2023/09/13 - 2023/09/13
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さらりんさん
2018年の「とうとう桂離宮、見てきました!《京都アートの旅》」がとてもよかったので、2019年に《京都アートの旅》第2弾を計画しました。桂離宮を見たのですから、こんどは京都御所、仙洞御所、修学院離宮でしょ!!
ところが、出発2日前に連れ合いが発熱、やむなく旅行断念となってしまいました。
その後、リベンジを試みるも、コロナ禍でなかなか実現できず、4年ぶりにやっと念願がかなった、というわけです。
タイトルは《京都アートの旅》なのに、なぜか初日はなんばグランド花月です。これはお久しぶりの関西旅行ということで、ごほうびのオマケです。
旅程は下記の通りです。
( )は交通手段、●は見学、※は食事、『』はお目当、☆は現在の旅行記、を表します。
1日目
品川ー(新幹線)→新大阪ー(地下鉄御堂筋線)→なんば
●なんばグランド花月『ミルクボーイ、文珍』
※「かに道楽」でランチ
なんばー(地下鉄御堂筋線)→新大阪ー(新幹線)→京都
新阪急ホテルに2泊
2日目
京都ー(地下鉄烏丸線)→烏丸今出川
●京都御所
☆●仙洞御所
☆※「寺町よしくら」でランチ
☆●相国寺承天閣美術館『若冲と応挙』
烏丸今出川ー(地下鉄烏丸線)→京都
ホテルで休憩
京都ー(バス)→河原町松原
☆※「ビストロカワノ」で夕食
河原町松原ー(バス)→京都
3日目
京都ー(徒歩)→七条ー(京阪線)→出町柳ー(叡山電車)→修学院
●修学院離宮
●曼殊院『桂離宮に通じるデザイン』
●圓光寺『活字』
「穂野出」で『雲母漬(きららづけ)』を買う
※「一乗寺なかたに」でランチ『緑茶ティラミス』
●恵文社一乗寺店
赤石ー(京阪バス)→京都
ホテルで荷物受け取り
京都ー(新幹線)→品川
※「はしたて」の夕食はキャンセル、新幹線時間を早めて帰宅後夕食
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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京都御所見学の後は仙洞御所の見学です
仙洞御所見学は予約が必要です
9月13日11:00の予約を7月28日にインターネットでとりました
御所見学終了が10:20ころだったので、仙洞御所の集合場所までサクサクと移動できるかどうか心配でしたが、大丈夫でした 受付用のテントを目指して行きました
受付で参観許可通知と本人確認の証明書を提示します -
仙洞御所見学用のパンフレット
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大宮御所御車寄
仙洞御所、といわれている場所は、じつは大宮御所と仙洞御所の2つの部分から成り立っています 東京ドーム2つ分の広さです
仙洞御所とは皇位を退かれた天皇(上皇、院)の御所です
いわば上皇の隠居用お住まい、ですね
江戸時代初期に後水尾上皇の御所として完成しました
嘉永の大火でで焼失した後は、ふたつの茶室、又新亭ーゆうしんてい と醒花亭ーせいかてい が残るのみです 東側に広がる雄大な庭園が面影を残しています
大宮御所は皇太后の御所のことです
つまり引退した天皇の奥様用のお住まいですね
現在のものは1867年に造営されたものです -
大宮御所
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御所にレースのカーテン?
と不思議に思ったら、大正期に外国人要人の宿泊用に洋風に改装したとのことです
納得です -
苔がきれいです
見学が始まるときに、苔は踏まないように、という注意がありました -
松の緑が見事です
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かなりの樹齢ではないでしょうか
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束橋
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北池その1
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北池その2
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紀貫之邸宅跡
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伊勢神宮など
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北池付近のサルスベリ
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説明の方です
とても丁寧で聞き取りやすく、日本語のあとに英語でも説明をしていました -
おっ、大きな鯉が泳いでいます
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八ッ橋
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八ッ橋付近
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州浜
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州浜には楕円形の平たい石が11万1000個あるそうです
1個につき米1升で運ばせたとか
真綿に包んで運んだそうです -
州浜の手前に、苔が踏まれないための予防柵がありました
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この橋はなんという名前だったかな、紅葉橋だったかも・・・
橋がたくさんあり、わからなくなってしまいました
水面に橋が映っていて、いい景色です -
草紙洗いの石と雄滝
草紙洗ーそうしあらい の石とは、謡曲「草紙洗小町」にちなんだもの
歌合の席で、小野小町は万葉集からの盗作の疑いをかけられました
その汚名をはらそうと、証拠とされた草紙(実は大伴黒主が書き込んだもの)を小町が洗ったところ、書き込んだ所だけが流れ落ちた、という物語だそうです -
三畳敷きほどの大きな、平らな石です
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州浜から南池をながめます
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長い足の灯籠です
水戸藩 より献上された雪見灯籠というものだそうです -
また鯉の群れがいました
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ちょっとずんぐりした、かわいい形の石灯籠と、手水鉢
灯籠もいろいろあるようです -
手水鉢のアップ
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雄滝と草紙洗いの石を別の角度から
薄紫の花がきれいだったので、花を入れて撮ってみました -
醒花亭 ーせいかてい
-
醒花亭の名前は李白の詩からとったそうです
もしかしたら、この扁額にその詩が書いてあるのでしょうか -
醒花亭内部
写真中央の付け書院?、よく見ると凝ったデザインです
三角をずらして重ねたような違い棚、障子の桟は複雑な組み方です -
柿本社
柿本人麻呂を祀っています
火災が多かったので、人麻呂(火止ろ、ヒトマル)の意味をこめたそうです
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又新亭ーゆうしんてい
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ここから先には入ってはいけません、というサインの石
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又新亭の生け垣
ツノがついています
このツノはどういう意味があるのでしたっけ? -
又新亭の円窓が見えます
-
ランチは寺町よしくらで
御所から徒歩10分くらいです
インターネットで予約をしておきました -
ひじき、がんも、とうふ、などの惣菜(もちろん御飯も)がおかわり自由なのです
もちろんおかわりしました
とてもおいしかったです
店主の方は東京のホテルで修業されたとか
気さくな方でした -
私は西京焼き定食
-
夫は天ぷら定食
ごちそうさまでした -
ランチの後は相国寺承天閣美術館をめざします
徒歩15分くらいです -
承天閣美術館の入口です
若冲と応挙展を見ました
65歳以上はひとり600円 -
パンフレットとチケット
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展示物でいちばん感動したのは、
円山応挙『七難七福図鑑』です
滋賀の裕常法親王が応挙に依頼して描かせたものです
最初は、依頼主の祐常が描いた下絵が展示されていました
見る人に、よりリアルな地獄・極楽を見せたい、ということで祐常自身が、強盗や切腹、処刑のシーンを画いて応挙に依頼したのです
応挙ほどうまい絵ではありませんが、素人にしてはなかなか上手だと思いました
そして、応挙の大作です
3年の歳月をかけて、完成させました
福寿巻、人災巻、天災巻の3巻からなり、全部合わせると長さはなんと36メートルに及ぶのだとか
処刑、首吊りなどの絵は思わず目をそむけたくなりほど
追いはぎに遭い、着ぐるみをはがされ裸になった女の人、
地震や水害の災害にあった人々の表情、それはそれはリアルで大迫力です
さすが写生の応挙です
いったい何人の人物が描かれていたことか
若冲の「動植綵絵」の模本もありました
模本とはいえ、なかなかの作品です
常設展示の
伊藤若冲 『月夜芭蕉図』と『葡萄小禽図』を見ました
とてもすばらしいものでした
承天閣美術館所蔵品に、俵屋宗達『蔦の細道図屏風』があります
大好きな絵なのですが、常設はしていないようで、見ることはできませんでした
to-do list がひとつ増えました -
廊下から見える庭、すてきです
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廊下のガラス窓に、若冲のニワトリ
いろいろなニワトリがいました -
俵屋宗達『蔦の細道図屏風』は見られませんでしたので、マスキングテープでがまんです
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出口の門へ
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池には蓮、ほとりにも蓮の植木鉢がたくさん
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境内はかなり広いようです
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相国寺はこれでおしまいです
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地下鉄の駅烏丸今出川に行く途中に、
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同志社大学がありました
ホテルへ戻り、休憩 -
夕食です
バスで河原町松原まで行き、徒歩5分くらいの所にあるビストロカワノへ向かいます -
橋の下の河原に鷺がいました
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一休・comで予約しました
ご夫婦でやっているあたたかみのあるレストランでした
ちょうど夏の休暇シーズンと紅葉の間のせいか、意外とすいています
内装がステキです
マリメッコの布だとか -
前菜はいろいろな種類があり食べごたえがあります
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アミューズ
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私は魚
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夫は牛ヒレステーキ
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デザートはいろいろな種類があって楽しい
全部おいしくいただきました -
ホテルへ戻り、ラウンジでビール
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飲み物、いろいろあります
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このときの利用者は私たちだけでした
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おつかれさまでした
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