2023/07/01 - 2023/07/01
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walkingmanさん
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別府観光のメインといえば地獄めぐり。地獄とは熱泉や湯気が噴き出す場所を指すそうで、地獄極楽の地獄から名前をとったのではないらしい。
7ヶ所の趣の異なる地獄を見てきました。
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まずは別府駅にある観光案内所で情報収集。
便利な地獄めぐりツアーもあるが、路線バスでまわることにしたので、バスでの行き方を教えてもらう。
こちらでいただいた手書きのバスマップは主な観光地へのバスアクセスと時刻表がわかりやすく書かれていて優秀。バスを使用される方は入手をおすすめします。 -
地獄は海地獄エリアに5ヶ所、血の池地獄エリアに2ヶ所ある。
まず最初に血の池地獄エリアにむかう。別府駅からバスで30分、バス停を降りると血の池地獄と龍巻地獄のふたつが並んでいる。最初に血の池地獄を訪れた(本当は先に龍巻地獄に寄るのがベター)。 -
血の池地獄。
赤色の池から湯気がもうもうとたつ。鉄分が酸化して赤色の湯。池の底には赤い泥土が溜まっているそうだが、上の方はさらっとしているように見える。水の流れがないためか泥は沈殿しているようだ。血の池というとドロドロとしたイメージがして、もう少しヌメッとした液体を想像していたのでちょっと違った。 -
地獄というと恐ろし気な場所に思えるが、むしろ親しみやすいイメージをだそうとしているみたい。マンガチックな顔ハメがあった。お父さん鬼の顔にだけ穴があいていない。写るのがお母さんと子供で、お父さんか写す方ということか。お父さんがかわいそう。
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血の池地獄の隣にあるのが龍巻地獄。
建物に入ると「今、噴き上がってますよ」と言われて急いで奥へと進む。 -
龍巻地獄は間欠泉。シュコシュコと音をたてて湯口から勢いよく熱湯が噴き上がっていた。
上部を蓋していているので高さは5mほどしかない。迫力不足の感は否めない。周囲に建物が建っているので、自然にまかすというわけにはいかないらしい(蓋をしなければ30mほどは噴き上がるらしい)。 -
もっとも、蓋があるおかげで間欠泉のすぐ近くまで近寄ることができる。そうでないと、熱湯が頭上から降り注いで危険だからね。
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噴出していないときの湯口はこんな感じ。これだけ見てもおもしろくない。
自然のことなので不確実だが、噴出は約30分毎で、いったん始まると10分弱は続くそう。つまり、噴出終了直後に入場すると次の回まで30分ほども待たなければならない。なのでバス停を降りたら先に龍巻地獄に寄り、時間を確認してから血の池地獄を見たほうが効率的。 -
噴出がひと段落した龍巻地獄。
時間待ちの間はがらんとしている。 -
亀の井バスは別府エリアを網羅していて観光にはかかせない足。血の池地獄から鉄輪へ。乗車時間は5分。
海地獄行きのバスもあるが時間があわなかった。地獄エリアへは鉄輪から歩くことにした。距離は短いけれど鉄輪からだと登りになる。 -
海地獄エリアで最初に訪れたのが白池地獄。
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白池とあるけれど、実際にはミントグリーン。あれれ?と思ったら、今の時期は藻が繁殖して緑白色に見える場合があると断り書きがありました。熱湯の中でも藻って繁殖するんだと、その生命力に驚いた。
白池地獄は静かな池の端っこで湯気がもくもくという様子で、地獄という荒々しいイメージはない。地獄をながめているうちに、抹茶アイスが食べたくなった。 -
白池地獄には付随して淡水魚の展示館があった。
アリゲーターガーとかピラルクとかが飼育されていたが、なぜここに?と思う(鬼山地獄に対抗しているのかも)。白池だけだとつまらないから付加価値をつけようという配慮なのだろうか。 -
次の地獄にむかう道沿いに注意書きの多い交番のような建物があった。
成田山不動院別府別院。 -
不動明王を中央に、薬師如来、吉祥天、恵比須大黒、さらには布袋様に白蛇神まで。狭い場所にこれでもかと押し込まれている。これほど多種多様な神様仏様がいれば、どんな願い事でも、いずれかの神様仏様が叶えてくれそうな気がする(誰かが対処するだろうと思い結局誰も助けてくれないパターンかも)。
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4ヶ所目は鬼山地獄。
地獄自体は池から湯気があがるだけで特別感はない。 -
鬼山地獄のウリはワニである。地獄の隣の池、というか、飼育場にワニが数十頭いた。
動かないからつまらない。もっとも、柵越しとはいえワニを挑発する勇気はない。 -
ワニのいる場所は動物園のバックヤードみたいな感じで、飼育場の水は湯気もい泥水で、地獄感はまったくない。「熱湯の池で暴れまわるワニ」というイメージでいるとがっかりする。
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鬼山地獄の裏手の看板。
鬼山地獄はクロコダイルパークと訳されている。中国語では鰐魚園と書くらしい。
パークって公園の意味だよね。たしかに、地獄という語感のイメージはなく、こちらの表記の方が実態に近い。 -
5ヶ所目はかまど地獄。
地獄の入場料は各施設450円。これに対して7地獄共通券は2200円(事前にホームページから割引券を印刷しておくとさらに200円引)なので、5ヶ所以上訪ねるならば共通券がお得。
購入当日と翌日の2日間有効なので、海地獄エリアと血の池地獄エリアにわけて観光することもできる。 -
かまどのオブジェもあったけど、湯気できれいに写真が撮れない。
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かまど地獄は泥、赤い池、白い池、飲泉、足湯など、色々なエリアがある複合施設。ひとつひとつの規模が小さい分、種類の多さでカバーしようという感じ。
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6ヶ所目は海地獄。
噴煙はここがいちばん大きかった。 -
海地獄には別府についてのちょっとした展示室が併設されている。ビジュアルだけでなく知識を頭に入れて地獄を巡りたいなら、最初に訪れるべき地獄だと思う。
他にも神社や大きな蓮の温室があった。血の池地獄のような赤い池もあった。総合力ではこちらの地獄がいちばんかなあ。 -
最後に訪れたのが鬼石坊主地獄。
実は鬼石坊主地獄とは別に坊主地獄というのがあってややこしい。
7つの地獄巡りが定番だが、これは7ヶ所の地獄が組合をつくって宣伝・運営しているもので、坊主地獄のように組合に入っていない地獄もあるということだ。
他の地獄も興味がなくはないが、一日で7ヶ所もまわったらお腹いっぱいなので、今回はパスすることにした。よって7つめの鬼石坊主地獄が最後の訪問。 -
鬼石坊主地獄は泥の中から球状のドームがポコポコ湧いているというもので、他の地獄の湯気モウモウとは異なる趣がある。
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中央で湧き出た泥が徐々に広がって、同心円状で模様になっていく様がきれい。なんだかひきこまれて、ボーっと見ていた。砂浜で波の満ち引きを見ているのと同じ感覚。
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余った時間を使って、海地獄エリアの奥にある明礬温泉にもいってみた。
こちらには湯の花をとるための小屋が展示されている。小屋の中に地中から湧き出る蒸気をためて、沈着した成分を湯の花に利用するのだ。今でも昔ながらの方法で湯の花をとっているそうで、このような小屋がいくつも並んでいた。一部の小屋は見学用に内部を開放していた。 -
明礬温泉を明礬地獄と呼ぶこともあるらしい。
さきほどの明礬小屋がならぶ光景には地獄というイメージはないが、バス停を降りたあたりは地面から蒸気があがって、それも硫黄のにおいが混じっていて、地獄感はあるなと思った。 -
湯けむり展望台からのながめ。
町のあちこちから蒸気があがっている。7つの地獄からあがる蒸気もこのなかに写っているはずだ。
湯けむりは他の温泉地でも見られる光景ではあるが、これだけ広範囲の場所からあがるのは別府温泉ならでは。
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