初秋の道北を往く（2/3日目[AM]）～午前は利尻島・午後は礼文島～

2023/09/07 - 2023/09/07

稚内まで来たからには是非行きたい利尻島、礼文島。日本地図で見ると稚内の西に浮かぶ丸い島と細長い島です。

夏場は定期観光バスが運行されており、半日でそれぞれの島を回ることができます。
島の間を連絡するフェリーもあるので、午前と午後で両方まわることもできちゃいます！どっちを先にするか迷った結果、より時間がとれる今回のコースとなりました。

ぶっちゃけ、各島を1日以上かけて回った方が良いと思います。でもバスで一通り回れちゃったので満足感はあります。

エリア 礼文島(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

2日目の朝。ホテルの窓から見る宗谷海峡。
よく見たらサハリン見えるじゃん！天気は良さそう。

ただ風が強い。フェリーが欠航するんじゃないかとひやひやして公式サイトへアクセスすると集中してて鯖落ち。
数分したらつながったけどね。無事に運行の予定。

フェリーターミナルに到着。一応歩ける距離でした。

稚内港フェリーターミナル 乗り物

券売機。クレカ使えた。
徒歩客は予約できないのでこうして直前に買う。

今回乗るのは「ボレアース宗谷」
2003年就航で3隻ある中で最年長。北風の神Βορέαςよ、頼みます。

待合室内にあったガラスケースにも展示がいろいろ。
サハリンとの間にも定期航路があったのですが、もう当分は難しいでしょうね。

稚内フェリーターミナル6:30>>ハートランドフェリー>>香深港
それでは乗船。
朝早いのに団体もいて割と混雑。

3500トンもある大きめの船。

船が動き出すと揺れるので出向前に船内の売店でお買い物。
御船印は集めてないけどめったに来れる場所じゃないので買ってしまった。

ハートランドフェリー 乗り物

無事に予定通り出港。
防波堤を過ぎて外洋へ出るとやっぱり揺れる。酔い止めを飲んでおいて正解でした。

水しぶき。とてもデッキへは出られない。

ノシャップ岬を回る。
カーペット敷きの雑魚寝席。隣に乗っていたおじさんは百名山のうち99座を制覇したつわもので礼文島も何度か訪れているが、こんなに揺れるのは初めてとのこと。

利尻島が見えた。利尻富士は雲隠れ。
にっぽん丸がクルーズ中のようだ。

礼文島、香深港に入港。
盛大なお迎え。(たぶん某ユースホステルだろう)

香深港フェリーターミナル 乗り物

定期観光バスへ。
事前にWebで予約して支払いを済ませていても、現地で乗車券の引換が必要。
9月の平日でも大盛況でした。

バス2台に分かれて出発。まずは島の北を目指します。
途中、島の高校や金環日食の記念碑などガイドさんがいろいろ紹介してくれてます。

礼文島周遊観光コース 乗り物

最初に訪れたのはスカイ岬。SkyではなくてSukai。

澄海岬 自然・景勝地

小さな漁港もあってちょっと買い食いできます。
地元民の手作り絵葉書をゲット。

花の浮島ともいわれる礼文島。時期は過ぎてしまいましたが平地では見られないような花がいくつか残っていました。
初夏のレブンアツモリソウも見てみたかったな。昔は道端にも生えていたらしいけど盗掘の被害で数を減らしてしまったとか。

次に向かったのはスコトン岬。島の北の端です。
最北端は宗谷岬に譲って、ここは最北限らしいです。

日本の領土の端っこにきたなぁと感じさせる看板。

あの先っぽが最北限。
向かいの島は無人島、冬はトドで一杯になるとか。

スコトン岬 自然・景勝地

スコトン岬。
売店があって外国人も含め大賑わい。トド肉の缶詰とかあった。

スコトン岬観光おみやげ店 グルメ・レストラン

バスは反転、島の南を目指す。
礼文島は島を1周する道路がなく、東海岸沿いの来た道を戻る。

昆布！

次に向かう場所は西側にあるので1489mの長いトンネルで山を越える。
何年か前に旧トンネルが崩落して新しく整備されたらしい。

桃岩に到着。
バスの背後のかわいい山。

桃台猫台 名所・史跡

この駐車場のちょっと先にあるのが有名なユースホステル桃岩荘。
海に浮かぶ岩が猫岩だ。

にゃー

猫岩 自然・景勝地

北側を見ると地蔵岩も見えた。この角度だと合掌するようには見えないんだが。
西側の海岸は絶壁で道路はなかなか造れない。

ハマナスの実がなっていた。

路線バスもある。登山やハイキングでも人気の場所らしい。

バスはこの後、港に戻ってから最後の目的地の北のカナリアパークへ向かうのだが、そうするとフェリーとの連絡が良すぎて昼食が取れない。
というわけで港で途中下車。ちゃんとバス内ではおすすめのお店など紹介してくれる。
で、向かったのがこちら。

海鮮処 かふか グルメ・レストラン

漁港を見下ろす席に通された。

二色丼。9月になってしまったのでバフンウニではなくキタムラサキウニだが、やっぱりおいしい。

お店の看板が地蔵岩でした。なるほど。
この建物は2階が先ほどのレストランで1階はスーパーになっています。地元民の食糧庫。

お店の向かいにある魚屋さんでお土産に冷凍ホッケを大量に送り付けた。
利尻島へ向かうフェリーが来ているので慌てて港へ向かう。

香深港フェリーターミナル 乗り物

券売機で乗船券を買って乗船。稚内ではクレカ使えたのにこちらは現金のみ。
「アマポーラ宗谷」は2020年就航の一番新しい船。なんと4200トンもある。

香深港12:50>>ハートランドフェリー>>沓形港13:30
バイバイ礼文島！朝よりは揺れない船内。

さぁ、お次は利尻島だ。
海から見ると2つの島はシルエットが全然違いますね。山頂にかかった雲が惜しいけど、この後どうなる？
つづく。