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7月20日(木)は快晴、今日もアレッチ氷河と周辺の山々を眺めるコースを歩くことにした。メレル(Mörel,765m)まで列車、ゴンドラ乗り継いでリーダーアルプ(Riederalp Hohfluh、2226m)まで上がる。ここからスタートだ。<br />

スイス・ハイキングの旅 2023夏(10)アレッチ氷河の下流からのハイキング

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2023/07/20 - 2023/07/20

54位(同エリア123件中)

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ロク69

ロク69さん

7月20日(木)は快晴、今日もアレッチ氷河と周辺の山々を眺めるコースを歩くことにした。メレル(Mörel,765m)まで列車、ゴンドラ乗り継いでリーダーアルプ(Riederalp Hohfluh、2226m)まで上がる。ここからスタートだ。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • ゴンドラを乗り継いで着いたホーフルー(Hohfluh)に降り立つと、目の前に立ちはだかる山の大きさに驚かされる。これまでのエッギシホルンからの眺めも雄大だったが、ここは氷河の末端に近く氷河の幅が狭くなっているため、対岸までがとても近いのだ。それゆえ眼前に見える右のガイスホルン(Geisshorn、3740m)、左中央のロートシュトック(Rotstock、3699m)が大きく手に取るように見える。その左はグロッセス・フスホルン(Grosses Fushorn、3627m)とそれに続くフスヘルナー(Fusshörner、3496m)の山並みだ。手前の小屋が良い雰囲気を作っている。

    ゴンドラを乗り継いで着いたホーフルー(Hohfluh)に降り立つと、目の前に立ちはだかる山の大きさに驚かされる。これまでのエッギシホルンからの眺めも雄大だったが、ここは氷河の末端に近く氷河の幅が狭くなっているため、対岸までがとても近いのだ。それゆえ眼前に見える右のガイスホルン(Geisshorn、3740m)、左中央のロートシュトック(Rotstock、3699m)が大きく手に取るように見える。その左はグロッセス・フスホルン(Grosses Fushorn、3627m)とそれに続くフスヘルナー(Fusshörner、3496m)の山並みだ。手前の小屋が良い雰囲気を作っている。

  • 本日のコース図。左のリーダーアルプ(ホーフルー)からモースフルーを経てベットマーアルプまでを歩く。

    本日のコース図。左のリーダーアルプ(ホーフルー)からモースフルーを経てベットマーアルプまでを歩く。

  • フスヘルナーの左側はオーバーアレッチ氷河があり、オーバーアレッチ小屋(2640m)へと続くルートが見える。小屋は中央尾の左下がりの尾根の中ごろにある。奥の高峰はウィスホルン(Wysshorn、3796m)、右手前のこんもりとしたモレーン上につけられた小屋に至るトレイルが見える。<br />参考:オーバーアレッチ小屋往復の記録<br />https://4travel.jp/travelogue/11402802#google_vignette(往路)<br />https://4travel.jp/travelogue/11404468(復路)

    フスヘルナーの左側はオーバーアレッチ氷河があり、オーバーアレッチ小屋(2640m)へと続くルートが見える。小屋は中央尾の左下がりの尾根の中ごろにある。奥の高峰はウィスホルン(Wysshorn、3796m)、右手前のこんもりとしたモレーン上につけられた小屋に至るトレイルが見える。
    参考:オーバーアレッチ小屋往復の記録
    https://4travel.jp/travelogue/11402802#google_vignette(往路)
    https://4travel.jp/travelogue/11404468(復路)

  • 谷奥の拡大。ウィスホルンと左へ続くトルベルク(Torberg、3324m)の連なりが明瞭だ。トルベルクの右峰の背後にチラッと見える頭はシンホルン(Schinhorn、3796m)だろう。

    谷奥の拡大。ウィスホルンと左へ続くトルベルク(Torberg、3324m)の連なりが明瞭だ。トルベルクの右峰の背後にチラッと見える頭はシンホルン(Schinhorn、3796m)だろう。

  • さらに左はレアルプから続くルートがうすく見えている。このルートを歩いてオーバーアレッチ小屋へ行ったコースだ。背後の山並みは右奥のネストホルン(Nesthorn、3820m)からホーシュトック(Hostock、3225m)、ゲンデルホルン(G&#228;nderhorn、3294m)、グリシクホルン(Grisighorn、3177m)と続いている。

    さらに左はレアルプから続くルートがうすく見えている。このルートを歩いてオーバーアレッチ小屋へ行ったコースだ。背後の山並みは右奥のネストホルン(Nesthorn、3820m)からホーシュトック(Hostock、3225m)、ゲンデルホルン(Gänderhorn、3294m)、グリシクホルン(Grisighorn、3177m)と続いている。

  • もう一度正面のロートシュトックを眺めながら右方向に進んでいく。

    もう一度正面のロートシュトックを眺めながら右方向に進んでいく。

  • 進む前方にはアレッチ氷河のうねりと背後に聳えるワリサー・フィッシャーヘルナー(Walliser Fiescherhölner)の山群が見えてくる。先日のエッギスホルンからの眺望に比べると氷河のうねり具合は大きく感じられる。また山腹氷河を抱いたフィッシャーヘルナーも見事な山岳美を見せている。ヘルナー山群の中央の最も高い山はグロッセス・ワンネンホルン(Grosses Wannennhorn、3906m)だ。

    進む前方にはアレッチ氷河のうねりと背後に聳えるワリサー・フィッシャーヘルナー(Walliser Fiescherhölner)の山群が見えてくる。先日のエッギスホルンからの眺望に比べると氷河のうねり具合は大きく感じられる。また山腹氷河を抱いたフィッシャーヘルナーも見事な山岳美を見せている。ヘルナー山群の中央の最も高い山はグロッセス・ワンネンホルン(Grosses Wannennhorn、3906m)だ。

  • 進む右手はゴムス谷向こうの山々がうすく見える。中央右手のマサカリ状の山はビン村奥にあるロートホルン(Rothorn、2886m)、左の三角ピークはグランピールホルン(Grampielhorn、2762m)だ。

    進む右手はゴムス谷向こうの山々がうすく見える。中央右手のマサカリ状の山はビン村奥にあるロートホルン(Rothorn、2886m)、左の三角ピークはグランピールホルン(Grampielhorn、2762m)だ。

  • 左右の景観を楽しみながら歩いていると、いつの間にかリーダーアルプからのもう一つのゴンドラ駅に近付いている。モースフルー(Moosfluh、2330m)という駅舎のようだ。後方にはワイスホルン(Weisshorn、4505m)がどっしりと見えている。右肩のビスホルン(Bishorn、4151m)、左手前のブルネックホルン(Brunegghorn、3881m)を従えた堂々の山容だろう。

    左右の景観を楽しみながら歩いていると、いつの間にかリーダーアルプからのもう一つのゴンドラ駅に近付いている。モースフルー(Moosfluh、2330m)という駅舎のようだ。後方にはワイスホルン(Weisshorn、4505m)がどっしりと見えている。右肩のビスホルン(Bishorn、4151m)、左手前のブルネックホルン(Brunegghorn、3881m)を従えた堂々の山容だろう。

  • 後方の山々が次第に遠くなっていく。中央右の最高峰はネストホルン、手前の右手はシュパールホルン、その尾根の左下部はレアルプから続くルートがうすく見える。

    後方の山々が次第に遠くなっていく。中央右の最高峰はネストホルン、手前の右手はシュパールホルン、その尾根の左下部はレアルプから続くルートがうすく見える。

  • オーバーアレッチ氷河の谷奥、斜面中央にポツンと小屋が小さく見える、かつて訪れたオーバーアレッチ小屋だ。右の襞のあるフスヘルナーの斜面を遡行して到達できる。

    オーバーアレッチ氷河の谷奥、斜面中央にポツンと小屋が小さく見える、かつて訪れたオーバーアレッチ小屋だ。右の襞のあるフスヘルナーの斜面を遡行して到達できる。

  • ルートはなだらかでゆったりとした登りコースだ。アレッチ氷河を左手に眺め、正面はフィッシャーヘルナーが常に見えている。

    ルートはなだらかでゆったりとした登りコースだ。アレッチ氷河を左手に眺め、正面はフィッシャーヘルナーが常に見えている。

  • 進む方向の拡大。数枚の山腹氷河を抱いた山群が圧倒的な迫力を見せている。

    進む方向の拡大。数枚の山腹氷河を抱いた山群が圧倒的な迫力を見せている。

  • 振り返ればワイスホルンが美しい。その左にうっすらと黒い影が見える、マッターホルン(Matterhorn、4478m)だ。

    振り返ればワイスホルンが美しい。その左にうっすらと黒い影が見える、マッターホルン(Matterhorn、4478m)だ。

  • その左はミシャベル山群だが雲で覆われていてはっきりとしない。左の台形の白い山、アルプフーベル(Alphubel、4206m)だけが見える。

    その左はミシャベル山群だが雲で覆われていてはっきりとしない。左の台形の白い山、アルプフーベル(Alphubel、4206m)だけが見える。

  • 途中、多くの牛たちがコース上に横たわっている。フィッシャーヘルナーを背景に1頭の牛を眺める。

    途中、多くの牛たちがコース上に横たわっている。フィッシャーヘルナーを背景に1頭の牛を眺める。

  • 歩き始めた時に大きな感動で眺めたフスホルンやロートシュトックの山々が遠くなってきた。大きく広がるドレッチ氷河(Dretschgletscher)が雄大だ。<br />

    歩き始めた時に大きな感動で眺めたフスホルンやロートシュトックの山々が遠くなってきた。大きく広がるドレッチ氷河(Dretschgletscher)が雄大だ。

  • 今度はワイスホルン(右)と左のフレッチホルン(Fletschhorn、3985m)を背景にした牛を眺める。

    今度はワイスホルン(右)と左のフレッチホルン(Fletschhorn、3985m)を背景にした牛を眺める。

  • 嬉しいことに、今まで雲に覆われていたミシャベル山群が見えるようになってきた。主峰ドム(Dom、4546m)と左にアルプフーベル、さらに左端にはモンテローザ(Monte Rosa、4634m)も顔を見せている。右の雲下にはマッターホルンがある。

    嬉しいことに、今まで雲に覆われていたミシャベル山群が見えるようになってきた。主峰ドム(Dom、4546m)と左にアルプフーベル、さらに左端にはモンテローザ(Monte Rosa、4634m)も顔を見せている。右の雲下にはマッターホルンがある。

  • 右からワイスホルン、次いで左にはマッターホルン、さらにドムに率いられたミシャベルが居並ぶ。ワリスの雄峰群が揃って眺められる。

    右からワイスホルン、次いで左にはマッターホルン、さらにドムに率いられたミシャベルが居並ぶ。ワリスの雄峰群が揃って眺められる。

  • 再びオーバーアレッチ氷河の谷奥の様子。手前の尾根のモレーンにオーバーアレッチ小屋へと続くルートが見える。谷奥で氷河は左右に分かれる。左はバイヒ氷河(Beichgletscher)、右はオーバーアレッチ氷河が続く。バイヒ氷河奥の丸い山はバイヒシュピッツァ(Beichspitza、3205m)だ。

    再びオーバーアレッチ氷河の谷奥の様子。手前の尾根のモレーンにオーバーアレッチ小屋へと続くルートが見える。谷奥で氷河は左右に分かれる。左はバイヒ氷河(Beichgletscher)、右はオーバーアレッチ氷河が続く。バイヒ氷河奥の丸い山はバイヒシュピッツァ(Beichspitza、3205m)だ。

  • 歩いてきたコースを振り返ると、ワリスの名峰が揃って見える。左からフレッチホルン、ミシャベル山群、マッターホルン、ワイスホルンと続く。

    歩いてきたコースを振り返ると、ワリスの名峰が揃って見える。左からフレッチホルン、ミシャベル山群、マッターホルン、ワイスホルンと続く。

  • マッターホルンとワイスホルンのツーショット。距離があるにもかかわらず好天のおかげでくっきりと見える。

    マッターホルンとワイスホルンのツーショット。距離があるにもかかわらず好天のおかげでくっきりと見える。

  • その左はにはミシャベルからモンテローザまでが広がる。

    その左はにはミシャベルからモンテローザまでが広がる。

  • アレッチ氷河に沿って上流方向へ進んできたので、フィッシャーヘルナーの全貌が見えてくる。4000mには少しだけ届かない山群だが、アルペン的な雰囲気の迫力はとても大きいと思う。

    アレッチ氷河に沿って上流方向へ進んできたので、フィッシャーヘルナーの全貌が見えてくる。4000mには少しだけ届かない山群だが、アルペン的な雰囲気の迫力はとても大きいと思う。

  • 出発時には正面に見たロートシュトック等の山々は遠くなり、さらに雲が湧き出している。

    出発時には正面に見たロートシュトック等の山々は遠くなり、さらに雲が湧き出している。

  • フレッチホルンの拡大。サースフェーからはラッギンホルン(Lagginhorn、4010m)などに隠れて目立たないが、北方向からはゆったりとした山容が大きい。左奥はワイスミース(Weissmies、4017m)だ。

    フレッチホルンの拡大。サースフェーからはラッギンホルン(Lagginhorn、4010m)などに隠れて目立たないが、北方向からはゆったりとした山容が大きい。左奥はワイスミース(Weissmies、4017m)だ。

  • Biel(2292m)という地点でアレッチ氷河とは離れ谷側へ降りて行く。後方下部に丸いブラウゼー(Blausee、2241m)が見えている。

    Biel(2292m)という地点でアレッチ氷河とは離れ谷側へ降りて行く。後方下部に丸いブラウゼー(Blausee、2241m)が見えている。

  • 降りコースは速く進める。真っすぐ進んでフィッシャーアルプへ行くことも考えたが、所要時間が分からないのでベットマーゼー(Bettmersee、2009m)を経てベットマーアルプ(Bettmeralp、1923m)からロープウェイで降ることにした。山山はまだまだくっきりと見えている。

    降りコースは速く進める。真っすぐ進んでフィッシャーアルプへ行くことも考えたが、所要時間が分からないのでベットマーゼー(Bettmersee、2009m)を経てベットマーアルプ(Bettmeralp、1923m)からロープウェイで降ることにした。山山はまだまだくっきりと見えている。

  • ベットマーゼーとワイスホルン、マッターホルン、ミシャベル山群。

    ベットマーゼーとワイスホルン、マッターホルン、ミシャベル山群。

  • 湖を半周してベットマーアルプの村を少し歩いてロープウェイ乗り場へ向かう。

    湖を半周してベットマーアルプの村を少し歩いてロープウェイ乗り場へ向かう。

  • ここはベットマーアルプのゴンドラ駅、ベットマーホルンから降りてくるゴンドラの乗り場だ。ここをやり過ごしてロープウェイ乗り場へ向かう。

    ここはベットマーアルプのゴンドラ駅、ベットマーホルンから降りてくるゴンドラの乗り場だ。ここをやり過ごしてロープウェイ乗り場へ向かう。

  • 村の中からのフレッチホルン。

    村の中からのフレッチホルン。

  • 同じくミシャベル山群と煙突。<br />Bettenまで降りてすぐにやってっ来た列車でフィーシュのアパートへ戻った。<br />本日の全行動時間2時間45分、休憩20分、実動時間は2時間25分、距離6.7km、登り、190m、480mだった。<br />快晴に恵まれてアレッチ氷河周辺の名峰群が手に取るように眺められた幸運に感謝する。また遠くのワリスの雄峰群もはっきりと見えたこともうれしかった。

    同じくミシャベル山群と煙突。
    Bettenまで降りてすぐにやってっ来た列車でフィーシュのアパートへ戻った。
    本日の全行動時間2時間45分、休憩20分、実動時間は2時間25分、距離6.7km、登り、190m、480mだった。
    快晴に恵まれてアレッチ氷河周辺の名峰群が手に取るように眺められた幸運に感謝する。また遠くのワリスの雄峰群もはっきりと見えたこともうれしかった。

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