2023/09/18 - 2023/09/18
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j3matuさん
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一人暮らしを始めてから、付き合いが良くなった息子くん。今回も息子の住んでいるところから比較的アクセスの良い筑波山に行くけど一緒に行かないかと声をかけてみると、一緒に行くと言ってきました。
息子は普段山登りをしないので、標高差の少ないライトコートを選択しましたが、蒸し暑い日だったのと、道が湿っていて滑りやすかったのと、岩の段が大きかったのとで、思った以上に体力消耗しました。でも、息子と一緒に登る山は、やっぱり感慨ひとしおですね。楽しかったです。
つくばエクスプレスを利用して筑波山に行くなら、「筑波山あるきっぷ」という切符がお得です。つくばエクスプレスの各駅からの往復と筑波山へのバス代がセットになっています。私も500円ちょっとお得になりました。ちなみに、往復ケーブルカーやロープウェイを利用する方なら、ケーブルカー等の料金もセットになった「筑波山きっぷ」がお得です。つくばエクスプレス各駅の自動販売機で購入可能です。
本日の行程です。つくばエクスプレスの乗車駅で「筑波山あるきっぷ」を購入して、快速電車に乗りつくば駅へ。つくば駅からは筑波山のつつじヶ丘行きのバスに乗り、終点で下車。そこからおたつ石コースと呼ばれる登山道を行き、まずは女体山の頂を目指します。女体山の後は、御幸ヶ原を経由して、男体山の頂へ。そこから自然研究路を通って再び御幸ヶ原に戻り、ケーブルカーを利用して下山。麓にある筑波山神社に参拝した後、再びバスに乗ってつくば駅に戻ります。その後別のバスに乗って、JAXAつくば宇宙センターに行き、見学後、帰路につきました。
本日の歩行距離 3.5km、アップ 467m、ダウン 197m
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今日は一人暮らしをしている息子とつくばエクスプレス電車内で待ち合わせて筑波山へ。つくば駅には7:45に到着しました。筑波山行きの直通バスが出るつくばバスセンターはA3出口を出てすぐです。「筑波山口」行きというバスがありますが、こちらの方は筑波山まで行かないので気をつけてくださいね。
つくばエクスプレス利用者はつくばエクスプレスの乗車駅で「筑波山きっぷ」もしくは「筑波山あるきっぷ」を購入しておくとお得です。つくば駅 駅
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出発時刻の15分ほど前にバスに乗り込んだのですが、車内はすでに多くの人が乗っていました。臨時便が出るかと思ったら、それもなさそうで…。最終的にはぎゅうぎゅう詰めになったまま、バスは8:00に出発。8:40頃、筑波山神社入口前バス停で多くの人が降りるまでは、本当に辛かったです。バスを利用される方は早めに行って、バス待ちされることをおすすめします。
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筑波山神社入口前で多くの人が下車して、漸く座れたのもつかの間、8:50頃、終点のつつじが丘バス停に到着しました。バス停のすぐ目の前、このつつじが丘レストハウスの下にトイレがあります。
つつじヶ丘レストハウス グルメ・レストラン
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レストハウスからこれから登る登山道を見上げます。手前のこんもりとしている山がゴールではありません。その奥にこれから登る女体山があるはずなのです。すっぽりと雲の中に隠れている…(汗) つつじヶ丘からはロープウェイも出ているのですが、出発してすぐに雲の中に吸い込まれて行きました。大丈夫なのか、これ? 登れる?
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気を取り直して、9:05登山スタート。バスで結構上がって来ているので、標高529m地点からのスタートです。
つつじヶ丘から女体山の中腹にある弁慶茶屋跡までの登山道はおたつ石コースと呼ばれています。ここはまだ雲がかかっていないところなので、陽を遮るものがほとんどなく、ひたすら暑い! でも、その分お花はいっぱい咲いていました。 -
ゲンノショウコ。
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メドハギ。
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序盤のおたつ石コースはこんな感じ。
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一面!
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キンミズヒキ。
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センニンソウ。
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9:15、見晴らしの良さげなところに来ましたが、雲でどんより。
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別方面。
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ツマグロヒョウモンがいました。翅の端が青いのが綺麗ですね。
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漸く木陰がある登山道に入りました。とは言っても、湿度が高くて蒸しているので、暑いことに変わりはありません。
写真には上手に写せませんでしたが、所々に薄い霧がかかっていました。でも下で見たときには、もっと視界を遮るような深い霧になるのでは…と怖れていたので、このくらいで済んで良かったです。 -
道は段々とワイルドに。
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可憐。
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キバナアキギリ?
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9:39、弁慶茶屋跡に建てられた休憩所に到着。
おたつ石コースはここまでで、ここから先は筑波山神社から始まっている白雲橋コースに合流します。 -
白雲橋コースに入ってからは、奇岩続きになります。
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筑波山の登山道では、このような奇岩等に名前をつけて、パワースポットとして紹介されていました。この旅行記で紹介しているもの以外にもたくさんありました。
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こちらは「弁慶七戻り」と呼ばれるところ。
頭上の石が落ちそうで、弁慶が怖れて七回戻ったといわれているそうです。いやいや、それはないでしょ(笑) -
反対側から見る方がすごかった!
やっぱりちょっと怖いかも…? -
巨大な岩がゴロゴロ。
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岩と岩の間をすり抜けて行きます。
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昨日、雨が降ったのかな? ちょこちょこぬかるみがあって、岩の上がちょっと滑ります。私は登山靴だからまぁいいのですが、スニーカーで来た息子はツルツル滑っていて、ちょっと怖い。下山は危ないから、ケーブルカーにしよう。
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「高天原」と名付けられていたところ。本当に天国への階段みたい。この先には天照大神を祀る稲村神社があるそうです。
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「雨垂れ石を穿つ」の良い見本。
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「母の胎内くぐり」との看板が出ていたので、奥の狭い穴を通り抜けることができるのかな? 服が汚れそうなので、少し石の下に入るだけにしておきました。
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巨石の階段。
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「出船入船」と名がついた石。左の尖った石が舟の舳先で入船に、右の石が船尾で出船に例えられている感じでしょうか。航路の安全を守る船玉神を祀っているそうです。
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横から見ると、思った以上に大きい石だった!
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「裏面大黒」と名がついた岩。大きな袋を担いだ大黒様の後ろ姿に見えるという説明には、???ですが、大きな岩が綺麗に分割しているのは素直にすごいと思う。
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これもすごい!「北斗岩」です。
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こういうくぐり抜ける系はやっぱりワクワクしますね!
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あ、また霧が出てきました。山頂もガスってるのかな…ドキドキ。
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岩の段の一つ一つが大きくて、背の低い私にはなかなか辛いものがあります。
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10:27、漸く女体山の頂に到着しました! 標高877m。標高差がたいしたことないわりには疲れました。
女体山の山頂は狭いので、一番の先端に立つのは順番待ちです。こんな体験は初めて。さすが人気の山だけあります。筑波山 自然・景勝地
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順番が回ってきて、先端に立つことができました。三方が開けた崖の上です。人がいなければ、さぞ爽快な気分になれることでしょうが、待っている人がたくさんいるので、感傷に浸っている時間はない。
相変わらず雲がどんよりとしていますが、ガスって何も見えないことも覚悟していたので贅沢は言いません。薄っすらと霞ヶ浦(たぶん)も見えるし、眺望良し! -
これから行く男体山。あっちは雲がかかっていない!
待っている人がたくさんいるので、写真だけ撮ってサッサと撤退しました。 -
女体山から男体山に向かう道にも奇岩あり。
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せきれい茶屋の隣に大きな錨が置かれていました。
昔から千葉県銚子漁港の漁師たちは漁に出たとき、方角を知るのに筑波山を頼りにしていました。そのため、筑波山神社への信仰も厚く、明治時代初期には奉納品としてこの2mほどの高さのある重い錨を数百人で麓から山頂まで運び上げたそうです。
すごいなぁ。 -
存在感のある大木。
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10:50、御幸ヶ原に到着。標高794mです。
ここでお昼ご飯を食べようと思っていたのですが、陽を遮るものが何もないので、御幸ヶ原の少し手前にある階段のところで持参したお昼ごはんを食べることにしました。 -
お昼を食べているすぐ横には、こんな可愛い花が咲いていました。
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こちらも。
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目の前にはトンボ。和みます。
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御幸ヶ原にはとても綺麗なトイレがありました。売店や食堂もあるし、自販機もあるし、便利ですね。
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昼食後、改めて御幸ヶ原からの眺め。空が青い!
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11:15、御幸ヶ原を発ち、男体山に向けて登山開始。女体山よりは全然登りやすいですが、登山道はこちらの方が混雑していて、ずっと列を作って登って行く感じです。
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登り下りで譲り合うのに、時々足が止まります。
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11:24、男体山の頂に到着。一面に広がる田園風景が素晴らしい!
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アップで。モザイク模様みたいですね。
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パノラマで。
登山道は混み合っていましたが、山頂は広めなので余裕がありました。女体山よりゆっくりできます。 -
記念撮影する余裕もあります。
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さて、下山はどうしよう…先ほどの混雑していた道を戻るか、迂回路を行くか…。息子と相談して迂回路を行くことにしました。
この山頂付近をぐるりと取り巻くように自然研究路があるので、その道を行けば来た道を通らずに御幸ヶ原に戻ることができます。登って来た道とは反対側のひっそりとした場所に、目立たない案内板があるのを見つけました。 -
先ほどまでの喧騒が嘘のように静まり返った場所に出ました。横を見ると、すごい崖。今朝登り始めてから誰の姿も見えないというのは初めて。超マイナールートだったみたいです。
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道も一部険しいところがありました。(余裕がなくて写真は撮っていないです)
すごい段差があって、下りだったから飛び降りるだけで済んだけど、逆だったらたぶん背が低い私はよじ登ることが出来なかったと思います。男体山への登りは混んでいても、御幸ヶ原から直で登るメジャールートで行くことをおすすめします。 -
木にびっしりとキノコ。
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自然研究路まで出てしまえば、道はなだらかで歩きやすい道になります。
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ここにもパワースポットがありました。「立身石」です。
間宮海峡を発見した間宮林蔵が少年時代に心願成就を祈願した場所だそうです。 -
木のトンネル。
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山頂直下のすごい道を歩いていたときは、どうなることかとヒヤッとしましたが、11:52、無事に御幸ヶ原まで戻って来ることができました。
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下山はケーブルカーを利用します。待ち時間なく、12:00発のものに乗車できました。
筑波山ケーブルカー 乗り物
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12:11、筑波山神社にやって来ました。
筑波山神社 寺・神社・教会
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大きい鈴!
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どこかの神社でも見かけたなぁ。
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天高く伸びる大木。珍しいマルバクス(丸葉楠)という楠の変種だそうです。牧野富太郎博士が発見し、命名しました。
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華やかなサルスベリ。
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美しいお社。
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この木、なんかすごい…。
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樹齢800年の大杉。高さは32mにもなるそうです。
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お? ガマの油売りの口上が行われていました。途中までは面白くて笑いながら見ていたのですが、刀で手を切ろうとし始めたので怖くなって逃げました。
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立派な随神門。
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随神門の像はよくある金剛力士像ではありませんでした。左が倭建命(ヤマトタケルノミコト)像、右が崇神天皇の皇子で、筑波と縁の深い豊木入日子命(トヨキイリヒコノミコト)像だそうです。
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筑波山神社を後にして、筑波山神社入口前バス停に移動。12:40発のバスに乗って、つくばバスセンターに戻ります。
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13:20、つくばバスセンターに到着。時間が早いので、もう1ヶ所寄り道で、JAXA筑波宇宙センターに行ってみようかと思います。息子は行ったことがあるというので、ここで別れることにしました。今日は楽しかったね。また、一緒に山に行こうよ。
息子に別れを告げて、13:25発の関東鉄道バス荒川沖駅行きのバスに乗りました。つくば駅 駅
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13:31、物質材料研究機構バス停で下車。徒歩3分ほどでJAXA筑波宇宙センターにやって来ました。
JAXA筑波宇宙センター 美術館・博物館
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H-Ⅱ ロケットが展示されていました。大きい!
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展示室には人工衛星や宇宙ステーションへの補給機、ロケット模型などが所狭しと置かれています。
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宇宙服から顔を出して、写真を撮るスポットも。子どもは大喜びですね。
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国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大モデル。
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中に入ることもできます!
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これまでのロケットの変遷。
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一番最初のロケットはこんなに小さかった! 持っていた折りたたみ傘で大きさを比較。
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一通り見て、14:19のバスでつくばバスセンターに戻ります。
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14:30頃、つくばバスセンターに着き、隣接するトナリエつくばスクエア内のお店でお土産を購入し、帰路に着きました。
トナリエつくばスクエア ショッピングモール
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