お盆休みは岩手・花巻～釜石ドライブ旅II

2023/08/14 - 2023/08/16

震災で津波にのみこまれる経験をしながらも気丈に津波の経験を語る活動をしている宝来館の女将に会い直接話しが聞きたいと出かけました。行きは花巻経由で、帰りは三陸沿岸道を通り女川に寄り道です。

エリア 釜石(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 交通手段: 自家用車

花巻から釜石へ向かいます。
本当は遠野を観光する予定でしたが、お天気が不安定なので寄り道せずに走ります
釜石自動車道を走る途中、遠野の辺りで虹を見つけ写真撮った(山の中腹の辺りにある)けどわかりずらい(;^ω^)

鵜住居駅前に到着
パッと見、駅だと気づかない可愛い駅

鵜住居駅 駅

ラグビーワールドカップ記念シンボルボールがあって

うのすまい トモス 名所・史跡

立派な釜石市民体育館

鵜住居駅前エリアにある公共施設
うのすまい・トモス

釜石祈りのパークは慰霊、追悼の場
震災発生時、多くの犠牲者を出した地区の防災センターだった跡地。
過去に浸水し、避難場所では無かった場所にも関わらず「防災センター」と称した事、この場所で津波訓練が行われていた事が人々の意識の中に避難場所との思い込みを生じさせたと…

いのちをつなぐ未来館

展示室、防災学習室、資料閲覧室
復興の伝承、地域活動や観光交流の場

2019年ラグビーワールドカップが開催された
釜石鵜住居復興スタジアム前を通って

防波堤脇を通り宿に向かいます

大槌湾　根浜海岸が目の前

浜べの料理宿　宝来館

浜べの料理宿 宝来館 宿・ホテル

駐車場に車を停めるとスタッフが出て来てくれました

入口で靴を脱ぎ

フロント
チェックイン時に夕食の開始時間を決めて

ロビーには津波に飲み込まれ瓦礫から見つかった観音像

ロビー脇の寛ぎコーナー
復興花火玉も置いてある

冷たいお水の提供

お部屋へ案内して頂きました
エレベーターは4階でおりますが、お部屋は501～507と混乱する数字

館内図　念の為に避難経路をチェック

お部屋の前のスペース
冷房が効いていないので暑い時は座って居られず

お部屋は特別和洋室(お風呂なし)

入口　鍵は一つ　オートロック
室内は裸足で過ごします

広々

広いスペースにカワイイちゃぶ台

広縁

ベットルーム　枕元にはコンセント

入口近くに広めのトイレ

洗面　アメニティ

浴衣　
湯かごの中にはお風呂用のタオルが入っています

数人で泊まることも可能なお布団セットが収納されている押入れ

カップは宿のオリジナル　女将さんのイラスト入り

シャワールーム

そしてその先に

露天風呂

今回は入らず(風呂なしプランの為)

テラスに出ると松林の広がりが望め、波の音が響く

テラスから見える津波に耐え残った松林

部屋の外廊下から見える駐車場側

宿のデッキと焚火台

少し休んで
3階の女性用大浴場弁財天へ
男性用大浴場は２階、男女入れ替えなし

鍵付の脱衣ロッカーもあり

お風呂は温泉ではないけれど、開放的な屋根付き露天風呂と内風呂は波の音を聞き浜風を感じながらの入浴が出来、気持ち良い
(湯船の写真は宿のパンフより)

夕食は１階　松の根亭

食事処の前に売店スペース

海岸が見える窓際の席

本日のメニュー

新鮮な海の幸、
派手さは無いけれど
ひとつ一つ丁寧に作られた料理
お刺身が抜群に美味しい

〆のごはんと椀
デザート

食後に目の前の根浜海岸をお散歩

津波、地盤沈下から復旧し2019年から海水浴場が再開

津波記念碑

4階建　照明が点いて良い感じ

ここが宿の裏山
津波から逃げる為に作られた避難道

以前から、いざと言う時の為にあったものをその後にさらに上がりやすく整備している。自然の山なので草を刈ったり維持して行くのは大変そう

島倉千代子さんの歌声が聞ける歌碑

宿の前にある慰霊の鐘

部屋でひと休みしてから女将さんのお話を聞くため会場へ
女将さんのシフトの都合で開催時間が決まるようです。

女将さんは震災後に沢山のメディアに出ていて知る人ぞ知る釜石の有名人。私達もそうですが、女将さん目当てで泊まりに来ている人が大勢。
どうしても女将さんのお話しが聞きたい場合は前もって女将さんがその日居るのか問い合わせするのが良いのかも

地域の人が撮った当時や最近の映像を紹介しながら約1時間弱
女将さん曰く自分は「語り部」ではなく「報告義務者」と。震災後10年の節目にこの活動をやめようと思っていたそう。

過去の津波の経験から日々子供達は防災教育で津波から命を守ることを学んでいて行動できたと。

「避難三原則」

・想定にとらわれるな
・その状況下において最善を尽くせ
・率先避難者たれ

生々しい映像と津波に襲われたその瞬間の女将さんの状態と気持ちを伺い改めて津波の怖さを感じました
(写真はいのちをつなぐ未来館で撮った物)

女将さんは愛情深いお人柄の小柄で可愛らしい方
お話しを伺い、元気をいただきました。

翌朝
日の出の時間には起きれず・・・
お天気も曇りがちだったし(^^)

朝食は7時からの好きな時間で夕食と同じ席で頂きます
バランスの良い美味しい朝ごはんでした

ドリンクコーナーが用意

浜の料理宿だけあってお魚を中心にお料理が美味しくアットホームなお宿

是非また伺いたい。

帰りは三陸沿岸道、高い所に道路が作られ所々で海が見える。写真は気仙沼湾横断橋

三陸沿岸道路は現在無料で走行できますが、ほとんどSAがなくガソリンを入れるためには一度高速道路から一般道におりる必要があり。
せっかくなので、震災後に一度も訪れたことのない女川まで行ってみます。

途中ガソリンを入れ、女川駅前のシーパルピア女川　
ハマテラスの駐車場に車を停めて

シーパルピア女川 ショッピングモール

まずは女川駅まで行きましょう

女川駅 駅

手作りの風鈴も飾ってありました

女川駅　階段踊り場から覗く

駅隣接の女川温泉ゆぽっぽはこの日定休日

女川温泉ゆぽっぽ 温泉

展望デッキから
よくメディアで見る景色

お昼ごはんを求めてシーパルピア女川の方へ戻り

女川バーガーのフィッシュバーガーと

女川バーガー グルメ・レストラン

Mother port coffeeのキャラメルラテとドーナツを頂き

三陸沿岸道を通って帰宅

日本に暮らす以上いつ地震や津波に襲われるかもしれない意識を忘れずに
教訓を語り継ぐ活動をこれからも応援したいと思った旅でした

マザーポートコーヒー 女川店 グルメ・レストラン