シニアの2023　紅葉の季節、蔵王の「つるや」・高湯の「安達屋」・磐梯熱海の「四季彩一力」で温泉三昧の旅（2日目 姥湯温泉・高湯「安達屋」）

2023/10/13 - 2023/10/16

7回目の抗癌剤終了後、「立山・黒部アルペンルート」・松本・上高地に旅行した。その5日後、今度はANAの特典航空券を使い蔵王エコーラインをドライブし蔵王温泉「五感の宿つるや」・磐梯吾妻スカイライン沿いの高湯温泉「安達屋」・磐梯熱海温泉「四季彩　一力」に宿泊するまさに温泉三昧の旅で体がふにゃふにゃにふやけまくりました。まさに東北は温泉好きにはたまらない温泉天国です。
２日目はまず上山市のタケダワイナリーを訪れ、洞爺湖サミットで提供されたワイン等何本かを購入した。次に秘境の宿姥湯温泉「桝形屋」に立ち寄り湯、帰路峠駅での「峠の力餅」の昔ながらの立ち売り販売を見学した。当初の予定では米沢市の見学も考えていたが中止、明日雨の確率が大変高いので磐梯吾妻スカイラインのドライブを一日前倒しに変更した。昨年度もこの時期にここを訪れている。紅葉見ごろの土曜日ということでかなりの渋滞が発生していた。高湯温泉は十数年前に二度ほど「吾妻屋」に宿泊して以来である。

エリア 高湯温泉(福島)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行2日目
「つるや」の地産地消の朝食です。
篭盛（お浸し、のり佃煮、もだし、鱈子、自家製長芋の味噌漬けとカリカリ梅）

農協産直キャベツのサラダ

庄内豚ウインナーとベーコンの陶板焼き　人参、ブロッコリー、じゃが芋

紅鮭と昆布巻き　白出汁ラジウム卵　河北町手作り納豆「なっとうくん」、

焼き立てクロワッサン　県産牛乳　味噌汁　山形米つや姫ご飯　ヨーグルト苺ソースお腹も一杯になったので2日目のスタートです。

蔵王出発前に、温泉街にある「山口餅屋」で手作り胡桃餅ときな粉餅を購入。チャーの色紙があったので現在アメリカに暮らす関西の芸人タムケンも来たらしい。

胡桃餅、あっさりとしています。

今日最初の訪問地、蔵王温泉からは２０分ほどの「タケダワイナリー」です。丁度ショップが開いた所でした。

隣接するぶどう畑

合計４本を購入。あと１本は飲んでしまいありません。

次の訪問地は姥湯温泉です。ただここにたどり着くまでの道がなかなかハードで手強いです。でもこんな道の運転大好きでわくわくします。
連れ合いもスロベニアのマンガートサドルまでレンジローバーを運転した超狭い山道を思い出すねーと言います。このスロベニアの道もとても緊張した記憶があります。
宿からは離れた駐車場に車を止め、この橋を渡った後、急な坂道を２５０mほど歩かなければなりません。

傍を流れる川で、向こうに旅館の建物が見えています。

駐車場から宿屋までのロープを利用した荷物運搬道具です。

運搬中の様子です。

姥湯温泉「枡形屋」の玄関です。こんな山奥の割には結構綺麗な建物です。

この宿も「日本秘湯を守る会」ですね。この会も色々と会員旅館の出入りが激しいようです。その他にも「日本源泉湯宿を守る会」等色々ありややこしいですね。

正面入り口内のフロントです。

入浴料を払い奥にある露天風呂に入ります。朝の数時間は女性専用になるようです。

周囲は岩肌が露出しなかなかワイルドな他では見られないような景色で、頑張って運転してここまで来てきてよかったなーという感じです。

少し熱めのお湯かな。

姥湯温泉からの帰路の途中にある峠駅に寄りました。ここは在来線と新幹線が運転されています。例えば福島方面などの在来線は１日に６本のみの運行です。

峠駅プラットホーム。かっては最も海抜の高い、最も勾配の急な奥羽本線で福島から米沢にいたる板谷峠に『峠駅スイッチバック』が導入されていました。豪雪地帯のため大きなスノーシェイドが取り付けられた峠駅。

駅そばの「峠の茶屋」が売る力餅が有名です。

丁度駅での立ち売りの時間です。今ではあまり見られなくなった光景です。

列車の乗客もよく知っていて、短い停車時間中にすぐに購入できるように千円札を握りしめてドアー付近で待ち構えていました。

米沢行きの列車が去っていきます。

明日ドライブする予定だった磐梯吾妻スカイラインです。天気予報では明日はかなりの雨降りになりそうなので１日前倒ししました。

このドライブウエイは昨年もこの時期に走っています。ただこのドライブウエイ景色が良いところでは余り車を止める場所が無いのが難点です。

浄土平手前の景観

浄土平の一切経山からは盛んに噴煙が上がっています。

つばくろ谷。紅葉情報では紅葉が見頃となっていましたが、まだまだの感じです。

今日宿泊する「安達屋」に着きました。

フロントのロビーは民芸調で、結構ごちゃごちゃといろんなものが飾ってあります。

宿泊する部屋です。いつも書いているように歳を取るとベッドが寝起きに圧倒的に楽ですね。

部屋自体も民芸調にリニューアルされています。

ただ入口ドアーやトイレなどは昔の儘でかなり古さが目立ちます。部屋にお風呂はついていません。

安達屋の売りの大きな露天風呂です。男の内湯からは外を通って露天まで行かなければなりません。この時期でも結構体が冷えますよ。また露天は一番奥の方まで行かないと深さがありません。まぁー一度入ればいいかな。

奥の洞窟のようなところも入れます。

内湯の大浴場、まさに白濁でこれぞ温泉！という感じで、僕は露天風呂より断然こちらの方がよかったです。

秋彩（あきいろ）２０２３と名づけられた夕食の時間です。福島の日本酒を楽しむ
厳選された日本酒と料理のペアリングを楽しむコースです。テーブルの真ん中では炭が熾されています。　　　　　　

林檎のグラタン　奥の松　純米大吟醸　スパークリング（奥の松酒造　二本松）
原料米非公表　精米歩合５０％
このスパークリング、すっきりとしてのど越しがよく美味しいので大変に気に入りました。但しこのお酒、原料米非公開とはどういうこっちゃ？

里山の囲炉裏焼とコース料理の組み合わせとのことで、この後色々と炭で焼く素材が出されました。今までにない結構変わった趣向の夕食です。
ペアリングは　会津娘HAGURO46　高橋庄作酒造　会津若松市　精米歩合不明

囲炉裏もだいぶ焼けてきました。

伊達鶏と秋のリゾット、兎に角食事の量が少なすぎますね。　
大七　特別純米酒　楽天命（大七酒造　二本松）
山田錦＆五百万石　精米歩合６５％

鮎や地鶏、鰊の囲炉裏焼

鮎が囲炉裏でよく焼けました。

サーモンとアボカドのタルタル　
ささまさむね　純米吟醸　五百万石（笹正宗酒造　喜多方市）
山田錦　精米歩合６５％、これは今一つ。

和牛ロースト　大七　クラシック　山田錦（大七酒造　二本松市）
これも山田錦を使用、精米歩合６５％　バランスの取れた味わいです

お味噌汁

ご飯と香の物

甘味　Plum Wine From Aizu　会津高田梅酒（末廣酒造　会津若松市）
安達屋の料理、コース料理の味や量には疑問が残りますが、少し変わった趣向で面白いことは面白いです。人気があるのもうなずけます。空き室を見ると１２月までいっぱいで空きがありませんでした。　

食後部屋にはおつまみ（純米酒粕クリームチーズ・生ハム・トマトオリーブ）と三種の飲み比べセット（天明　坂下山田・末廣　伝承山廃純米・天明　純米吟醸）を届けてくれます。すでにかなり飲んでいるので、勿体無いですが手が付きませんでした。

僕たちの部屋からは大浴場が遠いので、就寝前にすぐ近くの内湯に入りました。少し狭いですが、かけ流しのお湯がどんどん出てくるので気持ちがいいです。ぐっすり眠れます。

この旅行記へのコメント （1）

• 万歩計さん 2023/11/23 11:20:12

  姥湯温泉

  　masaさん、こんにちわ。
  
  　姥湯温泉に行かれたのですね。秘湯と呼ぶにふさわしい温泉でした。あの細い道を車で行くとは立派です。私は姥湯温泉は立寄り湯で、宿泊は少し下った滑川温泉でプチ湯治をしました。以降の峠駅や磐梯吾妻スカイラインなど、私が行ったコースと多くが重複しています。
  　よければご覧ください。
  　https://4travel.jp/travelogue/11658789
  
  　　万歩計