2023/09/03 - 2023/09/03
1137位(同エリア1411件中)
れむさん
2日目午前中は弘前市内を散策。江戸時代から現存する国内12天守のひとつ、弘前城を見学。さらに市内のレトロな建物群を巡った後、郊外にある弘前市りんご公園へ。
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2日目朝、この日は朝から晴天。岩木山をくっきりと見渡せる。昨日は朝までの雨天もあって30℃に届かない過ごしやすい1日だったが、今日は9月の弘前と言えど真夏日になる予報。
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とは言いつつ、空高く鰯雲が広がる様子は、なんとなく秋の雰囲気を感じる空である。
1泊2日の短い旅行を満喫すべく、朝7時の朝食に合わせて行動を開始する。 -
朝食はどちらかというと和食中心で、郷土料理なども楽しめる充実したビュッフェだった。
弘前名物のいがメンチに、りんごジュースは血糖値を気にしながらも、やはり弘前に来ては飲まずにはいられない。 -
やはり名物のアップルパイ。地元のパティスリーのアップルパイを味わえる。
ヨーグルトにもりんごジャムをのせられるが、ここはプレーンで。 -
11時がチェックアウトだったので、それまでに弘前市内を散策。朝食後、8時前にホテルを出発。
弘前城に向かう途中、一際目を引くのが、旧第五十九銀行本店本館。明治時代の建築で、内部も見学できるがまだ朝で開館前。 -
弘前城内に入る門はいくつかあって、いずれも立派な門が配置されている。この朝は西側の追手門から城内へ。
日曜日の朝8時を回ったところで、まだ人手は少ないが、地元の散歩している方々に加えて、観光客らしき人たちも散見される。 -
昨夜は暗くてよくわからなかったが、石垣が崩れるおそれがあるとして修復中。それに伴って天守閣が移動されているらしい。
石垣修復の要因は1983年の日本海中部地震によるとのこと。去年、秋田の男鹿半島で津波慰霊碑をみたあの地震である。 -
移動された天守閣。日中は有料だが、朝も9時までは無料でそばまで入れた。昨夜に暗い中みた天守閣は荘厳だったが、こうして明るい中みると、本丸跡にぽつんと建つ感じである。まあ仮の移設だから仕方ないのだが。
それにしても、こうして台座ごと移設できるのもすごいものである。 -
天守閣の西側からは岩木山が望める。前に何度か来た時も、天気のよい日の岩木山を望む景色は壮観で好きだった。この日も秋空の下、非常に美しい姿だった。
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弘前城情報館というところで100名城スタンプを入手。無料だが、弘前城及び弘前藩の歴史なども簡単なデジタルパネルで学ぶことができた。関ヶ原後、石田三成の息女を引き取って藩主の世継ぎとの間に子を設け、その後代々、津軽藩には石田三成の血筋が入っていると知って驚いた。
北東北の辺境の地というイメージだが、蝦夷に対する防備といった点からも重要な地であったようだ。
その後城内を散策し、弘前城を後にする。 -
ホテルに戻る前に、こちらも弘前を象徴する遺産、旧市立図書館に立ち寄る。明治時代の建築であり赤いドームが印象的な建物。意外とこぢんまりとしている。
開館時間となって中にも入って見学することができた。蔵書室はあまり多くなく、その代わり婦人閲覧室や談話室などがあって建物同様、優雅な図書館だったものと想像できた。 -
旧図書館のそばには、弘前市内の歴史的建造物のミニチュアが野外展示されていた。一部壊れてしまっていたものもあったが、旧図書館や旧第五十九銀行のミニチュアなどもあって、ぷらっと回るには面白い。
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れんが倉庫をリニューアルして作られた、その名も、弘前れんが倉庫美術館。これは覚えがないなと思ったら、2020年のオープンらしい。
入ってすぐのところには大きな犬のモダン作品が飾られている。時間と値段の関係で展覧会の見学はパスしたが、ミュージアムショップとカフェもあり、こうして建物自体を観に訪れるのも楽しい。 -
美術館そばには電車が走っていて、何かと見てみると駅があった。大鰐温泉までつながる弘南鉄道の始点、弘前中央駅だった。
駅舎はまさに昭和の鉄道駅という雰囲気で、趣き満点の駅。電車はステンレス製だが、どこの払下げか知らないが、これもまた何となく趣の出てきたステンレス製電車。 -
なんとなく歩いていると、街中の時計屋さんもまた趣きのある建築。改めて歩いてみると、こういった西洋風のいい感じの建物が確かに多い。
明治時代に学都として外国人を多く招聘したことに起因するらしい。今回はアップルパイくらいしか食せなかったが西洋料理店も多い。弘前大学を中心として、この北の地に西洋文化が華開いたのを改めて感慨深く感じた。 -
ホテルをチェックアウトし、弘前市内を後にする。
以前、弘前市郊外に自転車を走らせ、りんご畑が広がる中、その背景にそびえる岩木山の美しさが非常に印象に残っていた。改めてそういった景色をみたく、向かったのは弘前市郊外にある、弘前市りんご公園。 -
公園自体は入園無料で、遊具施設などもあり、多くの市民がピクニックみたいな感じで遊びに来ている。りんごの木は何十種類も植えられていて、それぞれに実をつけていた。
早生のりんごは既に収穫時期に入っており、味見ができるとともに有料で収穫体験もやっていた。 -
りんご畑の向こうにそびえる岩木山。こののどかなりんご畑の向こうに大きく広がる姿が美しい。
9月になってもまだ暑いが、これがもう少し秋が深まってりんごの実がもっと赤くなってくると、秋の哀愁感が相まってきて、より感傷的な景色になってくる。 -
昔の農家の建物が園内に移築されていて、なんとなく入ってみたら、たまたま津軽民話の催しみたいなのをやっていて、語り部の方が津軽民話を話してくれた。
難解と思われた津軽弁だったが改めて聞いてみるとちゃんと理解できる。岩木山のふもと、嶽温泉にまつわるお話をいただき、しばし聞き入った。 -
お昼時で、公園内のレストランをみると、りんご公園だけあってりんごのメニューが盛りだくさん。ということで、ここで昼食を取ることにした。
注文したのは、リンゴかつ。ロースカツにりんごを挟んだもので、りんごの甘酸っぱさが相まってなかなかに美味。お新香がわりの梅(杏?)紫蘇巻きも、この辺りの特産で、やはり甘酸っぱくておいしい。 -
ついついデザートも頼んでしまった。凍らせたりんごを削ってりんご蜂蜜とホイップクリームをかけたもの。冷たくてあっさりとした甘さ。
デザートとしてはアップルパイも数種類ある。こちらのデザートもさっぱりとして暑い季節によいが、コーヒーにより合うのはアップルパイかも。
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旅行記グループ 2023年9月 津軽・弘前ひとり旅
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