磐梯吾妻スカイラインで紅葉と星空撮影、高湯温泉の名湯玉子湯でまったり

2023/10/11 - 2023/10/12

温泉大好き人間の我が家、以前から気になっていた高湯温泉「玉子湯」で硫黄たっぷりの源泉かけ流し温泉を楽しんだ一泊二日の旅。夜は磐梯吾妻スカイラインの浄土平まで上がり、夜半過ぎまで星空撮影三昧。
翌日は紅葉が始まった磐梯吾妻スカイラインを再びドライブ、紅葉を撮影しながらの帰路についた。

エリア 高湯温泉(福島)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

最近連れ合いが2つ目の「サ道」に嵌っている。一つ目は以前からやっている茶道だが、このところどちらかというと2つ目のサ道、すなわち「サウナ道」に夢中なのである。今回も温泉一泊の旅なのだが、その前に評判が良いサウナがある日帰り温泉に立ち寄りたいというので、訪れたのが須賀川市の国道4号線沿いにある「ひばり温泉」へ。場所的には街のど真ん中にあり、風情があるとは言えないが、温泉の質はよく、サウナの設備も整っている。

サウナで汗を流した後、郡山市内にある白河ラーメンの店「エビス屋」で遅めのランチ。

福島市側から磐梯吾妻スカイラインへ。まだ宿のチェックインまで時間があったので、いったん今日の宿「玉子湯」の前を通り過ぎ、浄土平までロケハンを兼ねて登ってみた。
今年は紅葉が遅れていて、浄土平付近も色づき始めたばかりといったところ。

一切経山は、相変わらず噴煙を上げている。噴火活動が激しく数年間、磐梯吾妻スカイラインは通行禁止になっていたが、3年前にようやく通行止めが解除された。

午後3時、今宵の宿「玉子湯」へ。
人気の温泉で、駐車場にはすでにかなりの宿泊客の車が並んでいた。もう少し秘湯感がある宿かと想像していたが、意外と現代的な建物である。

かなり前に予約をいれていたためか、広い部屋にアップグレードしてもらった。

部屋からの温泉場の眺め。旅館の名前になっている茅葺の湯小屋「玉子湯」

浴衣に着替え、さっそく温泉へ。
泉質は含硫黄(硫化水素型)アルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉、青みがかった白濁の湯で、硫黄の香りが強い源泉かけ流しの湯である。我が家の好みにピッタリの泉質である。

少し離れたところにやはり脱衣所が茅葺小屋になっている露天風呂「天渓の湯」がある。大き目の湯舟と小さめの湯舟に分かれており、時間によって、男女入れ替えになっている。
入浴客がいるので、湯舟の撮影はできない。

玉子湯の源泉

夕食はいわゆる旅館会席料理。ただし、外部から調達したような料理ではなく、手作り感がある品々だった。
左上：ミナミマグロ、豊洲直送の白身魚、白とり貝、ボタンエビのお造り
中上：茄子の焼き浸しジュレ
右上：目鯛の柚子味噌焼き、豆乳クリームくずもち
左下：松茸土瓶蒸し（松茸はちょっとしか入っていなかったが・・・(^ ^)；
中下：シイタケ、舞茸の天ぷら
右下：デザート　キイチゴのブラマンジュ、黒ゴマの紫芋のおはぎ

メインはすき焼き
福島県南の石川町で、蜂蜜を食べさせたブランド牛「石川牛」

これだけの御馳走ではあるが、この日はアルコールは、ぐっと我慢の夕食である。
なぜなら、この後、浄土平まで車を走らせ、星撮りをしなければならない。
連れ合いは、同行しないので、一人ビールを楽しんでいる。

夕食後、一時間ほど経ってから浄土平へ。宿の玄関は施錠されてしまうが、連絡すれば開けてもらえるように事前に交渉。
西の空には名残りの夏の天の川。明るい２つの星は織姫星（右）と彦星（左）である。

縦構図でも一枚

パンニングしながら６ショットほど撮影し、画像処理で１８０度パノラマ合成。
左の夏の天の川から右側の冬の天の川へ続く空の大アーチ
中央左寄りが一切経山、右端が吾妻小富士の山裾だ。

冬の天の川。夏の天の川に比べると、とても淡い
浄土平は星空撮影のメッカで、大勢の星撮りカメラマンが来ている。

午前零時過ぎ。吾妻小富士の上に冬の星座の主役、オリオン座が上ってきた。

浄土平から少し北側に行ったところで、福島市の夜景とオリオン座、冬の大三角をパチリ。
少し、雲が出てきた。

かなり冷え込んできて、車の温度計では外気温は零度。朝まで粘って夜明けの撮影をするつもりだったが、雲が増えてきたことと、あまりの寒さで撤収することにした。
最後に反対側を振り返り、一切経山上空に垂直に立ち上がる夏の天の川とアンドロメダ銀河を撮影して、宿に戻る。

宿に戻り、冷えた体を温泉で温め、しばらく眠りにつく。
朝食は遅めの時間にて。

朝から三元豚の蒸し鍋。

9時前にチェックアウトし、再び磐梯吾妻スカイラインのドライブ。
つばくろ谷付近は、まだ紅葉には早かったので、先に車を進める。天狗の庭から福島市方面の眺め

天狗の庭から浄土平方面に２ｋｍほど上った付近の駐車スペースからの紅葉。この辺りまで来ると。だいぶ色づきが進んでいる。

山の白い岩肌と赤、黄色の紅葉、木々の緑。白の雪ではないが、これも三段紅葉か。

吾妻小富士山麓の紅葉

昨夜、福島市の夜景とオリオン座を撮影した駐車スペースから一切経山の噴煙を望む。

浄土平駐車場は日中は有料になるので、浄土平には入らず、途中で、別アングルで一切経山の噴煙をパチリ。

吾妻小富士山腹の紅葉

さらに車を先に進める。
双竜の辻からの眺め。磐梯山と猪苗代湖を遠望する。

この付近はずいぶん紅葉が進んでいる

手前にススキを入れて、安達太良山方面を望む。

青空に黄葉、紅葉が映える

ダケカンバの白い幹が印象的

少し歩いて場所を変えての撮影

国見台の駐車場にて。山一面の黄葉

この後、栃木県に戻り、那須のマウントジーンズの紅葉を見に行ったが、こちらはまだ、時期尚早だった。ここでも星空撮影のつもりだったが、テンションが下がり、早々に引き返し帰路についた。