バングラデシュ(5)桃色御殿でサプライズ！／ダッカ

2023/10/07 - 2023/10/11

自虐コピー「いま来たら初めて訪問する旅人になれますよ」で知られるバングラデシュを、なんと二か月たたずに再訪です。地元新聞社から、何故そこまで惹かれるのか取材したいと打診されました（実質２日の弾丸旅行につき丁重に辞退）。

実は前回ダッカ大の学生さんたちの下宿にシャツとか忘れてきたため回収に。とか言いつつ、本当は「え、また来たの！」と驚かせたかったのに、まさかの逆サプライズ。まんまとやられました。

エリア ダッカ(バングラデシュ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

前回と同じく成田から経由地バンコクを目指します。裏ミッション、青組ステータス維持修行も兼ねつつ。

成田国際空港 空港

BKK深夜着のため翌朝便に備えてまた空港近くの宿へ。

ここで軽い奇跡です。自分の便より少し早くに成田を発ったZIPAIRで帰国したばかりのタイ人の友達が「車で送ってあげようか」と。 Kop kun krap !!

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

空港から車で10分程度、今回はスワンナプームヴィルエアポートホテルでした。お目当てだった飛行機丸見えルーフトップバーは小雨でクローズ…仕方なく友達と軽く部屋飲みで解散です。

https://www.suvarnabhumiville.com/

スワンナプーム ヴィル エアポート ホテル ホテル

翌朝10時半のTGでダッカに。ガラガラで「好きなとこ座っちゃって！」と陽気なCAさんたち。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

２時間半でダッカ空港着。迷わずアライバルビザをゲットしてあっという間に外へ出たのに、迎えに来る！と宣言していたダッカ大の若者たちから「渋滞で少し遅れる」→「10分遅れるよ」→「30分遅れる」、最終的に１時間待機です。よくあること。

狂喜乱舞のハッサンやミトゥから「本当にまた来てくれたんだね！」と猛烈ハグからの「荷物、全部もつよ！」。空港から歩いて大通りへ出ます。

シャージャラル国際空港 (DAC) 空港

鉄道のエアポート駅前まで来たので「ついに電車！」と思いきや「暑いしタクシーにしよう」とのこと。

Uberタクシー登場まで延々待つ間に、お土産に持ってきたタバコをハッサンが気前よくその辺の見知らぬ人に１本ずつ配ってしまう。

中国資本で完成したばかりという、バングラ初の高架高速道路を見せたかったそう。但し10km強しかまだ出来ておらず、すぐお馴染み地獄の渋滞が待つ地上へ。

オールドダッカ手前で諦めて下車。道端で耳かき屋さんを発見したりしつつ、若者たちの先導で喧騒をかき分けます。

ようやく入れました！前回２日続けて門前払い（日替わり閉館時間に翻弄される）だったピンクパレスこと、アーシャンモンジール！

ピンク パレス (アーシャン モンジール) 博物館・美術館・ギャラリー

入口でハッサンがみんなの入場券をまとめ買い。「バングラデシュ人のフリをしろ」と釘を刺された理由は、外国人の入場料は異様に高いため、バングラ人価格のチケットで揃えた模様。

淡い桃色の外観がインパクト大の宮殿ですが、見学ルートはナワブ家の裕福な暮らしぶりが再現されていたり、とか。

若者たちはじきに飽きて、観光中の女子たちが気になって仕方ない。誰も展示を見ない。

庭園に出たら、唐突に始まりました。大慌てで無数の風船を膨らませて、紙製の王冠を被せられ、"Happy Birthday to You !"と共に、隠していたケーキまで！

数日フライングで、自分の誕生日会が公衆の面前で始まっちゃいました。

驚く顔を見て、若者たち大喜びです。当然４人で食べきれず、周囲のバングラ人にも「彼の誕生日祝いなんだよ」とケーキを配り、見知らぬ皆さんから「おめでとう！」と祝われる展開。いやはや、びっくり！ありがとう。

大きな荷物は入口で預ける仕組みで、自分のスーツケースを代わりに運んでくれたミトゥが「やべ、引換券なくした」。誕生日会場に戻って、芝生の大捜索を経て何とか無事に。

更にハッサンの仲間が加わり、４人の若者が「日本から来たVIPを護衛するSPごっこしようぜ」と、謎の遊びが始まります。ベンガル語で「道をあけろ、著名人だ！」と叫ぶから恥ずかしい。

上空でこんがらがる電線（絶対電気代とか適当）を見て癒されます。

人やリキシャーで溢れ返るオールドダッカで思うように前進できず、若者たちが大学のキャンパスや裏通りを駆使。

「冷たい水、買ってこようか」「果物、たべてみる？」、弟分たちが口々に。全力でおもてなし、ありがとね。お気持ちだけ。

強行軍！バングラ初日にして早速夜には次の街へ向かうため、ミトゥたちと別れて、狭いCNGにハッサンとアリフとギューギュー詰め乗車。夕方の大渋滞にハマり、空港まで１時間弱の距離をまさかの３時間で。

空港でアリフに別れを告げ、ここからはハッサンと束の間二人旅。国際線に隣接する国内線ターミナル、プライオリティパスで入れるMTBラウンジを視察です。当然アルコールなし。

MTBエアラウンジ (シャージャラル国際空港) 空港ラウンジ

初のUSバングラ航空は、沖止めの機材まで無駄に豪華風のバスで移動でした。

緊張した面持ちのハッサン、聞けば「実は生まれて初めて飛行機に乗る」。なんと！

窓にへばりついて離陸に興味津々のハッサン。プロペラ機で、会話が難しいほどの爆音の中、たった50分のフライトなのに何やら配られます。

箱のイラスト派手ながら、開くと薄いチキンハムが挟まった小さなパン１つ。

着いた先はダッカの北東、雨のシレットです。

オスマニ国際空港 (ZYL) 空港

二十人くらいしか乗っていなかったはずなのに、荷物が流れて来るまで30分以上。

弾丸旅行の旅程は全てハッサンが組んでくれました。この街で暮らす彼の兄上が合流し、遅い夕飯はビリヤニの名店で。この後も完全にお任せです。どこへ行くのやら。