2023/12/08 - 2023/12/11
137位(同エリア946件中)
芦花さん
阪急交通社トラピックスのエジプトツアー6泊9日に参加。今回は③ナイル川クルーズ(ルクソール)編。もしかしたら今回のメインイベントかもしれない、と思うほどのエジプト感満載の旅でした。
*タイトル写真:王妃の谷「ネフェルタリの墳」
エジプトの12月は東京の10月ぐらいの感覚ではあるものの、砂漠気候なので1日の寒暖差は激しい。とはいえ、総じて快適な気候の中でエジプトの主要文化遺産を効率的に廻ったツアーは、個人旅行では絶対できない素晴らしい体験でした。
【行程】
①行きのカイロ(ギザのピラミッド、インターコンチネンタルホテル)
②アスワン&アブシンベル
③ナイル川クルーズ(ルクソール)
④帰りのカイロ(エジプト大博物館、考古学博物館、文明博物館、アリーモスク、シュタインベルガーピラミッドホテル)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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こちらがクルーズ船、アレサンドラ号。
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クリスマスツリーに飾られた中央ロビー。
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さっそくランチバイキング。
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旅行中食べ過ぎだったので、惣菜系を軽く食べるのみ。
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客室はこんな感じです。
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意外にモダンな室内で、リビングと寝室が分かれている。
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船内の廊下
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麻雀室ではなく、カードゲーム部屋か。
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若干のお土産屋なんかもあります。
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しばし客室で休憩した後、ファルーカに乗船すべく、下船。
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ファルーカは、風だけで航行するので、うるさいエンジン音もなく、気持ちがよい
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帆を下から撮影するとこんな感じです。
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ファルーカにナイル川とサンセット。
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クルーズ船のルーフトップで夜のナイル川の空気を味わいながら、橋の下を通る。
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翌朝のサンライズ。
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アレクサンダー大王の幼なじみ、プトレマイオスが開いたプトレマイオス朝の神殿で、ナイル川クルーズ船の船着場から徒歩で行ける場所にあります。
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コム・オンボ神殿の特徴、二つのエントランス。
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回廊をくぐり抜けつつ、
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他の神殿ではなかなか見られないという、暦・カレンダーのレリーフ。
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出産の場面も
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医療器具のレリーフ。
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上を見上げてもその壮大さを実感できます。
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複雑な建物の構造が見事に残っている。
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ワニのミイラの博物館にて、
名古屋大学の清水麻里奈によると、
「古代エジプトにおいて、ワニは肥沃・多産の象徴として崇められていた。ワニは一度に80程度もの卵を産み、雌ワニは卵から産まれた後も自分の子の世話を行い続ける。また、卵を隠す巣をつくる場所も、ナイル川の氾濫の被害の及ばない場所を選定していた。このようなワニの習性を見て、ナイル川沿いに住む古代エジプト人たちは毎年のナイル川の氾濫の水位を予知していたという。また、朝日が昇ると共にナイル川から川岸へ、そしてまた日が沈むと川の中へと戻っていくことも、ワニが太陽信仰と結びついた所以であるという※2。そのため、彼らの日常生活においてワニは十分に神聖性を見いだすことのできる動物であった」
ちなみにワニ最大のミイラは、カイロの考古学博物館に展示されていて後日しっかり拝観いたしました。 -
ナイル川沿岸の緑とブラウンの砂漠のコントラストがいかにもナイルっぽい風景。
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コロナ後の世界は、クルーズ船も大繁盛か。
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本当に気持ち良いナイル川クルーズです
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沿岸には鉄道も
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そして、ホルス神殿に向かうべく、バスに乗る。
クルーズ船が到着するとちゃんとバスが待っているので、ツアーは本当に効率的です。 -
エドフ神殿も、マケドニア人のプトレマイオス朝時代だから、ヘレニズムの影響を受けているのかと思いきや、古代エジプトの伝統を受け継ぐ、エジプトのホルス神の神殿。
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これが有名なホルス神の像。かわいらしい
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レリーフもきれいに残っています。
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巨大なレリーフの壁は圧倒的。
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そしてクルーズ船に戻る
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ルーフトップで一服
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ナイル川にも、パナマ運河や木曽川と長良川の間にある水位の段差を調整して船を通す「閘門」があり、閘門を待つ間の船にお土産を売る小舟が寄ってきます。
お土産品とお金を放り投げつつ、値段交渉をするのが名物らしい。 -
そしてその閘門に入る。
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見ごたえのある体験。
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船内、2度目の夕食バイキング。
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そして2度目のナイル川サンライズをみつつ
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終点、ルクソールに到着し王家の谷を目指して、西岸に渡る。
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メムノンの巨像と気球の風景
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砂漠と気球
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王家の谷を目指す
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ココが早朝の王家の谷
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日本も何らかの支援をしたらしい。
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入場門からお墓のあるエリアへはカートで数分の距離
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阪急トラピックス単独での見学をするために、ツタンカーメンの墓は、早朝拝観なのだとか
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ハワード・カーターが発掘するまで、盗掘は2度ほどあったものの、軽度の盗掘だったので、副葬品含めツタンカーメン本人のミイラや財宝がそのまま残存していたという驚異の場所がココ。
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ツアーメンバーだけで階段を下り
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ツタンカーメン本人のミイラとご対面。
ツタンカーメンの黄金マスク含め、各種財宝は今はカイロの考古学博物館にありますが、今後はギザの大エジプト博物館に引越しするとのこと。 -
こちらがミイラが収まっていた石棺。
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まわりの壁画の色彩が3000年以上たったものとは思えないほどの美しさ。
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ツタンカーメンの次は、ラムセス9世の墓に入る
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こちらも美しい壁画が残存。
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アメン・ラー神も
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白が基調でヒエログリフが何が書いているかは不明ですが、ピュアに芸術として美しい。
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墓の構造もこうやって図面で示されている
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つぎはラムシス7世の墓。マイナーなお墓なので他の観光客はいない。
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でも珍しく石棺がきれいに残っている
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若干のレリーフも。
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なかの図面。
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そして王家の谷を後にし、
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ハトシェプスト女王の葬祭殿。
女王ですが男の王様のように装って君臨したという。 -
貴重なスフィンクスの像
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近くに寄るとこんな感じでなかに壁画やレリーフがある。
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そして振り返れば、ナイル沿岸らしい風景
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ザクロのドリンクを飲んで一休みしますが、これがけっこう美味い。
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そして王妃の谷に向かい、オプションツアー2万円払って、10分限定のネフェルタリのお墓に入る。
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とはいえ、ほとんどのツアー参加者がこの高額なオプションに参加していました。
それだけ貴重かつ美しい壁画ということです。 -
ガイドさんによると、文化財保護の観点から、過去にたびたび閉鎖されており、今後もいつ閉鎖されるかわからないので、見学できる時には、必ず見学してほしい、とのことでした。
確かに中に入ると眩いばかりの美しい壁画に出会うことが出来ます。
10分間限定での拝観ですが、後から入る観客が居なければ、超過してもあまり文句は言われないそうです。 -
それにしても圧倒的ですね。ここの壁画は。拝観必須です。
ちなみにチケットだけだと2,000エジプトポンドだから、日本円で1万円ぐらいです。 -
ナイル川沿岸の畑の様子
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このあたりはサトウキビを植えているとのこと。昔はコムギだったと思うのですが、西欧列強の進出によって換金作物としてのサトウキビが奨励されたのでしょう。
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そして東岸に戻る
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ちょっとクルーズ船の部屋に戻ったら、客室係の方がこんな風にワニをあしらったタオルとお花のタオルアート。
粋な計らいです。 -
東岸では、最初にカルナック神殿に向かう。
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さまざまな王たちが増築に関わったエジプト最大級の神殿
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スフィンクス参道をわたり
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巨大なフンコロガシ(エジプトではスカラベという)。
WIKIでは「古代エジプトでは糞塊を転がして大きな球体を作るスカラベの習性を神秘的なものと考え、その球体を太陽に見立て、スカラベを太陽の運行を司る神である太陽神ケプリと同一視した」との解説。
レリーフでも多くのフンコロガシがみられます。 -
こちらはムト神殿に向かう通路にあった巨像。これもラムシス2世の巨像か?
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手前がトトメス1世のオベリスク。奥がハトシェプスト女王のもの
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大列柱室
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ギザのエジプト大博物館の映像では、昔はこんな感じだったらしいv。
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バスに戻ってルクソール神殿へ。
ここにパリのコンコルド広場にあるオベリスクがあった。
いまは1本しか立っていません。近代王朝のムハンマド・アリー王がフランスへの贈り物として贈呈したそうです(代わりにフランスはアリーモスクに時計台を送った)。 -
ラムシス2世の中庭
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後代に要塞やキリスト教会、イスラーム教のモスクなどにも流用され、その遺跡も残存しているのが面白い。
キリスト教時代の遺恨も残っています。 -
カルナック神殿とルクソール神殿をつなぐスフィンクス参道。
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古代エジプトにて、1年に1回のオペト祭りでカルナック神殿とルクソール神殿を行き来した、神像を乗せた聖船の復元がスフィンクス参道にあります。
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クルーズ船最後の晩餐は、バイキングではなく、フルコース形式のスタイル。
こちらは魚のメイン -
ワイングラスを使った前菜
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そして翌朝早朝3時半、下船してルクソール空港。ココも強行スケジュール。
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エジプト航空でカイロに戻る
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カイロの朝焼けを上空から眺めつつ、カイロに帰還しました。
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