2023/12/11 - 2023/12/12
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芦花さん
阪急交通社トラピックスのエジプトツアー6泊9日に参加。今回は④帰りのカイロ(エジプト大博物館、考古学博物館、文明博物館、アリーモスク、シュタインベルガーピラミッドホテル)。世界随一の宝ともいえる「ツタンカーメンの黄金マスクと記念撮影できる」という特典付きでした。
*タイトル写真:特別に許可されてツタンカーメンの黄金マスクと記念撮影した写真(通常は撮影禁止)
エジプトの12月は東京の10月ぐらいの感覚ではあるものの、砂漠気候なので1日の寒暖差は激しい。とはいえ、総じて快適な気候の中でエジプトの主要文化遺産を効率的に廻ったツアーは、個人旅行では絶対できない素晴らしい体験でした。
【行程】
①行きのカイロ(ギザのピラミッド、インターコンチネンタルホテル)
②アスワン&アブシンベル
③ナイル川クルーズ(ルクソール)
④帰りのカイロ(エジプト大博物館、考古学博物館、文明博物館、アリーモスク、シュタインベルガーピラミッドホテル)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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早朝、エジプト航空でカイロに戻る。
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カイロ中心街は、建て掛けの建物にそのまま住んでいるのが不思議。
エジプト人は、建物が完成しなくても、完成したところからどんどん入居するらしい。 -
路上では、ロバ、ウマの他、ラクダも荷役に従事。
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雑多な中心街ですが、ツアーなので街歩きはできない。実際歩くと、どんな感じなんだろう。
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博物館に行く前にパピルスのお土産屋に立ち寄る。
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こうやって「パピルスを作る」という、いつもの実演をしてから販売。
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帰国して家に飾ったパピルス。ちょうどいいサイズの額があったのです。ピッタリ。
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2枚目のエジプト地図のパピルスの額装はこれから。
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このような筒に入れてくれます。
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そしてギザのエジプト大博物館。まだプレオープンですが、フルオープンすると世界最大級の博物館になるそうです。
日本は、ODAの一環として、円借款で最大850億円規模(総工費1,300~1,400億円予定)のサポート。 -
技術支援でも、2008年からJICAが「大エジプト博物館合同保存修復プロジェクト」と称してエジプトと共同での分解材修復に取り組んでいることもあってか、エジプトからの評価も高いのかもしれません。
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そんなこともあってか、日本語が全館的に優遇されています。
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正門前のオベリスク
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こちらが巨大な正面
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中に入ると、その空間の巨大さにまた驚きます。
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微かに見える太陽の光を通過させる穴。
アブシンベル大神殿のラムセスデイ同様、年2回(2月22日、10月22日)、この穴から太陽光がラムセス二世(BC1279-BC1213頃)の顔を照らすらしい。 -
こちらが、ラムセス二世の像
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ラムセス二世の後ろ姿
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プレオープン限定エリアに入館。
大階段に沿って、古代エジプトのそうそうたる文化遺産が展示されています。 -
大階段を一番上まで上がると
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窓越しに大ピラミッドが望めるような設計になっています。
そして階下にはパピルスなどの古代植物を栽培。 -
プトレマイオス朝(BC274-BC168)が、エジプトにもたらしたヘレニズム文化の象徴「セラピス神」。
まるでギリシア神話の神のような姿。 -
このように展示物の表示も、外国語では、日本語が一番上
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「博物館」という日本語もこんなに大きくアピール。
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オベリスクの頭部でしょうか?
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スフィンクスの見事な像。
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古代エジプトの革命王「アクアエンアテン(BC1352-BC1336頃)」の像
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ミュージアムショップのグッズは、お土産に最適かもしれません。
値段は高めですが、その分バイヤーの目利きでセンス抜群の商品がバラエティー豊富に品揃えされてます。 -
ここから、ツタンカーメン(BC1336-BC1327頃)NO最新映像絵巻
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一部天井は映像ないものの、側面から床面にわたって360度の画面で、古代エジプトの当時の様子が映像で体験できます。
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ファラオたち
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黄金に囲まれたツタンカーメン
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古王国時代のギザ三大ピラミッド
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ルクソールのカルナック大神殿も、リアルタイムではこんな感じだったそう。
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古代エジプトの聖なる昆虫、フンコロガシ「スカラベ」で埋められた360度スクリーン
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大迫力です。
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最新の映像に、うっとり・びっくりでした
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ランチはギザ近くのレストランで
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シーフードの鉄板焼き
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こちらはライスとイカフライ。
双方とも日本人の口に合う美味しいランチでした。 -
そして都心に向かい、こっちは英仏が資金援助して完成させたという考古学博物館。
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さっそくツタンカーメンの部屋で、ツアー特典のツタンカーメン黄金マスクとの記念撮影されたものを、帰国後に自宅で再撮影。
(自分の写真は編集して消させていただきました) -
ツタンカーメンの副葬品の一部は、撮影可能でした。
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こちらも同様。
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有力者のミイラとその棺
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2層にわたって、展示されるエジプトの秘宝たち
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こちらは、現地ガイドお勧めの動物のミイラ館
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巨大ワニは、コム・オンボ神殿にあったワニ博物館の一番巨大なワニだけピックアップして展示しているとのこと。
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ルクソールで見学したハトシェプストの葬祭殿の主役「ハトシェプスト女王」の像。
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古代エジプトの書記官は、エジプト200ポンド札のモデル
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古代エジプト人の像。当時のエジプト人の姿を残しているという
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ラムセス二世を守るハヤブサの姿をしたホルス神
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上エジプトと下エジプトを統一したメンチュヘテプ2世の像。
*なお、博物館内のトイレは無料ですが(エジプトでは公衆トイレは通常は有料)、姑息な掃除係が知らんふりしてチップを要求してきます。絶対渡さないようにしましょう。 -
そして宿は、シュタイゲンベルガー カイロ・ピラミッド
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部屋は広く快適。
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こんなところにもフンコロガシ「スカラベ」。
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ただし、最初に湯船を埋めた水は、ちょっと濁っていました。2度目からは透明な色に戻る。しばらく使わないとよくあるパターンですが、配管に何らかの問題があるのかもしれません。
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宿のバルコニーからの景色は、見事なピラミッドビュー
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望遠で撮影してみた
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夕景から夜景にかけても、美しいピラミッドが望めます。
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食事は遊朝食ともバイキングスタイル。
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こちらは朝のオムレツ
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そして日の出のピラミッド
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オープンカフェなんぞもありましたが、私たちは利用せず。朝食バイキングでも利用できそうでした。
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リゾートホテル風の外観
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セキュリティーは厳重で、番犬くんも待機していましたね。
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そしてバスの窓越しにオールドカイロを眺めつつ
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水道橋を眺めつつ
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ムハンマド・アリーのモスク。
エジプトは1805年、アルバニアからやってきた軍人のムハンマド・アリー(1770頃ー1849)が軍の中で権力を掌握し、アルバニア人が王族として君臨する近代王朝国家「アリー朝」に。
その象徴たるモスクがこのモスク。 -
マムルーク朝(1250年~1517年)のアル・ナセル・ムハンマド・イブン・カラウン・モスクのドームがちょっと見える。
マムルーク朝の「マムルーク」とは「男性の奴隷」を意味するアラビア語で、実際にはトルコ人やモンゴル人、クルド人、チェルケス人など黒人以外の奴隷身分出身の軍人を指すのに用いられました。
マムルーク朝の支配者たちは、黒海周辺やコーカサス地方などからマムルークを購入し続けることで、人口では圧倒的多数を占める地場のアラブ系エジプト人の中に埋没するのではなく、その勢力を保ちます。
エジプトに連れられてきた少年のマムルークは、ティバークと呼ばれる軍事学校に入れられ、剣術、弓術、馬術などの軍事教練やアラビア語、イスラーム法などの教育を施されたのち、奴隷身分から解放されて、マムルーク軍団に編入。
マムルーク朝の前期にはトルコ系民族の出身者が、後期からはコーカサス地方出身のチェルケス系が主流を占めます。
マムルーク朝の後期において、スルタンは世襲ではなく、20数人の有力指導者の中から最も力のあるものが選ばれたため、スルタンの地位をめぐる派閥闘争が深刻化し、陰謀や暗殺による権力奪取が相次ぐなどによって衰退の道を辿ったと言われます。 -
ムハンマド・アリー・モスクの中に入ると、あの有名な時計塔がありました。
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これが、パリのコンコルド広場にあるオベリスクの代わりにフランスから送られた大時計塔。
贈られた時点ですでに壊れていたとか。 -
ムハンマド・アリー・モスクは、オスマン帝国イスタンブールのモスクを模して作ったと言われています。
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確かにこの豪華絢爛なデザインはイスタンブールを思い起こさせますが。
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アラバスタを柱や壁などにあしらったところは若干オスマンのモスクと異なっている
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このようなアラバスタの柱ではなかったですから。
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モスクは高台にあるので、こうやってカイロの市街地を一望に見渡せます。
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そして国立文明博物館へ。2021年にオープンした新品の博物館。
原始時代から現代までのエジプト文化を時系列で拝観できます。日本の国立民族歴史博物館のエジプト版みたいな感じの博物館。 -
さらに加えて必見なのは、地下の古代エジプト歴代の王のミイラが眠るミイラ館?(撮影不可)。
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こちらが、さきほど拝観したモスクの主役、ムハンマド・アリーの肖像画。
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イスラーム教徒しか拝めないメッカにあるカアバを囲う幕「キスワ」。かつてはイスラームの盟主たるエジプトがキスワを贈っていたそう。
イスラーム教徒(ムスリム)は、1日5回お祈りをしますが、彼ら彼女らはメッカのカアバに向かってお祈りしているのです。
そのカアバを囲うキスバのホンモノがこちら。
異教徒(無宗教者含む)はここでしかみられないでしょう。メッカはムスリムしか入れませんから。貴重です。 -
アクエンアテン像
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こちらは古代エジプトの庶民の生活をイメージした模型
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ランチは、Fustat Lake湖畔のレストラン。
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これもなかなかうまかった。トマトベースのミートボール入りエジプト風鍋料理はトマトの酸味が効いて美味しい。
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ここのレストランのマンゴージュースもですが、エジプトの生ジュースは、本当に果物そのままのジュースが多くて美味しい。
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デザートのアイスとフルーツ
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オールドカイロを横目に見つつ
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ヘルメット不要のエジプト人のバイクを見つつ
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ニューカイロのカイロフェスティバルシティへ。
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富裕層は、ニューカイロに拠点を移し、ここから都心に車で通うという。
すでにドバイのような近未来都市の建設真っ只中にあって、このエリアは商業施設としてすでにオープン。 -
このションピングモールは、先進国そのもの。
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そしてモール内のカルフールでお土産タイムです。
この辺りのツアーの行程は素晴らしい。でももうちょっとこの近未来都市を窓越しでもいいから見たかったな。 -
帰路に向かう窓口、カイト国際空港に。
ここでずっと案内してくれた現地ガイドのIさんとお別れ。
イスラームに興味のある私にとって、彼のシンプルかつムスリムならではのイスラム教紹介はじめとしたガイドは素晴らしかった。
「エジプトでは嫌な思いをさせない。楽しんでもらいたい」という彼の配慮や気持ちが伝わった素晴らしいホスピタリティでした。 -
若干の時間あり、
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カタール航空のラウンジに行ってみる
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ここもなかなかのゆったり感。
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ちょっと過剰気味人数の従業員がこまめに清掃していて、清潔感あり。
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ドーハの夜景では、昨年W杯で観戦した「ルサイル・スタジアム」が見える!
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ほとんど時間がなかったドーハ
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カタール航空の最後の食事は、中華風エスニック餃子&焼きそばで、なかなか美味しかった。
夕刻に成田着で、ツアーメンバー及び優秀なる添乗員Aさんとお別れ。
ツアーは楽チンでいいですね。自由旅行は自由旅行の楽しさがありますが、ツアーはツアーならではの楽しさもあるんだな、と改めて感じました。
ありがとうございました。
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旅行記グループ
2023年冬:エジプトツアー
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