2023/08/20 - 2023/08/20
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与方 藤士朗さん
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私の母校である岡山大学の鉄道研究会は、1980(昭和55)年、大学祭のテーマを水島臨海鉄道と岡山臨港鉄道の2私鉄に設定し、展示発表を行っている。
そのうちの水島臨海鉄道については現在なお旅客・貨物とも営業を継続しているが、こちらの岡山臨港鉄道のほうは、1984(昭和59)年12月29日をもって廃止されて久しい。
しかしながら、この鉄道の廃線跡は末端区間の一部を除き、徒歩もしくは自転車で比較的楽にたどることが可能である。加えてその区間のかなりの部分が遊歩道として整備されており、快適にたどれる。
既に2回にわたって当鉄道の廃線跡や遺構を紹介しているが、これより本格的に、大元駅から岡山港に向かって何回かに分けて詳しく御紹介していきます。
写真は、元岡南新保駅に設置されたモニュメント。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
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まずは、大元駅に向けて自転車で移動。
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現在の大元駅です。
岡山臨港鉄道があった頃は、地上の駅舎で線路も地上でした。
当時の駅舎は、こちら側にありました。大元駅 駅
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現在の大元駅切符売場。
高架ホームになったため、自動改札を入って階段かエレベーターでホームに上ります。大元駅 駅
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大元駅から岡山臨港鉄道の線路跡を望む。
高架化工事をしていた時期は、宇野線が一部廃線跡を走っていた時期もありました。大元駅 駅
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大元駅近辺の観光案内
大元駅 駅
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確かこの辺りの端っこに、岡山臨港鉄道大元駅のホームがありました。
ここから、岡山港に向けて線路が伸びていたのです。
なおこの辺りは、一時期宇野線の線路が走り、ここをマリンライナーや特急が全速力で走った時期もあります。
現在はその付近に、ちどり保育園が建設されています。
あの7003型気動車が保存されている保育園と同一法人です。 -
ちどり保育園の隣には、昔から倉庫がありました。
私が中学生化高校生の頃は、地元予備校の岡山進研学院の看板も設置されていました。今は、もうないですが。 -
そろそろ、遊歩道が始まります。
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臨港グリーンアベニューの案内板。
こちらと泉田の両方に設置されています。
1990年代に作られています。 -
昔のおもかげ…、って、単に廃線跡を放置していただけだろうと思われる向きもありましょう。
確かに、1990年代半ばまで、線路が残っていました。
なんと、鉄橋?跡まで、枕木ともども残っていたくらいですからね。いやマジで。
なお現在は、さすがにこのような場所はありません。 -
この遊歩道は、市が管理していて、管理業者が作業をしていることがわかります。
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こういうベンチが、沿線のところどころにしっかりと配置されています。
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こんな感じで、きちんと整備されています。
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ところどころ、小さな橋が用水をまたいでおります。
その欄干、全部ではないですが、なんと、汽車をイメージしたものも。
実際この岡山臨港鉄道は、汽車会社岡山工場の引込線の役目を負っていた時期もありまして、こういう蒸気機関車が入ってきたことも何度かあったはずです。
~ただし、昭和20年代の話です。 -
先ほどの反対側の欄干から、大元駅方面を望む光景。
高架が、宇野線です。茶屋町から本四備讃線に入る四国連絡の特急や快速がじゃんじゃん走っております。 -
時々、車道と交差します。
線路がなくなったら、交差する道路も増えた気がします。
全部が全部、元踏切ではなかったのではないかな?
~調査してみるとわかるでしょうけど。 -
こういう案内板もあります。
いかにも鉄道・鉄道ってわけでもないのね。 -
どんどん進みましょう。
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またも、車道と交差。信号は守りませう。
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こういう休憩スペースもあります。
この日は日曜ということもあってか、岡山マラソン出場者と思しき方が走っておられました。 -
実はこの辺りから、高架の遊歩道もあります。
高架に上らなければ、近くの横断歩道を渡ります。 -
ちょっと外れたところにある横断歩道を渡ります。
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横断歩道を渡り、再び遊歩道に合流。
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会談で降りてこれます。
さあ、再合流。 -
どんどん進みませう。
あ!
なにかみえてきました! -
なんと、ホームの跡!
残っているのは、ここだけですけどね。
しかも、線路が・・・! -
この日の芸術的光景。
列車が走っていたころは、間違えても撮影できないアングルですね。 -
屋根も設置されています。
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こういう記念碑も。
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駅名版も設置されています。
しかしここは、「しんぼ」のはずだが。
いったい何を「しんぼう」しろというのか?! -
表紙のモニュメントを少しドアップで。
しかし、C53が入ってきたことは、この路線、ないと思うけど、なぜか、C53のナンバープレート。
誰かの趣味?
せめて、C57かD51にしておけば無難とは思うが・・・。 -
ちょっと、その蒸気機関車をご存じない方のために。
そのC53という蒸気機関車をモデルにしたネクタイピンをご紹介。
手前のほうです。天賞堂という鉄道模型メーカーが作っていたものです。
奥は、「ムーミン」という愛称もあるEF55型電気機関車。
この2車両は、戦前の昭和初期に東海道本線の特別急行列車などをけん引していました。 -
もう少し、ドアップでC53を。
このピンの車両はデフレクターがついていますが、京都鉄道博物館にある45号機は、ついていません。
~ついているのといないのがいたということで、ご理解を。
なお、このうち43号機は、流線型に車体を改造、というか、張りぼてを張られて活躍していた時期があります。
~西尾克三郎氏のライカ鉄道写真集でも紹介されています。 -
さらに、進んでまいりましょう。
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新保駅の南側には、踏切警報機も残されています。
次回は、ここからスタートいたします。
乞う、ご期待。
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