2023/12/07 - 2023/12/08
43位(同エリア396件中)
芦花さん
阪急交通社トラピックスのエジプトツアー6泊9日に参加。
今回は、②アスワン&アブシンベル。セティ・アブ・シンベルに宿泊し、世界初の世界遺産アブシンベル神殿を堪能するツアーでした。
エジプトの12月は東京の10月ぐらいの感覚ではあるものの、砂漠気候なので1日の寒暖差は激しい。とはいえ、総じて快適な気候の中でエジプトの主要文化遺産を効率的に廻ったツアーは、個人旅行では絶対できない素晴らしい体験でした。
【行程】
①行きのカイロ(ギザのピラミッド、インターコンチネンタルホテル)
②アスワン&アブシンベル
③ナイル川クルーズ(ルクソール)
④帰りのカイロ(エジプト大博物館、考古学博物館、文明博物館、アリーモスク、シュタインベルガーピラミッドホテル)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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午前6時発の飛行機でアスワンへ。
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1時間半弱でアスワン空港に到着し、バスに乗り込む。
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最初は、アスワン・ロー・ダム。
アスワン・ハイ・ダムの下流にあります。1902年にイギリスが完成したさせた古いダム。 -
ダムを渡って対岸に向かい、船着場に向かいます。
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そして船に乗る。
この辺りから、黒人系のヌビア人が大半に。同じエジプトでも南の方に行くとコーカソイド系=白人ではなく、ネグロイド系=黒人になりますが、いわゆるアフリカ中南部のバントゥー系の黒人ではないので、スラッとした顔立ちの黒人でした。 -
船に乗って向かうのは、アギルキア島にあるイシス神殿。
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船着場から階段を上がると、
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イシス神殿。
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アレキサンダー大王の幼なじみ、プトレマイオスがアレクサンダー死後にエジプトで立ち上げたプトレマイオス朝時代の建立。
女神イシスに捧げられた神殿です。 -
エジプトで初めてみる神殿ですが、砂岩に彫られたレリーフの細かさとその多さに驚く
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こちらはトラヤスヌスのキオスク。
プトレマイオス朝から更に時代が下って、古代ローマ帝国、アウグストゥス帝からトラヤヌス帝の時代に作られたと言われています。 -
実はこのイシス神殿、写真の船の見えるあたりに元々あったのですが
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ダム建設で浸水してしまうので、アギルキア島に移設。
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ヌビア人たちが、路面販売。スタイル抜群のかっこいい黒人です。
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次は、6kmちょっとナイル川上流にあるアスワン・ハイ・ダムへ。
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これは、ちょっと写真では収まらないくらいの巨大なダムですね。
アスワン・ハイ・ダムの建設は、エジプト社会を5000年支えた自然環境を360度転換させた革命的な土木事業。 -
こっちも巨大な水力発電所。
アスワンハイダムの発電量は2,100MWで、1970年代のエジプト発電量の70%は水力発電だったということですから相当な規模だったのですが、エジプトの人口爆発(1980年:4千万人→2020年:1億人)もあって今の水力発電の割合は7%とシェア激減し、その効果はだいぶ薄くなっているようです。 -
エジプト近現代史の光と影「ロシア・エジプト友好記念碑」
山口直彦著『エジプト近現代史』によると、アスワン・ハイ・ダム建設当時のナセル大統領は、ダム建設においては、西側諸国だけでなくソ連からの投資も受け入れる態度を示し、東西両睨みの非同盟政策を取ります。
すると英仏はこれに反対してダム資金から撤退。ナセルはこれに反発してスエズ運河を国有化。
強引なナセル大統領に怒った英仏は、イスラエルをけしかけて戦争を起こさせ、イスラエルはエジプトのシナイ半島を再び占領。これがスエズ動乱(第2次中東戦争)。
(ツアーガイドの案内はなし) -
300km以上、更にナイル川上流を目指します。
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途中の有料のトイレ休憩のチップも、事前に他のトイレ利用と合わせて添乗員さんにまとめてUSドルを渡してあるので、そのまま利用できます。
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すでに若干触れましたが、エジプトは、この10年で2000万人、人口が増えて1億1000万人に増え、今後もその増加率は変わらない状況下、その対策で、砂漠のど真ん中にもナイル川から水を灌漑して小麦やナツメヤシなどを栽培しています。
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タジン鍋のレストランへ
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そしてアブシンベルに到着して
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ナセル湖畔にあって、なかなかおしゃれな店内。
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茄子の焼き物に
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白身魚のタジン鍋
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こっちは野菜。
双方とも日本人にも食べやすいトマト系の酸味があって旨みのある美味しい料理でした。 -
今日の宿、セティ・アブシンベルにチェックイン
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こちらもなかなか豪華なリゾートホテル
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ツインベッドの部屋
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外から見るとこんな感じ。
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ナセル湖畔に建つ、独特の風景
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プールに映える椰子の木
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プール越しにナセル湖に沈む夕陽。
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敷地も広いホテルで、ゆったりできます。
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そしてアブシンベル神殿の音と光のショーを観に行く。
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夜のアブシンベル大神殿。それにしてもこの巨大さは、行ってみて実感してほしい。
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冬の星座、オリオン座も。
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日本人ツアー客が複数あったためか、日本語によるショーでした。
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事前に録音されたであろうMCは、日本人ネイティブのプロの話し手のようで、
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美しい男性の声でのエジプトの神話や歴史をたどるナレーション。
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それにしても壮大です
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アブシンベル小神殿
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アブシンベル大神殿
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そして帰路に向かう。
よく整備されていて歩きやすい -
ホテルではバイキング。
こちらはチキンとビーフのケバブ。 -
種類豊富で質の高いバイキングでした。
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小さな町なので明かりも少なく、
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美しい星降る夜が楽しめます。
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翌朝、再びアブシンベル神殿に向かう
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まずは日の出を見に
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海側に回るとすでに朝焼け
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アブシンベル神殿をバックに日の出を見る
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その日の出の朝日によって、オレンジ色に染まるアブシンベル大神殿。
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陽が上がると、砂色に戻るアブシンベル大神殿の中にはいる。
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ラムセス二世の巨大な顔面
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太陽神ラー・ホルアクティ。両側には正義の女神「マアト」の小像を捧げるラムセス二世のレリーフ。
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シリアの城壁を攻めているラムセス二世。
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ラムセス二世がリビア人捕虜を踏みつけつつ、正面で打ち据えるのレリーフ。
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ラムセス二世が羽毛で飾られた馬車に乗り、ヌビア人の捕虜を引っ立てるのレリーフ
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こちらはアブシンベル小神殿。小神殿はラムセス二世の王妃ネフェルタリと、アブシンベルの地方神ハトホルに捧げられた神殿。
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ナセル湖から陽が上る
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宿に戻って朝食。こちらはエジプト風?オムレツ
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こちらはパンケーキとフレンチトースト
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その他の朝食バイキング
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一晩お世話になった宿を離れ、
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またアスワンに300kmバスに乗って戻る。
この辺りが北回帰線になるそう。 -
Googleマップで表示させたらこの辺り。
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アスワンでは香水&香水瓶のお店立ち寄り。
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ツアーでよく見るいつもの実演。
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私たちは可愛いラクダの香水瓶を購入。
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アスワンは花崗岩の産地で、ここからオベリスクなどが掘削。
ここはそのオベリスクの石切場 -
ところが巨大なオベリスクが石切途中で放置。
石が割れてしまったからそのままになってでぃんしまったらしい。 -
それにしてもいくら切り出したからといって、どうやって運ぶのでしょう。
これも増水時のナイル川を活用したのではないかと言われる -
緑の花崗岩は、石切場の赤い花崗岩より硬かったため、これでカットし穴を開け、
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その穴に木材を入れて水を含ませ木材を膨張させて、切り出したのではないかと言われている。
この後クルーズ船に乗船してナイル川を下ります。
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