クルーズ5日目、今日は金沢に8:00に入港。私達が選んだのは、白川郷に行くツアー、食事は含まれておらず自分たちで自由に選ぶコース（これが最大の選択ミスなのでした）、昨日の秋田田沢湖ツアー同様バスに揺られて、なるたけ主人の疲労を溜めないようにと選んだツアーだったのですが…<br />　バスで白川郷まで直行→白川郷を自由散策→金沢駅鼓門→「金沢駅あんと」でお土産買い物→ベリッシマ戻り、という行程。予想外の猛暑のなかの白川郷散策でした。<br />　船に戻った後、プールサイドでゲーム、ショータイムを楽しんだ後に夕食、最期に「クルータレントショー」を楽しみました。

初クルーズベリッシマ5日目2023/9/7金沢・白川郷

5いいね！

2023/09/03 - 2023/09/12

955位(同エリア1405件中)

エリア

白川郷(岐阜)

旅行の満足度: 3.5

観光: 3.0

グルメ: 4.0

ショッピング: 4.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

一人あたり費用: 30万円 - 50万円

4:25、水先案内船の音に気づき目覚めました、まだ当然真っ暗です。
　クルーズ5日目にしてまだ水平線から登る朝日を拝んでいません。今日の日の出はぐっと遅くなり5:28とのこと。爆睡中の主人を置いて、一人早朝最上階デッキ19にやってきました。
おー、見えそう。金沢港も近くなってきて防波堤も見えてきました、うっすらと曙色に染まってきました。まだ5:03。
船は金沢港にゆっくりと入っていきます、白々と夜が明けてきました。まだこんな早朝なので、人影は見当たりません。
まだ遊んでいないデッキ19のヒマラヤンブリッジ、安全ワイヤ装着して、こんな高所を歩くお楽しみ施設です。
同じデッキのアリゾナアクアパーク、スライダーが3基あります。こんな早朝でもベリッシマのファンネル（煙突）からはもうもうと水蒸気が上がっていました。パラパラと早起きの方々がお出ましになってきた。
おーっと、なんかベリッシマ旋回している！港に入ったところで180度この巨大な船が旋回しているではありませんか。あれあれ、日の出を見ようと構えて居た場所が反対側になっちゃいました、急いで正反対に移動。
　うぁー、残念ながら朝日が出るところだけびっしりと雲が出てきました。
金沢港は相当な大きさ、小松製作所がドーン立っております。クルーズ船が入港している。「ナショナル・ジオグラフィック・レゾルーション」というベリッシマの10分の1くらいの大きさのクルーズ船でした。
残念ながら雲間からのご来光となってしまいました。5:30です。
まぁ」これで良しとしよう。デッキ16のパワーウォーキングトラック（船の回廊部分オープンデッキ）をランニングしている方がチラホラ。ここまで来て走っているのね、尊敬に値する。ベリッシマのトラックは一周328mあるそうで、走り応えありそうですね、海を眺めながらのランニングって爽快なのかも。
ビュッフェで6:00から朝食、朝からケーキ類が充実しているのでホワイトチョコケーキを1ピースチョイス。スポンジ系のケーキでは無くどっしりしたバターケーキだったので想定外でした。
　やはりコーヒーはウエイターさんにオーダーするのがベスト。アメリカンかなど淹れ方など細かく希望を聞いてくれるので、少し時間はかかるけれども満足のいくコーヒーが飲めました。ベリッシマで作っているモッツァレラチーズは毎回食べていて、バジルソースをかけるとフレッシュで本当に美味しかったです。
　黒パンも、数種類用意されているスプレッドを塗ると美味、サーモンのスプレッドがいい味でした。

今日のツアーは「合掌造り集落でたっぷり滞在！世界遺産白川郷」と銘打ったツアー、結論”たっぷり滞在”はできなかったのでした。
8:20にバス集合。白川郷に行くツアーはもう一つ食事付きツアーがあり、なんとそのツアーも含めると7台の観光バスが一度に白川郷に向かうということでした。ジャパネットクルーズのツアーで白川郷のキャパシティー、オーバーしちゃうのでは。
今回のクルーズでジャパネットクルーズのツアーをいくつか申し込んだのですが、すべてのツアーが乗船してからチケットが配られるまで正確な出発時間が判らず、詳しい時間の入った工程表は結局配られないのでした。ツアー申込の段階で、どこへ何分くらい立ち寄るという大まかなことまでしか判らず、このツアーも所要時間6.5時間、白川郷140分、金沢駅40分、というくらいしか情報がありませんでした。
　事前に調べてみると、ベリッシマの着岸している金沢港大浜埠頭から白川郷まで所要1時間10分程度、せせらぎ駐車場にバスが駐車したとして140分で白川郷散策と食事をしなくてはなりません。12:20には戻らなくてはならない勘定です。　
　白川郷は小さな集落なので端から端まで歩いてもそんな時間はかからないとはいうものの、観光の目玉は荻町城跡展望台から白川郷を一望したいと考えていました。そのため到着したら先ずはシャトルバスで展望台に行き、その帰路メインストリートで食事をしたり、和田家などの合掌造りを見たいと考えていました。
　選択ミスだったのは自由昼食のツアーにしたこと。何時に白川郷に着くのか判らないのでお店に事前予約をすることができませんでした。そんなこんなで、バスに乗車後、白川郷到着時間が大体判ったところで、めぼしいお店に次々に電話連絡、全滅でした。「予約は受けていない」「今日は貸し切り」、ジャパネットのツアーが押し寄せているのだから考えたら当然です。白川郷に着くまで粘りましたが食事場所の確保は出来ませんでした。
　白川郷に向かう途上、小規模な合掌造りの村落がみられました。文化遺産として大切に維持されているのですね。
途中急に雨が降り出し心配しましたが、長ーいトンネルを抜けると晴れていました。バスは高速で想定外の工事渋滞があったりして、せせらぎ駐車場に到着したのが10:30。白川郷出発は12:35と決められました。
　今から思うと何故こんなに昼食にこだわってしまったのかと思いますが、とにかく早過ぎでもお昼にしようということで、駐車場横の開店したばかりの「蕎麦脇本」でお蕎麦を頂きました。欄間も見事な古民家でした。広々としていて、お座敷やテーブル席、囲炉裏席もありました。
太めの歯ごたえのあるお蕎麦、主人はざるそばのセット、とろろご飯がついてきました。
私はぶっかけ蕎麦のセット。蕎麦が香り高く強い味わい。
白川郷に来る前にサービスエリアでトイレ休憩をしたのですから、このときお弁当など調達しておけば、食事のことは気にせず展望台に直行できたのでした。ちなみに白川郷にはコンビニありません。
　展望台へのシャトルバスは00、20、40、と20分おきに和田家近くから出ていて、私の下調べ（白川郷観光協会）では12時台は運行していないということでした。
　とにかくこの時点で11:15、シャトルバスで展望台に行ってまた時間通りに戻るのは無理と判断し、とても残念でしたがメインストリートを散策することにしました。あれだけ計画を練っていたのに痛恨の極み。
　白川郷はとても外国人観光客が多かったです。こうした集落の様が珍しいのでしょうね。小さな集落で、住民の皆さんの生活の場なのに、こうして観光させて貰いありがたいです。駐車場や公衆トイレなど施設も整っておりました。
せせらぎ駐車場から庄川に架かった「であい橋」を渡ります。庄川の流れが、とにかく水が綺麗で、爽快でした。
今年は猛暑が続いているので、川の水は少ないのでしょう、でもとても澄んでいます。
せせらぎ駐車場側から川べりに降りられるらしく、木陰でお昼寝をしている外国人観光客もいました。

カンカン照りになってきて、ことのほか暑くなってきました。シャトルバスで展望台に行こうと、あまり徒歩を考えていなかったのでもう暑さに負けそうです、思わず日傘を出してしまいました。
「白川街道」と呼ばれるメインストリート。こんな感じで合掌造りの建物が続いています、メンテナンス大変そう。
　途中「佐藤民芸品店」でお土産にどぶろく羊羹を購入。お店の方は「金沢の方は雨だったんですか、こっちはしばらく雨が降っていなくてとっても暑いですから気をつけて」と気遣ってくださいました。
修学旅行生も来ております。住民の方の迷惑にならないようにあまり建物には近づかないように気をつけました。
今藤商店の「どぶろくソフトクリーム」です。お米のパフが散らされています。こちらお酒の枡にソフトクリームが入っていて、枡はお持ち帰りっていうのもありました。
「和田家住宅」なんと今日は休業日でした。中を見ることは叶わず。白川郷の各所、お店などはほとんどが不定休というところが多いです。
　築300年も経つ茅葺き合掌造り住宅。白川郷の住宅として最も規模の大きい住宅だそうで、母屋や土蔵やお便所まで文化財指定されているそうなのです。
　あれ？入口近くに居るものは？
なんと和田家の説明板横に白鷺が居るではありませんか。微動だにしません、置物みたい。
こちらが近づいていっても知らん顔、やはり微動だにしません、池の蓮の花が美しい。
絵になるなぁ。でもかなりの大きさです。
おーっと！羽ばたいて行ってしまいました。さようならー。
和田家が見られなかったので、近辺の神田家などを巡りました。

稲穂が頭を垂れ、もうすぐ稲刈りなんですね。幼い頃おばあちゃんの家に遊びに行ったときに香ってきた稲穂の香りでした、懐かしい。
「売らない、貸さない、壊さない」の三原則で村落を守っているとのこと。
こちらは「長瀬家」。長瀬家は医者だったそうです。
　今回こうした住宅の中まで見ませんでしたが、一つぐらい見ておけば良かったです。
住民の方より絶対的に観光客数の方が多いと感じる人の多さでした。
あまりの暑さに、通りから奥まった「花水木白川」でティーブレイク。
　窓から見える風景が、まるで違う時間が流れているような長閑さ。お店の女性と、クルーズ船で来ていることなどで話が弾み、やっと人心地つきました。GWの時もクルーズ船の乗客が多数来て大変な混雑だったそうです。「シャトルバス12時台も運行してると思いますけど…」と言われて、じゃぁ諦めないで乗れば良かったと後悔ひとしお。ちなみに、私達のバスで展望台に行けた方お二人いらっしゃいました。バスに乗ろうとしたが、満員で乗れなくて帰ってきたという人も結構いました。
「本覚寺」の鐘楼。ここだけ奥まっているからか人気が途絶えていました。
住宅の要所要所にある放水銃。毎年10月末から11月始めにかけて行われる一斉放射防水訓練は有名です。火にはとても弱い茅葺き合掌造りの住宅を火災から守るため、村には59基も放水銃があるそうなのです。収納場所も合掌造り風で景色になじんでいます。
住宅横の水路、小さな鯉が泳いで可愛い水車がまわっておりました。
であい橋のたもとにある「秋葉神社」、白川郷の火伏の神様を祀っているとのことです。白川郷のメインストリートへ行くのに必ず通って行く場所なのに、あまりお参りしている人を見かけませんでした。
「であい橋」と刻まれた石碑。

であい橋を渡って、もうこれで白川郷を後にします。なんだか肝心の所を見ることが出来なかったので不完全燃焼。
本当に暑くて暑くて、二人ともギブアップ。
　あんなに調べに調べて行ったのに、何一つ予定通りに出来ませんでした。
バスは白川郷から金沢駅へと向かいます。
　このツアーこの金沢駅でのお買い物時間があったのもポイントのひとつ。今年の4月始め北陸三県桜巡りで金沢も訪れており、兼六園などを観光したのですが、その際金沢駅には行かず、かの有名な鼓門を見たことが無いのでした。
　「世界で最も美しい駅」の一つに選ばれたという金沢駅、バスの駐車場は西口でしたがこちらも近代的で美しい駅の顔でした。
西口もこんな立派なモニュメントがありました。裏側から撮影してしまったのですが、これカタカナで”カナザワ”と読めるようになっているそうです。確かに”カ”は判読できます。
ガイドさんについて金沢駅構内通路を東口に向かってゆきます、時間が無いので小走り状態。平日なのにかなりの混雑。
わぁー鼓門大きい！堂々たる姿ですね。おもてなしドームと相まって道行く人が豆粒みたい。
本当は反対側に回ってこの鼓門の全体像を写したかったのですが、お土産購入の時間が足りなくなるので、このまま「金沢駅あんと」へと大急ぎで向かいました。
　
和菓子好きの私にとって、金沢はどんなものを買っても満足なお菓子の買えるところ。やはり加賀百万石の名残なのでしょう、銘菓が目白押しです。
　私の大好きな小出の「柴舟」、そして日本三大銘菓の一つ森八の「長生殿」。明日は韓国釜山なのですが、そちらで観光案内兼ドライバーをお願いしているパクさんに「紙ふうせん」。一度買いたいと思っていた「金沢文鳥」数種、そしてクルーズから帰ってお彼岸のお墓参りの際に義兄にと、かの有名な「YUKIZURI]を購入しました。
　前もって「金沢あんと」の店内マップを印刷して持ってきていたので、チェックしていたところから猛烈な勢いでお買い物。
　バスガイドさんが、金沢と言えば安いですが「ビーバー」がお勧めです、といっていたので、西口のセブンイレブンハートインJR金沢駅店に立ち寄りました。このお店コンビニなのに金沢土産が沢山置いてあり、レジも10台くらいあってものすごい回転率、ビーバーのいろんな味を買って来ました。
ベリッシマに15:00到着、確かにツアーなら遅れても待っていてくれるかもしれませんが、個人で出かけて帰り時間までにたどり着けなかったらどうするんでしょう。
　最終乗船時間も近づいてきているというのに救急車がやってきた。どうも急病人でも出た模様。この時間で救急車に乗ったら船には戻れないのではないかしら？
　昨日も、船内で転倒して骨折した人が出たらしい…と噂されており、確かにレストランに腕を吊った女性が居ました。船内いつも誰かしら掃除をしているのですが、プールの出入口になるところなどいつも床が濡れていて、確かに転倒とか気をつけなくちゃと思いました。このあと、鹿児島でも救急車が来ていて、クルーズ中に病気や怪我に見舞われるということも身近なのだと感じました。
15:30デッキ15のプールサイドでゲーム。「ラダーゴルフゲーム」とやら。紐の両端におもりの着いたものを投げて、的のはしごに掛けるというゲーム。私は3投中1投引っ掛かったのですが商品は無し、主人は全部駄目でした。
　17:30からはショータイム「ビューティフル」。ベリッシマ専属歌手の男性2人女性2人でパワフルな歌唱、曲は始めて聞いた物ばかりでしたが、ジャズ調ありロック調ありの30分、結構楽しめました。私ほとんど毎日ショーを見ております。
　お決まりのショーの後のLEDドームショー。テーマは「アウタースペース」。

宇宙空間が大爆発、光り輝いて変化していく様がダイナミックに映し出されておりました。
ガレリアベリッシマの通路の椅子に腰掛け首が痛くなるくらい、いつもこのショーのひとときは驚きの映像で楽しいです。
今日のデイリープログラムにデッキ7の宝石店「effyジュエリー」の広告が入っていて、18:30から先着〇〇名様にペンダントトップを差し上げますと書いてあるのを発見。このチラシを持っていけばいいとのこと、よもやセールスされないでしょう。
　時間通りにお店にチラシを持って出かけてみると、「ハ～イ！」とこんなプチペンダントトップとチェーンをくれました。当然宝石のセールスはされませんでした、笑。
今日の夕食は格別なドレスコード無し、全く身構えず出かけていったところ…
　突然食事中に暗転。えーっ！ダンスと歌が始まりました。ウエイターさんの踊りのうまいこと。全く静かに食事が出来ないのがご愛敬なのですが、それくらいクルーが盛り上げようとしてくれている。これってベリッシマのどのレストランもこうだったんでしょうか？
　いつもはこの後はおやすみなさいなのですが、明日釜山は午後からの入港で朝ゆっくり出来そうなので、私だけ22:15からの「クルータレントショー」を見に行きました。
　出演者4名はすべてこの船のクルー。高橋真梨子の歌を熱唱する玄人はだしのアジア系女性クルー。まるで自分のワンマンショーみたいに広い舞台を動き回って拍手喝采。
　モロッコ出身女性クルーによるベリーダンス、ベリーダンスは結婚式などでも踊られるそうで、このダンスの雄叫びが凄かった。世界各国からクルーが集まっているのが判ります。
　普段はバーで働いているというインドネシアの女性クルーはジャグリング。金沢港を出てから釜山に向かっていて急に船の揺れが大きくなってきました。そんな中でのジャグリング、大過なく演技終了大拍手でした。
　トリはアジア系男性の歌。プロなの？というくらいの歌声で会場を沸かせました。クルーの皆さんの多芸ぶりに驚いたショーでした。