トスカーナ美食とワイン思い出めぐり⑤宮殿画家マンティーニャの作品を求めてマントヴァとコルテフランカ

2023/08/11 - 2023/08/20

マントヴァはシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に登場し、ヴェルディのオペラ「リゴレット」の舞台となった街で世界遺産にも登録されています。抜群の写実的描写力と破調を併せ持つ巨匠マンテーニャの作品も見ることができます。ドゥカーレ宮殿美術館ではルーベンスの作品も見ることができます。見どころ満載の街でした。そして、コルテフランカ地方を再訪しました。8年前に宿泊したフランチャコルタの作り手のワイナリーホテル兼レストランの予約が取れなかったので、イゼーオ湖近くの高台にあるリゾートホテルに宿泊し、魚料理とフランチャコルタを堪能しました。5日間見てきたトスカーナの風景とはガラリと変わり、リゾート感満載のイゼーオ滞在でした。

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

マントヴァの街は観光客で賑わっていました。
何か所か巡れることの出来るチケットを購入しました。見どころはエルベ広場を中心に集まっているので、街歩きしやすいです。

ドゥカーレ宮殿美術館。

宮廷画家マンテーニャの「夫婦の間」
親密な人たちとの密談に使われた部屋。接見の間と言われています。天使達が“献身”プラカードを掲げています。

マンテーニャの遠近法
「夫婦の間」の天井に描かれているフレスコ画。
見上げると逆に天使に覗かれている錯覚になります！

夫婦の間。四方八方フレスコ画で首が疲れます。

20分ほど歩いて「夏の離宮」に向かいます。

イザベッラの息子フェデリコ2世が建てた「夏の離宮」Palazzo del Te
広大な敷地に立つ宮殿はいたって普通に見えますが、中に入ってびっくり。インパクトのあるフレスコ画は圧巻です。

敷地はとても広く、人の多さは気になりません。

「馬の間」
ラファエロの弟子であった、ジュリオ・ロマーノが10年の歳月をかけて、設計・建築・装飾した宮殿です。彼の最高傑作といわれる建築的作品が沢山あります。

「馬の間」

「愛と狂気の間」

迫力満点。色彩もしっかりしていて、美しいです。

「巨人の間」
真ん中上の雷を持っているのがユピテル。

画題は”巨人族の没落”で神々と巨人の戦いを描くが、勝負は神々の圧勝。最高神ユピテル（ジュピター）の雷が炸裂している様子がわかります。
ちなみに、このユピテルは神聖ローマ皇帝カール5世を表しているとされ、当時のマントヴァ外交政策が内包された絵でもあるそうです。

サンタンドレア聖堂

立体に見えますが、絵です。目の錯覚！

ビビエナ劇場

マントヴァを後にして、イゼーオに向かいます。

今宵の宿
Relais I Due Roccoli 4★

リゾート感満載

ホテルからの眺めのイゼーオ湖。

プールもあります。

こちらのテラスでウェルカムドリンクを頂きました。朝食会場にもなっていました。

今日はパレオ本番の日でした。夜の7時からテレビ放映し、スタートは7時半からでした。生放送はイタリア全土に放映されています。
ディナーは7時半の予約でしたが、パレオの結果が気になり、少し遅れてレストランへ。

シエナのカンポ広場はすごい人です。各馬、スタート地点への整列を何度もやり直し、スタートまで30分くらいかかりました。

レストランの席からの眺め。窓全開です。やはり好きな席に案内してくれました。

席からレストラン全体を。左奥が入口です。夜の7時半を回っているのに、まだ明るいです。

アミューズ。パイナップルに生ハムを包んでいました。

やはり、コルテフランカ地方にいるので、フランチャコルタのロゼをボトルで注文しました。美味しいです。

前菜に海老のサラダ。シェアします。

白身魚とズッキーニ・トマトのパスタ。アルデンテで美味しいです。
パスタはシェアしました。

白身魚のグリル。もやしがのっています。イタリアでもやしに出会えるとは思いませんでしたが、シャキシャキで美味しいですが、この料理で、もやし必要かな～。

豚肉を低温調理法で。ジャガイモのローストが多いです。
久しぶりにメイン一人前の量が多いです。
お腹いっぱいです。料理は美味しいですが、今まで食べた中ではあまり洗練されていませんでした。

朝食会場から。
少し曇っています。この後、イゼーオ湖周辺を散策します。