2023年11月　初冬のノルマンディーとブルターニュ 4　ミシュラン・グリーンガイドでお勧めのフレエル岬に行く　Cap Frehel

2023/11/24 - 2023/11/24

初冬のノルマンディとブルターニュ。海の幸がいっぱいです。今年は10日間とゆっくりと行くことにしました。
ノルマンディーの海岸の町、カブールに二泊。その後、内陸の小さな町に一泊。ブルターニュの町、ディナンに二泊。続いてレンヌ三泊。またノルマンディーに戻って海岸の町ル・トレポールに二泊するという日程です。
ディナンには二泊です。二日目は少し天気がいいようなので車ででかけることにしました。ミシュラン・グリーンガイドに3つ星でお勧めされているCap Frehel　フレエル岬です。

エリア フランス

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

11月24日（金）

8時にホテルで朝食をとりました。
その後ネットでマーケットを探しました。金曜日にディナンの近くでやっているマーケットはSaint Jacut de la Mer　サン・ジャク・ドゥ・ラ・メールという小さな町です。
岬に行く途中にあるのでちょうどよかったです。

天気が少しいいかと思うとすぐに雲が広がります。

海が見えてきました。

Saint Jacut de la Mer　サン・ジャク・ドゥ・ラ・メールに着きました。

人口910人です。この村は小さな半島の上にあって3方向が海です。
夏は観光客でかなり混むようです。

無料のパーキングに車を停めます。
ここも海なのですが、潮が引いていて水はかなり先にあります。

夏は海水浴客でいっぱいだろうと思うビーチ。

少し歩くとすぐにマーケットに出ました。
ホタテを売るスタンド。

チーズを売るスタンドです。
すごい種類と量。

910人の村に出るマーケットなのでこのくらいの規模です。
お客さんもあまり多くありません。

カキなど海産物を売るスタンド。
ものすごく大きなカニも見えます。

Hutres plates Cancale　カンカルの平らなカキと書いてあります。
ブロン牡蠣ともいわれるヒラガキです。
6ユーロの前に⑫。12個でってこと？
（聞いてません）

ここまででマーケットは終わりです。
すぐに終わっちゃいました。

レストランがありました。
6 Huistres et le verre de muscadet　カキが６つとグラスワイン、ムスカデ10.50ユーロ。安ーい。
ワインまでついてるなんて。
まだ早い時間なので残念ながら入れません。

この村の地図です。
この村にもツーリストインフォメーションがあって、入ってみました。

前日行ったディナンのツーリストインフォメーションにいた男性がいて、びっくり。こんなところで会うなんてとお互いに言いました。
この村に見どころってある？って聞いたら、マーケットとビーチ、あとこの地図にある先の部分がきれいと言ってました。一応地図をもらいます。

自分たち明日レンヌに行くんだけど、明日はレンヌのツーリストインフォメーションにいますか？と聞く夫。
いやー、自分はレンヌに住んではいるんですけどとまじめに答える男性。

一応その方向に向かって歩きます。
横を見ると海です。
そちらのほうに行ってみます。

あまり水は見えません。

何かの建造物の残骸があります。
家かなにかだったのかなあ。
でも、どうしてそこに家を建てようと思ったのか。

地図を見て歩いていると、カフェから出てきた女性が（おばちゃん）どこに行きたいの？とフランス語で話しかけてきました。
フランスのいなかの人たちはとても親切です。

1軒開いていたお土産物屋さんに入りました。
夫はSaint Jacut de la merと入ったフーディを買いました。
あまりにも知られてない名前だと土産物とはわかりません。

猫さんが少し離れた家の前にいて、こっちにおいでと呼んだら来ました。
まっすぐに夫のところに来てすりよってからごろん。
夫の方が猫に好かれることが多いです。

鼻筋に黄色の線が入ったさび猫さんです。
しばらくしてまた元のところ、家の前に戻りました。

この後はCap Frehel　フレエル岬に向かいます。
だいたい20キロ、30分くらいかかります。

Arguenonという名前の川です。

小さな村をいくつか通り過ぎてまた海に出ました。
岬はもうすぐです。

岬の駐車場に着きました。
駐車場のわきに小さな花が咲いています。
こんな時期でも咲いています。

わたしたちの他にも何台か車が止まっていました。

駐車場から少し歩くと灯台が見えてきます。

フレエル岬は、Grand site de France　フランスのグラン・サイトに指定されています。
フランスのグラン・サイトというのは、RGSF (Reseau des Grands Sites de France) という団体がフランス本土の33カ所を指定したものです。
他にはモン・サン・ミシェル、ポン・デュ・ガールなどが指定されています。

こういう名前の見どころ認定機関もあるんだ。フランスの美しい村だけじゃなくて行くところはいっぱいあるなあ。

ミシュラン・グリーンガイドでは3つ星のお勧めです。

この写真の左側にある灯台が1702年から使われた一番最初の灯台です。

Phare du Cap Frehel　灯台。
1946年から1950年に建てられたものです。
29海里、55キロの先まで届く光だそうです。
この灯台は2011年からフランスの歴史的記念物に指定されており、夏には一般公開されています。

サイトには
迷わず145 段の階段を上ってギャラリーに行き、湿原、ラ・ラット要塞、サン マロ港のパノラマをお楽しみください。それは本当に素晴らしいです！
と書いてあります。

夏はやはり３つ星の見どころのようです。
夏はディナンから無料のシャトルバスが出ています。

こんなところに牛が！
誰が飼っているのだろう？

三角岩とか三角島とかそういう名前がついていそうです。

Amas du Cap 　という名前がありました。

海岸からこのくらいの距離のところにあります。

カンカルとフレエル岬にかけてのこのあたりの海岸は、Cote ｄ’Emeraude　エメラルド海岸と呼ばれています。
海の色が緑がかったターコイズカラーなのでそういう名前がついています。

でも、太陽の光がもっと欲しいところです。

少し歩いてもう一つの灯台に向かいます。

少し明るくとれた写真。

この岬は70メートルの崖となっています。

ディナンとフレエル岬の観光ガイドのサイトを見ると、
荒々しい海も魅力で一年中風景が楽しめます
とありますが、やはり夏のほうがいいと思いました。
(風が強くて寒いです。）

一年に160万人の観光客が訪れるそうです。

赤みがかった色の岩です。

四角いレンガを積んだようにも見えます。

ここが岬の先端だったと思います。

少し離れたところに塔があります。
（これも確か灯台だったと思います）

岬などによくある、この方向はどこという説明かと思いましたが、ile de Guernesey の他は、イカと貝、船の絵でした。

少し雲が晴れて、光がさしてきました。

下はこういうかんじで、ちょっとこわいです。

記念撮影。

違うところで夫の記念撮影。

海といえばカモメ。

Fort La Latte　ラット要塞です。　
海のすぐそばにある要塞で、ここからも1時間ちょっとで歩いていけるようです。

Chateau de la Roche Goyon　ロッシュ・ゴヨン城とも呼ばれています。
この城は13世紀にこの地方で力を持っていたゴヨン・ド・マティニョン家によって建てられました。

わたしたちは車でここまで来たので、車で行きます。
車で来なかったとしても歩いて行かないでしょう。
海のすぐそばにあるお城というのがおもしろいです。
何度か映画のロケにも使われたようです。

駐車場に戻ってきました。
ラット要塞はだいたい4キロくらい、車で15分の距離です。

ラット要塞の駐車場に着きましたが、閉まっていました。
行く道が閉まっていて、近づくこともできませんでした。がーん。

ディナンに戻って町を歩くことにしました。

この旅行記はこれで終了です。ここまで見ていただいてありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• Eiji Haitaさん 2024/01/30 22:58:25

  良いですね、小さな町

  こじんまりとした街の散策、とても良いです。
  小さなマーケットと親切な街の人、こういうのが旅行のなんとも言えない楽しみですね。
  欧州の小さな街の散策、じっくりとしたいもんです。
  イギリスのフットパス、今のところ行きたいところの上位です。

  nekochanさん からの返信 2024/01/30 23:16:37

  Re: 良いですね、小さな町

  こんばんは　Haitaさん
  
  はい。有名な観光地じゃないところをてきとうに歩くのも好きです。
  その土地の人とよくわからないながらもコミュニケーションを取ったりしていると旅行してるなあと思いますね。
  やっぱり人がいいところを旅行するのはいいですね。
  中〇を旅行した時は本当に疲れてしまい、ドイツに戻りたいと初めておもいました。
  ラオスもルアンパバーンだけしか行ってませんが、本当に人が優しいと感じました。よかったですよ。
  
  ヨーロッパはどこの国も歩くとか自転車の移動とかが整備されているので、いいですね。Haitaさん向きですね。
  イギリスのフットパスは一部分しか知りませんが、自然を身近に感じました。