ちょっとリッチなイタリア旅行２（ベネチア観光編）

2023/10/23 - 2023/10/31

コロナが明けて６月にスペイン・ポルトガル、９月にアメリカのグランドサークルに行き、今年の海外旅行はこれで最後と思っていたのですが、インターネットの旅行サイトを見るととてもお得なツアーを発見。
タイトルが『初めてのイタリア旅行９日間』ということで一般的な観光地を巡るプランですが、エミレーツ航空を利用して関空からドバイ経由イタリアのフライトですが、行きがビジネスクラス、帰りがファーストクラス。
しかも値段は他社のツアーの往復ビジネスクラス費用とほぼ同一。
これは行くしかないと思い、クラブツーリズムのツアーに参加してきました。
今回の楽しみは、観光地についてはほぼいったことがあるところだったのでエミレーツ航空ドバイのラウンジとＡ３８０のファーストクラス。
庶民の私にとっては、ちょっと贅沢な旅行をしてきました。
今回の旅程は、
１０月２３日（月）２３時に関空を出発してドバイへの移動。
１０月２４日（火）ドバイ経由ベネチアに行って観光。
１０月２５日（水）ベネチアからピサに移動して観光したのちフィレンツェで宿泊。
１０月２６日（木）フィレンツェ観光後、ビエンツァに移動して観光したのちローマで宿泊。
１０月２７日（金）サンピエトロ寺院やコロッセオ、トレビの泉などのローマ観光
１０月２８日（土）ローマからチヴィタ・ディ・バーニョレージに移動して観光したのちナポリで宿泊。
１０月２９日（日）ナポリからカプリ島、アマルフィーを観光したのち、ナポリで宿泊。
１０月３０，３１日　ナポリからローマに移動しドバイ経由で関空に戻ってきて帰宅。
今回はあまり天気には恵まれず、青の洞窟に入られなかったのが残念です。
それでもエミレーツ航空のローマからドバイの間搭乗した、２階建て飛行機のＡ３８０ファーストクラスは最高でした。
今回は、旅行２日目のベネチア観光を紹介します。
当日は小雨交じりの天気でしたが、観光客の多さにビックリ。
そのせいか来年からは観光税を徴収するようになるのかも？
１２年ぶりのベネチアでしたが、満潮時水没するのを除くとほとんど変わっていませんでした。

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 観光バス 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

１０月２４日（火）前日の夜関空を出発して１３時３０分にベネチアに到着。
イタリアはドバイとの時差が２時間あるのでまずは時計を修正。
（日本との時差はサマータイム中ですので７時間となります）
入国手続き後、さっそくベネチア本島に向かいます。
この桟橋から連絡船に乗船しました。

この船が乗船した連絡船です。
この船に私達ツアーメンバー２２名と添乗員の計２３名が乗船しました。

乗船後、さっそくベネチア本島に向けて出船。
今回のツアーは関空出発ですが、関西以外に名古屋や香川県、福岡からの参加者もいました。
エミレーツ航空では、名古屋から関空まで専用のバスが出ているそうです。
さすがお金持ちの航空会社です。

乗船すると先ほどまで降っていた雨がやんだので、船上デッキに出て回りを眺めます。

運河の左右には寺院や伝統のある建物が並んでいます。

この塔はこれから行くサン・マルコ広場の大鐘楼です。

こちらは１６０３年に建築されたサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会のようです。
この教会は、中世に流行したペストが治ったときに聖母マリアへの感謝をささげるために建築されたそうです。

こちらはサン・マルコ広場の向い側に浮かぶサン・ジョルジョ・マッジョーレ島にあるサン・マルジョ・マッジョーレ教会。
島のほとんどが教会になっています。

もう少しでサン・マルコ広場に到着します。

こちらはサン・マルコ広場から見た向かいにあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。
青空だと教会の白い大理石映えてきれいなのに残念です。

連絡船を下船後、サン・マルコ広場に歩いて向かいます。
これは、ため息橋と思ったのですが違っていました。

こちらが本物のため息橋。
１６世紀に建設された歴史ある橋で、夕方にため息橋の下でキスをした恋人は永遠に結ばれると言われているそうです。
そのためゴンドラで街を遊覧する際は必ず通るスポットだそうです。
ただ残念ながらこの日はゴンドラ遊覧は天候不順のため全て欠航になっていました。
私達は前回乗船したことがあるのでオプショナルツアーを申し込んでいませんでしたが、申し込んだ人は残念がっていました。

もう少しでサン・マルコ広場。
右側の建物がドゥカーレ宮殿。
宮殿の前には足場が組んで有り、満潮時には浸水するようです。
干潮時に来て良かったです。

サン・マルコ広場から沖を見ると先ほど船から見たサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が見えます。
この日はゴンドラ遊覧が欠航になっていたので沢山のゴンドラが停泊しています。

こちらがサン・マルコ広場です。
右側の建物がドゥカーレ宮殿、左の塔が大鐘楼で正面の建物が時計塔です。

この頃には雨も止み、傘無しで観光できました。

午前中は水位が上がり、歩道も海水に浸かっていたそうです。
そのため観光客の多くは長靴を履いていました。
最近のベネチア観光は長靴または靴カバーが必要なようです。

この景色は天気が良いと絵になるのに、曇り空のため残念です。

こちらがドゥカーレ宮殿。
前回のツアーでは中を見学できたのですが、今回は外観のみの観光となりました。
中には世界最大の油絵と言われる『天国』とベネチア派を代表とする巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエボロの作品などが展示されています。

ドゥカーレ宮殿は９世紀頃、古代ローマの城砦が有った場所に建築され、１５世紀に本格的な改築が行なわれたそうです。

正面の建物がサン・マルコ寺院。

このサン・マルコ寺院は、聖マルコの遺体を祀るために建設されたもので、世界遺産に登録されています。

サン・マルコ広場には１２世紀に建造された２本の円柱が立っていて、その頂上には像が載っています。
右側の柱には守護聖人のテオドール、左側円柱には有翼の獅子が立っています。

この写真は左側円柱の有翼の獅子。
この有翼の獅子はベネツィア共和国の紋章です。

こちらの写真は右側円柱の守護聖人のテオドールです。
これら円柱は共和国時代の海からの玄関口だったそうです。

サン・マルコ広場もこの写真のように冠水していて、潮が引いていても海水が残っています、
そのため多くの観光客が長靴か靴カバーをしています。
左側の行列は、サン・マルコ寺院に入るための行列で、足元が濡れないよう足場が組まれています。

サン・マルコ寺院は自由時間に入ろうと思ったのですが、あまりにも長い行列だったため断念しました。

右側のドゥカーレ宮殿は改修工事のようで、足場が組まれていました。
左の建物がサン・マルコ寺院です。

サン・マルコ寺院を真正面から見るとこんな感じです。
とても立派な建物です。
五つのドーム屋根が特徴になっています。

こちらはサン・マルコ広場の中庭です。
こちらも冠水の影響で海水が残っています。
そのため水たまりのないところを歩いて観光します。

さすが世界遺産だけ有って多くの観光客が天気が悪いにもかかわらず来ています。
たしかにこれだとオーバーツーリズムになります。

水たまりがあったのでそれを利用して逆さサン・マルコ寺院を撮ってみました。

その後、自由行動になったので現地ガイドさんと一緒に街の散策に向かいます。

街中の小運河ではゴンドラ遊覧が出来ていました。
こちらは風や波の影響がないので営業しているようです。

ベネチアは１００以上の島から編成されていて、小さな島間ではこのような橋で繋がっています。

そのため生活には船が不可欠です。
以前訪れたツアーでは、ホテル前から船に乗って移動しました。

ベネチアは、小さな面積に沢山のお店やホテルなどが並んでいるため路地はこのようにとても狭いです。

路地の左右にはこのように、いろんなおみやげ屋さんやホテルなどが並んでいて、それらを眺めるのも楽しいです。

こちらはベネチアンガラスのお店。
いろんな動物のガラスが並んでいます。

こちらもベネチアンガラスのお店で、ちょっと高級そうです。
最近の円安で、値札から日本円に換算するとビックリするような値段になります。
早く円高になってほしいものです。

さらに狭い路地が続きます。
小さな路地が沢山有るのでガイドさんの案内がないと迷ってしまいそうです。

こちらにも路地と同様に小さな運河があります。

こちらの左右はホテルのようです。
ベネチア本島のホテルは高くなっているようで、今回のツアーでは本土側のメストレ地区のホテルに宿泊しました。

こちらもおみやげ屋さん。
カラフルなガラス製品が並んでいます。

路地めぐりを終えて再びサン・マルコ広場に戻ってきました。
この写真は、時計塔です。
この写真ではわかりにくいけれど屋上にはムーア人２体のブロンズ像があり、この像が鐘を鳴らして時を告げるそうです。

この写真は時計塔中央にあるもので、典型的な中世の時計です。
青い文字盤はラビスラズリで針が１本しかない２４時間計になっています。

自由時間がもう少しあるので個人で散策します。
この時サン・マルコ寺院に入ろうとしたのですが、あまりにも長い行列だったので断念しました。
他のメンバーなどはサン・マルコ広場の大鐘楼に登ったそうです。

こちらはちょっと広い路地です。
このお店ではハッピーアワーが有るようで、この時間だと結構お安くビールなどがいただけるようです。

さらに路地を進んでいきます。

こちらのお店ではお土産用のカーニバルの仮面を売っていました。
できればカーニバルの時期に訪れてみたいものです。
ちなみに２０２４年のカーニバルは１月２７日(土）から２月１３日（火）まで行なわれるようです。

そしてこちらは映画ロケなどで利用された五つ星の『ダニエリ・ホテル』です。
ここはアニメ『ＡＲＩＡ』の舞台で、かつジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが共演した映画『ツーリスト』のロケ地です。

こちらがホテルの内部。
宿泊客ではないけれど中に入らせていただきました。
ホテル入口の回転ドアにはドアボーイがいて、緊張して中に入ったため手ぶれの写真になってしまいました。
内装もとても豪華でした。

こちらの像は誰だったかな？

花壇にはこのような花が咲いていました。

この日の夕食はベネチア本島のレストランでいただきます。
レストランは京都の町屋のように入口は狭いけれど奥行きが結構ありました。

この日の夕食メニューは、ベネチア名物の『イカスミスパゲッティ』
味は期待が大きかったせいか、ちょっと今一。
前回いただいたパスタのほうが美味しかったです。
イタリアのパスタはアルデンテ（固茹で）なため、私はもうちょっと柔らかめのほうがよかったです。

最後はデザートのアイスクリーム。
こちらは美味しくいただきました。

夕食後、サン・マルコ広場そばの船着き場から船に乗って本土側にあるホテル・デルフィーノにチェックイン。
思ったより広い客室で、トランクを二つ広げても十分の広さでした。

そしてこちらが浴室・洗面・トイレです。
この日はバスタブがなかったのが残念。
飛行機に長時間搭乗し、この日は寒かったのでバスタブに浸かってゆっくりと温まりかったです。
今日は長時間の移動の後の観光でしたので早く寝ようと思ったのですが、時差の関係か、中々寝付けませんでした。
明日から本格的な観光のスタート。
天気予報は雨だけど外れてほしいものです。
ピサの観光の様子は次の旅行記で紹介します。