長崎1人旅 - 4日目：九十九島の1つ、黒島（佐世保）へ

2023/12/01 - 2023/12/01

2023年11月28日～12月2日で初めての長崎へ一人旅。
4日目の日記です。

●1日目：11月28日（長崎市）関空→長崎空港/夜の中華街/出島
●2日目：11月29日（諫早市・長崎市）諫早で神社巡り＆めがね橋/大浦天主堂/グラバー園/稲佐山
●3日目：11月30日（長崎市）孔子廟/オランダ坂/神社仏閣巡り/平和記念公園/浦上天主堂
●4日目：12月01日（佐世保）黒島
●5日目：12月02日（長崎市）神社仏閣巡り/長崎空港→関空

エリア 九十九島・田平周辺(長崎)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 船 自転車 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

佐世保から10時のフェリーで黒島に行くために、朝6時前にホテルを出発。
この時間は電車もバスも動いていないので、20分歩いて長崎駅前のバスターミナルに行きました。
12月に入っただけあってめちゃくちゃ寒いです。

佐世保行き高速バスの始発は6時半。
予約などは不要で、車内で現金かICカードで払う仕組みでした。

バスの車窓から。6時半を過ぎてもまだ暗く、長崎は日の出が大阪よりも遅いということに気づきました。

佐世保駅到着。
佐世保のバスターミナルも駅のすぐそばです。

佐世保駅って日本最西端なんですね。

松浦鉄道に乗って、フェリーが出る相浦まで行きます。

佐世保駅 駅

松浦鉄道は改札がないので戸惑いましたが、電車の中で清算するシステムでした。（一部駅には券売機あり）
ネットで調べたところ、現金と特定のICカードのみという情報が出てきましたが、現在は代表的なICカードが使えるようになっていました。

車内はこんな感じ。一両編成でした。

相浦駅に到着。目の前に漁港が見えます。

相浦駅 駅

駅からフェリー乗り場までは歩いて5分ほどです。

途中で見かけた猫さん。

港の様子。

フェリー乗り場に到着。中で往復の切符を買いました。
乗船時間になるまで中の待合室で待つことができます。

出航（10時）の30分前になったので乗船開始。意外にも大きな船でした。

船内には靴を脱いで過ごせるスペースも。

いよいよ出航！
途中、高島という島にも寄港します。

なんか島が多いなーと窓の外を眺めていたのですが、九十九島の島が見えているということに思い当たりました。ちなみに黒島も九十九島の島の一つ。

朝から曇ってたけど、晴れてきた！

1時間ほどで黒島に到着。帰りの船は15時半なので、約4時間の滞在です。
船内で「●●さんところの息子さんは神学校に行っている」という話が聞こえてきて、長崎っぽいなあと思いました。

黒島ウェルカムハウスで、予約してあったレンタサイクルを借りました。
一時間300円。電動自転車です。

まずは黒嶋神社へ。
歴史的に潜伏キリシタンたちが多く暮らしていて、現在でもカトリックが8割の黒島ですが、神社もお寺もあります。

黒嶋神社。
拝殿という感じではなかったので、本当にここでいいのか迷いました。

鳥居がはるか下の方に見えます。
今回は坂を登ってぐるっと回る形で訪れたのですが、港の方から階段を登ってくることもできるようです。

お隣にある金毘羅神社。

金毘羅神社の鳥居も下の方にありました。こちらの階段はものすごく急で手すりもなく、怖過ぎました。

神社を後にし、道なりに進んでいくと本村集落という案内があったので見学。
写真は集落入口にある公園です。

塗装は比較的新しそうなのに、座るところがボロボロすぎるブランコ。

朽ちた選挙のボードがありました。

集落のお家

少し奥に進むとのどかな景色が広がっていました。

本村集落は戦国時代に黒島を領有していた家とその家臣たちが暮らしていた集落だそうです。
お邪魔しました。

次に興禅寺へ。
黒島唯一のお寺で、キリスト教が禁止されていた時代には潜伏キリシタンたちも檀家となっていました。
お寺からマリア像が見つかったこともあり、住職はキリシタンの存在に気づきつつも黙認していたんじゃないかと言われているそうです。

お寺は景色がいい場所に建っています。

神社と同じく、「普段から皆が祈る場所」という感じのしないお寺で新鮮でした。

道なりに自転車をこいでいくと蕨展望所に出ました。

色々な島が見えるようです。

右奥に見えるのが五島列島の島かな？

テーブルとベンチもあったのでここでお弁当を食べるのも気持ちがよさそう。

お昼は予約していた「さざんか」さんでお刺身定食（1500円）をいただきました。
お刺身がとても新鮮で美味しかったです。島豆腐も出して頂いたのですが、とても優しい味でそのまま食べても醤油をつけても良かったです。お味噌汁や小鉢も美味しくて満足。

あとからフライも出てきました。めっちゃ美味しい。

さざんかさんを出て本日メインの目的地、黒島天主堂へ向かって走っていると「仕切牧墓地」という案内板があったので見学。
潜伏キリシタンと仏教徒の墓が混在する墓地だそうです。

映画のワンシーンみたいな仕切牧墓地への道。

引き続き、黒島天主堂に向かいました。
黒島も猫ちゃんが多いです。

途中、大きな木が階段をふさいでいる場所が。

なぜか落ちていたVHSテープ。何が録画されているか気になります。

黒島天主堂に到着。
13時に見学を申し込んであったので、中に入りました。中は撮影禁止だったので写真はないですが、厳かな雰囲気でステンドグラスから射す光がとても綺麗でした。
他に誰もいなかったので、とても静かでした。

黒島天主堂 寺・神社・教会

天主堂の裏に回ってみると、レンガと瓦が使われていて日本っぽいなあと。

素敵な教会でした。

続いてカトリック共同墓地へ。

仏教風の墓石に十字架がついていてマリア様の像もいらっしゃるという、他では見たことのない墓地でした。
もしかして日本のキリスト教徒の墓地では普通なんだろうか？

土葬の墓地？
古い墓地の多い一角は、この横長形式のお墓が多かったです。

黒島天主堂建設に尽力をつくしたマルマン神父の墓地。

墓地を出て、cafe海咲さんで一休み。
黒島ブレンドコーヒーときな粉餅をいただきました。
コーヒーは黒島のお水を使っているそうです。苦味が強過ぎず美味しかったです。

Cafe 海咲 グルメ・レストラン

自転車を返却する15時が近づいてきたので、黒島ウエルカムハウスに戻ることにしました。
この日は風がとても強く、自転車で坂を下っていると凍えそうでした…ｗ

修道院が見えてきました。
修道院では今もシスターたちが暮らしているそう。とても景色のいいところにありました。

ウェルカムハウスで黒島天主堂・黒島神社・興禅寺の御朱印をいただきました（写真か何か、行った証拠が必要です）
教会が表紙に載った御朱印帳は珍しいと思い、御朱印帳も購入。

船の時間まで少し余裕があったので、黒島神社の鳥居を見に行くことにしました。
猫さんたちが集まっているところがありました。可愛すぎる。

鳥居は歩いてすぐのところにあります。
かなり綺麗に手入れされている様子がうかがえます。

帰りのフェリーから天使の梯子が見えました！きれい～

波が高かったのか、ときどき窓に水がかかっていたのでデッキに出ていなくてよかったですｗ

相浦に到着。相浦駅の入り口にもステンドグラスがあしらわれていました。

相浦駅 駅

佐世保中央駅で降りてBig Manさんで佐世保バーガーを食べました。
美味しかったのでいろいろ食べ比べしてみたい。

佐世保バーガー BigMan 京町本店 グルメ・レストラン

ポテトが細い系なのもポイントが高い…

この後はまた佐世保駅から高速バスに乗って長崎市に戻りました。
明日は最終日です。