コッヘルとヴェルデンフェルザー ラントの旅（３）　ムルナウ編

2023/08/05 - 2023/08/13

湖畔の休日、滞在２日目はムルナウ・アム・シュタッフェルゼーを訪ねました。
絵になる通り、オーバーマルクトとウンターマルクトをぶらぶら歩き、立派なマイバウムと教会を見学、ビールを飲んだ後は、遊覧船でシュタッフェル湖を１周。
雨が降ったり日が差したり、変わりやすいお天気でしたが、ゆったりと流れる時間を楽しみました。

エリア ドイツ

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

コッヘルからバスで約40分、ムルナウ・アム・シュタッフェルゼーに到着。
歩行者専用のオーバーマルクト通り。

お天気はどんより曇り空、気温も14度で８月とは思えない涼しさですが、気分はうきうき、街歩き開始です♪

目に入るものがいろいろと楽しく、きょろきょろしてしまいます。

マリーエンゾイレ（マリアの塔）。
18世紀に建てられ、ナチス時代に一度除去されましたが、1975年に戻ってきたそうです。

通りにあったお花屋さん。気分が上がります！

ムルナウの市庁舎

市庁舎の一角にツーリストインフォメーションがあります。
ムルナウの地図やパンフレット、周辺地域の情報を集めました。

ウンターマルクト通り。緩やかに下っていきます。

カラフルな家並み

見えてきました、マイバウム！

トラベラー仲間の「とんちゃん健康一番」さんが、この春、これを建てるお祭りに遭遇した、あのマイバウムです。
ちゃんと立っているのを確かに見届けましたよ～。

根元はこんなふうになっているのです。

マイバウムには、その町の産業などがわかりやすく絵で示されています。

マイバウムはウンターマルクト通りが終わるあたりに立っています。
青空でなくて残念。

Apotheke（薬局）を表す「A」のマークの看板。おしゃれで、芸術作品のよう。

ウンターマルクト通りを少し戻って、右手の丘にある教会を目指しましょう。

聖ニコラウス教会です。

聖ニコラウス教会の内部。

両側にも立派な脇祭壇や絵があります。

天井のドームには大きなフレスコ画。最後の審判が描かれています。

主祭壇はロココ様式で、1771年に作られたとのことです。

聖ニコラウス教会のオルガン。練習をしていたのか、少し音色を聞くことができました。
ずいぶんと傷んでいるようで、新しいオルガンのための募金箱がありました。

数人の人が入ってきて、何かしら儀式が行われるようだったので外に出ました。
青空がのぞいてきました。

ピヨピヨピヨピヨ･･･。教会前の道路に、鶏と雛たちが。

ぶどうをつついています。

雛たち、何羽いるのかしら？

雄鶏もでてきて、突然、コケコッコー！（ドイツ語では、Kikeriki！ですね）

後ろから来た人たちも写真を撮っているようでした。

オーバーマルクト通りに戻り、続いて訪ねたのは、マリア・ヒルフ教会。

マリア・ヒルフ教会の天井画

脇の祭壇画にも聖母子が描かれています。

マリア・ヒルフ教会の内部

マリア・ヒルフ教会の内部

マリア・ヒルフ教会の祭壇

青空と明るい日差しがあると、通りの様子も違って見えますね。

ではそろそろお昼にしましょう。
こちらのGriesbräu zu Murnau（グリースブロイ・ツー・ムルナウ）で。

鳥肉（七面鳥だったかな）の Geschnetzeltes（ゲシュネッツェルテス：細切り肉の煮込み）に、シュペッツレと紫キャベツを添えて。
もちろんビールも♪

店内の様子。
飲み物は注文を取りに来ますが、料理はセルフサービスです。
見て決めることができ、付け合わせもいくつかの種類から選べるので、出てきてびっくり！、にならない安心感があります。お金は精算機に投入するようになっていました。

Griesbräu zu Murnauの店内。醸造所レストランならではの光景ですね。

Griesbräu zu Murnauの外観。おしゃれな看板です。

オーバーマルクト通り。
この眺めを、カンディンスキーが描いたのは･･･

これですよー、と掲示してありました。
この後、急に強い雨が降ってきたので、お店の軒下で雨宿り。

小降りになったところで、街歩きの続きを。
バイエルン王、ルートヴィヒ２世の像。ムルナウを度々訪れていたのだそうです。

雨降りなら美術館などを訪れればいいのでしょうが、この日は月曜日で休館。
シュタッフェル湖畔へ行きました。

次の遊覧船までは、時間がたっぷり。周囲を散策します。

雨が降って肌寒い・・・。
晴れて暑ければ、ここは遊泳する人たちで賑わっていたでしょう。

カモたちと一緒に遊覧船の時間を待ちます。

船が来ました。
雨なので、船室で暖かいカフェラテを飲みながら遊覧です。

シュタッフェル湖にある７つの島のうち、一番大きな島Wörth（ヴェルト）。牛がいました。

ムルナウを出た船は、まず西に進みます。

船の停泊所は３か所。乗船の際に行き先か１周かを告げて支払います。
１周の大人料金は13ユーロ。途中下船と再乗船が可能です。

雨が上がったのでデッキに出ました。

水面が輝いています。

キャンプ場では元気に遊ぶ子どもたちの姿も。

Mühlwörth（ミュールヴェルト）島。
まもなく Uffing（ウッフィング）です。

湖の南側には、ドイツアルプスの山なみ。

湖から見える山々の名前は、パンフレットに記されていました。
さて、また雨が降ってきたので、船室に戻ります。

Seehausen （ゼーハウゼン）を出て遊覧も残りわずか。
“僕のお気に入りの島だよ。”　近くにいた家族連れのお父さんが子どもたちに言うのが聞こえたので見てみると、かわいい島が。 Jakobsinsel（ヤコブ島）です。

あっという間の80分でした！
私が乗ったときは雨が降っていて、ほかには誰も乗る人がいませんでしたが、降りる時はたくさんの人たちが乗っていきました。

名残惜しく見送ります。

湖畔から駅のほうに向かう途中に、眺めのよい場所がありました。

駅からは３分ほどのところです。
駅から行く場合は、駅前の通りを南に進み、街へ向かう左手の分岐を過ぎて線路下をくぐるとすぐ。
湖畔まで行く時間がない場合でも、シュタッフェル湖の眺めをぜひ！

ムルナウの駅

お店の駐車場に猫がいたので、しゃがんでカメラを向けると、寄ってきました･･･、で、うまく撮れませんでした･･･。