夫婦2人でGWのスペイン旅行8泊9日_1-2日目（トレド・マヨール広場・サンミゲル市場）

2023/09/02 - 2023/09/10

妻が仕事の都合でスペインに行くことになったので、僕は会社の夏季休暇を使って同行することにしました。妻は3日間仕事なので丸々旅行なのは僕だけですが、ちょっと長めに滞在して一緒に楽しむ時間も確保しました。僕は10年ぶりのスペインで、初のマドリードなのでひたすら観光を楽しみました。トレドに行く予定だったのに行けなかった初日の様子をお届けします！

▼訪れた場所
・羽田空港
・関西国際空港
・ドバイ国際空港
・アドルフォ・スアレス・マドリード＝バラハス空港
・Aeropuerto T4（空港T4駅）
・アトーチャ駅
・マドリード・プエルタ・デ・アトーチャ駅
・マヨール広場
・サン・ミゲル市場

▼宿泊場所
・イントゥール・ パラシオ・サン・マルティン

▼食事をした場所
・そじ坊 関西空港3F店
・メソン・デル・チャンピニョン
・Mirador del Arco de Cuchilleros

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は関空からの出発だったので、午後の便で羽田から関空に移動。羽田－伊丹はよく利用するのですが、関空へは初かも。機体も伊丹行きと比較すると小さめだし、ゲート直ではなくバス移動ってのも考えるとあまり人気の路線ではないのかも。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

時間通りに関空に到着。大阪に単身赴任中の妻とも無事に合流できました。セコムの自動ロボは相変わらず元気でした！

関西国際空港 空港

国際ターミナルなのに開いているお店はコンビニかファストフード店しかないので、そじ坊さんのお蕎麦の夕食。

そじ坊 関西国際空港3F店 グルメ・レストラン

今回はドバイ経由のエミレーツ便でマドリードに向かいます。深夜便なので外は真っ暗。ドバイまで10時間、ドバイからマドリードまで7時間の長旅です。

関西国際空港第一ターミナル 空港

無事ドバイに到着！まだ朝早い時間なのに空港はギラギラしています。

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

乗り継ぎのターミナル間移動はモノレールかなと思っていたのですがなぜかバス…。何度もセキュリティチェックを受けないといけなくてすごく面倒でした。モノレールより時間はかかるし面倒なのでバスはお気をつけください。

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

ターミナルAに移動して少し散策。まるでカジノのようなギラギラ感があります。早朝でもお店が開いているのはありがたい。関空との違いがすごすぎる…。

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

時間になったのでマドリードに向けて出発です。

機体はエアバスのA380、世界最大の旅客機でなんと総2階建。初めて乗る機体なのでわくわくしますね！ちなみに日本ではANAが成田－ホノルル便で使っているらしいです。

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

出発はちょっと遅れたのですが、フライト中に遅れを取り戻してくれたようで無事時間通りにマドリードに到着！それにしても機体がでかい！！

アドルフォ スアレス マドリード バラハス空港 (MAD) 空港

今日はマドリードではなくトレドまで行く予定なので、空港からマドリードのターミナル駅であるAtocha駅に向かい、一度電車を乗り換えてトレドを目指します。

Atochaからトレドまでの電車はオンラインで事前に予約していたので、とりあえず券売機でAtocha駅までの切符を購入。

アエロプエルトT4駅 駅

こんな紙のチケットが出てくるのですが、チャージして繰り返し使えるので捨てないでね！

空港からAtocha駅を含めたマドリード市内への移動方法は色々とあるのですが、個人的にはRenfeがおすすめ。バスは便利ですが電車より値段が高いわりに時間がかかるし、地下鉄は安いけど乗り換えが必要なのでスーツケースを持っての移動は大変…。Renfeは日本で言うところのJRみたいなもので、安心感もありますしね。唯一大変なのは電車に乗り降りする時の段差かな。重いスーツケースを持っていると大変かも。

アエロプエルトT4駅 駅

とりあえず無事にAtocha駅に到着！ここからトレドに向かうのですが一度改札を出ます。

アトーチャレンフェ駅 (地下鉄) 駅

ちなみに僕が電車のオンライン予約に使っているのが「trainline」というアプリ。ヨーロッパ全域の長距離列車が簡単に予約できる上（予約時期によっては割引もある）、アプリ上で改札やセキュリティを通るのに必要なQRコードが表示されるので使い勝手がいいんですよね。

同じ駅構内に長距離列車用の改札が別にあり（厳密にはPuerta de Atochaという別の駅扱い）、手荷物などのセキュリティチェックがあるんです。同じRenfeなので日本の感覚でいるとちょっと想像つかないので注意が必要です。

マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE) 駅

セキュリティチェックを終えると待合室的な場所があり、ここで発車時間を待ちます。ちょっとしたカフェもあったので、移動中の軽食や飲み物を購入するのもいいかも。

マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE) 駅

トレド行きの電車に無事に乗り、45分くらいの電車旅を楽しみます！大型のスーツケースは車両間にちゃんと置き場所があるのがありがたい。盗難などが心配な方はスーツケースが視界に入る車両の先頭か後部座席がおすすめです。

マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE) 駅

トレドまであと15分くらいまでの場所でなんと突然電車が止まってしまいました。大雨の影響で電車が進むことができなくなってしまったようで、結果的にマドリードに引き返すことになりました。

事後に知ったのですが、実はマドリードからスペイン南部にかけて記録的な大雨が降り、トレドでは複数人が亡くなるほどの影響が出ていました。観光気分でトレドに行って迷惑をかけるようなことがなくて本当によかったです。

もしトレドに辿り着けていたとしても観光できるような状況ではなかったでしょうし、電車が動かないとなると仕事上マドリードに戻らないといけない妻も不安になったと思うので、まさに不幸中の幸いでした。

とはいえトレドで1泊予定だったので泊まる場所がなくなってしまったのが我々にとっての非常事態…。マドリードまでの車内で明日からお世話になる予定だったホテルに連絡し、無事1泊前倒しでお世話になることができました。トレドのホテルはキャンセルがきかないので想定外の出費にはなりましたがとりあえず良かった！少し時間がはかかりましたが無事駅まで戻ってくることができました。

マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE) 駅

Atocha駅に戻り地下鉄でホテルの最寄駅のSol駅まで向かおうとしたのですが、なんと工事中で運休状態…。案内人に聞いたらRenfeでも行けるとのことだったので、空港で買ったカードにチャージしてSol駅へ！

アトーチャ駅 (地下鉄) 駅

Renfeだと1駅でSol駅に到着！電車の頻度は地下鉄ほどじゃないですが、タイミングよく来てくれたのでよかった！

アトーチャレンフェ駅 (地下鉄) 駅

Sol駅から徒歩5分ほどの場所にあるホテル「Intur Palacio San Martin Hotel」に到着。ここはとにかく立地が最高！プエルタ・デル・ソルはもちろん、王宮やマヨール広場、グラン・ビア通りなどの観光名所は徒歩圏内。更に複数の駅やバス停が徒歩5分圏内にありプラド美術館やセラーノ通りへのアクセスも簡単。しかも日常品の購入に便利なスーパーへは徒歩1分、大型デパートのエル・コルテ・イングレスへは徒歩3分という、立地的には申し分のないホテルです。

イントゥール パラシオ サン マルティン ホテル

部屋はこんな感じ。非常にシンプルですが、冷蔵庫を含め必要最低限のものはちゃんと揃っています。大型のスーツケースを2つ持ってきたので、両方を同時に広げようとすると少し狭いかな…。困ったのはシャワーで、シャワーヘッドが腰くらいの高さで固定されているので髪を洗うのに苦労したのと、シャワーカーテン的な仕切りがとにかく小さすぎてシャワーを浴びる度に水が飛び散る。シャワーを浴びる度に床掃除が必須になるという面倒な仕様でした。

イントゥール パラシオ サン マルティン ホテル

想定外のマドリード滞在で何も予定を入れてませんでしたので、ホテルで少し休んでから周辺を散策しながら夕食の場所を探すことにしました。まずは徒歩でマヨール広場へ！17世紀の集合住宅が広場を囲み、中央にフィリペ3世の騎馬像があります。

マヨール広場 広場・公園

現在は建物の多くがホテルになっている他、1階はたくさんのカフェやレストランで賑わっています。

マヨール広場 広場・公園

こちらが広場の中心にあるフィリペ3世の騎馬像。フィリペ3世は当時の世界最大植民地帝国を築いたカルロス1世を祖父に、その後スペイン帝国の黄金時代を築いたフィリペ2世を父にもつ人でしたが、彼の舵取りがうまくいかず帝国全体が衰退し始めるきっかけを作った人でもありました。なぜ彼の銅像がこんなに大切な場所にあるのかは理解できませんが、銅像の存在感は抜群ですね。

マヨール広場 広場・公園

広場には観光案内所もあるので非常に便利。20時ごろだったのでもう閉まっていて今回は入れませんでしたが、マヨール広場から観光をスタートすると何かと便利かも知れません！

観光案内所 (マヨール広場) 散歩・街歩き

マヨール広場から数分歩いて夕食の場所にと楽しみにしていたサン・ミゲル市場に到着。市場内にはまるでデパ地下のようにタパス、デザート、ワインなどを販売する店舗が並んでいます。フードコートのように席が用意されているので、好みの物を揃えて楽しめるのがいいんですよね。とは言っても「市場」というよりは観光客向けの「高級フードコート」という印象がある場所です。地元の人は絶対に行かない場所だと思います。

サン ミゲル市場 市場

でも残念ながらリニューアル中だったようで閉まっていました。結構楽しみにしていたのでテンション下がりました…。

サン ミゲル市場 市場

ちょっと歩いてバルが並ぶカバ・デ・サン・ミゲル通りでタパスを楽しめるお店探し。少しカーブした雰囲気のあるレンガ造りの建物群は地下牢だったようで、現在はその雰囲気を利用した複数のバルが軒を連ねるグルメストリートになっています。

中でも気になっていたメソン・デル・チャンピニョンに入れたので最初のタパスはここでいただくことに！人気店のようで観光ガイドブックなどにも掲載されているお店です。

メソン デル チャンピニョン 地元の料理

待つことなく入れたのはありがたい！案内された席は地下でこんな感じで、席までの通路が狭く、暗く、地下牢的な雰囲気があります。

メソン デル チャンピニョン 地元の料理

秘密基地のような雰囲気がある席でワクワクします。地下なので温度が低く、ワインセラーとしても使われていました。

メソン デル チャンピニョン 地元の料理

まずいただいたのはスペインビール！リオハの美味しいグラスワインが手頃な値段でいただけるのもスペインバルの魅力で、妻はリオハワインを楽しんでいました。

メソン デル チャンピニョン 地元の料理

このお店の看板メニューがこのチャンピニョン。マッシュルームにベーコンを乗せ、オリーブオイルをまわしかけたものをオーブンで焼いて、最後にイタリアンパセリをかけたような一品。癖になる美味しさで、これは本当におすすめです。

メソン デル チャンピニョン 地元の料理

こちらもタパスの定番であるイワシの酢漬け。ちょっとお酢が強めな〆さばのイワシバージョンっていう感じの味ですかね。オーリーブオイルとイタリアンパセリが洋食感を出してくれます。

メソン デル チャンピニョン 地元の料理

せっかくなのでもう1店舗行きたく、ほぼ向かいにあったMirador del Arco de Cuchillerosに行ってみました。タパスの種類が豊富だったのが決めてでした。

店内は広く、カウンター席もありましたがテーブル席が空いていたのでこちらで！アットホームな雰囲気がいい感じ。

まず頼んだのはチョリソー。メキシコでも食べましたが、メキシコのチョリソーと比べるとスパイス感が少なくお肉の味をガッツリ楽しむって感じ。一度は食べたいと思っていたので頼んでみたのですが、結構ヘビーでちょっと量が多かった…。

芝エビのアヒージョもタパスの定番中の定番なので注文。これは美味しかった！ここのお店の味付けなのかもしれませんが、意外とガーリック感が薄めで重くなかったのがありがたかったです。

いい時間になったので徒歩でホテルに戻ります。夜の街並みも素敵ですよね！色々あって大変な1日でしたが、なんだかんだ楽しかったな。

明日はマドリード市内をちょっと観光してみようと思います。