2023年11月　初冬のノルマンディーとブルターニュ 8　最後はノルマンディーの端の港町　ル・トレポール　Le Treport

2023/11/28 - 2023/11/28

初冬のノルマンディとブルターニュ。海の幸がいっぱいです。今年は10日間とゆっくりです。ノルマンディーの海岸の町、カブールに二泊。その後、内陸の小さな町に一泊。ブルターニュの町、ディナンに二泊。続いてレンヌ三泊。またノルマンディーに戻って海岸の町ル・トレポールに二泊するという日程です。その旅も終わりに近づいています。
この旅行記はレンヌから最後のル・トレポールに向かう旅行記です。

エリア ル・トレポール(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

11月28日（火）

今日はレンヌからLe Treport　ル・トレポールに移動する日です。
距離は400キロ。4時間19分のドライブです。

9:30　アパートメントホテルをチェックアウトしました。
途中、E. Leclerk　ルクレールというスーパーに寄ってブルターニュの食料品などを買いました。
10:30　に出発です。

モン・サン・ミシェルのそばを通ります。
高速道路にはこういう観光案内のような看板があります。

ノルマンディに入ったところで、虹が出ました。

二重の虹です。

ノルマンディ橋が見えてきました。

オンフルール側から渡るときは、ドイツに戻るときなので少し寂しい気持ちになります。

黒い雲も出てるし。

高速道路を降りてN27　Route nationale 27を走ります。
ここにも絵付きの看板がありますね。

ル・トレポールのホテルに15:10到着しました。
Hotel Saint Yves　ホテル・サン・イヴです。

エレベーターはありませんが建物の改修は済んでいて、部屋はとてもきれいです。
何と言っても暖かい。
このソファーはソファーベッドになるようです。

大きな窓です。
（バルコニーだったかもしれません。）

そこからの景色。
海と灯台が見えます。

バスルーム。
シンプルですが、広いです。

バスタブはありません。シャワーのみ。
タオルが3セット入っていました。

荷物を出して少しネットをしました。
前のアパートメントホテルの部屋とは違ってネットが早いです。

16時頃ホテルを出て街歩きをしました。
早くしないと暗くなっちゃう。

ホテルの前には海に注ぐ川があります。対岸の建物です。

ル・トレポールは、人口4424人の町。
この町には2021年の10月にも来たのですが、その時は近くの町に泊まりました。
Bresle　ブレル川がここでイギリス海峡に注ぎます。

川を渡って対岸の中心部に行きます。
ホテルの人に行き方と晩ご飯のレストランのおすすめを聞きました。

このホテルはこういう場所にあります。
Rue Albert Cauet　まで大きく回らないといけないかと思いましたが、すぐそばに歩行者と自転車が通れる橋がありました。

町の中心部から灯台にかけての景色。

前にこの町に来たときにパエリアを買った魚屋さんはまだありました。
店の奥の方に調理済みの食べ物があります。

5時近くになりました。
もうすぐ日が沈みそうです。
海のほうに急ぎます。

大きく見えているのはEglise Saint Jacques　サン・ジャック教会です。

港にある小さな灯台です。

日が沈みます。

今日は最後に雲の晴れ間が出ました。
サンセットが見られてうれしい。

沈みました。
16:57。

この町の西の方角には、ノルマンディらしい石灰岩の断崖があります。
写っている建物はカジノです。
そして砂利のビーチ。

小さな灯台に続く防波堤。

そして東側にも石灰岩の断崖があります。
隣の町、Mers- les- Bains　です。　

砂利のビーチです。
灯台への防波堤の横はすぐこのビーチです。
夏は泳ぎやすく整備されるのだろうと思います。

ノルマンディの海岸は比類のない純度のフリント石（99％ 酸化ケイ素)が豊富に見つかる世界で唯一の場所です。
とネットの説明にありました。

この中にフリント石はどのくらいあるのだろう？
純度が高いと聞くとものすごく価値がありそうな気がします。

日が落ちて寒くなり体が冷えたので、すぐそばのカフェに入りました。
昭和の香りのカフェです。

クレープとコーヒーのセットメニュー。
確か4.5ユーロでした。

夫が好きなベルギーのビールLeffe　レフの看板があったので、記念撮影です。

カフェの入り口です。Cafe de l'esplanade　という名前です。
外にもテーブルと椅子がありますが、ここに座るのは喫煙者だけでしょう。
寒いので。

前回見なかったところを少し歩いてみます。

港の近くのエリア、Les Cordiers　には細い道が平行にたくさんあります。
それほど古い建物はなく、200年を超えるものは少ないです。
（とツーリストインフォメーションにもらった資料にあります。200年を超えなくても十分古いと思いますが…）
ここはもともとは漁師町でした。
現在は小さなレストラン、お店、カフェ、魚の燻製所、シードルの工場などがあります。

まだ開いているお店もあるようですが…

かわいい美容室です。

ここは開いていましたが、他のお店はほとんど閉まっていました。

このバーはこれからオープンするのかな？

Eglise Saint Jacques　サン・ジャック教会に来ました。ライトアップされています。
この教会は高台にあるので、坂を上って来ました。

かわいいプレートがありました。

1362年に建てられたこの教会は百年戦争でひどく被害を受けました。1699年に修復され、長さ:43 m、幅:15 m、高さ:15 m　という大きさで、見逃すことがない位置に建っています
と資料にありました。

下から見上げたところ。

教会は閉まっていて中には入れませんでした。

18:00　を過ぎたので、レストランを探すことにしました。
教会からまたQuai Francois 1er　のほうに戻ります。
ホテルの人には2軒レストランを紹介してもらいました。
Le Homard Bleu　とBrassairie de la Coteです。
町を歩いたときに開いているお店、レストランが少なかったので、早めに行って探します。

Le Homard Bleu　は開いていなかったので、Brassairie de la Cote　に来ました。
レストランは18:30からというので、飲み物を注文して待ちます。

ここのメニューの一部です。
33ユーロの前菜、メイン、デザートを取ることにしました。

お店の雰囲気。
この後お客さんが入って来ました。

わたしの前菜。
La belle Assiette de Fruits de Mer
海の幸の盛り合わせ。

Amande de Mer　という貝を初めて食べました。小さな貝で牡蠣のような味がしておいしかったです。
後でネットで調べたところ、日本語ではホンタマキガイというそうで、
バカガイとアカバイを混ぜ合わせたよう、なかなかうまいのだけれど後味が悪い。あまり食用とはされない。とありました。

フランスのウィキペディアには、
huître du pauvre 「貧乏人の牡蠣」とも呼ばれるアマンドはおいしい食用貝です。
とあったので日本のものとは少し種類が違うのかもしれません。それか水が違うと味が変わるとか。フランスとポルトガルで食べられているそうです。

夫の前菜
Carpaccio de St. Jacques Poivre Citron Huile Precieuse
ホタテのレモンペッパーオイル。

わたしのメイン。
Tataki de Thon, Wok de legumes
ツナのタタキ、野菜の中華風炒め物。

タタキって何だろうと思ったら、焼いてお醤油で味付けしてありました。

夫のメイン。
Coquilles St. Jacques a la Normande

ホタテのノルマンディ風。

夫は今日ホタテばかり食べています。
付け合わせはわたしのと同じもの。

この後はコーヒーを飲んで帰りました。

帰る途中Le Homard Bleu　を見たら開いていたので、明日はここで食べてみようと話しました。

11月29日（水）

9時に朝食会場に来ました。
とてもたくさん品数があります。

飲み物とハムやチーズのコーナー。

卵などの暖かい食べ物はありません。

このハムとチーズは整然と並べられていて、遅い時間だったのに少しでも無くなったらすぐに補充されていました。

クリスマスの飾りつけがしてあります。

残念ながら天気がよくありません。
今日はスーパーでの買い物とル・トレポートの隣町、Eu　と　Mers le Bains　を回ってみようと思います。

Mers le Bains　の海岸沿いです。

ここから内陸に入ってEu　の町を観光します。

この旅行記はこれで終わりです。ここまでおつきあいいただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （4）

• Eiji Haitaさん 2024/03/17 18:20:31

  秋にフランスに行く計画は。

  今のところないんですが、6.7月に恒例の北海道詣での予定です。大雪山系のお花畑目的に。
  
  家の片づけということは、・・・ということでしょうか？
  遠いドイツ在住のあなたにとって大変なできごとですね。
  
  久米島に行く由。良いですね。沖縄の離島本当に楽しいですね。
  離島好きの私ですが、久米島に入ったことがありません。どうしても南西諸島に行ってしまいがちです。
  時期的にシュノーケリングが楽しめるときですね。熱帯魚と戯れてください。

  nekochanさん からの返信 2024/03/18 01:48:00

  Re: 秋にフランスに行く計画は。

  こんにちは。Haitaさん
  
  書き込みありがとうございます。
  Haitaさんは６，７月に北海道なんですね。ひょっとしたら同じ時期になるかもしれませんね。
  
  家の片づけは、母が施設に入って2年になりそれ以降誰も住む人がいないので、わたしもできるうちにしておこうと今年はいらない布団など粗大ごみを片付けることにしました。多分母はもうこのマンションに戻ってくることはないと思うので。
  マンションなので、とりあえず人が住んでいなくても、一軒家ほど大変なことにはならないんですよね。うちの辺りは冬に雪がすごく降るので、一軒家だと人が住んでいないと雪の重さで潰れてしまうかもしれないんです。
  
  久米島は6月21日から26日で、梅雨明けかどうかというときらしいです。
  沖縄の梅雨は他のところと違って、一日中雨が降るのは少なく、一気に雨が降った後はカラッと晴れますとサイトにあるのですが、梅雨自体を知らないのでどんなもんだろうと思っています。タイの雨期みたいなものかなと想像しています。
  久米島は、はての浜というところの写真を見て行きたくなりました。
  
  

• Eiji Haitaさん 2024/03/13 21:35:23

  海の幸の盛り合わせ

  この写真、そそられます。貝類が大好きな私には堪りません。
  　nekochanさん、確か北海道の海のある町出身ではなかったですかね。あなたの旅行記の食を見ていると、そのことが感じられます。
  　北海道の海の幸、本当においしいですね。
  
  　白い崖の夕陽、実に良いです。絵にしっかりなってます。海にお日様が沈む瞬間、とても好きです。確かこれを、 逢魔が時と言い特別な時間とされているとか。

  nekochanさん からの返信 2024/03/14 05:27:16

  Re: 海の幸の盛り合わせ

  こんにちは。Haitaさん
  
  貝類が大好きだと前に旅行記にも書いていらっしゃいましたね。
  この盛り合わせは前菜用で量が少ないんですけど、フランスで海の幸の盛り合わせというのを頼むと3段くらいになった盛り合わせが来ます。
  それに近いのを一度ブルターニュで食べましたが、そのときの旅行記は書けずにいます。
  Haitaさんぜひ秋にフランスで食べてください。やっぱりこういう風に食べる貝は秋から冬の冷たい海のものが美味しいと思います。
  
  今年は6月から7月にかけて夫と一時帰国することにしています。
  実家を夫の助けで少し片づけようと思っています。
  飛行機がまたピンポイントで比較的安かったので滞在がほぼ1か月になるのですが、夫には実家滞在がやはり長すぎなので、中に旅行を入れることにしました。
  ピーチ航空が新千歳那覇という路線を出していて、そこからJAL系の飛行機で久米島に行くことにしました。
  天気がよければいいんですが。