岡山臨港鉄道の遺構　予告編

2023/03/17 - 2023/03/17

岡山市南区のあるバス停の近くにある保育園に、かつて大元から岡山港までを結んでいた岡山臨港鉄道の気動車が静態保存されています。
見るとどうやら、保育園の施設としても活用されている模様です。

今回は、岡山臨港鉄道７００３型気動車の状況をお伝えします。

場所は、岡山市南区の三浜町バス停近くです。
住宅街の中の保育園。
それ自体はそう珍しいものでもないですが、赤と白のツートンカラーのこんな気動車がいると、いささかならず目を引きます。
大通りから少し入ったところにありますが、それでも、大通りからもちらっと、この先頭部分と踏切（！）が見えます。

エリア 岡山市(岡山)

正面には、桃太郎のヘッドマークが飾られています。

もう少し、ヘッドマークをアップ気味に。
ところで、こちらはまあ、普通に先頭という雰囲気ですよね。

こちらは、後部に回っての写真。
しかし、このほろの横の窓の中には、運転台もつけられていました。

この方向から、実は国鉄時代の大元駅へ入線してくることも間々あったのです。

車両の製造会社の銘版です。
れっきとした鉄道車両であったことを示していますね。

こちらが、岡山臨港鉄道の起点であった、現在の大元駅。
当時はまだ地上ホームでした。

現在のホームから見える子の保育園を運営する社会福祉法人岡山千鳥福祉会の運営するこの大元ちどり保育園の系列の保育園に、あの車両は保存されていることになります。

それにしても、岡山臨港鉄道の起点だった場所に保育園を設け、さらに終点近くの保育園に車両を保存されているというわけです。

今回はご紹介できませんでしたが、元南岡山駅近くの岡山臨港鉄道元本社（現在の株式会社岡山臨港）には、気動車も保存されています。

廃線跡近辺につきましても、近く紹介いたします。