2023 12月 日帰り18きっぷ 福井(１)

2023/12/28 - 2023/12/28

2023年12月28日(木)　冬青春18きっぷ利用の日帰り旅その３　前半
最寄駅ーー大阪ー京都ー近江今津ー敦賀ー武生・たけふ新ー福井ー九頭竜湖ー越前大野…勝山ー福井ー大阪ーー最寄駅

2023年は３度も海外旅行しました。ので、冬の18きっぷ旅は日帰りで使い切り…という節約版。
第３弾は福井県。寒波がゆるんだ間隙をぬって日帰り可能な北陸「福井県」へ。ＪＲ越美北線(九頭竜湖線)＆福井鉄道・えちぜん鉄道の全線…という欲張った計画でしたが、２回分けにしました。まずは敦賀散策と九頭竜線。

エリア 敦賀(福井)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

2023年12月28日(木) 06:52、ＪＲ京都駅にて。
冬青春18きっぷ利用の日帰り旅、三つ目は「福井」です。06:18大阪発の快速米原行が06:51に京都に到着。07:00発の近江今津行湖西線にチェンジです。大好きな221系電車だった?

京都駅 駅

07:14、琵琶湖に出ました。朝日が美しい…けど、めちゃまぶしい。

「蓬莱駅」、朝日に映える比良山系の山々。

08:06「近江今津駅」到着。湧き水や水路が巡っている美しい街並みがある所です。もっと暖かくなったら行ってみたい。

近江今津駅 駅

駅の中の様子。水の流れを表現したのかな、爽やかな演出に。

次は、08:13発の敦賀行です。交直流の521系。

08:45敦賀駅到着。乗客たちは大急ぎで北陸線への乗り継ぎに走っていきました。私は敦賀を散策するのでマイぺースで。

改札口まわり。もうすぐ新幹線ですねぇ～。在来線が第３セクター化してしまいます、私には寂しいことです。

敦賀駅 駅

ちょうど一年前、小浜線に乗ってここまで来ました。敦賀という町はもう何度も来ていますが、いつも通過や乗り継ぎだけでした。限られた時間ですが、街を見て回りたいです。

10:42発の福井行に乗る予定なので、117分あります。多いような少ないような。

いかにも新幹線が来る駅…という風格がありますね。おめでとう敦賀。初めてこの町に来たのは、1991年だったか、北海道一周のバイク旅の際の時、敦賀小樽間のフェリー利用で来たのが最初…、

いや、1981年に大学の先輩の車で東尋坊へライブした時に立ち寄った…その時かな。
この冬最初の寒波でけっこう降った雪がまだ残ってますね。

まず向っかたのは「気比神宮」、正面からではなく側面から境内に入りました。

ここは、日本三大木造大鳥居があるお宮さんです。

松尾芭蕉の像がりました。

本殿です。真っ赤できれい。

氣比神宮 寺・神社・教会

社務所。御朱印も忘れずにGET。

ちゃんとお詣りもいたしました。

で、あれが大鳥居です。

正面にまわりました。

石材やコンクリートや金属の鳥居ならもっと大きいのがありますが、木造だとこのくらいが最大値となるのでしょう。あと二つは、春日大社と厳島神社だそうです。

この時点で９時半でした。まだ時間があるので、次の候補地へ向かいます。

神社前には「遊行の砂持ち像」、遊行上人という方が参拝者が難儀していた参道の沼地を埋めるため、敦賀湾から砂を運んだことにちなんだもの…らしいです。

道路脇にあった残雪。

調べると「敦賀観光協会」「福井県国際交流嶺南センター」「キッズパークつるが」などが入った建物のようです。球体部がフジテレビ社屋を思わせます。

これは「旭公園」、ＷＣ利用で立ち寄ったのですが、こんな大きな水たまり…よく考えたらとても久しぶりに見るなぁ…でした。

で、そのすぐ近くに「みなとつるが山車会館」、ウルトラマンのような埴輪のような、ユーモラスな「顔」をした建物です。

で、そのお隣りの洋風建築もお目当てでした。

「敦賀市立博物館」です。旧大和田銀行本店を改築したもので、国の重要文化財です。

敦賀市立博物館 美術館・博物館

入館する時間はないですが、

せっかくなので見に来たかったのでした。この時点で、09:36。10:42の電車んあおで、まだ１時間くらいあります。

さっき見えたビルが気になって行ってみました。おお、すごい。「敦賀ヨーロッパ軒本店」でした。卵とじしない「ソースカツ丼」という敦賀名物の名店？
この時点で09:42。残り時間ちょうど60分…。

敦賀ヨーロッパ軒 本店 グルメ・レストラン

駅とは反対方向に急ぎ足に。これは「きらめきみなと館」というコンサートホール。

その横に広場、敦賀港開港100周年の記念モニュメント。

海上保安庁の船舶。

「金ヶ崎」はここの旧地名。信長秀吉の頃のドラマでよく出てきますね。浅井朝倉に挟み撃ちになる寸前で決死の撤退劇を果たした信長…のところで。

観光用の公園としてよく整備されていました。

広過ぎてちょっと殺風景…かな。

敦賀海上保安庁。

その向こうに赤レンガ倉庫。

そにまた向こうには洋館ふたつ。

これか。あそこまで行く時間ないなぁ。この時点で09:56、残り46分。

ここにだけは入ろう。て言うか、ここに来たのです。「敦賀鉄道資料館（旧敦賀港駅舎）」おお素晴らしい。

旧敦賀港駅舎(敦賀鉄道資料館) 美術館・博物館

無料です。ストーブががんがんに焚かれていてすごい熱気でした。この日は暖かかったので辛かった。

ま、いろいろなものが展示されていました。ひとつひとつ見てまわる時間はありません。ささっとささっと…です。

これは良かった。敦賀港のジオラマ。

二階もありました。

おや、床にけったいな絵が…。

ははん、これははやりの…。

トリックアートですな。浮き出て見えるやつ。しかし、不思議ですねぇ(笑)
この時点で10:02、残り40分！

敦賀駅に向かってひたすら歩きます。が、いちいち目に留まるものが…。川の向かって左に通っているあれ、ブラタモリでやっていた明治期の水路の跡ですね、きっと。

おやおや、バス停になぜか松本零士先生のキャラ達が…、この時まだ知らなかったです。

10:12、けっこうな早歩きで気比神宮前まで戻って来ました。残り30分。

昭和感商業ビル

昭和感商業ビル

いきさつは知らないのですが、松本零士作品とのコラボの町みたいですねぇ。

いっぱいありましたもん、こういうの。

これは円谷作品ですが。

10:30、敦賀駅のホーム。予想よりも早めに着きました。よかったよかった。
10:42発の福井行北陸本線、もちろん普通列車です。福井には11:44の到着です。

敦賀駅 駅

福井県は不思議な県です。関西から見ると、嶺南は若桜国で近畿の一部のような感覚です。歴史文化経済的にも結び付きが濃い。新快速でたどり着ける。

しかし嶺北はもう立派な北陸、新潟富山石川と同じエリア感が強い。「嶺」という険しいもので隔絶されたふたつの地域がどうしてひとつにまとまったのでしょう。

まもまく営業開始の新幹線。敦賀以南はどうなる、いつになる、のでしょう。
ここでふと思った！ このまますんなり福井駅に行ってもつまらない、「福井鉄道」が利用できないか。

長い長いトンネルを抜けると雪国でした。トンネル出てからスマホで調べると、ちょうどいい乗り継ぎ発見。12:50発の九頭竜湖行に間に合います。

じゃ、そうしよう。というわけで予定変更、11:14「武生駅」下車。初めて降り立つ駅です。

武生駅 駅

改札口まわり。

出入口の様子。

駅ナカのおそば屋さんで腹ごしらえ。

かけそば。美味しかったです。

駅舎玄関。新大河ドラマで話題の紫式部にゆかりある土地で、そのＰＲののぼりが出ていました。

駅ヨコの黄色いショッピングモールの向こうに「福井鉄道」の「たけふ新」駅があります。ショッピングモールの建物のぶん、離れています。

じきに到着。正面が「福井鉄道」の「たけふ新駅」新幹線開業の影響で、駅名変更になったとか。

改札口まわり。地方ローカル私鉄らしい、素敵なたたずまい。

黄色は新型の車両ですね、見るからに。

たけふ新駅 駅

左側のは、この会社の基本カラーです。

真新しい待合室。みなさんで払うのを待ってパチリ。この右側には会社の窓口があって、グッズ販売もやってました。クリアファイルをお買い上げ。

11:45発の田原町行。福井駅前には12:42の到着です。九頭竜線への乗り継ぎに８分しかないのはスリリング。もし乗れなかったら九頭竜線はあきらめです。

九頭竜線はとても本数が少ないので、12:50のに乗れなければ、もうこの日は無理。
どうなることやら・・・。ところで、福井鉄道の電車はすべて…？連接型なのです。

「連結」ははずせて「連接」ははずせません。２両あるように見えますが、これで１両。車体が折れ曲がるので、小さなカーブも通れます。欧州のトラムにも多い設計です。

後半につづく・・・