2023/09/20 - 2023/09/22
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Karenさん
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今年の夏休みの旅は初四国旅!徳島県で鳴門の渦潮、大塚国際美術館、そして鳴門・徳島の街を散策しました。
この旅行記は2日目、今回の旅のきっかけとなった大塚国際美術館訪問です。4Travelでいろいろな方の旅行記を見ていると1日あっても足りない、という感想が多かったので、ほぼ1日過ごす予定としていました。「陶板名画」は陶板とは思えないクオリティの高さで、だんだんと本物を見ている気分に。順路に従ってみていったのですが、特に実物を見る機会の少ない「古代」のジャンルのものをひとまとまりに見られるのはものすごく貴重な体験だなと思いました。
また、実際にその絵画を見たときのことを思い出したり。
最後のほうは足と目が痛くなり、展示室を通ってみた、という感じになりましたが、充実の時間となりました。
■全旅程
1日目:9/20(水) 鳴門渦潮見学 アオアヲナルトリゾート(泊)
⇒2日目:9/21(木) 鳴門観潮船→大塚国際美術館→渡船乗船 アオアヲナルトリゾート(泊)
3日目:9/22(金) 徳島市観光
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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大塚国際美術館へやってきました。見学コースは約4kmということで、モデルコースを参考に見学し、写真もこれは、と思ったもののみ撮ったのですが、それでもそれなりの枚数になりました。。。
大塚国際美術館 美術館・博物館
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正面玄関を入ると長いエスカレーターが。これで展示室のある地下3階へ。地下階は山の中にあります。このエスカレーター、熱海のMOA美術館を思い出します。
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イチオシ
入り口を入ると、早速システィーナ礼拝堂を模したシスティーナ・ホールに迎えられます。
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ここでは何の気兼ねもなくじっくり見て、写真を撮ることができます。
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地上にあるとこのサイズが・・・(左の扉と比べてください)
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天井にはめられるとズームしてもこのサイズ感。ひとつひとつがどれだけ大きいかがわかります。そしてこれを描いた労力を考えると、恐ろしいほどです。
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エル・グレコの祭壇衝立復元展示。大塚国際美術館では展示方法のひとつとして、先ほどのシスティーナ・ホールやこのような遺跡や教会等の壁画を環境空間ごと再現した「環境展示」があり、その場に行ったかのように鑑賞することができます。
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大きさに驚き、そして荘厳さも感じます。
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続いて聖マルタン聖堂の壁画(フランス)。
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絵画の表現方法が平面的で、古い時代(中世)のものであることがわかります。
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続いて聖ニコラオス・オルファノス聖堂壁画(ギリシャ)。
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こちらも時代が古そうです。各展示にはかなり詳しい説明ボードが設置されています。
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秘儀の間(ポンペイ・イタリア)。赤が印象的。とてもこれが2,000年近く前のものとは思えない芸術性です。
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鳥占い師の墓(イタリア)。紀元前のもの。
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貝殻のヴィーナス(ポンペイ・イタリア)。中庭のような屋外に展示されています。とても優雅です。
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ここからは「系統展示」という、西洋美術の変遷が美術史的に理解できるように展示された、”古代”に入っていきます。
今年に入り、早稲田大学のオープンカレッジで西洋美術史を学んでいたので、スライドで見た作品が次から次へと出てきて、実際に見ることができて(もうこの時点で本物を見ている気分)感激でした。 -
赤像式陶器(紀元前)もあると事前に見ていたのですが、さすがに壺の形ではなくてこのような表現になっていました。。
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ポンペイの壁画。左上の女性、とても綺麗。このポーズは教養があることを示すものだそうです。
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こちらもポンペイの出土物で、装飾壁画。ポンペイの美しさを垣間見ることができます。
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イチオシ
”古代”を見終わり、環境展示のスクロヴェーニ礼拝堂壁画(ジョット作・イタリア)。
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もう時間を忘れる美しさで、ここにいると神に救われると信じることができるような空間でした。
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聖テオドール聖堂壁画(カッパドキア・トルコ)。
4Travelの旅行記を見返してみたらトルコを訪れたのは2010年!楽しかったなー、また海外に行きたいなー。 -
”中世”に入ると、ひたすらキリスト教関連絵画になります。
ウラディミールの聖母子(ロシア)。
東ローマ帝国における聖母子像の典型的な表現です。 -
ハギア・ソフィア大聖堂のキリスト(イスタンブール・トルコ)。ここも実際にいったなー。
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サン・フランチェスコ聖堂の『ジョット小鳥への説教』(アッシジ・イタリア)。大学の卒業旅行でここも行きました。確か日本人修道士の方がいらして、修行の道を歩まれていることに様々な人生があるのだなと、考えた記憶があります。
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貴婦人と一角獣のタピスリー(クリュニー美術館・フランス)。2013年に東京に来た時に見に行きました。
ここまでで地下3階を見終わりました。 -
イチオシ
地下2階へ移動。
モネの大睡蓮(オランジュリー美術館・フランス)。大学生の時、モネ好きの友人に誘われてパリへ行き、その時訪れたオランジュリー美術館。その頃の私は印象派、その中でルノワールのパステルの色合いで描かれる幸せそうな女性の絵がいいな、くらいだったのですが、西洋美術により興味を持つきっかけとなった旅でした。 -
こうして屋外で見ると、モネが描いた景色を見ているような気がします。
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展示の周りには実際に池があり、睡蓮が咲いていました。
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そのうち、高知の北川村モネの庭マルモッタンにも行かなくては!あ、ジヴェルニーも行ってみたい。
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12時をまわっていたので、池に面したカフェ・ド・ジヴェルニーでお昼にしました。
私は期間限定メニューのフェルメールランチ。フェルメールの故郷オランダの料理をアレンジしたメニューということですが、もう少し盛り付け気を使ってほしかったな・・・ -
夫はうずしお海鮮丼。今日の具材はカウンターに表示されていました。
レストランはほぼ満席。平日ですが集客力あります! -
お腹が満たされたところで、鑑賞に戻ります。地下2階はルネサンス期から始まり、引き続きキリスト教関連絵画が続きます。そして同じ題材の絵がまとまって展示されているので、見比べるのも面白いです。
フラアンジェリコの『受胎告知』(フィレンツェ・イタリア)。もともと修道院の壁に描かれていて、その修道院が今はそのまま美術館となっています。いつか行ってみた行ってみたい場所のひとつです。 -
ラファエロの『アテネの学堂』(バチカン宮殿署名の間・バチカン)。ギリシャの哲学者たちが描かれている教科書でよく見る絵です。
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同じ部屋の反対側には『聖体の論議』が。実際にもこのように展示されているのかな。卒業旅行の時にバチカンには行きましたが、システィーナ礼拝堂も旅程に入っていなかったので、ここもいってないのかな、記憶がない...
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ラファエロの作品がたくさんあったのですが、この『大公の聖母』(ピッティ美術館/フィレンツェ・イタリア)は本当に美しくてため息がでます。
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『バベルの塔』(ウィーン美術史美術館/ウィーン・オーストリア)も見てみたいもののひとつ。北方ルネサンス絵画もたくさんあります。
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レオナルドダヴィンチの『最後の晩餐』(ミラノ・イタリア)。
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なんと、修復前と修復後を見ることができます。修復前は、何が描かれているのかわかりません...
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このあたりの展示コーナーはまわり方が分かりづらくて、見逃していたことに気がついてもどったり、かなりグルグルを歩き回りました。
ボスの『快楽の園』(プラド美術館/マドリード・スペイン)
実はこちらの作品・・・ -
なんと、自動的に開閉するのです!
なかなかみることのできない裏側も見ることができます。大塚国際美術館ならではの展示です。 -
ルネサンスを抜けてバロックへ。
ルーベンスの『キリスト昇架』(アントウェルペン大聖堂・ベルギー)。「フランダースの犬」の最後の場面で出てくる絵として有名です。その最後のシーン以外はあまり記憶がないのですが、やっぱり見てみたいと思う絵のひとつです。 -
フェルメールの『牛乳を注ぐ女』(アムステルダム国立美術館・オランダ)。日本にフェルメールの作品がきたときは見にいっていますが、これは現地に行かないとみられないんだろうなー。
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ここからは地下1階。近代絵画に入ります。まず迎えてくれるのがゴッホの7つのヒマワリがまとめられたコーナー。
左側の作品は、一番最初に描かれたもので、花の数は3つ。華やかさを求めて段々と数が増えてきたと考えてれているそうです。 -
真ん中は部屋に飾ってあったのと同じロンドンナショナルギャラリー、そして右側は日本のSOMPO美術館の作品。とても似ています。
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南仏アルルに画家のユートピアを作ることを夢見て、ひとり来てくれることになったゴーガンをむかえるために描かれたというヒマワリ。その後を考えると悲しい気分になりますが、この絵を描いていた時は、とても幸せな時間だったのかもしれません。
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イチオシ
そして同じくアルルで描かれた『夜のカフェ・テラス』(クレラー=ミュラー美術館・オランダ)。ちょうど旅行に行く前から日本におけるゴッホ研究の第一人者、圀府寺司さんの「ファン・ゴッホ 日本の夢に懸けた画家」を読んでいて、当時のゴッホの手紙に触れていたので、この絵の美しさは心にしみてくるようでした。(もう完全に本物をみている気分です。。。)
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ゴッホの特徴である、筆触も味わうことができます。
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ユベール・ロベール『ルーブル美術館グランド・ギャラリーの改造計画』(フランス)。ルーブル美術館が博物館となる変遷を感じられる作品で面白いなと思いました。
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カミーユ・コロー『モルトフォンテーヌの思い出』(ルーブル美術館・フランス)。コローも大学時代のパリ旅行で行ったルーブル美術館ではじめてみて、「この絵好きだなー。」と感じた画家。なんだかそういう懐かしい思い出がたくさんよみがえってくる感じでした。
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エドゥワール・マネ『エミール・ゾラの肖像』(オルセー美術館・フランス)。エミール・ゾラや、絵に描かれている浮世絵などのいわゆるジャポニズムブームについては先ほど触れた圀府寺司さんの本に出てきていたので、その時代の空気感が感じられるようでした。
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クロード・モネ『睡蓮:緑のハーモニー』(オルセー美術館・フランス)。展示されていたモネの作品の中でこれが一番気に入りました。
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ゴッホ『アルルのゴッホの寝室』(オルセー美術館・フランス)。原田マハさんの小説「美しき愚かものたちのタブロー」で、重要な役割を果たす作品。原田マハさんのアート小説はいくつか読んでいますが、これは一番のお気に入りを争う作品。大号泣で読みました。
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イチオシ
入館してすぐの地下3階のCafe Vincent の一角には、この絵を再現したコーナーがありました。
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まだ着手していないのですが、クロスステッチでこの『アルルのゴッホの寝室』をつくるキットを買ってあるので(かなり大変そう...)、モチベーションを上げるためにじっくり見ておきました^^;
ちなみに今は国立西洋美術館バージョンのモネの睡蓮をクロスステッチで作成しています。 -
グスタフ・クリムト『接吻』(オーストリア美術館/ウィーン・オーストリア)。これも実際に見てみたいなあ。
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オディロン・ルドン『ヴィオレット・エイマンの肖像』(クリーブランド美術館・アメリカ)。ルドンと言えば三菱一号館美術館が収蔵する『グラン・ブーケ』で、神秘的な絵を描くイメージなのですが、この絵も人と植物が幻想的な雰囲気を醸し出していて、とても気になる絵でした。
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写真を撮りませんでしたが、オールド・マスターの作品から英国絵画、印象派等をひとまとまりでみられるので、とても面白い反面、ものすごい情報量で足もですが、目から頭も本当に疲れました。
ということで、とにかくひと休みしようと、Cafe Vincentに戻り、糖分補給。マグカップやプレートにゴッホがあしらわれています。 -
休憩してこの後どうする?とにかくいっていないフロアをまわってコンプリートを目指します。
1階の”現代”にはピカソの『ゲルニカ』(マドリード・スペイン)。これも原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」で取り上げられている作品。これも素敵な作品。登場するピカソの恋人ドラ・マールに感情移入してしまって、後でその最期を知って、かなりつらい気持ちになりました。 -
2階はもう足をひきずりながら。。。すれ違った母娘のお母さんが「もう帰りたい...」ともらしたひと言に共感してしまいました。。
といいつつ、足を止めて写真を撮った作品。上下の順にモンドリアン『木々』、『ショウガ壺のある静物Ⅱ』(アメリカ)。色がとにかく気に入りました! -
イチオシ
2階からの景色。エスカヒル鳴門や自動車道、大鳴門橋が見えて、気持ちのよい場所だなと改めて感じました。
展示室をまわるということは、何とかコンプリートしましたが、1・2階は本当に通過しただけになってしまいました。2階のレンブラントの自画像コーナーもじっくり見たかったなあ・・・等、心残りはたくさんありますが、楽しく充実した時間を過ごすことのできる場所でした!!
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