クロアチア ＆イスタンブールの旅2(幻のプリトヴィッツェ湖群国立公園）

2014/09/01 - 2014/09/11

旅行2日目。この日は、ザグレブ8:40発のスプリット行きのバスに乗り、プリトヴィッツェ湖群国立公園を目指します。
無事に到着したものの、現地は大雨でした。。。

エリア その他の都市(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

旅行二日目。前日一日中降っていた雨は上がって晴れ間がのぞいていました。
この日はザグレブのバスターミナルからプリトヴィッツェ国立公園に向かいます。
乗る予定のバスは8:40発。
ホテルからバスターミナルまでの所要時間が全く予想できなかったので、
念のため7時過ぎにはホテルをチェックアウトし、バスターミナルへ向かいました。
昨日と同様にトラムに乗ってバスターミナルに向かいます。

トラムの中には自分たち同様にバスターミナルに向かうバックパッカーが沢山いたので結局全然迷うことなくバスターミナルに到着できました。

ロビーの様子です。
言葉が分からないのでどこに行けばいいのかわかりませんでしたが、
ガイドブックを確認したところ、バスのチケットに出発ゲートが書いてあるので
その乗り場に行けばよいとのことでした。

こちらは改札ゲートのような感じでしたが、稼働していませんでした。

こちらがバスチケット。ザグレブからプリトヴィッツェ国立公園行き。
8:40という表記もあります。
このParonというのがGateのことで今回は405番ゲートからの出発でした。

こちらが実際のバス。運転手さんにチケットを見せて乗り込みます。
事前にバスの乗り方については調べてあったので、車掌さんに預ける荷物を渡して車内に乗り込みます。荷物は1個7クーナかかりました。

さて、バスにはぞくぞくと乗客が乗り込んできたんですが、
驚くべきことに乗客の半分がなんと日本人！
ボストンでもこれだけの日本人に囲まれることはなかなかありません。
団体のツアーを避けて路線バスを利用する計画を立てたんですが、なんだかとても変な感じでした。
隣に座っていた地元のおばちゃんもなぜこんなに日本人が多いの？と聞いてきましたが、
なんで？って言われてもねえ....。
プリトヴィッツェが人気なんですよーと答えておきました。

日本人に溢れるバスに揺られながら約2時間。
やっと今回の旅行のメインであるプリトヴィッツェ国立公園にやってきました。
絶景を期待していたんですが、残念ながら公園が近づくにつれて雨脚が強くなりおまけに霧が濃くなってきました。
プリトヴィッツェでのホテルはJezeroに予約を取っていたので、Station2のバス停から歩いてホテルに向かいましたが、雨が非常に強く傘をさしていたのにもかかわらずかなりずぶ濡れに。

到着時がちょうどお昼前だったので、まずはホテル近くのレストランにて昼食を食べて行くことにしました。
プリトヴィッツェ名物のマスのグリル。
久しぶりにマスのグリルを食べましたが、思わず醤油が欲しくなりました....。

入口近くで入場券を購入します。価格は110クーナ（約2000円）。ちょっと高い気もしますが、世界遺産の公園なので文句は言えません...。
今にして思うと世界遺産の公園で入場料が2000円なのは良心的な価格だったのですね。。。

ホテルの近くからStation1へのバスに乗ることが出来たので、バスに乗ってStation1へ。
天気が良ければ歩くのも楽しくなるんですが、大雨なので、バスがあって助かりました。Station1 から下湖方面を散策します。

雨に加えて霧も出てきました。。。

坂を下って行くと、ガイドブックで見たような景色が見えてきました。

滝の水量も多くなかなかの迫力です。

ただ、やっぱり綺麗に晴れた景色が見たかったですが、霧にかかった景色はまた良いものなんだなあと思いました。
眼下に見えるのが滝と、木でできた歩道です。
よーくみると下に観光客が歩いています。

そして、見えてきたのが大滝（Veliki Slap)

夏の間は水量があまり多くないはずなんですが、先週から降り続いた雨のお陰で大迫力でした。

プリトヴィッツェ国立公園のStation1から坂を下りて湖のほとりにやってきました。
雨と濃霧という生憎のコンディションでしたが、世界中から観光客が集まっているだけあり、公園内は大混雑でした。坂を下って行く途中で戻ってくる観光客と沢山すれ違ったんですが、なぜか靴を脱いでいる人を何人か見かけました。その時は何故か理由が分かりませんでした...。

湖のほとりに来ても霧は濃いままでした。
ただ、水の透明度はとても高く、泳いでいる魚がくっきりと見えました。

さて、遊歩道を歩いていると、ところどころ増水した水が氾濫していました。
この写真の部分はまだいい方で、完全に水没していて歩けない場所もありました。。
みんなこの水没した場所を歩いたため、靴を脱いでいたようです。

周りの観光客も諦めて戻る人が大半でした。
当初の予定では大滝の方へ行く予定だったんですが、遊歩道が水没していて歩ける状況ではなかったので残念ながら滝の前で引き返しました。

またこの日は気温がとても低く、9月初旬にも関わらず12℃と冷え込みが厳しく、
かなり寒かったので、大事をとって戻ることにしました。
まだ旅の序盤なので風邪をひくことは避けたかったのです...。

帰り道に再び撮った大滝の写真。
ちょっと残念でした。
予定よりも早く行程が終わったので、バスに乗って上湖の方にも行ったんですが、上湖は霧がさらに濃く
視界が殆どない状況でした....。
この雨もひどくなってきたため、残念ながらこの日はもうホテルに戻ることにしました。

すっかり体が冷え切ってしまったのでホテルで熱いシャワーを浴びて暖まることに。
シャワーを浴びた後は結局ホテルの外には出られなかったので、ホテルの中でおとなしく過ごしました。

夕食も雨がさらに激しくなってしまったため、ホテル内のレストランにて食べました。
この日もPork Cutletを食べましたが、味はイマイチ... 昨日のレストランのほうが美味しかったです。

食後は部屋に戻り、部屋の冷蔵庫にあったミニバーのワインを飲んで過ごしました。
明日こそは天候が回復して、少しでも綺麗な景色が見れるといいなあと祈りながら眠りに就きました。

こちらは白ワインです。

明日こそは天候が回復して、少しでも綺麗な景色が見れるといいなあと祈りながら眠りに就きました。

旅行3日目。
今日こそは天気が回復して、綺麗な景色を見に行こうと思ったのですが...

この日も雨＆霧。終了！
この日も景色が全く期待できないことが分かったので、ベッドに戻り2度寝をすることに。
当初の予定ではこの日も午前中は公園内を歩き、午後2時半のバスでSplitに向かう予定だったんですが、
午後2時過ぎまで何もやることがなくなりました....。
プリトヴィッツェ国立公園はこの旅行のハイライトだったはずなのですが、自然相手では仕方ありませんね。。。
いつかまた行きたいと思いながら現在まだいくことができていません。次回はいつになるのやら。。。

結局、9時ごろにだらだらと朝ごはんを食べに行き、その後、チェックアウトギリギリの時間まで部屋でだらだらし、チェックアウトした後はホテルのロビーでだらだら。

あまりにやることがなくて、暇だったので、前日行ったレスロランにお昼を食べに行きました。
レストランの前で出会った猫の親子です。

そして、14時半のバスに乗車する予定だったのですが、バスがなかなか来ません。
しかも、自分たちと同様にバスに乗ろうとする乗客が20人前後いたので無事に乗れるのかどうかちょっと
心配になりました。この雨の中次のバスまではちょっと待てる気がしません。

結局30分遅れの15時にスプリット行きのバスがやってきました。
かなり遅れましたが、ガイドさんがバスに乗れるように手配してくれたおかげで
無事に何とか乗り込むことが出来ました。
最悪満員で乗れない可能性もあったので一安心。

途中で立ち寄ったレストエリア。

なかにはカフェ、レストラン、トイレ、お店などが入っています。
ここでは20分の休憩でした。
レストハウス内のクマの剥製です。

クロアチアの長距離バスには一応トイレは付いているものの、使えないようになっているらしく使わないでくれと車掌さんが話していました。
ということで、乗車の際にはトイレに注意してください。

無事にバスに乗れて安心したのか、しばらく眠っていいました。
そして、ようやく18:30に目的地のスプリットに到着しました。

スプリットのバスターミナルに到着し、まずはホテルに向かいました。
滞在予定のホテルまではかなり距離があったので、タクシーにて移動しました。
今回滞在したのはBest Western Art Hotel。
世界的なチェーンホテルのBest Westernの名前が付いていました。
ただ、ホテルのブランドの名前だけ使っているようで、個人経営のホテルのようでした。

ホテルに着いて荷ほどきをした後、早速食事に出かけました。

ホテルに一番近いカフェにてさっそくクロアチアの地ビールOzujskoをオーダー。
スプリットの街はプリトヴィツェよりもかなり暖かく、夕方でも25℃近くあったので
冷たいビールがとても美味しかったです。
次に食べ物を頼もうと思ったところ、このお店は飲み物のみしか扱ってないとのこと。
何か食べたかったらちょっと先にレストランがあるからそこがいいよー。と勧めてもらいました。
そして、辿り着いたのがKonoba "Stare Grede"というお店。

Konobaというのはダルマチア地方のシーフードをメインにしたレストランのこと。
アドリア海に面した街なので美味しいシーフードが食べられるそうです。
お店に入ってみると結構流行っていました。
お店の雰囲気もなかなかいい感じ。

Ozujskoのレモンビールです。
これ、一応ビールなんですが、さわやかであまりビールらしく、レモンハイみたいな感じでした。
あまりに飲みやすく美味しかったので、その後の日程ではレモンビールばっかり飲んでました（笑）。

この旅行でレモンビールに出会ったのですが、すっかり気に入り、夏はレモンビールばっかり飲んでいます。日本にもあれば良いのにと思います。

マグロのステーキ、Sopska サラダ（おろしたチーズがかかっていました）、Stuffed Mashroomの3品。
これにパンのスライスが付くので十分お腹いっぱいになります。
一番おいしかったのが、Stuffed Mashroom。
きのこの傘の中に、ベーコン、マッシュドポテト、パセリ、ニンニクをあえたペーストが入っていました。これが、ビールによく合いました。
ビールをお代わりして合計が3000円以下。本当に美味しいのにもかかわらず物価が安くてびっくりです。
美味しい夕食を食べ、満足してホテルに戻りました。
明日はスプリット市内の観光です。