2023/07/27 - 2023/07/27
17位(同エリア66件中)
susuさん
コロナ禍前は祝日の多いGWと秋に旅行していましたが、転職して祝日が休みじゃなくなり、繁忙期の関係で冬と夏が旅行のタイミングに。6・7・8月の夏季に旅するのは26回目の海外旅行にして初めて。
夏旅と聞いて真っ先に浮かぶのはモンゴル!8月末には寒くなるモンゴルは観光シーズンが短く、まだ寒い春は嵐の季節らしいので、ずっと興味があったけど行けていませんでした。2020年GWに予約していたロシア・モンゴル旅行はコロナ禍でキャンセルになったし。
モンゴルに行ったら絶対したいのは、ゲルに泊まって星空を見ること。馬にも乗りたい。しかし定番のテレルジまでの公共交通機関は乏しく、テレルジ周辺のGoogle mapを拡大しても建物やバス停が何も表示されないので個人手配が難しそう。予約したフライトが早朝発着なのもあり、空港まで迎えに来てくれる現地ツアーを手配しよう。
タジキスタン旅行でお世話になったINDY GUIDE https://indyguide.com/に希望の内容(ゲルに3日くらい滞在したい)と空港発着日と予算(500USD)を書き込むと、半日後には9件のオファーがありました。「うちは田舎で空きゲルがあるよ、空港まで迎えに行くよ」くらいの軽い物から、詳しく旅程を組んでくれる旅行会社まで色々。予算は高めに500USDとしたつもりが、単純な民家ゲルホームステイならともかくあちこち連れて行ってくれる個人ツアーに1人参加だとそれでも少ないみたい。ホームステイも魅力的だけど、今回はあちこち行くツアーがいいな。
保留のまま一夜明けると、もう1件オファーが来ていてこれが予算も内容も理想通りだったので、10%のデポジットを払って予約しました。テレルジに行くツアーも含め3コースから選べましたが、迷った末にハラホリン(カラコルム)方面に行くコースを選択。モンゴルに行ってテレルジに行かないことになるとは思わなかったけど、まあハノイに行ってハロン湾に行かないことだってあるくらいだし。
フライトは直行便も同じくらいの価格でしたが、ソウルに寄りたいので敢えて乗継の長い経由便にしました。
成田~ソウル(チェジュ航空)
ソウル~ウランバートル、ウランバートル~成田(ミアットモンゴル航空)
計85,990円
7/25(火)成田→ソウル→ウランバートルへ
7/26(水)個人ツアー①(エルスン・タサルハイ砂丘)
7/27(木)個人ツアー②(ハラホリン)
7/28(金)個人ツアー③(フスタイ国立公園)→ウランバートル
7/29(土)ウランバートル
7/30(日)ウランバートル→成田
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ぐっすり眠って6時過ぎに目が覚めました。昨夜あんなに寒かったのにもう寒くない。いやだいぶ肌寒いけど半袖でトイレへ。草が朝露で濡れていて、カエルがピョンピョン跳ねる。
もう2晩シャワーを浴びていないけど逆に肌の調子がいい。フェイスシートで全身拭いてる。ずっとモンゴルにいるなら毎日シャワーを浴びなくても快適に過ごせるのかもしれないけど、私は真夏の東京とソウルを経てシャワーを浴びてないので今日こそはもう絶対浴びたい。 -
9時前にバイルが呼びに来て朝食へ。朝食会場は母屋のゲルですが、調理しているのは近くのコンクリート製の建物。
戸棚にはお茶のセットがあり、ストーブを点けている時に煮炊きくらいはするらしいけど、ゲルの中では基本的に料理をしないものらしい。冬はどうしてるんだろう。 -
パンとウルム(モンゴルの手作りバター)のシンプルな朝食。ウルムは半分液体で、バター部分は牛乳を温めると出来る膜の雰囲気がある。バイルの食べ方を参考にして、パンにたっぷり乗せて頂く。塩気はほぼ無く水分の多いウルムがパサパサのパンに染みて美味しい。癖の全くない優しい味。ブルーベリージャムを乗せるとさらに美味しい。バターよりはクロテッドクリームに近いような気がする。
追加で出てきたクッキーが巨大。これは市販品だと思う。甘食をクッキーにしたような大きさ。
食後に外に出る時にうっかりゲルの2本の柱の間を通ってしまってバイルに引き戻されました。あーっ通っちゃ駄目なんだった!うっかりしていました。申し訳ない。
モンゴルの遊牧民には独特な文化や風習があり、歩き方のそのページを読むのが昔から(行く予定なくても図書館で借りてくる)好きでしたが、最新の歩き方('20-'21)にはそのページが無いような?後年ゴールデンカムイを読んだらアイヌの文化と遊牧民の文化とで共通点が多くて驚きました。魔除けの目的で子供に汚いものの名前を付けるとか。直接的な関りは無かったろうに自然発生的に風習が似てくるのが本当に興味深い。 -
それから何故か家の人に挨拶とか無く車に乗り込んで出発。すると、これまで完全スルーだった番犬2頭が車の周りを跳ね回ってずっと付いてきました。これまで車で出掛けた時は何も無かったのに(むしろこの時までは関わりなさ過ぎて犬は1頭だと思ってた。そっくりな犬が2頭だったとは…)、今回は行ったら帰って来ないことが分かるらしい!…なんか過去の旅行先で全く同じことがあったな…どこだっけ。あっ!ドブロブニクの宿の猫だ!
それからまたオフロードを通って幹線道路へ。オフロードは本当に凄いアップダウンで朝食が出そうになります。
2日連続のエルスン・タサルハイ砂丘。まだ9時半なので観光客は少ないですが、既にお店は営業していました。 -
馬はラクダと違ってしゃがまないので、鐙(あぶみ)に左足を掛けたら鞍の前の出っ張りを両手で掴んで思いっきり体を引き上げる。正解は知らないけど意外とうまく乗り込めました。初めての乗馬、生き物に乗ってる感があって背筋を伸ばさないとグラグラする。
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鞍と手綱を両方掴むのが基本姿勢ですが、この状況では放しても問題無さそう。草原を馬に乗って走りたかったのに、女の子が引いて歩くだけ。やっぱりか、がっかり…。ここではキャメルライディングは砂丘を歩き、ホースライディングは草原を歩く。
うーん、つまらん。同じ歩くならラクダで砂丘の方がまだ面白いだろうな。モロッコのラクダみたいに移動手段として乗るなら楽しいけど、ぐるっと一周するだけではワクワクしようがない。馬の鬣は前髪以外は短く刈り込まれているのが分かったのだけは興味深かったです。母屋のゲルの天井から下がっている縄に、馬の鬣らしき毛束が挟まれていました。これもゲン担ぎか何かだったはず。 -
コースの草原にはモンゴルらしいものが色々あるので、空港からここに瞬間移動すればもっと楽しいと思う。車移動してたらある程度見慣れる光景だから…。
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でもこの車は珍しい。軍用?ゲル代わりの家?
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15分くらい歩いて終了。ズボンが藁まみれになりました。
モンゴルで乗馬はいずれリベンジしたいな。 -
ところで現実から目を背けてたけど、あのどす黒い雲はハラホリンの方向じゃない?どうなる今日の天気。
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バイルが「アイラグ(馬乳酒)飲む?」と言うのでチャレンジ。
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ポリタンクからカップに注いでくれました。バイルが英語で説明する時にホースミルクワインと言ってた通り、確かにワインっぽい。強めの酸味があってアルコールの味があり、ワインが飲めない私からするとむしろワインより飲みやすい。意外と癖も匂いも無かった。度数は1度とかで酔う程ではない。
飲み干したけどお替りする程ではないのは、単純に私が酒が好きじゃないからだと思う。モンゴルには馬乳酒だけ飲んでひと夏過ごす人もいるらしいけど、凄く栄養豊富らしいしそれもありかなという感じ。 -
バイルが自宅用に1本購入。アイラグは常時発酵し続けるので、ボトルがパンパンになったら蓋を緩めて炭酸を逃がす必要があるとのこと。
その作業を任され、景色を見る合間にボトルを触ってみて蓋を緩めては締めるの繰り返し。景色を見ていると時間を忘れるので、どのくらいのペースで開けたか分からないけど10分に1回くらいかなあ。ボトルを凹ませて出来るだけ空気を減らすけど、気温が高いのですぐにパンパンになります。繰り返すボトルの開け閉めで指が痛くなりました。
一緒に写ってるのはバイルがくれたおやつ。 -
アイラグの面倒を見ながら只々景色を眺める。ずっとこうしていたい心地よさ。
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たまに高速道路の料金所のようなものがあります。バイルがお金を払う所もあれば払わず通る所もある。
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エルスン・タサルハイ砂丘から1時間ちょっと、11時にハラホリンに到着。ハラホリン最大の見所、エルデニ・ゾー。
モンゴルのバイカーは、なんかかっこいい。 -
四方420mを102基のストゥーパが囲んでおりとにかくだだっ広い。敷地内もモンゴルの草原。
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エルデニ・ゾーは1586年創建のモンゴル最古の仏教寺院です。
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ゾーはチベット語で寺や仏像、エルデニは古代インド語の「宝」が訛ったものだそう。
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敷地内は入場無料、メインの3つの寺の入口にチケットオフィスがありました。自分で払ってないので幾らかは分からない。
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どの建物も細部まで凝っています。
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エルデニ・ゾーは18世紀には敷地内に62の建物があったそうですが、1939年に独裁者チョイバルサンの命でこの3寺(ゴルバン・ゾー)といくつかの建物を除いて殆どが破壊されました。社会主義国家はこういうことがあるんだよな。だから敷地の殆どが草原なのか。
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そういうものなのか、この中では英語とほんの少しの日本語を話す若い女の子がつきっきりでガイドしてくれました。
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イチオシ
撮影料を払っていないので内部の写真はありません。3つの寺それぞれに大きな3体の座像があり、中央はどれもブッダ。それぞれ青年、壮年、老年のブッダで左右の2人はその年代の関係者だったかな…。お顔で年代の差は正直よく分かりませんでした。どれも若いというか同じというか。
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内部は美術館のようで、座像の他にタンカ(仏画の掛け軸)や地獄絵、仏像等が飾られていました。おどろおどろしい地獄絵はインドっぽいけど、隅に馬や牛の集団が描かれているのがモンゴルらしい。家畜も地獄に行くのか。
あとガイドの女の子が言うに、仏像が性的なのがモンゴル仏教の特徴らしい。1つだけ親が子供を抱っこしてるような像があったけど、男女だったのか。体格差が凄い。 -
真ん中の寺の屋根に象が。どの建物も瓦とか壁とか全体的にカラフルで可愛い。
これを撮っていたら女の子が解説してくれたけどなんだっけ。私の英語力の低さもあり、更に専門用語も出てくるので分からない部分が多いけど分かったふりでうんうんと聞きました。だって有難いし。 -
にしても暑い!今朝の雲は一体どこへという快晴で強烈な日差し。
昨日は日傘をさしていましたが、今日は馬に乗ったりお寺に行くので帽子にしました。というか日傘昨日風で折れたし。これはモンゴルの風が強い訳ではなく、私の軽量日傘が脆過ぎた。普段からそよ風でひっくり返る傘なので。 -
3寺の周囲を広く囲むこれは家畜避けだろうか。この中にまで入ってくるとはあまり思えないけど…エルデニ・ゾー自体は町中にあるし。
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ゾボルガン塔。堕落した僧侶たちを戒めるものらしい。
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風景写真のポスターをキャンバスに張ったようなものを売っていました。
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イチオシ
エルデニ・ゾー内の現役のお寺、ラブラン寺。これも破壊を免れた建物。結構遠くまで、内部から力強い読経の声が聞こえてきます。
手前の鼎には漢字、モンゴル文字(縦書きのカリグラフィーみたいなやつ)、あとヒンディー語みたいな文字が浮き彫りされており、漢字で中華民国と書いてある。 -
いいのかな…と覗くと中に入ってOKらしい。とはいえ長居は出来ず読経の中をそっと一周して外へ。
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敷地内で2つマニ車を見ました。チベット仏教だなあ。
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バイル曰く、羊を5頭一度に調理するのに使っていた鍋。
手前の鍋を覗き込むと中には水が溜まっており、鳥の風切羽が浮いていました。奥の大きい鍋には乾いた土砂が溜まっていて、何故か包み紙のままの新しそうな飴がパラパラ投げ込まれていました。こういうのにお金が投げ込まれているのは珍しくないけど、飴は初めて見た。 -
イチオシ
1時間で一通りを見て回りました。もっと時間を使って四隅のストゥーパを一巡するのもいいと思うけど、暑いしいいかな。
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入り口脇にある土産物屋さんのゲルで、ポストカードを2枚購入。2枚で1,000Tg(約42円)と安い。
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イチオシ
外から見るとストゥーパの存在感が圧倒的なエルデニ・ゾー。中から見るとこの巨大ストゥーパが凄く小さく見えるくらい敷地が広いんだよな。
伝統衣装を着て写真撮影をしている人達。 -
敷地も広いけど敷地の前も広いのよ。
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鷲か鷹(区別付かない)を腕に乗せて写真撮影。腕を上げ下げして羽を広げさせシャッターチャンスを作る。
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甲冑を着て撮影できる。
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同じ店構えの土産物屋やカフェが、広場をぐるりと囲んでいます。
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暑くて喉が渇いたので店に寄る。冷たいスムージー(他のお店にあった)でも飲みたかったけど、バイルに連れて来られたお店はこんな感じ。冷たいドリンクは缶かペットボトルかあ…せめて見たことないものをということでLet's Beという缶のラテ(2,500Tg≒104円)を購入。なんとロッテ製。
UCCの缶コーヒーくらい甘い。 -
伝統衣装を着た一家。光沢のある生地で、昨日ゲルのお婆さんから買ったポーチは、こういう晴れ着の端切れで作ったものなんでしょう。
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それから車に乗ってエルデニ・ゾーのすぐ隣(北西)の原っぱへ。
えっ何ここ?入口はフェンスで仕切られてるけどその先には草原があるだけ。
目的地が分からないままバイルと草原を歩く。草原にはトノサマバッタ系のバッタがいて、ギチッギチッと羽を鳴らしながらブーンって感じで飛ぶ。ギチッ…ギチッ…と一定間隔で羽ばたいて上下しながら、かなりの距離を一度に飛ぶみたい。着地することなく100mとか普通に飛びそう。 -
あれが目的地かな?白いステージみたいなものがある。
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その手前に亀石。亀石は石碑を立てる台座だそうですが、上の部分は残っていません。ハラホリンにはこれを含めて3体の亀石があるそう。
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全く人がいないのに結構な品揃えの土産物屋がありました。
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ステージの上はこんな感じ。見た限り一切何も残ってないけど、何か…柱の跡でもある風に囲んである。
そうか、ここがハラホリン発祥の地か。モンケ・ハーンの寺址。何も残っていないのは、ここからエルデニ・ゾーの資材を調達したせいらしい。 -
イチオシ
ステージの後ろに小さい建物があるけど、これは後から造ったものだろうな。
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日に焼け色が薄くなったボードがあるので、ここが史跡だと漸く確信が持てました。
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亀石の周りは穴だらけ。モグラかな?
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客が私達しかいないのもあり、一通り土産物を見て回る。お店の人が「こんにちは」と挨拶してくれました。
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イチオシ
家畜の骨や角で作ったらしいものもあってモンゴルらしい。
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イチオシ
またバッタの飛ぶ原っぱを歩いて戻る。この頃には他の観光客もポツポツ来ていました。
駐車した後の車内はまさに夏の車内という感じでとても暑い。窓を開けて走るとすぐに涼しくなる。2時間近く車内に放置したアイラグのボトルを緩めたら、シュワシュワ溢れて止まらなくなりました。バイルが慌てて空のペットボトルを濯いで移し替える。こうして私が世話をするボトルが2本に増えたのだった。 -
ランチと博物館どっち先に行く?と訊かれ、13時前だけどまだお腹空いてないので博物館へ。
博物館の入口で巨大チェスをやっていて凄く邪魔。博物館にはここからしか入れないのに、なんでよりによってここにボードを?いくらでも土地あるのに。 -
カラコルム博物館。バイルに博物館に行くと言われて、えっ何の博物館?という感じでしたが、ここもハラホリンの定番観光スポットらしい。
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世界の観光スポットでよく見るこれ、世界の都市じゃなくて国内の市町村バージョンは初めて見たかも。流石モンゴル、国内でも距離が遠い。
ウランバートルまで360kmか。日本でいえば東京~仙台が350kmらしい。 -
入口のプレート。カラコルム博物館は日本政府の無償援助で作られ、両国の研究者の共同研究が展示された博物館だそう。だからか、トイレがTOTOでめちゃ綺麗な水洗でした。入場料は大人10,000Tg、展示物の撮影料は別なのでここも写真はありません。
展示されているのはハラホリン(ハラホリン=カラコルム、カラコルムは古い呼び名らしい。モンゴル帝国のかつての首都)から出土されたもの。布や木製の出土品も展示されており、ボロボロを通り越して粉々でよくこれをとっておこうと思ったなというレベルのものが多かったですが、きっとモンゴルの風土だからこそ残った貴重なものなんでしょう。常設展には日本語併記もありました。 -
ハラホリンは一通りの機能が揃った地方都市だけど、高い建物が無くて空が広い。
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街中のレストランで食事。初め右のお店に入りましたが満席で、すぐ隣の青い建物へ。
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昨日の食堂よりはレストラン寄りの雰囲気でしたが、ここも席ではなくカウンターで注文する方式。料理は席に運んでくれます。
メニューは写真つき。昨日バイルとホーショールの話をしていたので勧められましたが、暑くて揚げ物を食べる気分じゃないなあ。
ということでモンゴルの水餃子、バンシタイ・シュル。シュルはスープという意味で、バイルはゴリルタイ・シュル(汁うどん)。うどんか餃子かの違いで後は同じ内容。
塩味のあっさりしたスープで、具は歯応えのある羊肉がたっぷり。餃子の中身は羊肉を小さめに刻んだもので、具と餃子の中身が全く同じ!(笑)餃子の方が細かい分食べやすいけど、どっちも美味しい。肉は血管の穴らしきものが見えて日本のスーパーで売ってる肉と違い野性味を感じるけど、羊肉の癖も無く美味しい。噛んでるうちに口の中の水分がなくなるくらい硬い肉ではある。癖が無いので羊なのか牛なのか(ヤギだったら食べたこと無いから私にはわからない)わからず食べてたけど、数時間後の後味でああ羊だったんだなという感じ。 -
それから銀行へ。日本円を両替することも考えてたけどATMしか開いてない、まあいいか。
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1,500,000Tg(61,929円)おろしたら札束が分厚くて財布に入らない(笑)モンゴルの最高額紙幣は20,000Tg、850円弱。
予約時に10%を先払いしているので、ツアー料金の残りは450USD。今1,000,000Tg(約41,286円)をバイルに支払い、残りは明日で。 -
ガソリンを入れて一路ウランバートル方向の東へ。今夜はホスタイ国立公園の辺りに泊るそう。
何もない草原が続いても、命綱なのでたまにガソリンスタンドがあります。 -
モンゴルといえば地平線のイメージもありますが、意外と山や丘が多くて本当に平らな所は少ない。3日間ドライブして見たのはここくらい。
地平線までの距離は4kmくらいだと聞いたことがある。 -
電線が通ってない所が多いけど、ソーラーパネルがあるので電気が使える。
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イチオシ
ウランバートル~ハラホリン間をドライブしていて一番気になったのは、学校はどうしているのかということ。昨夜のゲルに赤ちゃんはいたけど就学児はいなかった。観光地では子供を見るけど学校が休みか休みをとっているんだろう。
草原には学校らしき建物も、数十人以上の子供達が集まれそうな大きな建物も、少なくともウランバートル~ハラホリン間の360kmの間にはほぼ無い。今時ならオンライン授業もあり得るけどどうかな…都会に出て寮生活なんだろうか。 -
電柱があると珍しくてテンションが上がる。
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街道の町の隣にゲルが並んでいました。看板のある所は飲食店とか商店のようだ。
後ろにエルスン・タサルハイ砂丘の一部が見えています。 -
イチオシ
ランドマークのような岩山と沢山のゲル。宿泊施設かな。
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電線の終着点、変電所。
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紫色の花畑。何ていう花かな。
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冬でも目立つようにか、街道の町の建物はどこもカラフル。
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あっという間に通り過ぎてしまうので、唯一撮影できた路肩のオボー。あとモンゴル文字の看板。モンゴルではキリル文字が使われていますが、縦書きのモンゴル文字も学校で習うので皆読み書きできるらしい。空港のツーリストインフォメーションのハンダムさん曰く。
もう1つ、あっという間に通り過ぎてしまって撮影できなかったものといえば、平地にとまっている猛禽。鳥は普通高い所にとまっているものですが、草原には高い所が無いので道路脇の畔に佇んでいるのをよく見かけました。最初見た時は「こんな所に鷲とかいる?!」と疑って剥製かと思いましたが、冷静に考えると剥製がこんなところに置かれている方があり得ないのだった。 -
昨日来た道を戻っているので、たまに見覚えのある景色を通るけど、道の反対側なので新鮮。
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幹線道路はほぼ直線なのでカーブは珍しい。
このように、渋滞する程ではないけど対向車が邪魔でシャッターチャンスを逃すことがある程度には車通りが多い。モンゴルのドライバーは、ヒヤッとする場面でもクラクションを鳴らさないのが特徴的でした。ウランバートルでは流石に聞いたけど。 -
進行方向の雲行きが怪しい。じっと見ていたら稲光が!
思わず「Thunder!」と声を上げたら、放っておいたら何時間でも黙って景色を見ている私が声を発したのが珍しかったのか、バイルが路肩に停めて聞き返してきました。いや雷がね…。 -
イチオシ
しかも何故かそこからUターン。えっどこ行くの?というか反対側の景色めっちゃいいな!!
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ホスタイ国立公園への分岐点を丁度通り過ぎていたところだったらしい。なんという偶然。
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MAPS.MEのホスタイ国立公園のアイコンは、幹線道路から20kmくらい南に外れた所にあります。実際は公園の入口自体は10kmちょっとの所にあり、そこまで奥に行くことはありませんでした。
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今日こそはシャワーを浴びたいので、泊まる所まで電線が通っていてくれよ、頼むぞ~!という感じ。
草原の電柱はこのように、腐食倒壊防止のためか足元はコンクリートになっています。この辺りではこういうクルクル回る風力計?が設置されている電柱もちらほら。 -
ここもやはりアップダウンの激しいオフロード。轍の分岐が沢山あって、何度か道を引き返しました。
道中に何か所か、ゲルを敷地内に並べた宿泊施設がありました。観光客向けのキャンプサイトみたいな感じ。こういった施設はハラホリン市内からちらほら見かけます。 -
ゲルが4棟くらいの民家に停まったので、今日の宿ここ?絶対シャワー無い…と絶望しましたが、道を聞きに行っただけでした。
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この民家は犬のブリーダーらしく、広大なケージで1頭ずつ犬を飼っています。
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めちゃ好奇心(警戒心)旺盛で吠えてくる。広くて環境が良いので、これなら流石に犬の飼育に厳しいドイツ人もニッコリでしょう。
バイルもお金を貯めて子犬を飼いたいんだそうですが、なんとモンゴルの犬は、日本のペットショップで買うのと変わらないくらい高額らしい。今回旅行して分かりましたが、モンゴルはインフレが進行していて物価が日本とそう変わらない。月収は日本より少ないらしいので、どうやって生活しているのか疑問なくらいです。 -
着いたのは大きな宿泊施設。大型の観光バスが停まっていて、シャワーありそう!
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ホスタイ国立公園の入口でもあるようです。このゲートの奥がホスタイ国立公園、左手が宿泊施設。
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バイルに案内され奥の建物へ。敷地内には沢山のゲルや3階建てくらいのホテルらしき建物が数棟あり、この建物自体もホテルのようで部屋が並んでいます。バイルはマネージャーと話すということで、建物内のレストランで待つように言われましたが、西洋人観光客の団体が歓談するレストランにアウェイ感があり外に座って待つ。
ゲルに泊まれるのかな、この建物内の部屋でもいいな、室内にシャワーありそうだしとワクワクしていましたが、戻ってきたバイルが告げた言葉は「満室だって」。はあー!!?予約してないんかいっ!!
それから別の宿を探すということで車で引き返す。オフロードの途中で車を停めて外で電話しているバイル、成すすべなく雲を眺める私。もう19時になるんだけど、オンシーズンにこんな時間から部屋が見つかるのか?暫くしてバイルが戻ってきて「ゼブラが見られる時間が決まっていて、今夜これからか明朝6~7時じゃないと見れないんだけど、どっちがいい?」……はあ?何の話だ?宿を探してたんじゃなかったの?!とりあえず今から行くのはきついので明日で。夜じゃあ私のカメラで上手く写せなさそうだし。ってそれどころじゃないわ、今夜の宿は?!っていうかゼブラって?!モンゴルにシマウマがいるの?!
明日と告げると「OK!」と言ってUターン。さっき満室だった宿泊施設に戻ったので、えっもしかしてやっぱりここに泊まれるの?と期待したら、ディナーだと。ご飯かよ~!!宿決まってないのに食べてる場合じゃないんだけど~! -
嘆く私をあしらいながらさっきのアウェイレストランへ。カウンターで注文しようとして何やら揉めているので、食事もダメなのかと思ったら、今日はチキンの料理しか出せないそう。他の客が食べてるやつね、美味しそうだと思ってたよ。OKOK。
もうくたびれて、運転してさらにくたびれている筈のバイルにセルフサービスのコーヒーを淹れさせてしまう。バイルはバイルで申し訳なく思っているのか、砂糖は何杯?ミルクは入れる?と甲斐甲斐しい。
高級感があるとまでは言わないけどリゾート地っぽいレストランで、食前に何やら籠に入れたマシュマロのようなものをトングに挟んで差し出されました。洗ってない素手で持つのに抵抗を感じつつ受け取り、ちょっと齧ってみると濡れた紙おしぼりでした。一人でうける(無表情)。使ったおしぼりは食前に回収。私には馴染みが無いけどどこを参考にしたサービスなんだろう。
すぐにチキンのプレートが運ばれてきました。パリッと焼かれてケチャップの香り。骨から簡単に外れる温かいチキンはオーロラソースの味で美味しい。バイルに「これ美味しいけどモンゴル料理?」と尋ねると、違うそう。西洋料理。だよね、モンゴル料理でチキンって見たことないもんな。そもそも肉汁が落ちると火が汚れるとかで茹で料理がメインだし。バイル曰く、モンゴルの人は20数年前までチキンを食べたことがなかったそう。モンゴルに家禽はいないけど、意外と卵は普通の値段で売ってるんだよな。輸入かどこかに養鶏場があるのか。
バイルも美味しいと言って完食していました。パンも気になるけど食べきれないので手を出せず。バイルに「今日こそはシャワーを浴びたい」と切々と訴えたら、今日の宿にはシャワーがあるから大丈夫だと言う。本当に信じていいの? -
それから、幹線道路から5kmくらいの所にある宿泊施設へ。敷地内にいくつも建物があって、シャワーありそう!でも本当に空室あるの?と疑り深い私。
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バックパックを車に置いたまま中へ進むと本当に空室あるみたい、っていうかガラガラ?もしかすると客は私達だけかも。
バイル曰くさっきの宿泊施設も普段は必ず空きがあるんだけど、今日はたまたま混んでいたみたい。 -
敷地内にコンクリート製のゲル風小屋が沢山並んでおり、扉を開けて固定されている所は空室らしい。母屋から原っぱというか花畑を突っ切って奥のゲルへ案内される。草がそこそこ長くてカエルも虫もいる、シャワー浴びた後ビーサンで歩けないなあと思っていたら、各部屋まで石の通路が張り巡らされていました。
窓があってフローリングで、ゲルとは別物のゲル風小屋。昨日の宿とは色々と環境が違ったので一概には言えないけど、普通のゲルの方が快適で好きだな。ドアには鍵があるけど建付けが悪く閉めるのが難しい。 -
宿の人に隣同士の2つのゲルのうちどっちがいい?と訊かれてどっちでもよかったけど、片方は網戸に穴が開いていたので開いてない方で。しかしよく見ると網戸の2辺が切れてヒラヒラしており全く意味がないのだった。
昨日泊まった辺りは全然虫がいなかったけど、ここは虫が凄い。窓を閉めて、こんなこともあろうかと持ってきたおすだけベープを連射。ワンプッシュで蚊がいなくなる系のやつですが、結局合計10プッシュはしたと思います。蠅、小さい甲虫、蛾…翌朝に窓際の床を見たら恐ろしい数の虫が落ちていました。こんなに虫の死骸を見るのは風の谷のナウシカかこの部屋かという感じ。 -
バイルが部屋にバックパックを運んでくれましたが、アイラグのボトルも一緒に持ってきました。一晩中ボトルを開けたり閉めたりしろってか!と抗議しましたが、ドライバーの部屋でこのボトルが見つかるとまずい(逮捕される?)と言う。なるほどね~!そう言われたら仕方ないね。揺れる車内じゃないのでキャップ緩めて被せて置いといていい?と提案して世話問題を解決。私賢い。
馬乳酒は子供も飲むらしいけど、扱いは酒なんだなあ。 -
早速シャワールームへ。敷地内の端から端という感じで100mくらい離れてるけど、確かにある!トイレもこの建物。
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トイレも綺麗な水洗で、一部の個室には空港以来の紙が置いてある!
タオルを持たずにシャワーに来てしまったので、服を洗うついでにタオルとして利用。部屋に戻ったらテーブルにさっきは無かったタオルが置いてありました。外鍵の意味ないな。
モンゴルの草原で過ごしていると、水道とか電気が通っているのが「一体どうやってるの?!」レベルで物凄く凄いことに感じる。水は地下400mからひいているという貼り紙があり、透明で綺麗な水。お湯が出る訳がないと思って水を浴びていましたが、途中からお湯が出ることに気付いてさらに感動。文明って凄い…でも今日一日暑かったので、最終的には自主的に水シャワーに戻りました。 -
モンゴル滞在中は特に虫いないなあと思いつつサラテクト(蚊よけのスキンガード的なやつ)を付けていましたが、シャワーで洗い流して付け直さなかったせいか、部屋に戻る際に滅茶苦茶虫に纏われました。サラテクト凄いな!7年前のスリランカ旅行の使い残りだけど。
昨夜星空をあまりしっかり見なかったので、今日は長く外にいようと思っていたけどこの虫では無理。 -
虫だけでなく、この宿のワンちゃんも凄く付きまとってきます。宿に来た時から翌朝のチェックアウトまで、夜中でも早朝でも外を歩いているといつの間にか付いてきてフンフン嗅いでくる。全然吠えないし滅茶苦茶人懐っこくて可愛いんだけど、音もなく忍び寄ってくるので本気でびびる。
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暑いけど閉め切った部屋でドライヤー。昼間ドアを開けっぱなしの割にベッドのシーツは清潔で快適なんだけど、暑い。寝苦しい。次第に暑さは和らぎましたが、結局昨日のように寒くなることはありませんでした。
電気を消してもなかなか寝付けない。たまに思い出したように虫の断末魔(羽音)が聞こえ、天井で何かがゴソゴソし、ゲルの周りに何かの気配と微かな足音が…犬だよね?犬でも怖い…。耳栓をして日付が変わった後に漸く寝付けたようです。
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旅行記グループ 初めての夏旅 モンゴル・ソウル
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