2023/09/02 - 2023/09/02
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与方 藤士朗さん
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かつて岡山市内の国清寺から三蟠港までの約7キロを結んでいた三蟠軽便鉄道(以下「三蟠鉄道」)。
営業したのはわずか20年弱。
船から鉄道へと輸送体系の変化が加速し、さらには自動車の発達による道路の拡張が求められたこともあり、約7キロを時速20キロ程度で走る列車は、昭和初期にあっさりとその姿を消してしまった。
あまりにも短命でその存在を忘れ去られてもおかしくはないこの鉄道だが、なぜか、1世紀経った今に至るまで、人々の間で語り継がれている。
それだけではない。
今でも、その遺構はいくらかなりとも残っており、また、駅のあった場所に駅名標を復刻させるなど、単に語り継がれるだけでなく、在りし日の姿を何らかの形で後世に残していく活動もなされている。
前回ご紹介した岡山臨港鉄道に続き、今回改めて、自転車で廃線跡とその近辺を探索してみました。
なお、私は1995(平成7)年にとある団体の絡みで三蟠鉄道跡を歩いた経験もあります。
当時の写真も残っていますので、そちらと比較対象しながら、御紹介してまいります。
今回の写真は、復元された廃線跡に設けられた岡山市の案内板。
なお、特に記載のない限り、2023年9月現在の写真です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは、電車通りを門田屋敷停留所付近に向けて自転車で移動。
新西大寺町筋停留場 駅
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内田百閒氏も愛した岡山名物大手饅頭の本社。
工場は、中区雄町にあります。大手饅頭伊部屋 京橋本店 グルメ・レストラン
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京橋の北区側。
毎月第一日曜日には京橋朝市が開かれています。
その前日の昼過ぎの光景。 -
京橋を渡ると、さらに2つの橋を渡ります。
旭川自体はこの下流域はかなり広いのですが、途中に中洲があるため、そのようになっています。
なお、少し南側にかけられた新京橋は、川を一気にわたってしまいます。 -
7301型電車。1983年より走っています。
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向うに見える橋が、新京橋です。
ここから、中区に入ります。
この写真の横が、小橋停留所。
さらに少し先に、中納言停留所。
どちらも、道路の関係で印のみの電停です。小橋停留場 駅
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きびだんごの老舗が2店。同じような店名。
よくある話が両店間にはあるようですが、それは省きます。
この周辺は、昔からの食堂と、今風のカフェのような店とが林立しています。
電車と道路はこの角を左折し、そして少し先をもう一度左折します。広栄堂武田 中納言店 専門店
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次の曲がり角。
丁度、岡電のたまバス(猫仕様)がやってきました。
今は知っているバスの銭湯の向こうが、かつての国清寺駅です。 -
先ほどの過度の横断歩道を渡ったところから。
横断歩道の向こうが、岡山電気軌道の門田屋敷電停。
船を乗り継いで三蟠港からきた乗客は、ここで電車に乗り換えて、岡山の市街地に向っていました。門田屋敷停留場 駅
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網浜の墓地。
この付近に、かつて岡山二中(現在の岡山操山高校)がありました。
三蟠鉄道の駅もこの町内にありました。 -
少し進むと、湊駅の駅名板が復刻されています。
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駅名板の裏に、製作者の記載。
地元の高校生によって製作されています。
こんな感じで、三蟠鉄道があったという事実は語り継がれているわけです。
さらに、見て参りましょう。 -
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湊駅から少し南に。
なぜか、丁寧に草を刈って整備された場所があります。
このあたりにも、かつて線路がありました。 -
駅名板型の案内とともに、岡山市の観光案内も設置されていました。
この地が「復刻」された当時は、まだ岡山市の案内はありませんでした。
予告編で、当時の写真を出しておりますので、そちらもぜひご覧ください。 -
以前よりきれいに整備されています。
トロッコも現存。これももちろん「復刻製作」されたものです。
~ぶっちゃけ、岡山駅に来る国鉄時代からの電車や気動車のほうが古いです(苦笑)。 -
反対側から観ました。
この後、トロッコの写真をご覧ください。 -
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トロッコ付近から道路側を見ます。
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少し先に、こんな光景が。
店舗の建物と建物の間を、大通りより一つ入った川沿いの道より。パクパク ラ・ムー平井店 グルメ・レストラン
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ちなみに表側は、北が眼鏡屋、南がスーパーになっております。
パクパク ラ・ムー平井店 グルメ・レストラン
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スーパーの裏を歩いて、現場に。
パクパク ラ・ムー平井店 グルメ・レストラン
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これが、その遺構です。
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案内板も設置されています。
しかし、これ、読みにくいなぁ。 -
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この水路を、三蟠鉄道の列車はわたっていたってことになります。
その橋の跡。 -
一つ一つ見ていきます。
ボルトが残っているところもあれば、ないところもあります。 -
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結構草生した状態で、正直、行きづらい状態。
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なぜか、カニさん。
このあたりもかつて干拓地だったことがうかがえます。 -
スーパーの隣には、ホームセンター。
おおむねこのあたりを、三蟠鉄道は走っていたことになりましょう。 -
この時すでに14時過ぎ。
何とか、食事にありつけるところまで来ました。
この店は、世界初のセルフ手打うどんの店・名玄(めいげん)。
久々にやってきました。
以前から、複数の先輩に連れられて食べに来たことがあります。名玄 グルメ・レストラン
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明玄の駐車場から川のある側。
この建物のあたりに、かつて線路があったってことになりますね。
第1回目は、ここまで。
次回は、明玄さんからスタートします。名玄 グルメ・レストラン
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三蟠軽便鉄道廃線跡探索シリーズ
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