初めての中南米②美しい棚湯温泉、トラントンゴ（メキシコ）

2023/11/12 - 2023/11/13

2日目、スーツケースはメキシコシティのホテルに預けて、タウンリュックで、トラントンゴ温泉へと遠出。
私のメキシコ旅のハイライト。
待ち時間も入れると5時間近くの、乗り継ぎバス旅です。
遠すぎるので、宿泊にして正解でした。

エリア その他の観光地(メキシコ)

• 旅行の満足度: 5.0

朝の出発が早いので、ホテルは素泊まりにしていた。
食事は、適当に何かあるだろうと思っていたのだけれど、日曜日だったせいもあるのか、メキシコの朝はゆっくりで、お店は全然開いていなくて。
仕方なく、1軒だけ開いていたサンドイッチスタンドで購入。

このサンドイッチ、意外にも中身がたくさん入っていて（ハムとチーズとアボカドなど）、また、一緒に買ったオレンジジュースが生絞りで、最高に美味しかった。
ジュースは飲みきれないほど多かったので、ANAでいただいたお水のペットボトルに入れて、旅のお供に。

トラントンゴ方面へ向かう最初のバスは、北バスターミナルから。
ここへはメトロブス（バス）で来るつもりだったが、バスはメトロカード無しには乗せてくれなかった。
よって、Uber使用。

到着後、途中のイスミキルパンまでのチケットを、並んで買った。

北バスターミナル バス系

トイレに行っておかなくっちゃ。
7ペソ。

乗り込んだのは、結構素敵なバスだった。
3時間も乗らなければならないので、良かった。
前のポケットに差しているのが、朝のオレンジジュース。

幸い、酔ったりすることもなく、イスミキルパン着。
次のトラントンゴ行きバンの乗り場がわからなくて、少し戸惑ったけれど、路上にお店を広げていた現地の人が、道の裏手にあると教えてくれて、判明。
乗車したいバンの時刻をチェックして、それまで、昼食を摂って時間をつぶすことに。

食べられる場所があるかと、近くのモレロス市場へ行ってみた。

あった、あった。
簡易な食堂で、市場飯。

何という料理だったか忘れた(笑)
旅行記はすぐ書けってことだな。

準備万端で、トラントンゴ行きのバン乗車（片道60ペソ）

ぐねぐね曲がった道は細くガタガタで、飛ばすので、結構揺れて1時間。
酔う人は酔いそうな行程だった。
バスの中で、入域料徴収（1日180ペソなので、1泊だと倍）

そしてようやく、トラントンゴ着！
長い長い道のりだった。

トラントンゴリゾートは、パライソゾーンと、グルータスゾーンに分かれている。
トップ写真の棚湯があるのは、パライソゾーン。
グルータスゾーンは、より秘境感のある感じで、洞窟や川などがある。

バスは、グルータス側に着いた。
疲れたので、もう、そのまま、グルータス側に泊まることとする。
（トラントンゴのホテルは予約できないので、当日その場で決めることになる）

トラントンゴ 滝・河川・湖

日曜日とあって、ガラガラ。
昼間居た人たちはみんな帰って行ったのだろう。
シティから遠いしね。

右手が、私のお部屋。
キラキラではないけれど、見た感じ、なんとなくリゾート感はある。
900ペソ（約7700円）

ちなみに、このリゾートは全てがニコニコ現金払い（ホテル料金も）
そして、近辺にATMは無い。
イスミキルパンにあるのが最後のATMなので、そこで現金を得ておかないと、どうにもならなくなるので注意。

部屋で着替えたら、貴重品を防水ポーチに入れて、タオルだけ持って温泉エリアへ。

洞窟の入り口。

わああ。
車の洗浄みたい。
ここに入るぞーー。
（撮影は、防水ポーチに入れたスマホで）

ちなみに、お金とパスポートは、防水ウエストポーチに入れている。
え？パスポートを入れるなんて、怖くないのって？
ちゃんと、お風呂に沈めてテストしましたから大丈夫（←実際、全く濡れなかった）

中から見たところ。
この時、11月中旬。
既に結構、肌寒くて。
水着の上に、長袖のラッシュガードと短パンを履いていた。

でも、中は蒸し暑い。
全般に温い温泉も、ここは温度が少々高め。

こういうの、全部が温泉だから、コタエラレナイ（日本人の感覚では、温いけど）

ホテルエリアもそうだが、リゾート内は、階段、階段。
なかなかに、脚を要求された。

グルータス側は、秘境感がウリ。
奥へ行くには、追加料金が必要だった。

安全対策とかは特に無さそうなので、ここも、落ちたらどうなることか。
端っこまで行って、下がどうなっているのか見たいけれど、やめておこう。
全ては自己責任。
ことに、こういう人の居ない日は、誰も見ている人が居ないから、余計に危険。
そういうゾクゾク感も、少しある。

既に夕方。
時間と共に寒さが増してきたので、ホテル近くに下りて来た。
ホテル裏手？の川もまた、温泉。

着替えていないので、かなり寒い（階段含めて結構歩くので、着替えに戻るのが億劫だった）
温かいものをいただいて、内側からファイヤー！

スープと、ここのところ、野菜を摂取していなかったのでサラダ、それに、魚のフライと。

…でも、真っ暗になった帰り路は、歯の根が合わなかった。

は、早く、早く、部屋へ。

とりあえずシャワー。
水シャワーだけど、温くて、まだいけた。
リゾートとは名ばかり(笑)で、ドライヤーも無く、ロングヘアーは少々辛いところだけれど。

Wi-Fiも無い（というか、時間帯？によっては、電波さえ入らない）し、デジタルデトックスな一日。

もう寝よう。
おやすみなさい。

…静かで、本当によく眠れた。

翌朝は、パライソゾーンの方へ行ってみる。
歩いても行けることは行けるけれど遠いので、バンを使った。

温泉エリアには、水も持って入ってはいけなかった（防水ウエストポーチは指摘されず）
それで、入口のところで預けようとしたら、管理人の男性が、ストラップを力任せに外そうとして、破損。
彼曰く、

「ブロークン」

え？それだけ？ごめんとか、無し！？
USJにセサミが入ってすぐに購入したストラップだったのに…
あちこち、一緒に旅して来たのにーーー（涙）

まだ朝なので、ちょうど、新しいお湯を入れているところだった。

しばらくぼーっと見ていたら、完成。

パムッカレに似ている。
その昔、トルコへ旅した時、ボドルムなどの海辺だけで、パムッカレまで行かなかったことを後悔していたので、これを観られてスッとした。
これは、天然ではなく、人工的に作られたものだけれど。
温泉自体は、天然モノ。

浸かっていると温かいが、湯温が高くないこともあり、出るともう肌寒い。
昨日は長袖のラッシュガードを着たまま入ってしまったけれど、それでは出た時かなり寒かった。
今日は上着を脱いで、ビキニ姿で温泉に入り、出たら着る作戦で。

わーい、誰も居ないから、防水ウエストポーチに隠れていたお供梨も出よう（←もちろん、お湯に入ってはいない）

うふぅ、美しい。
脳に沁みる色。

ラッシュガードと短パンを装備して、移動。
うん、寒くない。
成功、成功。

トンネルもまた、美し。

ひとしきり遊んだら、リゾート内にある、昨日とは違うレストランでブランチ。
チラキレスを選んだ。
三角形の、ポリンキーみたいなサクサクしたのが、たくさん。
これ、見かけよりずっと美味しくて、このホテルで食べたものの中で一番だったかも。
80ペソ（700円弱）

帰りもまた、バンとバスを乗り継いで、メキシコシティへ。
…なんて、一行で済ませてみたけれど、5時間近くの行程だから。

北バスターミナル バス系

北バスターミナルからは、今度こそメトロカードを買って、バスでホテル近くまで戻る。
このメトロカード、どの駅でも買えるわけではない。
もう少し、買える場所を増やせば良いのに。

夕方ぐらいに戻れたので、何か観光を、と思ったけれど、博物館の類は終わるのが早くて、果たせず。
ま、いいや、またここに戻って来るのだし。

早めの夕食は、簡単に、ホテル近くのタコスにしよう。

小さくて、皮が薄くて具がたくさん。
食べにくいけど、最高に美味しかった。

これから支度して、今夜遅く、コロンビアへ発つ。

この旅行記へのコメント （6）

• picotabiさん 2024/04/09 14:53:22

  すんご!

  温泉すごいね。もう少し暖かいといいのに!
  これ見て行きたくなりました。ハードル高いからいつやらだけど。
  モロッコのもすごい。あっちも行ってみたい。
  
  人が少ないんだけど普段からこんななの?
  
  最後のタコス。本場の食べてみたーい

  ラムロールちゃんさん からの返信 2024/04/09 22:42:02

  Re: すんご!

  暑い時期なら、あれぐらいの温さでも良いのかもなんだけど。
  もっと混んでる写真も見たことあるしねえ…
  もう肌寒くなってきて、ハイシーズンじゃなかったから、空いてたのかな。
  あと、現地の人に人気のリゾートだし、金曜土曜とかの方が人が多いのかも。
  私は日月で行ったから。
  
  トルコのは天然で真っ白だから、もっと綺麗なんだよね。
  見比べると、やっぱりこっちはプール感あるなあ。
  
  タコスは、美味しかったよ。
  後に、もっと気に行ったタコス出します(^_-)-☆
  
  ラムロール

• 毛利慎太朗さん 2024/04/08 16:30:44

  温泉とハプニングと

  ラムロールさん、こんにちは。
  前回の「チョコレートがけの鶏肉」も驚きましたが、メキシコにこんな素敵な温泉があったことに驚きました！
  スパとかだったら「ドイツ」が思いつく感じですが、そこと同じく水着着用で…
  日本にも洞窟風呂とか、川がお風呂というのはありますが、それらが集中してあるというのはインパクトありますね…しかしながら移動で湯冷めやら、セサミのストラップの「ブロークン」の件ご同情申し上げます…謝罪の一言は確かに欲しい。
  
  「パムッカレ」→知らなかったので調べましたが、ほほうウユニ塩湖が棚田になったみたいなフォトスポットだな～というのが第一印象かな～と。
  なんか、世界遺産みたいですが、入場料が3800円とか、イ〇スタみたいにそこまで上手く写真が撮れないとか、「がっかりスポット」という方もいるみたいで…
  
  毛利慎太朗

  ラムロールちゃんさん からの返信 2024/04/08 20:34:28

  Re: 温泉とハプニングと

  毛利慎太朗さん、こんばんは☆
  
  なかなか良い温泉でしょ？
  何かで写真を見て、一目惚れしちゃって。
  ちょっと遠いので大変でしたが、行った甲斐はありました。
  お蔭で、メキシコシティの名所は、全然観光できませんでしたけど(^_^;)
  
  パムッカレ、そうなんですか。
  行きそびれたのは、まだネットが無い頃だったので、詳しくは知りませんでした。
  じゃ、トラントンゴで良かったってことかなー。
  ありがとうございます、完全に上書きされました(^o^)／
  
  ラムロール

• Mrunさん 2024/04/08 12:08:57

  中南米ひとり旅！あこがれる～

  ラムちゃん、こんにちは。
  
  凄いなぁ～　中南米にひとり旅だなんて。
  ホンマ、あこがれる～～
  
  何もかもが、新鮮で目まるくして、拝見しました。
  今や、メトロカードなどの交通系カードは、
  世界どこでもあるんですね。（メモメモ…）
  
  乗り継いでいく、アトラクション満載？のような温泉。
  自己責任ってのも、響いたなぁ～
  
  この後の旅行記も、楽しみにしてま～す　^^/
  
  Mrun
  

  ラムロールちゃんさん からの返信 2024/04/08 12:59:41

  RE: 中南米ひとり旅！あこがれる?

  Mrunちゃん、こんにちはー。
  
  誰かとの旅って、予定を合わせて、行先も話し合って、って、私からすると、なかなかハードルが高いです(-_-;)
  とはいえ、たまには友達と旅行もしたいんだけど。
  
  メトロカードの類、あるのは便利で良いのだけれど、それでないと乗れない、ってなると、買える場所をたくさん作っておいてくれなければ、旅行者には逆に不便で…。
  
  海外の自己責任って、怖いですよね。
  こんなところで何かあっても、スペイン語オンリーの世界だったから、状況を訴えることすら翻訳アプリ無しには…（←でも、電波が無い(*_*;）
  
  ラムロール