2023 10月 九州縦断(10)

2023/10/28 - 2023/10/28

第５日目 後半　2023年10月28日(土)
●志布志 ー 油津 ー 田吉 ー 宮崎空港 ー 関西空港 ー

2023年10月24日(火)～26(木)～28日(土)
高校の同級生と超久しぶり旅行２泊３日で福岡佐賀。その後は南九州へ鉄道ひとり旅。
●伊丹空港ー福岡空港ー大宰府ー太刀洗ー福岡ー唐津ー名護屋ー福岡ー熊本ー人吉ー国分ー吉松ー都城ー志布志ー宮崎空港ー関西空港ー

エリア 日南(宮崎)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル Peach

2023年10月28日(土)　第５日目 最終日 後半　
都城から路線バス２本乗り継いでやって来ました、枕崎と並ぶ南の端っこ駅「志布志」に。

志布志駅 駅

都城からＪＲで来たら本数の少ない日南線の往復になり、宮崎空港からの帰りの飛行機に間に合いません。さっきの路線バスのルート見つけた時は嬉しかったです。

駅の隣りの広場では、なにかイベントをやってました。

駅前の通り。えらく広々としているのは、廃線になった「志布志線」「大隅線」の線路や敷地が広がっていた跡地だからです。

便利そうなショッピングモールあり。109分の乗り継ぎなので、時間つぶしに役立つでしょう。

駅舎の中。

ホーム。

かつてを思わせる広い敷地が残っています。

ホームから見た駅舎。

「志」がたくさんある町です。市になる前は、曽於郡志布志町。

駅舎前には芝生の広場に。向かって右は観光案内所。さて、13:20発の列車まで志布志の見学に。まずは…、

「志布志鉄道記念公園」に来ました。歩いて数分です。廃止された機関区跡地が公園になっています。

志布志鉄道記念公園 公園・植物園

ちょうどこの時、地元の高校生たちが、冬のイルミネーションの電飾取り付け作業をしていました。土曜日なのにご苦労様です。

ＳＬがけでなく、貨車と気動車と計３両が保存されています。

キハ52。出力を強化した近距離型で、山岳路線を中心に活躍しました。

「ヨ」、貨物列車の最後尾につなぐ、人が乗る貨車で、車掌車と呼ばれていました。

「C58型蒸気機関車」、デゴイチなどより少し小さめで、地方では特に使い勝手が良くて評判でした。

イルミネーションになったら、どんなふうになるのでしょうね。

高校生たち、ボランティアかクラスの行事か、それともクラブ活動？ 楽しそうに作業していました。ちょっと心が和む。

きっと「県立志布志高校」の生徒さんだと思います。地図で見ると学校がすぐそこでしたから(笑)

お昼ご飯は、その公園のそばにあった「ランチ500円」ののぼりが出ているこの料理屋さんで。

晩は飲み屋さんになるのでしょう。

おかずを３品選び、ごはん・お味噌汁・漬物。おいしかったですし、これで500円はお得！

さて、まだ時間はたっぷりあります。さっきのショッピングモールへ行ってみます。

志布志駅遠望。志布志の市街はもうちょっと向こう側です。もともとここらは貨車などが並んでる国鉄の敷地だったので。

旧市街へ行こうかと思いましたが、気温が高くてやめておきました。10月末なのに、まだ暑さを避けなければならないなんて。スーパーや土産物店や100円ショップやら、いろいろ入っていました。

お、すでに車両が来ています。黄色いディーゼル。

かわいらしい、真っ黄色の日南線カラーのキハ。色がこんなですが国鉄キハです。

いい顔です。暖色系のイエロー。土地柄によく似合ってます。

単行(１両編成)なのでキハ40です。

扉はまだ開きません。外から眺めてるだけです。

いい角度見っけ。駅のＷＣの小窓から撮りました。

運転台まわり。今回はこればかり。原田線・三角線・肥薩線・吉都線・日南線、計５路線で国鉄キハに乗車したことになります。

車内の様子。

駅面表示板。かなり錆がきてますよ。

イルカと大波のマスコットマーク付き。

13:20発車。油津には14:36到着です。志布志の港。

たまたま撮れた廃墟化元商業施設。レストランかなんかか。

13:47「日向北方駅」、串間市。すでに宮崎県に入っています。

13:52「日向大束駅」、典型的な国鉄時代のままのいい木造駅舎です。このまま維持されることを願ってます。

日向大束駅 駅

14:05「榎原駅」、これで「よわら」なんですね。列車交換でしばしの停車。

榎原駅 駅

駅舎の顔を見に行きました。ひどい逆光。廃墟感あってすこし恐い。

がらんとした駅舎内。

ホームは一段下にあり。

すれ違いは、あの九州キハ標準色のでした。君だったらその色全乗車だったのに、などとは思いません。

14:23「南郷駅」白と青でキレイにカラーリングされてます。

よく見ると「Lions」とロゴがあります。西武球団と縁がある町なのでしょう。キャンプとかで。詳しく知らないのですが。

NHK-BSの「六角精児」さんの番組で日南線の回があります。毎回かかる「ディーゼル」という曲がとても好きです。歌の中の「海岸線は故郷へ向かう道」は日南線をイメージした…、

六角さんのお友達の作詞ですが、その方、若くして亡くなられたんだとか。番組でその話が出て、いつか行ってみたいと思ってました。

その方の故郷がこの日南線沿線だったのです。駅でいうと「油津」だったかと。録画できずに１回見たきりなので再放送待っています。

「大堂津駅」で観光列車と行き違い。ＪＲ九州は、観光列車が充実してますね。

「海幸山幸」とあります。体がきつくて海外に行けなくなり、なおかつお金に余裕がもしあれば、こういうのも利用してみたいです。

14:36「油津駅」到着。ここで南宮崎行にスイッチです。15分の乗り継ぎ時間あり。
駅の表に出ました。赤い駅、「Carp」のロゴ。広島カープのキャンプ地なのでしょう。

油津駅 駅

広島カープのあの少年もちゃんといました。

駅前の様子。

ホーム側から見た駅舎。こっちは赤くないですね。

乗り継ぐ列車が来ました、同じカラーのディーゼル。たしか２両編成だったはず。

宮崎からこの油津までは輸送量も本数もまあまあですが、志布志まで行くのが少ないです。

15:00「飫肥(おび)駅」、難しい字です。

このイラストに出会えてよかった。飫肥が城下町であることが示されました。

駅舎もそれふうにつくられています。

飫肥駅 駅

15:24「伊比井駅」、だいたいどこの駅にもヤシの木。

ここでも列車交換。標準カラーのが来ました。

15:45「青島駅」老舗のリゾート地ですね。ここでたくさん観光客が乗り込んできました。外国人のわりといました。一瞬で満員電車(電車じゃないけど)に。

16:05「田吉駅」、宮崎氏中心街の「南宮崎駅」と「宮崎空港駅」との間にあります。

小さな小さな駅。

田吉駅 駅

ホームもこれだけ。

あっちはもう空港。

南宮崎で乗り換えてもよかったのですが、

１本でも早く空港入りしておいたほうが安心なので。
16:14発宮崎空港行です。空港には16:17着。たった３分。

宮崎空港駅到着。改札出てまっすぐ進めばもう空港。まさしく空港直結の駅でした。

宮崎空港には初めて来ました。もちろん利用も初めて。土曜日の夕方、けっこうなにぎわいでした。

宮崎空港 (宮崎ブーゲンビリア空港) 空港

搭乗口。航空便ごとのアナウンスがあり、それにしたがって奥に入れてゆくという効率が良いさばき方でした。

滑走路の向こうに「航空大学校」、NHK朝ドラ「舞い上がれ」でちょこっと話題に出てましたっけ？

17:11、テイクオフ待ちの機内。夕陽がきれい。火曜日の朝に伊丹からＨ君と飛んできてから、九州のいろいろな所へ行ってきました。

友人と楽しんだ前半と、大移動を楽しんだ後半と、どちらも面白かったです。
運よく撮れました、宮崎空港駅へ入ろうとする電車。

17:29、沈みゆく太陽…ではなく、出たばかりの赤い満月。この日は FULL MOOＮ。

17:20発のピーチ航空関西空港行、10分ほど遅れてようやく離陸です。到着予定は18:25。しかし飛行機は速いなぁ。

17:31、宮崎の海岸線。

18:04、うまく撮れた一枚。飛行機でお月見ができてラッキーでした♪

着陸直前、明るい満月の光が海面に反射している様子。とても幻想的でした。
無事関空に到着し、まっすぐ帰宅。めでたしめだたし。

おわり

関西国際空港 空港

この旅行記へのコメント （2）

• salsaladyさん 2024/01/01 00:35:11

  日南~海幸山幸～海彦山彦～

  ☆フォローありがとうございます。日南の次は大分ですか？
  
  ☆九州のローカル駅はまだまだ昭和感覚が残っていて気持ちが落ち着く。大分は私の故郷～
  
  ☆かつては、久大線―豊肥線を利用して鄙びた地方へも出かけたので、駅舎がそのままの姿で残っていると嬉しくなります。平成―令和ともなると、なかなか古きものを残すことが難しいけれど、、、豊後竹田市の滝廉太郎の生家がある岡城跡などは貴重な街ですね。～謝謝～

  はなはなさん からの返信 2024/01/01 01:17:21

  Re: 日南~海幸山幸～海彦山彦～

  ご覧いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。