夫婦2人でGWのスペイン旅行8泊9日_3日目（王宮・スペイン広場・サンミゲル市場・プエルタデルソル）

2023/09/02 - 2023/09/10

妻が仕事の都合でスペインに行くことになったので、僕は会社の夏季休暇を使って同行することにしました。妻は3日間仕事なので丸々旅行なのは僕だけですが、ちょっと長めに滞在して一緒に楽しむ時間も確保しました。僕は10年ぶりのスペインで、初のマドリードなのでひたすら観光を楽しみました。翌日から仕事な妻を考慮した3日目は王宮やスペイン広場などホテル近辺の観光を楽しみました。

▼訪れた場所
・王立劇場（Opera）
・オリエンテ広場
・王宮
・アルムデナ大聖堂
・スペイン広場
・Plaza de Espana駅
・Sol駅
・プエルタ・デル・ソル
・マドリード行政公館
・サン・ミゲル市場
・エル・コルテ・イングレス

▼宿泊場所
・イントゥール・ パラシオ・サン・マルティン

▼食事をした場所
・Carrefour Express
・TAPA TAPA
・メソン・リンコン・ラ・カヴァ
・ムセオ ・デル・ハモン
・Taberna Malaspina

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずはホテル近くのスーパー「Carrefour Express」で朝食を調達。ヨーロッパ中にあるチェーンのスーパーですが、ヨーグルトやスムージー、サラダ、パンなどが一通り揃っているのが便利なんですよね。

僕はサンドイッチを、妻はヨーグルトとサラダを購入しホテルで食べました。ホテルの朝食があまりにも高いのでスーパーは本当に便利です。

腹ごしらえをして、少しゆっくりめに1日をスタート。大雨だったので大変でしたが、まずは徒歩で王立劇場（Opera）へ。ヨーロッパの他の大都市の劇場と比較すると少し小ぶりな印象です。

王立劇場 建造物

劇場の前にはスペイン女王だったイサベル2世の銅像があります。王位の女系継承について戦争までしていた時代だったので、イサベル2世が勝ち取ったものは大きいはず。それが18世紀の話なので、まだ女系継承についてわちゃわちゃやっている日本って時代遅れどころじゃないですね…。

王立劇場 建造物

王立劇場の裏にあるのが王宮前のオリエンテ広場。ここにはフェリペ4世の騎馬像があり、頭部はベラスケスによる肖像画をもとに造られたとか。騎馬像としての美術的価値は高いらしいのですが、マヨール広場にあるフェリペ3世の銅像より優れたものを造って欲しいという本人の依頼から制作されたようで自己満感の強さに萎えます。

オリエンテ広場 広場・公園

オリエンテ広場から見た王宮。大雨で写真の迫力は微妙かもしれませんが、非常に存在感のある建物です。18世紀の建物で王宮としての敷地面積が世界最大級なことで有名らしい。3000弱の部屋があるのですが、その一部が公開されています。

マドリード王宮 (オリエンテ宮) 城・宮殿

もともとトレドにいる予定だったので王宮内を見るチケットを事前予約しておらず、雨の中長蛇の列に並ぶことに…。それでもローマ観光を経験している我々からしたら30分ほどの待ち時間なんか問題なし（強くなった！w）。予定が決まっているのであれば、チケットの事前購入をお勧めします。

マドリード王宮 (オリエンテ宮) 城・宮殿

無事セキュリティチェックを終えて無事王宮の中へ。天井画も綺麗です。

マドリード王宮 (オリエンテ宮) 城・宮殿

サバティーニが設計した主階段部分。全体的にすごく豪華な圧倒感があるのに、細部のディテールがいちいち丁寧。それでいて重すぎず開放感がある空間になっているのは天井画の色使いのおかげなのかも。

マドリード王宮 (オリエンテ宮) 城・宮殿

いくつかのお部屋を見ることができるのですが、どこも大理石の存在感がすごい。

マドリード王宮 (オリエンテ宮) 城・宮殿

王宮の中庭。小さな広場ですが非常に開放感があります。残念ながら入ることはできないので2階から眺めるだけでした。

マドリード王宮 (オリエンテ宮) 城・宮殿

王宮の表側の広場は本当に広く、せっかくなので中心に立って王宮を撮影してみました。タイミングよく雨が止んでいたのが良かった！

マドリード王宮 (オリエンテ宮) 城・宮殿

王宮の広場から撮影したアルムデナ大聖堂。モダンなゴシック建築だなって思っていたのですがネオクラシカル様式というらしい…。建築計画は16世紀からあったのに内戦などの影響もあり着工が遅れに遅れ、完成したのはなんと1993年。意外と新しい教会なんです。

アルムデナ大聖堂 寺院・教会

せっかくなので王宮を出てから向かいにあるアルムデナ大聖堂へ。教会自体には無料で入れるようなのですが、チケットを買うと大聖堂の上まで登ってマドリード市内を見渡すことができます。値段は覚えていませんが、そんなに高くなかったのでおすすめです。

アルムデナ大聖堂 寺院・教会

王宮周辺は緑が多ので景色も素敵！白い壁と赤れんがの街並みがいい感じですよね。

アルムデナ大聖堂 寺院・教会

景色を楽しんだ後大聖堂の中へ。造りは意外とシンプルなのですが面積があるので迫力がすごい。内部はゴシックなので、この高さと明るさなのでしょうね。

アルムデナ大聖堂 寺院・教会

大聖堂が完成した1993年当時のローマ法王ヨハネパウロ2世の銅像もあります。彼が献堂式を行ったようです。

アルムデナ大聖堂 寺院・教会

王宮・アムデルナ大聖堂からスペイン広場方面に歩きながらランチ場所を探していたところで発見した「TAPA TAPA」。チェーン店でファミレスのような雰囲気。お昼にしては遅い時間帯だったので人が少なく入りやすかっです。スペイン料理だけじゃなく、中華風の炒め物などがあったのも面白い。

でも結局頼んだのはタパス系。これはししとう？のグリルのようなもので、ピメントス・デ・パドロンというらしい。青唐辛子をオリーブオイルで揚げ焼きにして塩を振っただけの簡単な料理なのですが、よく見かけるので一度食べてみたかったやつ。味は想像通りで家でも作れそうなのがいい！

あとは安定のクロケッタ！種類は色々あるのですが、ここのお店にあったのはイベリコ豚の生ハムが入ったもの。ギトギト感がなくて意外とさっぱりいただけました。

タパスに生野菜料理があまりなく、サラダ的な物に飢えていたのでフェタチーズとトマトのサラダも注文。具沢山でお酢がしっかり効いていて爽やかな1品でした！

お腹を見たしてスペイン広場へ。ドンキホーテとサンチョ・パンサの銅像を上からセルバンテスの石像が見下ろしている感じのモニュメントがあります。観光地というよりはイベントが開催されたりする広場のようで、地元の方々の憩いの場になっているようです。

スペイン広場 広場・公園

グランビア通り沿いにあり、バス停や地下鉄の駅もあるのでアクセスがいいのでしょうね。待ち合わせやちょっとした休憩に使われてるようです。

スペイン広場 広場・公園

スペイン広場にある地下鉄の駅「Plaza de Espana」からホテル近くのSol駅に戻ります。まずは自動販売機でチケットを購入！最終日までマドリードのバスや地下鉄にはお世話になる予定なので「タルヘタ・トゥーリスティカ」という旅行者用のICカードを購入します。

「タルヘタ・トゥーリスティカ」は地下鉄、バス、市内中心ゾーンのRenfe（マドリード空港含む）が乗り放題になるICカードで、1日券から7日券（なぜか6日券はない…）までを選ぶことができます。妻は明後日から地下鉄とバスを乗り継いで職場に行く予定なので便利！観光の場合でも、都度都度チケットを買ったりカードにチャージしたりするのが面倒なので、買っておくと何かと便利。

Plaza de Espanna駅からSol駅に向かいます。数駅なのですぐです！

電車が到着。本数は多いのでそんなに時間は気にせず利用できると思います。車両も可愛いですよね！

目的の駅に到着したらドアのレバーを上げてドアを開きます。駅に到着してもレバーを上げないとドアは開かない（乗る時も同じ）なので、注意が必要です。

無事Sol駅に到着。

ソル駅 駅

駅から地上に上がったところにあるのがマドリード市の紋章を模した熊と山桃の像があります。たくさんの観光客がここで記念写真を撮るようです。

プエルタ デル ソル 広場・公園

非常に大きな広場で、ホテルはもちろん、お土産屋さんや大型デパート、ブティック、カフェ、バーなどが集まっている繁華街です。

プエルタ デル ソル 広場・公園

広場には18世紀のスペイン王カルロス3世の騎馬像があります。マドリードの生活環境を整えたことで有名な王で、下水道の整備やゴミの回収システム、道の整備、街灯の設置などに尽力。また、数々の芸術家をスペインに連れてきたり、今では観光名所となっているシベレスの噴水、ネプトゥーノの噴水、現在のプラド美術館の建物なども彼の元で造られました。

プエルタ デル ソル 広場・公園

観光客がたくさん集まる場所なので、非常に活気があるのが印象的。時間によっては人混みがすごいので、スリなどには気をつけてください。

プエルタ デル ソル 広場・公園

広場で一際目を引く建物がマドリード州政府庁。もともとは郵便局だったようで、19世紀にナポレオン軍との最初の決戦が行われた場所でもあるらしいです。

マドリード行政公館 建造物

そしてマドリード州政府庁の正面ににあるのが18世紀に整備されたバスク州、カタルーニャ州、バレンシア州、アンダルシア州、エストレマドゥーラ州、ガリシア州へと延びる6本の国道の起点である0Km地点のプレート。「スペインの中心であるマドリードに来たぞ！」って感じでこのプレートに足を置いて記念撮影するのが観光客の定番になっているらしいです。

ここから明日の朝食などを調達しにデパートに寄ってからホテルに戻って夕食の時間まで一休み。

プエルタ デル ソル 広場・公園

広場からすぐの場所にあるのが大型デパート「エル・コルテ・イングレス」。入っている店舗は日本のデパートと変わらず高級ブランド店。興味があったとしても今の円安の状況だと手が届かないものばかりですね。でも地下にあるスーパーやお惣菜店などは魅力的です。

フルーツや野菜は重量で販売。どれもプラスチックで個別包装されていないのがいい感じ。

エル コルテ イングレス (プレシアドス通り店) 百貨店・デパート

青唐辛子がとにかく大きい！！パプリカを大幅に上回る大きさです1

エル コルテ イングレス (プレシアドス通り店) 百貨店・デパート

鮮魚も新鮮！日本で見かけることがない魚も多くてワクワクします。魚臭さが全くないので、本当に丁寧に管理しているんだろな。お魚も計り売りなので、カウンターにいるスタッフの方に注文するスタイル。

色々と見て回ったのですが、結局ヨーグルトとボトルに入ったスムージーを数日分買いました。どちらも日本のスーパーと比べると種類が豊富なので選んでいるだけで楽しいです。

エル コルテ イングレス (プレシアドス通り店) 百貨店・デパート

続いてお惣菜屋さんへ。整理券の発券機があるので、自分の番号が呼び出されたら注文するスタイル。そこまで混んでいない時は整理券を使っていない場合もあるので見極めるのが難しい…。

エル コルテ イングレス (プレシアドス通り店) 百貨店・デパート

イカ墨のパエリアも量り売り！流石に朝食にパエリアは重いので今回は断念。でも美味しそうだった！！

エル コルテ イングレス (プレシアドス通り店) 百貨店・デパート

サラダ系のお惣菜が豊富だったのはありがたい。明日の朝食用にいくつかサラダを購入しました。特にパスタサラダはどれも美味しかったです。量り売りなのですが、魚介類が多いサラダは極端に値段が高いものもあるのでご注意ください。

一度ホテルに戻り、ヨーグルトやサラダを部屋の冷蔵庫に入れて少し休憩。

エル コルテ イングレス (プレシアドス通り店) 百貨店・デパート

夕食場所を探しながら少し散歩。昨日は閉まっていたサン・ミゲル市場が開いていたので入ってみました。

サン ミゲル市場 市場

工事中で開いている時間が限定されているからか、とにかく人がすごい…。1周してみましたがまるで満員電車のような混み具合だったので、ここで夕食にするのは断念。空いている席はありませんでしたし、注文するだけでも大変な状況。本当に観光客には人気の場所のようです。

サン ミゲル市場 市場

結局昨日もお世話になったカヴァ・デ・サン・ミゲル通りに戻りタパスとワインを楽しめるお店を散策。

昨日は「メソン・デル・チャンピニョン」に行って最高のマッシュルームを頂いたのですが、隣にあった「メソン・リンコン・ラ・カヴァ」も気になっていたので入ってみました。

メソン リンコン デ ラ カヴァ 地元の料理

予約客でお店が満席になる前に入れたのが良かった。外のテラス席で食事をすることもできるのですが、店内のレンガ造りの元牢獄雰囲を楽しむのがおすすめです。

メソン リンコン デ ラ カヴァ 地元の料理

とりあえず僕はビール、妻はリオハのワインを注文。日本円に換算すると微妙ですが、現地価格で考えると本当に飲み物は安いです。

メソン リンコン デ ラ カヴァ 地元の料理

まずはオリーブを注文。なんでこんなに大きいのかわからないのですが、通常のオリーブの3倍くらいのサイズ感です。酸っぱすぎず最高のおつまみです。

メソン リンコン デ ラ カヴァ 地元の料理

サラダがあったのでこちらも注文。レタスの茎部分とトマト、レッドオニオンのスライスにオリーブのトッピングが豪快に盛られていて、そこにバルサミコ酢のドレッシング。バルサミコ酢がちゃんと煮詰められていて、酸っぱさよりも甘さが際立っていたのが美味しかったです。この1品はおすすめです。

メソン リンコン デ ラ カヴァ 地元の料理

どこに行ってもあるのがカタクチイワシ（ボケロン）を揚げたこちらの1品。気になっていたので注文したのですが、ししゃもの揚げもののような料理でお酒のつまみには最高です。レモンをかけてさっぱりいただくのがいい！！

お店自体は雰囲気も料理の味も、スタッフの方々の対応もすごくおすすめできるのですが、「タパス」という料理群があるわけではなく、通常メニューにある料理一部を半分の量で提供するのがタパスという認識のお店。ちゃんと半分の量でって注文しないとフルの量で来ちゃいます…（お店が悪いわけじゃなく、タパスって基本的にそういう扱いだと思うので僕らの注文の仕方が悪かった）。

僕らはその罠にはまってなんと3品でお腹がいっぱいになってしまいました。

メソン リンコン デ ラ カヴァ 地元の料理

本当はタパスをつまみながら飲み歩きたかったのですが、もうこれ以上食べられないの少しお散歩です。

途中気になっていたで生ハムの専門店「ムセオ ・デル・ハモン」があったので、僕の明日の朝食用のサンドイッチを購入。

ムセオ デル ハモン (マヨール通り店) 地元の料理

店内に様々なは生ハムがあり、店名の通りまるで博物館・美術館のような感じ。カウンター席もあり、ビールやワインを飲みながら店頭にある生ハムを頂くのがこのお店の楽しみ方だと思います。

今回はカウンター席が埋まっていたのと、妻がベジタリアンなので何も食べられるものがないことがあったのでテイクアウトにしましたが、テイクアウト商品が豊富なのもいいところです！

ムセオ デル ハモン (マヨール通り店) 地元の料理

購入したのは大きめのクロワッサンに生ハムとチーズを挟んだだけのシンプルなサンドイッチ。持ち帰りの紙袋もなんかオシャレに見えます。

ムセオ デル ハモン (マヨール通り店) 地元の料理

翌朝の画像がこちら。本当にソースも何もないので生ハムとチーズをクロワッサンに挟んだだけ。最初の一口は美味しいんだけど、生ハムとチーズの塩味が強いので食べ進めると辛くなるやつでした。美味しかったんだけどね！！塩味の強さが難点でした。

ムセオ デル ハモン (マヨール通り店) 地元の料理

更に少し歩いて気になっていたバル「Taberna Malaspina」へ。プエルタ・デル・ソルから徒歩5分ほどの場所にあり、モヒートが美味しいと話題のお店です。

僕が頂いたのはリオハのワイン。リオハのグラスワインだけでも数種類あり、どれもお手頃な値段です。

メソン リンコン デ ラ カヴァ 地元の料理

妻は話題のモヒートを注文。ミントを挽くところから手作りで、ブラウンシュガーで作っているのが美味しさの秘訣かも！妻はモヒートが大好きなのですが、過去に一番美味しかったフィレンツェのお店のモヒートを上回ったとのこと。このバルに来たら絶対頼んでほしいドリンクです。

お通しでいただいたのがバケットにハムとチーズを乗せたもの。シンプルで素朴な味でした。

お腹は減っていなかったのですが、おつまみに1品ほしかったのでラタトゥーユのような野菜の煮込みをいただきました。量が多くてびっくりしましたが、こちらも素朴な味で美味しかった。野菜の甘みがしっかり楽しめる1品でした。胃がちょっと疲れている時には最高ですね。

モヒートと書かれた壺のオブジェ。やはりモヒートがおすすめなお店のようですね。

ドリンクはどれも安いですよね。GWにローマに行ったのですが、ローマのバルの価格と比較すると驚く手頃さです。

プエルタ・デル・ソルを通ってホテルに戻ります。夜のプエルタ・デル・ソルも雰囲気ありますね。夜10時くらいでしたがまだまだ人でいっぱいでした。

プエルタ デル ソル 広場・公園

どの建物もしっかりライトアップされているので、日中の雰囲気とはちょっと違う印象を受けます。

ホテルに戻って早めに就寝。明日は早朝からバスツアーでアビラとセゴビアに行く予定。楽しみ！！

マドリード行政公館 建造物