コッヘルとヴェルデンフェルザー ラントの旅（５）　エッタール修道院編

2023/08/05 - 2023/08/13

滞在４日目は、エッタール修道院へ。
以前この地域を訪れた2008年に通りかかって、気になっていた場所です。
オーバーアマガウ側の山から景色を眺めて、下ってくるのもいいなぁと考えていましたが、お天気が悪かったので、修道院の見学と周辺の散策をする程度の訪問になりました。

エリア オーバーアマガウ(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ムルナウ行きのバスで出発。途中のオールシュタットで電車に乗り換えます。
ゲストカードは、鉄道には使えないので、券売機で切符を購入。
オールシュタットの駅。今は駅舎として使われていないようで、閉まっていました。

オールシュタット駅のホームから。山は霞んでいますね。
乗り換え時間は50分！　周囲はなぁ～んにもないし、小雨がぱらついているし。
ホームのベンチで絵はがきを書きました。

オーバーアウで降りて、オーバーアマガウ行きのバスに乗り換え。
エッタール修道院までは10分ですが、あぁ、そうでした、ここも峠越えの山道･･･。

エッタール修道院に到着！
バス停から修道院の建物に向かうところにある看板。

中庭に入ると、右手に大聖堂がどっしりと構えています。

エッタール修道院 寺院・教会

エッタール修道院の大聖堂。
祭壇は奥まっていてよく見えない代わりに、

目を引くのは･･･

巨大なドームのフレスコ画。圧倒されます！

エッタール修道院大聖堂の内陣

内陣の上部にもフレスコ画のドーム天井があります。

主祭壇の絵画には、聖母マリアの被昇天が描かれています。

主祭壇の両側には、左右３つずつの脇祭壇。

脇祭壇とドーム天井から吊り下げられているシャンデリア。写真では小さく見えますが、とても大きいのです。

脇祭壇の絵画や装飾も立派です。
壁の大理石のやわらかな色合いもいいですね。

反対側の脇祭壇。隣の説教壇が小さく見えます。

脇祭壇の下部

小さな十字架の背景のレリーフにも見入ってしまいます。

オルガンは1763年頃の建造で、最後の修復は1960年代の終わりだそうです。

バロック様式の装飾が見事に施されたオルガン。いつか音色を聞いてみたいですね。

大聖堂の入り口を入ったところにある説明板。
エッタール修道院は1330年にルートヴィヒ4世によって創設され、教会も1370年にかけて建てられたとのことです。

大聖堂前からの眺め。南側の山。

お昼ご飯は、道を挟んだところにある、修道院ホテルのレストランへ。

修道院醸造所のビールをいただきます。

サラダプレート。温かい焼いた鳥肉がのっていて、柔らかくて美味しかったです。

午後になっても雨は降ったりやんだりで、山は雲に隠れてしまっています。
これでは、山側の遊歩道へ行っても楽しくなさそうですね。

通り沿いのお土産屋さん

エッタール修道院の大聖堂

修道院の北側にはEttaler Manndl（1633m）やLaber（1683m）の山がそびえ、Laberにはオーバーアマガウからロープウェイで登ることができます。

南側の山も雲の中･･･。

東側には牧場があり、牛たちがのんびり。

チーズファクトリー。製造工程の見学や食事ができ、もちろん販売もしています。

Alpenklimagarten（アルプス気候の庭）

100種類以上の高山植物が植えられています。

エッタール修道院の中庭

雨が上がり、明るくなってきました。

「PEACE」「FRIEDEN」「PACE」･･･、様々な言語で記されていました。
平和は人類共通の願い。安全に旅ができることに感謝しつつ、誰もが平和に暮らせる世の中になることを祈るばかりです。

エッタール修道院の案内図

ではこのへんで、おいとましましょう。

オーバーアウの駅。
バスが遅れて来たのでドキドキしたけど、切符もちゃんと買えました。

ムルナウに寄って帰ります。
この時期ムルナウとヴァイルハイム間はバスによる代替輸送になっていて、大きな荷物を持った人たちがぞろぞろとバスに乗り換えていきました。
ムルナウの駅で、明後日用のバイエルンチケットを購入。出発の朝慌てたくないですからね。

ムルナウの歩行者専用通り、オーバーマルクト。
今日も曇り空で残念。ぶらぶらとお店に立ち寄りながら歩きました。

マリア様、またの機会に！