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拡大してみました。子供のおもちゃのブロックを想起させます。もっとずっと複雑な接合ですが。
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パズルの組み合わせみたいな感じですね。それに模様が入ってくるのでもっと複雑です。ひらがなの「は」の字が書いてあり、表示がされています。「は」と何と組み合わせるのでしょう?
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「正殿の3階は何に使われていたのか」という質問がありました。確かに3階の部分は何に使われていたのか不思議に思います。
建物の通風を目的にした屋根裏空間だそうです。屋根を支える小屋組がそのままむき出しになっています。 -
解説文です。写真がありました。
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屋根の解説がありました。入母屋造りと言う工法で作られています。
確かに、沖縄は暑いので、通気性や暑さを防ぐ断熱性が必要です。風土に合わせた造りなのですね。 -
沖縄と言えば、台風の通り道。屋根が風で吹き飛ばないように軒を短くして風を受ける面積を少なくし、柱と柱の間をつなぐ貫(ぬき)と言われる部分を太くして、水平方向の強い力に耐えられるようにしてあるのです。工夫して作られているのですね。
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展示物の中に嬉しくなる物を見つけました。一昨年、ここを訪れたときに、ニービ作りのボランティアをしました。確かにニービ①の粉を作った覚えがあります。
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赤レンガのニービがあることを初めて知りました。ニービの源の骨の破片を見ることができました。源はこんな形をしていたのですね。
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ボランティアをしている様子の写真が公開されてました。正殿に使われていた細粒砂岩を新たな正殿の漆塗りの下地として再利用するために細かく砕いたのです。
25000名以上が参加したんですね。私もその1人でした。 -
外から見たのでは分からない柱の部分で木材を接合していることが分かります。
蟻上げ・蟻落しの技術は素晴らしいです。柱の中は思いもよらない構造になっています。 -
これは背割ヒノキと呼ばれています。木材の強度に悪影響を及ぼすいびつな割れを防ぎながら、乾燥を早めるために、あらかじめ1部に割れを入れのだそうです。首里城正殿の柱に使われる国産ヒノキの1部です。裏側になる部分にあらかじめ割れ目を入れておく加工技術なのですね。
木は切られてからも生きているので伸びたり縮んだり曲がったりするのだそうです。正殿が完成してからも10年。20年をかけてゆっくり乾燥するのだそうです。その間に他の場所に割れ目ができるのを防いでいます。 -
この作業は「墨付け」と言われるそうです。木材の表面に黒く描かれた線の事だそうです。「ぬ六」と書かれています。宮大工さんが材木を加工したり、木組をしたりするときに、どのような方向で組んでいくのかの目印だそうです。互いに情報を共有することができます。
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初めて知りました。柱の見える部分と見えない部分では、加工の仕方が違うのです。見える部分は上から下まで丸い形ですが、床下や天井裏は八角形になっているそうです。正殿を昔のままの形に加工しています。
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3階に上がってきました。ここはまだ作業があまり進んでいませんでした。通風を保ち屋根を支える柱だけがあるはずです。
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「一」と書かれています。先程の墨付けがここでも行われています。
3階まで見学したので、素屋根の見学はここまでで終了しました。 -
素屋根の次はすぐ近くにある世誇殿(よほこりでん)へ行ってみました。
ここは国王がなくなると、次期国王の即位の礼が行われた場所だそうです。
現在は、大型モニターで、琉球王国の歴史と首里城正殿遺構の魅力などを紹介しています。
2023年10月27日に行われたオキナワウラジオガシの備え付けの工事の様子を放映していました。この作業は復元工事が終了してしまうと見ることができないということでした。確かに建物の中に埋まってしまうので見ることができません。貴重な映像です。 -
首里城の1番高い所にある東のアザナに登りました。東側の眺めです。
東のアザナ 名所・史跡
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ここからは正殿の復元工事の素屋根を見渡すことができます。素屋根の裏側の絵は本物とは違うと教えてくれた人がいました。確かに、正殿の裏側がこのようになっていたかどうか記憶がありません。
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那覇湾をバックに守礼門、歓会門、漏刻門が見えました。見事な眺めですね。
正殿の完成が楽しみです。 -
復路は淑順(しゅくじゅん) 門を通って行くようになっていました。今まで通ってきたきらびやかな門に比べると、とても質素な門です。
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この門を出たところから見える首里城の城壁は綺麗な優しい曲線を描いていて素敵でした。
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やはり南国なんですね。鮮やかな赤のハイビスカスが城内の道の脇にさりげなく咲いていました。この花は、毎日新しい花を咲かせるそうです。
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帰りは、ゆいレールの1番前の席に座ってゆいレールの旅を楽しみました。孫娘がこの景色を見てとても喜んだ理由がわかるような気がします。非日常的です。
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ほんとにゆいレールは便利です。素敵な景色も見ることができるし。
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Tokyu Stayに戻って、浴槽に温泉の素を入れて外の景色を眺めながら、バスタイムを楽しみました。今日はとっても充実した日でした。
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部屋から沈んでいく夕日が今日も見ることができました。素敵ですね。
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夕食に国際通りに出ました。沖縄民謡を聞くことができるお店を予約してあります。
今日も良い旅ができました。乾杯!民謡島唄と沖縄料理 ちぬまん 国際通り久茂地店 グルメ・レストラン
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ライブが始まるまでにはまだ少し時間があります。
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沖縄のお刺身は、魚の種類が違うのかおいしいです。
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海ぶどうがたっぷりのせてある海鮮サラダ。
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握り寿司もとてもおいしかったです。
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三線の生伴奏で沖縄民謡の歌を聴きながら楽しい夕食を食べました。(肖像権OK)
また、来年も沖縄に孫娘との旅行に来る予定です。首里城の復元工事がどのくらい進んでいるか楽しみにしています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- yamayuri2001さん 2024/05/26 09:39:37
- 首里城
- 薔薇の咲く庭さん、こんにちは。
首里城の修復は、だいぶ進んできたのですね。
2026年の秋だったら、あと二年後ですね。
楽しみです。
平日だと作業している方の姿が見られるのですね。
私も日光東照宮が大改修をしている最中に、訪問したことがありますけれど、
そのときは、普段見られない屋根の様子が見学できました。
でも本音はやっぱり、改修後の雄大な姿が見たかったなという気分です。
釘を使わない複雑な柱の様子なども、しっかりと分かりますね。
人間の知恵は、素晴らしいと感じます。
昨年はニービのボランティアをなさったとの事。
改修後には、一層、そのことが感動を大きくしますね。
薔薇の咲く庭さんが、行く先々で、お孫さんを思い出して、
思い出を温められていらっしゃる、その心は良く解ります。
私も旅行先で、孫をよく思い出します。
ここで孫はこんな事をしていたなとか、
こんな事を言っていたなとか。
家族に孫が増えるだけで、自分の思い出が一層増えて、
幸せになりますね。
yamayuri2001
- 薔薇の咲く庭さん からの返信 2024/05/27 10:24:10
- Re: 首里城
- yamayuri2001さま
コメントをありがとうございます。
24日にクイーンエリザベス号を下船して、その後、旅疲れで3日寝てしまいました。やっと起き上がったりところです。
私は仕事を持っている時、仕事中は一切家族のことは忘れて専念していたので時々、私を独身と勘違いする人がいました。
その分、offの時は家族を大事にして家族と過ごす時間を大事にしてきました。
息子達が独立して家庭を持ち、子どもに恵まれて幸せに暮らしているのをみると、もう後は私の人生を楽しもうと思っています。
孫は可愛くて、女の子の孫娘には特別な感情があります。
もちろん息子も可愛いのですが、いつまでたっても親で、心配は尽きません。
クイーンエリザベス号の中でお話した日本の方をはじめ、オーストラリア、フィリピン、ニュージーランドの方々が、子供や孫については全く話題にしないことに驚きました。
皆さん(老人多し)自分の時間をとても楽しんでいるようで、特にダンスホールは本格的な社交ダンスで賑わっていました。
私も社交ダンスを学生時代に少しかじっているので再びレッスンを始めようかと思っています。
今までの人生観を変えるような船旅でした。
首里城の完成をとても楽しみにしています。私と夫が作ったニービがどこかで使われているかと思うとちょっとだけ役に立てている嬉しさがあります。
今年の12月に長男一家と沖縄へ行く約束をしているので、また首里城の様子をお知らせできるかと思います。
孫娘がまた大きくなって「バーバ」と言って抱きついてきてくれる時は至福の時間です。
気温の変化が大きい昨今です。くれぐれもお身体ご自愛くださいね。
薔薇の咲く庭
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