2023/07/14 - 2023/07/14
8位(同エリア208件中)
kayoさん
この旅行記のスケジュール
2023/07/14
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9:20、カルアヤ村(Karuaya)のトンコナンへ。
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カルアヤ村の風葬
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車での移動
10:30、専用車で葬儀会場へ。
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葬儀会場
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葬儀会場で昼食
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車での移動
13:20、専用車で首狩り族のトンコナンへ。
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首狩り族のトンコナン
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車での移動
14:10、専用車でタンパンアローへ。
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タンパンアローの洞窟墓
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車での移動
15時頃、専用車でカンビラ(Kambira)へ。
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カンビラで赤ちゃんのお墓を見学
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車での移動
タナトラジャ南部から北部へ移動
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16:40、本日の宿「Mentirotiku Guest House」に到着!
-
18時半、ゲストハウスのレストランで夕食!
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この旅行記スケジュールを元に
旅行5日目、この旅の目的地であるタナトラジャのツアー初日。
あいにく一日中雨にたたられましたが、念願のトラジャ族の葬儀を見学!
部外者で外国人の私にもお食事や飲み物を振舞われ、
ジメジメした日本のお葬式とは違い、お祭りのような雰囲気。
トラジャ族の伝統建築トンコナンに感動し、ちょっと不気味なお墓群、
ガイドのリアンが素敵な一日をコーディネートしてくれて、
トラジャ族への関心がより深まった一日でした。
7/10(月) 関空16:00発→シンガポール21:00着(シンガポール泊)
7/11(火) シンガポール15:15発→マカッサル18:15着(マカッサル泊)
7/12(水) マカッサル→ラマンラマン→センカン(センカン泊)
7/13(木) センカン→エロチックマウンテン→ランテパオ(ランテパオ泊)
7/14(金) タナトラジャ南部→タナトラジャ北部(バトゥトゥモンガ泊)
7/15(土) タナトラジャ北部→ボル市場→タナトラジャ南部(ランテパオ泊)
7/16(日) ランテパオ→パレパレ→マカッサル(マカッサル泊)
7/17(月) マカッサル11:55発→シンガポール14:35着(シンガポール泊)
7/18(火) シンガポール7:55発→関空15:35着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
旅行5日目、タナトラジャのツアーが始まります。
まずはKARUAYA(カルアヤ村)のトンコナンが立ち並ぶ集落へ。
トンコナンとはトラジャ地方の伝統家屋で、
船に似た屋根を持つ高床式住宅のことです。 -
建築中のトンコナンを見れるという事で、
まずはこの集落へ連れてくださいました。
こちら側は米倉で反対側が家屋です。
真ん中には広場があり、後ほど出てくる葬儀の時はこの広場が
生贄たちのお披露目の場所になります。 -
こちらが家屋側のトンコナン。
屋根にはシダのような植物が自生しています。古いんだろうな~。
トンコナンは一家族が所有している集落で、
先祖代々受け継がれているそうです。 -
米倉のトンコナン。ガイドのリアン曰く、
屋根の形状はトラジャ族の生から死を表しているとか。
生まれた時から長い人生色々あって下降線に。
死に向かうにつれ、上方修正。トラジャ族にとって死は、
誕生と同じぐらいおめでたいという死生観。 -
休憩中の大工さんたち。トラジャの人々、みんな煙草が大好き!
その割には長寿の人が多いという事で、
実際90歳ぐらいのおばあちゃんも
煙草プカプカしているのを目撃しました。 -
トンコナンの壁には色鮮やかな紋様や動物が描かれており、
水牛は必ず描かれています。
水牛はタナトラジャの葬儀では生贄の動物。
葬儀では水牛の数が多いほど、社会的地位が高い人の証だそうです。
ちなみにトンコナンに住めるご家族は社会的に位の高い人たち。 -
トンコナンにも水牛様が。
水牛一頭、トヨタ車が2台も買える金額のタナトラジャ。 -
そして床下には鶏が雨宿り。
旅行5日目もやはり雨。乾季だと信じきっていた私、
まさかこうも連ちゃんで雨に遭うとは?
雨の分、緑が生き生きして見えました←負け惜しみ -
水牛の顎の部分の骨。昔はナイフの代用品だったとか。
-
トンコナンに暮らすこのダルメシアン風ハチワレワンちゃん、
尻尾フリフリで遊んで~ってアピールがものすごい。 -
トンコナンの集落の奥にはお墓があるとかで一人で行ってみると、
そこには棺が野ざらしになり、頭蓋骨がその辺にあるでは? -
崖にそっと置かれている棺。
遺体を安置する風葬のようです。 -
上から見てみると、右の棺はこぼれんばかりの人骨。
同じ家族が同じ棺に入れられるそうなので、一人分ではないそうです。
左の棺は風化しつつあります。地面には棺が風化し落ちた人骨、
知らぬ間に踏んでいそうです。このようにして地に帰るんですね。 -
タナトラジャの人にとったら「死」とは隣り合わせ。
でもそんなに悲壮感が伝わってこないのは、やっぱり独特の死生観? -
棺が風化して地上に落ちた頭蓋骨群と人骨、
故人が愛用していた陶磁器類も見受けられます。
この後、カルアヤ村のトンコナンを出発!
本日5カ所で行われるお葬式の最大の葬儀会場へ向かいます。 -
Lampio(ランピオ村)の葬儀場に着くといきなり出くわした生贄の豚。
豚肉を普通に食べている自分ですが、こういう生きた姿を見ると、
なんだか可哀そうに見えます。 -
トラックから降ろされた生贄の豚ちゃん達が男性陣によって
次々と葬儀会場へ運ばれて行きます。 -
水牛も生贄です。ただ水牛は葬儀の最後の方で生贄になるとか。
トラジャ族の葬儀は普通3日から5日ほど続くそうですが、
長い葬儀であれば数週間、数か月続くことも。
莫大な費用が掛かる葬儀、葬儀代を賄うためだそうです。
この日は葬儀二日目、水牛さん達の生贄の儀式はありませんでした。
後日リアンに聞くとこの葬儀で40頭の水牛が生贄になったとか。
トヨタの車、80台分です。 -
親族らしき人たちが広場へ集まり始めます。
雨で地面はドロドロ、ビーサンで来たら良かったかも? -
故人を送り出す儀式のようです。
葬儀を見学するにあたり、
リアンから1カートンの煙草を購入するように頼まれました。
香典のようなものですね。親族に手渡すと、
後で親族は煙草を売り始め、葬儀代の足しにされるそうです。 -
葬儀中、葬儀屋さんの女性陣が参列者に
飲み物や食べ物を振舞います。 -
葬儀屋さんがひたすら頂いた供物、
「○○さん、水牛1頭、○○さん、豚10頭」と読み上げられています。
あまり泣いているような人は見かけませんでした。
雨は「涙雨?」かとリアンに尋ねると
トラジャ族でも同じような意味合いがあるそうです。 -
豚ちゃん達が横たわっていますが、まだ皆生きています。
中にはしっかり括り付けられているはずが
抜け出した豚ちゃんがその辺をウロウロしています。
あえて脱出した豚は捕まえないとか。 -
お供え物と共に行進が始まりました。
私以外にも20人ぐらいの観光客の姿が。
リアンからは黒っぽい服装がベターと言われました。これは世界共通!
行進されている方々は明るい衣装を着用されていました。 -
人々の目につかない所で豚ちゃんが生贄に。
バーナーで毛を焼かれていました。 -
私が座っていた桟敷席にも食事が振舞われ、
先ほど生贄になった豚肉のおかずを
トラジャ族の参列者と一緒に手で食べました。
白ご飯を手で食べるなんて何十年ぶり?
おかずは豚肉、鶏、野菜とお味はまぁまぁ。
おかずの量より白ご飯がてんこ盛り!
ちなみにトラジャ族はムスリムでないため、豚肉大好き! -
私が座っていた桟敷席は村のお偉方の席だったとか?
いかにも長老といった風貌の旦那が写真に応じてくださいました。 -
このお方が亡くなられたご婦人。
故人の写真と共に故人に似せた人形タウタウが置かれていました。
トラジャ族は肉体的に亡くなっても、それは死んでいない、
眠っているだけだという思想があります。
葬儀で初めて亡くなったことになるそうです。
葬儀費用や親族の集まり状況によっては肉体的に死んでも、
葬儀までの間何年も自宅で家族と共に過ごされるそうです。 -
水牛の中でもこの白い水牛が一番高価だそうです。
このご婦人はお金持ちだと想像します。
この白い水牛1頭でトヨタの車、何台分? -
トラジャ族の伝統衣装を身に着けた子供たち。
腰に差したナイフが誇らしげでした。 -
その傍らしっかりメイクした女の子たち。
伝統衣装のこのフリンジがヒラヒラするところを見せてくれました。 -
トラジャ族の葬儀が見たいがため、やって来たタナトラジャ。
葬儀はまだまだ続きますが、他の見所も盛り沢山のため、
葬儀場を後にします。 -
葬儀の後やって来たのは首狩り族のトンコナン。
首狩り族と聞いて怖~っと思いましたが、昔の慣習です。 -
durianさんのインドのナガランド旅行記で首狩り族の存在を知り、
まさか自分がインドネシアの首狩り族の村へ来るとは? -
どこが首狩り族?っと思っていましたが、
首狩り族のトンコナンには頭蓋骨が並べられていました。
刈った首を勲章のように飾られています。 -
水牛の角もとんでもない多さ。お金持ちだったのかな?
先祖代々、何頭の水牛を生贄にされたのか? -
トンコナンの装飾は水牛の角や骨だらけ。
結構トラジャ族って見栄っ張りなのかも?
毛が生えた角もあり最近生贄になった水牛なのかな? -
屋根は竹で組まれ、壁面には鮮やかな装飾が施されています。
右上の黒いデザインが水牛のデザイン。
基本の色は赤、黒、白を用いておられます。 -
美しいトンコナンの曲線美を後にします。
どなたもお住まいでない様子でした。 -
お次へ行く道中、カモの池がありました。
森友学園の理事長の名前が浮かんできます。 -
お次にやって来たのが、「Tampang Allo」(タンパンアロー)
ツアーの内容はガイドさんにお任せ、
ローカルガイドのリアンは常にお天気を気にされてました。
なんせずっと本日は雨。 -
こちらもお墓のようです。棺がその辺に安置されています。
所々に人骨も…。
自分の先祖のお墓がメチャクチャ不便な所にあり、
高齢の親から子孫が途絶えるため墓じまいしたいとか。
そんな私ですが、世界のお墓にはやたら興味を持ってしまいました。 -
いつか土にかえると思えば自然なこと。
-
洞窟の中にも棺が納めらており、
故人をしのぶ木彫りの人形タウタウも安置されています。 -
トラジャ族では葬儀が終わると、
遺体はあの世で必要なものと一緒に棺に収められます。
棺が安置される場所は三種類あり、石の断崖に掘られたお墓、
洞窟の中のお墓(写真のこちら)、
または断崖に吊るされるかのいずれかのようです。
石の断崖に掘られたお墓は明日見学予定! -
タウタウが洞窟から外界を眺めています。
残された家族を見守られているように見えます。 -
キルギスで故人の杯を手にしたユニークな石像を拝見しましたが、
トラジャ族のタウタウはもう少しシリアスで不気味な感じ。
昨年訪問したルーマニアのお墓はメチャクチャ明るかったな~。 -
思わず手を合わせてしまうお墓群でした。
-
タナトラジャでは葬儀以外でも水牛があちこちで飼われています。
昔は水田を耕していたそうですが、
今は日本の耕作機械のおかげで水牛はお役御免に…。
リアンが日本の耕作機械のことを「Japanese Buffalo」っと
ジョークを飛ばしていました。 -
途中で出くわした村の子供たち。
お兄ちゃんが妹のお世話をしているみたい。
「ボンボン!」とせがまれて、
大阪のおばちゃんはいつも鞄に飴が入っているのを見透かされたのか?
この兄弟にあげると他の子供たちも集まってきました。 -
次にやって来たのは赤ちゃんのお墓があるKambira(カンビラ)
赤ちゃんが歯が生える前に亡くなった時は、
木に穴を掘って安置されるとか。
木のミルク(樹液)を吸えますように!って、
願いが込められているそうです。 -
この木にも魂が宿っているように感じました。
豚肉を食べるトラジャ族、
イスラム教よりキリスト教を選ばれましたが、
アニミズムやシャーマニズムの影響が強いように感じました。 -
ドライブ中に出くわした光景。結婚式の準備中だそうです。
トラジャの名物料理パピヨンを調理中。
パピヨンは竹筒に豚肉や香辛料などを入れて
そのまま蒸し焼きにするお料理。明日のランチで頂くことに。 -
本来であれば本日はタナトラジャ南部の観光を終え
ランテパオの町へ戻るのですが、
設備がまずまずのトンコナンで1泊を希望したため、
急遽タナトラジャ北部へと移動となりました。
ここからが凄い山道の連続…。 -
上の写真から山道を上ること30分、
今宵の宿「Mentirotiku Guest House」へ到着。
かなりの山中で寒い寒い。バトゥトゥモガ 自然・景勝地
-
私のトンコナンはここ。2階部分です。
トンコナンを移築されてゲストハウスを作られたっぽい。バトゥトゥモガ 自然・景勝地
-
お部屋の中は寝るだけのスペース。
中から鍵をかけられなかったので、ドアは開けっ放し。
外にあるトイレへ行く時も貴重品は持参でした。
コンセントが高い位置にあったので
スマホの充電にコツが要りました。バトゥトゥモガ 自然・景勝地
-
写真右側がトイレと水浴び所。シャワーはなし。
この寒いのに水浴びとは?本日は一度も汗をかかなかったので、
シャワーはパスしました。トイレはスクワット式でした。バトゥトゥモガ 自然・景勝地
-
広いゲストハウスの敷地を探索。米倉のトンコナンもあり。
移築時に出たトンコナンのパーツを飾られていて、
タウタウ人形もありました。バトゥトゥモガ 自然・景勝地
-
ゲストハウスからの絶景。目の前に大きな棚田が広がっています。
こんな巨大な棚田を見るのは初めてかも?
このゲストハウスでは翌朝もっと凄い絶景を見ることができました。バトゥトゥモガ 自然・景勝地
-
夕食の時間まで自分のトンコナンでまったり。
レストランでビールを購入。
ドロドロで中迄水浸しの靴、明日までに乾いてくれるかな~?
日が暮れると寒い寒い。
薄い長そでシャツ2枚重ねとウィンドブレーカーで寒さを凌ぎました。バトゥトゥモガ 自然・景勝地
-
18時半、お楽しみの夕食の時間。この食事はツアー代に込みです。
スープはあっさりしていて美味しかった~。
写真下の八宝菜のようなプレートも美味しく完食。
左上の鶏はパームシュガーで味付けされていて、甘め。
何か視線を感じるなっと思うと…。バトゥトゥモガ 自然・景勝地
-
鶏くれ~っといった視線です。
このゲストハウス、野良ちゃんが5~6匹ほど住み着いていて、
この黒猫ちゃんだけが人懐っこい。
モフモフ出来て膝の上にも乗ってきました。 -
食後はリアンとビールを飲みながら
レストランの閉店時間22時までお話ししていました。
コロナ禍の3年間は仕事がなく、大変だったとか。
このツアーが終わった後、リアンからのメールに
「仕事をくれてありがとう」って言葉に胸を打たれました。
旅行5日目終了!
タナトラジャ、ツアー後半へと続く…。 -
おさらい。
タナトラジャの中心の町ランテパオはスラウェシ島のここ。
空港のあるマカッサルからは休憩時間入れて車で10時間。
赤道直下の南半球ですが、標高が高いので過ごしやすい気候でした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
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この旅行記へのコメント (14)
-
- sanaboさん 2023/08/31 01:35:50
- 本当に独特な死生観ですね。
- kayoさん、こんばんニャ~
kayoさんの旅行記で初めて目にしたトラジャ族のお葬式、
思っていた以上に大掛かりでオーガナイズされたものだったことに
とても驚きました。(もっとささやかな儀式を想像していました)
水色の衣装に身を包んだ葬儀屋さんの女性陣が列をなして登場する
シーンなんて、お金持ちの結婚式だと言われたら信じてしまいそう!
生贄となる豚や水牛の数も半端ないですね。
フランス人はバカンス代を稼ぐために働いていると言われるけど
トラジャ族は葬儀代を蓄えるために働いてるといえるのかしら?
伝統家屋のトンコナンの形状がユニークだなあと思ったら、
屋根の形はトラジャ族の生から死を表しているそうですね。
そんなことからも彼ら独自の死生観やお葬式の重要性が
我々にも伝わってくるようでした。
縛られて横たわっている豚ちゃんたち、生きてると知って
一瞬驚いたけど、生贄なのだから生きてますよね~
逃げ出した豚ちゃんは捕まえないそうで、人(豚)生、何事も
最後まで諦めないことが大事だと悟りました(笑)
ゲストハウスでは予想外のモフモフタイムも楽しめて
貴重なトンコナン宿泊体験もできてよかったニャ(=^・^=)
現地ガイド次第で旅の良し悪しが左右されかねないけれど
心の通じ合えるリアンさんに案内していただけたのも
kayoさんのご人徳かなと思いました。
sanabo
- kayoさん からの返信 2023/08/31 16:03:39
- Re: 本当に独特な死生観ですね。
- sanaboさん、こんにちニャ~!
お葬式を見学って普通の旅行では考えられませんが、
タナトラジャにおいては
お葬式を見ないでタナトラジャを去るなんて考えられないぐらい、
重要な儀式なので今回お葬式見学ができる確率の高い7月を選びました。
行く前は何故7月と8月に葬儀が多いのか不思議に思っていましたが、
肉体的に亡くなられても直ぐには葬儀をされないトラジャ族。
7月8月がちょうど農閑期のため、人々が集まりやすい理由で、
この時期に集中するそうです。
トラジャ族は生涯使うお金以上に葬儀にお金を使われるそうで、
死むために生きる人々、まさに死ぬために生涯働き
コツコツお金を貯められるそうです。
翌日個人のお宅も訪問させていただきましたが、
普段の生活は凄く質素な暮らしをされていました。
括り付けられた豚ちゃん達、
それぞれ横たわりながらも抜け出そうと必死でした。
中には諦めて動かなくなった豚ちゃん達もいましたが、
本当に最後まで諦めなかった豚ちゃん達は自由を味わっていました(笑)
この日は一日中雨で猫ちゃんとの遭遇は諦めていましたが、
ゲストハウスにそれも人懐っこい猫ちゃんとの出会いに癒されました。
ツアーは個人でアレンジ自由で基本のコースと外れてもOK、
田んぼトレッキングがコースの中に含まれていましたが、
私は水牛市場の方が興味があり、翌日はトレッキングをやめて、
市場へ連れて行ってもらいました。
トンコナンもピンからキリまであり、
私が泊った所はこれでも設備面では良いらしく、最低限の条件として
スマホを充電できるトンコナンをリクエストしました。
水浴びにはビックリしましたが。
ガイドのリアンは本当に聡明で性格も良い青年で、
私の興味を直ぐに見抜いてくれ助かりました。
kayo
-
- durianさん 2023/08/30 11:05:16
- また違った世界観
- kayoさん
こんにちは。私も訪問した国のお墓参りはよくさせて貰っていましたが、その国の葬儀には出席したことはありませんでした。トラジャ族の葬儀凄いですね。それぞれの国のお葬式の違った世界観が勉強になります。
また葬儀屋さんで働いているBLUEの服を着た女性陣もこんなに沢山いるの?と驚きます。トンコナンに書かれている壁面の竹で組まれた装飾も家々多分違うのでしょうね。ナガランドで見た家にもこのようにかっこ良くは無いですが、何か似たような感じがありました。
このお葬式にkayoさんが出席出来た事もラッキーと言ってはいけないけど、このようなシーンが直接見れて良かったですね。
しかしこの葬儀の生贄、沢山の牛や豚。この亡くなった女性はお金持ちだからでしょうが、どんだけ殺生をしているのか?逆に思ってしまいました。来てくれた皆さんにも分け与えるのだと思いますが。
トンコナンに結局泊まれたのですね。前に心配していた暑そうじゃなくて涼しくてよかったです。
雨で地面ドロドロ。なんか今回の旅は私も同じshichueshonでした。結局私は靴買ってしまったけど。
durian
- kayoさん からの返信 2023/08/31 00:19:44
- Re: また違った世界観
- durianさん、今晩は~☆
私はバンコクに住んでいた時に友人のタイ人のお父さんが亡くなられ、
その時初めてお葬式に参列しましたが、
確かタイのお葬式も1週間位続くと聞きました。
参加したのは一日だけでしたが。
トラジャ族のお葬式は壮大で参列者だけで100人以上。
皆の飲み食いのサポートをされるため、葬儀屋さんも大忙し。
7月8月は農閑期にあたるため、
この時期に行ったら絶対にお葬式を見学できると知り、
普段は旅行をしない夏旅へ行って来ました。
トラジャ族の水牛や豚の生贄に関しては、
昔からの儀式で殺傷という感覚はないと思います。
殺傷後は皆と一緒に分け合う的な感じで、
それが目の前にいる動物なので私たちの目には残酷にも映りますが、
私達が日々食している動物たちも日々殺傷されているのと同じです。
durianさんに背中を押された感じのタナトラジャ旅。
免疫が薄くなっている私には「赤道直下でクーラーない?」
「このくそ寒いのに水浴び~?」とビックリの連続でしたが、
クーラー要らずの気候で一日ぐらいシャワーなしでも平気でした。
昔は1週間シャワー浴びれずでも平気な人だったんですが。
durianさんもドロドロになられましたか?
やっぱり異常気象ですよね。まさか乾季のインドネシアで
連日雨に打たれるとは思ってもみず。
同じ時期に旅行された方のブログでは
雨は降っても直ぐにやむような事が書かれており、
てっきりスコール程度だと思っていました。
旅行後半、帰る頃に皮肉にも晴れだしたこの旅でした。
kayo
-
- 唐辛子婆さん 2023/08/29 21:18:43
- 素敵なデザイン
- kayoさん
フォローさせてくださいね♪
トンコナンの靴を干してある場所の水牛の壁、はがして持って帰りたいほど素敵!
唐辛子婆
- kayoさん からの返信 2023/08/29 23:17:48
- Re: 素敵なデザイン
- 唐辛子婆さん、フォローありがとうございます☆
国内はベタな観光地ばかりですが、
海外はあまり日本人が行かないような秘境っぽい所が好きです。
うっすら掘られている水牛のドア、中から鍵を閉めれませんでしたが、
外観は素敵ですよね。移築されたり建て替えされても
古いものをしっかりリユースされている所は正にSDGsです。
kayo
-
- 尚美さん 2023/08/27 21:54:21
- 感動し通し
- kayoさん、テレビでルポルタージュを見ているようでした、
トンコナンが並んでいるところ、圧巻ですね。壁の絵と紋様もシンプルで美しい。何よりも死生観が凛として潔いです。自分や現在の日本人の生き方、死についての考え方との違いについて考えさせられます。葬儀が人生の最も大きな儀式で、費用もかけて豪華に行うんですね。お墓は集落のすぐそばと言うより、集落の中ですね。トラジャの人々にとって死は忌み嫌われるものではなく、喜ぶ事祝う事だというのがわかります。
木彫りの人形タウタウが並んで立っているのを実際に見たら、怖いかも?
話は変わりますが、今朝のテレビ番組で大分の深島についてやっていて、猫さんが沢山いる島だそうです。私は初めて知りましたが、有名なようなのでkayoさんはご存知でしょうね。では。
尚美
- kayoさん からの返信 2023/08/27 23:47:24
- Re: 感動し通し
- 尚美さん、今晩は~☆
日本ではお葬式もどんどん小さいお葬式になりつつあり、
ウチの家のように墓じまいを考える家庭が多い中、
日本とは正反対の世界があるんだと知りました。
トラジャ族は日本と違って
元々大家族で一族を形成されていらっしゃるので、
トンコナンも先祖代々の建物、決して売ってはいけないそうです。
ドライバーのダニエルが奥様9人と聞いて、
ダニエルが大きなお葬式をできるようにと常に茶化していました。
お葬式によってやっとあの世へ行けるトラジャ族、
お葬式はおめでたい祝い事なんだと行って実感しました。
お墓は離れている所もあれば集落の中にあったりと色々でした。
古い棺を見ると風葬で朽ちていくのか~なんて想像できますが、
新しい棺桶を見たら「これ死体遺棄やで?」っと思ったり。
続編に出てきます。
深島、テレビでやっていたんですね。
実は11月に行く予定をしていますが、メチャクチャ不便な島でして、
一泊目の高千穂峡からバス→JR→バス→船と移動7時間、
到底日帰りでは無理なので島で一泊、
温泉好きの相棒が別府へ行きたいと言い出し、
深島から別府まで船→バス→JRで4時間かかります。
これだけ時間がかかると交通費もバカ高で、
高千穂峡か深島どちらかを諦める?っと悩んでいる所です。
高千穂峡を諦める可能性の方が自分としては高いのですが(笑)
10月に高齢者二人を引き連れて城崎温泉を予約しました。
両親とは最後の旅行になるかも?
添乗員兼介護役で大変な旅行になりそうですが、
最後の思い出になればいいかな?っと思っています。
kayo
-
- ドロミティさん 2023/08/27 11:14:35
- トラジャ族
- kayoさん、おはようニャー!
死ぬために生きる人々、、、う~ん、このような世界があるのかと
ある意味とてもセンセーショナルでした。
なるほど舟を象った住居は死生観を表しているんですね。
死者と共に暮らしていくという独特な考え方も死の捉え方が我々とは
全く違いますね。
山に囲まれた秘境のような村だからこそ、先祖代々の文化や風習が根強く
伝わっているのね。お金のかかった葬儀も故人への尊敬はもちろんのこと
プライドが込められているのだと思いました。
世界は広いなぁ!日本の価値観が当たり前ではないということを改めて
肝に銘じます。
翌朝のすごい絶景が気になる~!(^_-)-☆
ドロミティ
- kayoさん からの返信 2023/08/27 22:11:43
- Re: トラジャ族
- ドロミティさん、今晩ワン!
ドロミティさん、ドンピシャ!
そうなんです、山に囲まれたこの地域、
今でこそ道路で他の地域とつながっていますが、昔なんて道路もなく、
他の部族が入ってこれなかったため、独特の文化や風習が芽生え、
今もなお引き継がれているんです。
トラジャ族はおっしゃる通りプライドも高い民族で、
彼ら独自の言語でお話しされている所も、同じインドネシアですが、
全く違う文化圏で凄く興味深かかったです。
独特の死生観、肉体的な死者との関わり方、葬儀に葬り方と
全く私たちの価値観とは離れていますが、
違いがあるから世界って面白いんだと思いました。
タナトラジャは民族的にも面白いんですが、自然も豊かで、
この日の雨のお陰で雲海の絶景に朝一ビックリ仰天でした。
kayo
-
- ネコパンチさん 2023/08/26 23:02:45
- 知られざる世界に感動!
- kayoさん、こんばんニャ~
毎回kayoさんの目を通じて伝わる世界に
ワクワクさせられていますが
今回のは飛び抜けて感動的でした。
もう単なる旅行記の範疇を超えて
紀行番組や報道のレベルじゃないですか!
おそらく一生自分の目で見ることのない景色を
擬似体験させてもらえて本当に感謝です。
書き切れないほど多くのことから抜粋して…
左右対称にカーブを描くトンナコンの屋根が
トラジャ族の死生観を表しているのですね。
生と死が同じ高さでかつ最高位にあること。
上昇一方の人生はあり得ないこと。
でも折り返し地点を過ぎたら上昇へ、
最後は誕生と同じおめでたさで終焉を迎えること。
自分の今後の人生も含めて色々と考えさせられました。
トンナコンを彩る赤と遺族の衣装が同じ色味ですね。
特別な意味を持つ赤なのかな?
葬儀屋さんのブルー、参列者の黒とのコントラスト、
それは見事なものだったでしょう。
そして、トンナコンのゲストハウスなんてものが
存在するんですね!
高床式、かつ屋根の形状からして天井は低めなのかな?
充電可能なところって前もって条件に挙げてましたが
本当にちゃんとあるんだー(*'▽'*)
クロネコさんのエメラルドグリーンの瞳が
なんともエキゾチック!メッチャ美猫!
まさかのモフモフは旅のご褒美ですニャ♪
ガイドさんとしっかりコミュニケーションをとって
信頼関係を築いたことが
彼からの感謝の言葉につながったのですね。
この旅一番の目的を果たして
次からは帰り道になるのかな?
それでもまだ色々ありそうで本当に楽しみです。
ネコパンチ
- kayoさん からの返信 2023/08/27 01:59:24
- Re: 知られざる世界に感動!
- ネコさん、今晩ニャ~(=^・^=)
久しぶりに私も面白い旅が出来たと満足満足。
なんか普通の観光地を巡っても何故か物足りないな~っと
思っていたところ、タナトラジャもスラウェシ島の観光地ですが、
どっぷりトラジャ族の生き方と死に方を学習できた旅となりました。
これもガイドさん達のおかげです。
ネコさんだって行こうと思えば行ける所。私も大名旅行だったので。
でもガイドさんがいなかったら?と旅の面白さも半減するくらい、
ガイドさん達様々でした。いいガイドさん達に巡り合えて良かったです。
私も人生半分以上を終えましたが、
もしかしてこれからは上昇機運?なんていい方に考えました。
体力は衰えてきて両親や相棒の介護とどこが上昇?っとは思いますが、
もうなるようにしかならない、トラジャ族的に考えるようにすると、
幾分楽になり、死んだらあの世でお姉ちゃんと酒盛りできる~てな。
好きなことをやって来たので、いつ死んでも後悔はないかと思います。
日々の日常に終われ、
全然トンコナンのゲストハウスがどういうものなのか
予習もしないで自分の希望だけを伝えましたが、
なんとなく通じたようでした。
天井は結構高かったですよ、お部屋は狭くて水浴びでしたが。
なんせ充電できたらそれで良しってなハードルの低さでした。
この日は一日中雨だったので猫ちゃん達の遭遇は諦めていましたが、
最後の最後でモフモフ~。黒猫ちゃん、メチャクチャ可愛かったニャ~。
ほかの逃げ足早い猫ちゃんに比べておっとりしていて、
お年寄りなのかも?白髪交じりだったし。
翌日からは晴天となり、猫ちゃん一杯出てきますよ~。
ツアー二日目も濃い一日でした。
kayo
-
- ASARIさん 2023/08/25 06:38:06
- 驚きです!
- 初めまして、kayoさん。
私の絵日記のような旅行記にいいねをしていただいてありがとうございます。
タナトラジャのお葬式にビックリです!
テレビでそれっぽいのを観ますが、テレビ用に少し大げさにしてるのかな?って思ってましたが、事実なのですね。
豚はわかるけど水牛まで生贄にするなんて。
そしてその水牛のお高いこと。
風葬も遠い過去の話かと思ってましたが、現在も残されているのですね。
国が変われば死にたいする価値観がこうも違うのですね。
驚きの連発でした。
なかなか知れない生の情報をみせていただいてありがとうございます。
ASARI
- kayoさん からの返信 2023/08/25 16:36:40
- Re: 驚きです!
- ASARIさん、こんにちは!初めまして☆
私はネットで偶然見つけてしまったタナトラジャ。
調べれば調べるほど興味深く、是非この目で見てみたいと思い、
コロナ禍からずっと温めていてようやく実現しました。
もう驚きの連続で久しぶりに面白い旅となりました。
インドネシアのこの地域が特殊であって
他のインドネシアの事はよく分かりませんが、民族が違えば
こうも死に対する考え方が違うのかとビックリ仰天でした。
トラジャ族は生きている間に使うお金以上に葬儀につぎ込まれ、
あちらの世界でもっと幸せになられるんだろうな~と思います。
見ていただいてありがとうございます!
kayo
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