2023/07/09 - 2023/07/15
38109位(同エリア59292件中)
ミズ旅撮る人さん
- ミズ旅撮る人さんTOP
- 旅行記692冊
- クチコミ161件
- Q&A回答23件
- 1,031,338アクセス
- フォロワー48人
2023年夏。北海道を周遊しました。
「HOKKAIDO LOVE !割」のお陰で、アクティビティに挑戦したり、滅多に行かないような場所を探検したり。実り多き夏を早くも過ごして来ました。
今回は LOVE !割の対象となるアクティビティを探しているうちに見つけた滝川スカイパークでのグライダー搭乗体験と、屈斜路湖を始点とする釧路川源流カヌー下りです。
動力を持たないグライダーが軽飛行機に引っ張られて大空に舞い上がり、牽引ロープを外されて、自由滑空を楽しみながら降りて来ます。エンジンも積んでいないのにどうして、あんなに長く飛んでいられるのか。その体験の様子を見て来ました。
カヌー下りは釧路湿原で鉄道から見掛けて手を振ることはありました。当初は湿原でのカヌーを探したのですが、釧路まで行くのはちょっと遠いので、屈斜路湖から流れ始める釧路川の源流下りをすることにしました。集合から解散まで約3時間の行程です。
カヌーを漕ぐのはガイドさんで、体験者は大人しく乗っているだけです。屈斜路湖畔でカヌーに乗り込み、すぐに釧路川に入ります。この辺りは鳥がよく見られて、水の上に浮かんでいるという不安も吹っ飛んで楽しめます。
広い湖ではなく、自然のままの川を下るので、岸から倒れ込んだ木々が行く手を塞ぎます。時にはその下をかいくぐってカヌーは進みます。終盤には急流下りが待っています。それまでの流れとは全然違って、スリリングなラフティングのような場所です。足先は濡れましたが楽しかったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「フラノラベンダーエクスプレス」に乗車して、滝川駅に向かいます。
6月から9月の期間限定で、札幌~富良野間を約2時間で結びます。
261系5000代 多目的特急車両「ラベンダー」編成で運転しています。
2輌の指定席車輛と2輌の自由席車輛、それにフリースペースの1輌という編成です。平日でしたが、かなり乗客がいました。 -
JR函館本線と根室本線が乗り入れる滝川駅です。
駅前にはグライダーが展示されていました。滝川駅のすぐ西側を石狩川が
流れており、その河川敷に「たきかわスカイパーク」があります。 -
たきかわスカイパークは、約50haの広大な面積の石狩川河川敷に、
公園と飛行場を兼ね備えた日本で最初の本格的航空公園です。 -
滑空場(メインランウェイ:800×20m)を中心として遊歩道や遊具、スカイミュージアム(航空動態博物館) 、キューロッジ(宿泊施設)、ハブハウス(管理棟)など、様々な施設があります。
-
グライダーの滑空場のすぐ横に遊具が置かれ、日常的に遊びながらグライダーを見ることが出来ます。
今年は7月30日に「サマースカイフェスタ」が開催されました。
来場者5,500人という人気の行事です。
「曲技専用グライダーによるアクロバット飛行」や「水上飛行機飛行展示」「モーターパラグライダー編隊飛行」「スカイダイビング演技」などが行われました。モーターグライダーが空中でお菓子をまき散らす「空中菓子まき」が大人気です。 -
スカイミュージアム(航空動態博物館)は、格納庫と博物館とを兼ねた建物で平成5年にオープンしました。最大30機程度のグライダーを格納することができ、現役の航空機をそのまま展示する博物館として一般に開放しています。
-
左隣にあるのがハブハウス(管理棟)です。玄関は左側にあるのですが、滑走路に向かう出入り口がこちらにあります。
-
スカイパークの施設は石狩川の堤防の上にあります。駐車場はその下にあるので、土手を上って行くことになります。建物に入ると、ロビーの一角に受付カウンターがあります。
右手に行くとスカイミュージアムです。 -
ロビーにはスカイスポーツ関連のステッカーが、ボードにびっしり貼られています。
-
滑空場が見渡せるロビーに座って、搭乗時間を待つ事が出来ます。
カフェテリア リリエンタール グルメ・レストラン
-
搭乗時間までの間、スカイミュージアムを見学させてもらいました。
フライト体験ができる4月下旬から11月上旬は無料で開放されていますが、冬季は有料だそうです。たきかわスカイミュージアム(滝川市航空動態博物館) 美術館・博物館
-
床に置かれている機体の胴体には鯉のぼりが描かれています。きっとこれでサマースカイフェスタでのお菓子蒔きが行われるのでしょう。
たきかわスカイミュージアム(滝川市航空動態博物館) 美術館・博物館
-
遠くで見ていると左程には感じられない翼の長さですが、間近で見ると、おお、長い!
-
体験搭乗にはタンデム機を使用しますが、クラブ員のものは単座の機体が見られます。機体の価格はピンキリですが、一人で1機を購入するのはたいへんなので、共同で購入する人も多いようです。燃料費が要らないことだけは助かりますね。
-
単座のグライダー。小さな窓が1つだけ。ここから航空写真を撮ったりするのかな?この窓は、滑空中は開けていて、そこから外気が入って来るので、炎天下のフライトでもコックピット内に熱気が充満するのを防げるようです。動力が無いという事はエアコンもないのですね。
-
動力のないグライダーがどうして長時間空を飛べるのか、解説があります。
-
滑空場を見たら、グライダーが車に曳かれて出て来ていました。
グライダーは通常の航空機のように高速で離着陸したり、自力で走行したりはしないので、車輪は牽引されている間、最低限自重を支えていられる程度のものになっています。素人は、前向きに引っ張られて行くのだと思っていましたが、後ろ向きなんですね。 -
吹き流しが垂れ下がっています。風は強くないようです。天気もいいし、まずまずのフライト日和かな?薄雲が広がっているので、蒼天とはいかないのが残念です。
-
グライダーは、滑空場を過ぎて、この位置に置かれました。
後ろ向きに連れて行かれたのは、定位置に来た時に反転しないで済むからなんですね。でも、滑走路から外れているように見えるけど・・・ -
たきかわスカイパークの滑空場の見取り図です。
メイン・ランウェイの向こう側にウィンチ・レーンがありますが、現在は軽飛行機による牽引だそうです。グライダーは現在「ウィンチ・レーン1,150m×2本」の文字の下あたりにいます。 -
今度はグライダーを牽引する軽飛行機が引き出されて来ました。
軽飛行機も車に連れて行ってもらうんですね。一般的な飛行場では見ない光景です。 -
グライダーはそのまま後ろ向きに連れて行かれましたが、軽飛行機は前向きで、前輪をロックされて引っ張られて行きます。車の方は敷地内専用なのかナンバープレートがありません。
-
軽飛行機は、滑走路のグライダーとは反対側の端に置かれました。
これからテスト飛行を行います。グライダーの滑空前には必ず軽飛行機によるテスト飛行が行われるそうです。 -
滑空場の中に入って見て来てもいいと言われたので、そばに行ってみました。
-
滑走路の延長線上にグライダーがいます。やはりコンクリートの向こうの草地にいます。
なんと、グライダーはあそこから滑走を始めます。普通の航空機のように2本の足で立っているのではなく、片側に傾いで止まっています。機体が地面に触れるので、保護のために草地なのでしょう。 -
グライダーの傍まで、車で運んでもらいました。800mの滑走路を歩くのはしんどいですから、助かりました。本来、ハブハウスからグライダーのいる場所までは滑空場の脇にある遊歩道を歩いて行きます。
-
車の運転手がグライダーの運転手でもあります。体験者はパラシュートを背中に装備して乗り込みます。跳ね上がった時にぶつかってキャノピーに傷をつけないように、機内に持ち込める物には制限があります。一眼レフカメラはOKでした。
-
準備をしている間に軽飛行機のテスト飛行の準備が整いました。
-
軽やかに軽飛行機が飛び立って行きます。
-
ぐるっと一回りして帰って来ました。グライダーのフライトOKです。
-
軽飛行機の尾部から牽引ロープを引き出して来ます。
-
ロープの先をグライダーに取り付けます。
-
グライダーの準備が整いました。軽飛行機の操縦者が飛行許可を取っています。この時点でもグライダーは傾いだまま車輪も引っ込めてお腹を地面に付けています。
-
軽飛行機が滑走を始めると、グライダーは姿勢を水平にして、引っ張られて行きます。
-
滑空比のいいグライダーは、すぐに滑走路から浮かび始めます。
-
軽飛行機も離陸しました。
-
ともすれば、グライダーの方が高くなりながら、上空へと上がって行きます。
-
曇り空なので機体が見にくいですが、南に向かって飛び立った2機は、西にバンクしながら上昇し、石狩川の上を北上し始めました。
-
体験フライトでは、500mの高さまで上がるという事です。
地上からこのくらいの高さです。 -
滑空場の端まで北上したら反転して南下して行きます。
ここで望遠レンズに付け替えて追います。 -
2009年に航空自衛隊浜松基地航空祭で撮った写真です。
その後にも入間基地航空祭にも行きました。
航空機の写真を撮るのは久しぶりで、自分は空を飛ぶより、飛んでいる航空機を撮る方が好きなのだなと、感じます。 -
懐かしい写真があったので、ついでにもう1枚。
14年も前の古いカメラでしたが、必死に食らいつきました。
動画で撮ってしまうのは簡単ですが、その一瞬をカメラで捉えられた感動は格別です。 -
戻って来た2機は滝新橋の上空で機首を東に向け、そこでロープを切り離しました。
-
このロープを外す時が、グライダー体験飛行の一つの見せ場です。
軽飛行機は反転してグライダーの航路から離脱します。
この先は、動力を持たないグライダー単機のフライトになります。 -
グライダーは、滝新橋の上を東に進み、そのまま行って国道12号線の
上空を飛びます。機内ではパイロットが「日本で一番直線が長い国道
(29.2㎞)です。」と案内してくれました。
滝新橋のちょっと南で東から流れて来た空知川が石狩川に合流します。
地形的に、空からの景観が楽しめる場所です。この周辺は菜の花の産地で、春先は黄色い絨毯で覆われた大地を見ることができるそうです。 -
まったくの初心者の場合は、体験飛行はほぼ水平、若干のバンクをかけてソアリングをする程度です。
-
ただ、今回の体験者はハンググライダーのパイロットなので、サービスで60度のバンクを掛けてくれました。
およそ2Gの負荷が掛かり、胸が圧迫される感覚があったそうです。 -
ハンググライダーがこのくらい近付いて来ると、風を切る音が聞こえるのですが、グライダーはまだ高度があるからか、音が聞こえません。
-
静かに軽やかに旋回を続けるグライダー。
-
やがて東から西へ滑空場を横切って行きました。
-
再び石狩川の上で北上して行きます。高度が落ちて来ているので、そろそろ着陸するものと思われます。
急いで標準レンズに交換して、待ちます。 -
反転して来ます。まずい、軽飛行機や車の向こう側に降りて来そうです。
でも、見学者はこれらの障害物の外に居なければなりません。 -
「ランウェイ・インサイト」とでも言っているのでしょうか。
着陸コースに入ります。 -
両翼の赤いフラップが全開になっているのがわかります。
これを開くと同時に速度が落ち、高度が下がったそうです。 -
障害物の向こうにグライダーが降りて来てしまったので、残念無念。
風の方向などによって、どちら向きにどこに降りて来るのかわかりません。かと言って、クリアに見える位置に勝手に移動してはなりません。
自分勝手な撮影をして迷惑を掛けている一部の撮り鉄のような真似はしたくありません。お互いにルールを守っているからこその自由です。 -
タ~~ッチダウン!グライダーは飛び立ったのとほぼ同じ場所に戻って来ました。
-
グライダーの体験飛行は約10分間で、高度約500mの上空を滑空します。一般8,500円、小・中・高校生4,500円です。今回は全国旅行支援が適用されたので、2割引になりました。
天候不良(雨、強風=10m/sec 以上)、雲底高度不足(300m以下)、視界不良(霧)、機材の不調、整備の都合によりフライトが出来ない場合があります。 -
次の体験者がグライダーに乗り込みました。
-
再び軽飛行機がグライダーを引っ張って、飛び立ちました。
-
このフライトはサーマル(上昇気流)があまり無かったようで若干短かったです。最初のフライトでは、サーマルが2か所あったそうで、長く飛んでいられたとのことです。わずかな時間しか違わないのに、条件はどんどん変わります。なんと反対側から降りて来ました。
-
タッチダウン。ああ、さっきもこんな風に降りて来たのですね。障害物が邪魔だった・・・
-
駐車場から見たハブハウスとスカイミュージアムです。右端の緑の斜面が土手です。施設の建物は土手の一部になっているのです。
-
スカイミュージアムの1階は、クラブ員の機体の駐機場になっています。
日本中で探せばグライダーの体験飛行は何カ所かで行われていますが、平日もやっているのは、滝川くらいだろうと聞きました。お陰で体験することが出来ました。 -
別の日。屈斜路湖が見える津別峠に来ました。湖に張り出しているのは和琴半島です。半島の細くなった所にある自噴泉や、コタン温泉、砂湯など、屈斜路湖には天然のおもしろい露天風呂がたくさんあります。カルデラ湖だからでしょう。それでも冬は全面結氷するそうです。
-
和琴半島に近い駐車場に行って、カヌー下りの体験の受付をしました。
車はそこに置いて、クラブのワゴンに乗り換えて眺湖橋の袂にあるカヌー・ポートに移動します。
これから「釧路川源流カヌー下り」をします。釧路川と言うと、釧路市内のJR釧網本線から見える川のイメージが強いです。この川は屈斜路湖から流れ出して、下流に釧路湿原を形成しているのです。
今回の体験は美留和(びるわ)橋までの7㎞を約3時間かけて下るコースです。こちらも全国旅行支援が適用されて、2割引になりました。いつかはやってみたかったアクティビティなので、グッドタイミングでした。 -
ライフジャケット・パドル・カヌー・サンダル・長靴・レインウェア・ドライバック(防水バック)など装備は全て無料です。
1~2人の場合はこのカヌーですが、3~5人だと2艇を横に繋げたツインカヌーを使用します。3時間のロングコースは、1人14,000円、2人10,000円、3人以上8,500円(1人の料金)です。
ガイドが船尾に乗って漕ぎ、体重の重い方が真ん中の椅子に座ります。 -
カヌーに乗り込んで、先ずは屈斜路湖に漕ぎ出します。
水の上に浮いている感覚が心許ないので、ちょっと緊張しながらの出発です。 -
カヌー・ポートのすぐ隣が釧路川の始まりです。ここには鴨の群れがいました。
屈斜路湖で実際に自分で漕ぐカヌー教室もありますが、自分で漕ぐ根性はないけど、川下りはしてみたい人には、こちらがお薦めです。 -
カヌーが近付いたからか、一斉に水面を走って行きました。
-
眺湖橋の下をくぐって、釧路川源流に入って行きます。
背後は観光地の屈斜路湖だというのに、もうすっかり大自然の趣きです。 -
アオサギが木の枝に止まっています。
-
仲間と共に飛び立ちました。いきなり大型の鳥が出迎えてくれました。
これからどんな鳥に出会えるのか楽しみです。 -
倒木の上にキセキレイがいます。日本で普通に見られるセキレイは、
セキレイ属のセグロセキレイ(固有種)、ハクセキレイ、キセキレイの3種です。 -
川の真ん中が水深が浅くなっていて、石が敷き詰められているのが透かして見えます。まるで数10㎝しか水深がないように見えるので、カヌーの底を擦らないか心配してしまいます。
-
浅瀬があれば深みもあります。こちらは見事な緑色です。
カヌーは滑るように川面を進んで行きます。手漕ぎボートのようにバチャバチャ漕ぐのではなく、川の流れに乗って行く感じです。「随分、楽に進むもんなんですね。」と言うと、「ここで一生懸命操っているからですよ。」と怒られました。すみません。
川の流れを使うので、せっせと漕がなくても進むと言いたかったんです。
実際に漕いでみないとわかりませんが、スキーのような感じがします。 -
水上の不安定さに少し慣れた頃、右手に開けた入り江のような場所があり、カヌーはそこに入って行きます。
-
大きな魚がたくさん集まっています。
-
ここは通称「鏡の間」と呼ばれる泉が湧き出る場所です。
-
屈斜路湖の水も澄んでいましたが、ここは流れていなかったら水があるのがわからないような透明度の高さです。
-
まるでジブリの世界のような光景です。水の上を漂っている気分はアリエッティ?
-
清水があるので、わさびが生えています。
-
この辺りの水際から湧き水が絶え間なく流れ出しています。ここに水筒を突っ込んで、湧き水を汲みます。これは後のティータイムで使います。
-
水の中に生えている水草が元気に繁茂しています。
-
釣りの趣味は無いけれど、思わず釣り上げたくなる豊富で大きな魚たちです。
-
1艘のカヌーが通り過ぎて行きました。
-
この日、出会ったカヌーはこの1艇だけでした。土日だと、別のクラブのカヌーなどとも行き合うそうですが、この日は火曜日。平日ならではの貸し切り気分を満喫しました。
-
川岸に生えている木々は、川の流れが岸を削るので徐々に川に向かって傾いて行きます。それらの下をくぐりながら行くのが楽しいです。身を伏せる必要がある事がありますが、身体を横に倒すのではなく前に屈まないとバランスが崩れるので、気を付けないとなりません。船とは違って、細長いカヌーではバランスを保つことが重要なのです。
-
ホザキシモツケの大株がそちこちに見られます。この花が咲くと夏だなと感じるのだそうです。
-
カヌー下りは、とても静かな時間が水と共に流れて行きます。
動力の音がしないので、パドルが時折水を弾く音がするくらいで、
後は川の流れる音と、鳥が鳴く声くらいしか聞こえません。
流れに身を任せることに慣れたので、カヌーの操作も楽になったと言われました。乗っている人間がフラフラしていると、バランスが取りづらいのでしょう。 -
釧路川源流と、釧路湿原付近とは、川の様子が異なります。
湿原の方は川底が深くなり、緑に覆われた源流とは景色も変わって来るそうです。 -
手前は水深が浅いですが、岸の方はぐっと深くなり、流れが速くなっています。川が見せる様々な顔を敏感に感じ取りながら、カヌーを操作するのでしょう。
体験者はパドルは渡されますが、パフォーマンスだけで、実際に漕ぐことはありません。「漕いでみてもいいけど、すぐに転覆しますよ。」と言われては、手を出すことは出来ません。「川の流れを熟知しているガイドだからこそ、平穏無事に下って行かれるんです。」まあ、そうなんでしょうけど、なんだか座っているだけというのは、つまらないなあ。 -
自分は大人しく乗せてもらうだけという体験には、向いていないのだと感じます。何度、転覆しても自分で漕ぎたい。漕いでどうなるか、体得して、操れるようになりたい。おおよそ「有閑マダム」にはなれない性格です。
-
国道243号線が釧路川に近付いて来て、小さな橋が現れます。
これが通称みどり橋で、ショートトリップの終着点です。
ショートトリップは60分のコースで、1人7,000円、2人5,500円、3人以上5,000円(1人の料金)です。こちらで終了の人は「案外、短かったわね。」と言うのだそうです。
この先、国道と川は付かず離れず並走して行きます。さっきまでの静けさは、時折通る車やトラックの音に破られます。この点では、釧路湿原の方が滅多に通らない釧網本線しか遭遇するものはないので静けさを楽しめるのでは。 -
すっかり鳥も姿を消し、ホザキシモツケの花を見るくらいで、のんびり流されて行きます。
-
あんなに倒木がある所を上手く通れるものなのかしらと心配になりますが、さすがのパドルさばきで通過して行きます。
-
そんな時、岸辺にエゾシカが現れました。川の流れは意外と早いので、撮れたのは1ショットだけ。
-
左手に小さな窪みがあり、そこにカヌーを乗り入れて停泊します。ティータイムです。さっき汲んだ湧き水でコーヒーを沸かしてくれます。奥さん手作りのジャムにクラッカーも添えられます。パドルをカヌーの上に置いて簡易テーブルにしています。私のパドルの最初で最後のお仕事です。
-
キセキレイがまた現れました。倒木の上をちょんちょんと移動して行きます。
-
日本で一番よく見掛けるのはハクセキレイだと思いますが、ここではキセキレイしか見ませんでした。
-
さて、この釧路川源流カヌー下りの一番の見せ場がやって来ました。
「美留和(びるわ)の瀬」です。 -
何故かここだけ川面がさざれ石のようになり、カヌーはどんぶらこっこと舳先が上下しながら勢いよく流されて行きます。舳先から水がじゃぱじゃぱ入って来るので膝から下がずぶ濡れになりました。ひゃ~気持ちいい!この時のために、持ち物は防水のしっかりしたバッグに入れておきます。
-
急流を下ると、再びのんびりとした流れに戻ります。カワセミがいました。あまりにも有名な鳥ですが、意外と小さいことに驚きます。ヤマセミが鳩くらいの大きさで、よく並べて扱われるので勘違いしてしまうのです。JR九州の観光列車に「特急かわせみやませみ」があります。同じサイズで両者を描くので間違いの元なんです。
-
赤い橋が見えて来ました。ここが終点の美留和(びるわ)橋です。
橋の先にも小さな急流があります。まさにクライマックス。いい地点に2つの急流があったものです。 -
ここの急流はすぐ先に終わりが見えています。どうしてここだけ急流になるんでしょうね。
-
最後のミニ急流を越えると、テトラポットを沈めてあるカヌー・ポートに接岸します。体験者がカヌーから降りると、ガイドは一人でカヌーを引き揚げます。
-
カヌー・ポートに予め停めてあったワゴンに乗り込んで待ちます。
ガイドがカヌーをワゴンの上に乗せます。ここから元の駐車場まで回送してもらいます。今度は自分で漕ぐカヌーに挑戦してみたいです。 -
屈斜路湖から阿寒湖に向けて、弟子屈経由で国道241号線を走ります。
ここはエゾシカだらけでした。ちょうど夕刻のねぐらに帰る時刻です。
カーブを曲がると道の真ん中にエゾシカが立っていたりするので、かなり危険です。1頭だけでなく、ファミリーで移動しているので先頭が道路を渡った後に、次が続いて来たりします。この近辺の「動物注意」の標識には、親子の鹿が描かれています。
鹿に衝突すると車は走行不能になることもあります。JR中央本線は時折「鹿と衝突したため、運転見合わせ」と交通情報で聞くこともあります。
日暮れ時に弟子屈から阿寒湖に向かう時は、充分に注意してください。
今回はここまで、次回は洞爺湖ホーストレッキングと三笠鉄道村でのSL運転体験です。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香
3.58
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
北海道 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023年夏 北海道
0
107