2023/07/26 - 2023/07/26
7位(同エリア42件中)
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susuさん
コロナ禍前は祝日の多いGWと秋に旅行していましたが、転職して祝日が休みじゃなくなり、繫忙期の関係で冬と夏が旅行のタイミングに。6・7・8月の夏季に旅するのは26回目の海外旅行にして初めて。
夏旅と聞いて真っ先に浮かぶのはモンゴル!8月末には寒くなるモンゴルは観光シーズンが短く、まだ寒い春は嵐の季節らしいので、ずっと興味があったけど行けていませんでした。2020年GWに予約していたロシア・モンゴル旅行はコロナ禍でキャンセルになったし。
モンゴルに行ったら絶対したいのは、ゲルに泊まって星空を見ること。馬にも乗りたい。しかし定番のテレルジまでの公共交通機関は乏しく、テレルジ周辺のGoogle mapを拡大しても建物やバス停が何も表示されないので個人手配が難しそう。予約したフライトが早朝発着なのもあり、空港まで迎えに来てくれる現地ツアーを手配しよう。
タジキスタン旅行でお世話になったINDY GUIDE https://indyguide.com/に希望の内容(ゲルに3日くらい滞在したい)と空港発着日と予算(500USD)を書き込むと、半日後には9件のオファーがありました。「うちは田舎で空きゲルがあるよ、空港まで迎えに行くよ」くらいの軽い物から、詳しく旅程を組んでくれる旅行会社まで色々。予算は高めに500USDとしたつもりが、単純な民家ゲルホームステイならともかくあちこち連れて行ってくれる個人ツアーに1人参加だとそれでも少ないみたい。ホームステイも魅力的だけど、今回はあちこち行くツアーがいいな。
保留のまま一夜明けると、もう1件オファーが来ていてこれが予算も内容も理想通りだったので、10%のデポジットを払って予約しました。テレルジに行くツアーも含め3コースから選べましたが、迷った末にハラホリン(カラコルム)方面に行くコースを選択。モンゴルに行ってテレルジに行かないことになるとは思わなかったけど、まあハノイに行ってハロン湾に行かないことだってあるくらいだし。
フライトは直行便も同じくらいの価格でしたが、ソウルに寄りたいので敢えて乗継の長い経由便にしました。
成田~ソウル(チェジュ航空)
ソウル~ウランバートル、ウランバートル~成田(ミアットモンゴル航空)
計85,990円
7/25(火)成田→ソウル→ウランバートルへ
7/26(水)個人ツアー①(エルスン・タサルハイ砂丘)
7/27(木)個人ツアー②(ハラホリン)
7/28(金)個人ツアー③(フスタイ国立公園)→ウランバートル
7/29(土)ウランバートル
7/30(日)ウランバートル→成田
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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早朝4時前にウランバートルに到着。モンゴル入国はコロナ禍前発行の歩き方の情報と違い、入国カードも出国カードも不要になっていました。イミグレは指紋を取られるくらいで質問は特になし。
2泊3日個人ツアーのドライバー兼ガイドが4:30に迎えに来るのでそれまでにATMで現金をゲット。初めATMの使い方がよく分からず一度に10,000Tg(トゥグルク、400円ちょっと)ずつしか下ろせず困る。到着ロビーはWi-Fiが使えたので「モンゴル ATM」で検索して出てきたYoutube動画で下ろし方を確認、1万円弱のTgをゲットしました。手数料はかからないけど(って情報だったけど1回につき100円くらい取られてた)、レシートを出す場合は50Tg(約2円…って情報だったけどそれは取られてない)。
ちなみに歩き方にはトゥグリクと書いてありますがトゥグルクでした。 -
しかし待てど暮らせど迎えが来ない。INDY GUIDEのチャットツールで連絡しても一向に既読にならない。寝てるのか?1時間半くらい待ってるとツーリストインフォメーションが開いたので助けを求めに行く。INDY GUIDEに掲載されている番号に電話して貰ったらなんと現在使われておりません、ホームページは404!はあ~?!!インフォメのお姉さん(ハンダムさん)が諦めずにあちこちに電話したり検索したりしてやっと見つけたFacebookから連絡を試みてくれました。ええ~どうなってるのこれ…私詐欺に遭ったの…?ハンダムさんが合間にウォーターサーバーの水や私物らしきクッキーを振舞ってくれ、パンフレットを色々くれました。
ハンダムさんが首を振り振り電話しているのでもう絶望していましたが、なんとガイドと連絡がついたとのこと!1時間後に迎えに来るそう!!マジすか!!!もうダメかと思った!感謝を込めて到着ロビーのカフェのカフェラテ(9,000Tg≒373円)を奢らせていただきました。空港内は半袖でいられるけど、普段アイス派でもホットを飲みたい程度には肌寒い。
ハンダムさん曰く空港のツーリストインフォメーションの仕事は自由時間が多いそうで、空き時間は縫い物とかしてるそう。今回もひと段落したら車のシートカバーを縫い始めました。子供達の民族衣装(七五三みたいな)はお母さんが作るそうで、「日本人も自分で着物を縫うの?」と質問されました。いや~…。
それからモンゴルの色々な資料を見せてくれました。小中学生が社会の授業で習うような資料(全国の家畜の分布、企業の数とか)、各地の特色(一番寒くなるエリアはここ、恐竜の化石が出るのはここ、高い山脈があるのはここ)、ウランバートル観光の見所など。ハンダムさんは松たか子の「夢のしずく」という歌が好きで完璧に歌える。それからタイトルが分からないという日本の歌を鼻歌(うまい)から探ったりしました。ああ~絶対聞いたことある…なんだっけ凄く古い歌なのは分かる。「忘れられないの」という歌詞が頭に浮かんだので検索したら、ピンキー&キラーズの「恋の季節」だと分かりすっきり! -
8時前にシュッとしたイケメンが登場、ドライバー兼ガイドのバイル(仮名)。やり取りをしていたのは別の人(バイルのボス?)なんだけど、2人の間で連携が取れていなかったらしく謝罪されました。私はこの3日間の予定が空白にならなくて済んだのが嬉しかったので特に怒りはありませんでしたが、ハンダムさんが私の分までバイルに怒って説教してくれました。色々本当にありがとう!電話番号を教えてくれ、問題があったら電話するようにと最後まで親切にしていただけました。
左に立っているのは途中でインフォメに遊び(?)に来ていた女性。バス担当の職員だったんですね。この方は全く英語が話せないけど挨拶して別れました。 -
やっと出た空港の外は快晴!寒くも暑くもない。昨日は雨だったそうでラッキー。
数年前に新空港に移転したチンギスハーン国際空港。旧空港から名前ごと引き継ぎました。新空港とはいえ大きくはなく、ミアットモンゴル航空は機内誌に全就航都市(7都市、うち4都市は日本と韓国)の紹介記事を掲載できるくらい便が少ない。 -
空港周辺がいきなりモンゴル。草原とゲル!
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元々の旅程ではウランバートルに寄って朝食を摂る流れでしたが、お腹空いてないのでこのまま本日の目的地に直行することに。そもそも私としては空港での待ち合わせ時間はもっと遅い時間でもよかった。寝て時間潰すし。
「スーパーに寄る?」と訊かれたので特に必要なものはないけど水だけ買いたいと言ったら、トランクから水とジュースを出して渡してくれました。このツアー中の飲み物も料金に込みで、毎日何本か貰えました。 -
正面にウランバートルが見えてきました。
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ウランバートル手前の交差点を右に行くとウランバートル、左に行くとハラホリン方向ですが、その交差点の手前から渋滞が凄い。交通渋滞がひどいことで有名なウランバートル、ちょうど朝の通勤ラッシュのようです。
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新しくて立派な感じのマンション。
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モンゴルでは珍しい様式の建物。教会でもモスクでもないと思う。
モンゴルで宗教関係の建物といえばお寺。 -
ガソリンを入れてから西へ向かってひた走ります。
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幹線道路の状態は良く、常時100km/h超でぶっ飛ばしても揺れず快適。
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集落の前後は道が盛り上がっていて、自然と減速できるようになっています。
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郊外には工場のような大きな建物がありましたが、それを過ぎると建物が殆ど全くなくなりました。
空港からずっと車窓に釘付け。最初は遠慮して窓を閉めていましたが、景色が良すぎて途中から全開。寒いけど後部座席の窓を開けても運転席に風はいかなそうだし…えっバイル、エアコンつけるかって?冷房?! -
山頂に見えるのは草原の目印、オボー。石が詰まれ棒が立てられたストゥーパのような形をしています。路肩にもよくあるけど、あっという間に通り過ぎてしまうので写真は撮れなかった。
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幹線道路は谷にあるので、道沿いの所々に家畜の水場がありました。
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膝より高さがありそうな草を全く見なかったので、木が生えている一帯が見えてびっくり。そういえばモンゴルって木が全然生えてないな?!
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結構な急斜面の上に家畜が…あ、ヤギか。納得。
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家畜に食べられないようにガードされている木。
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1か所だけ水が道路にまで溢れている所がありました。昨日の雨のせいかな。夏のモンゴルは年間で一番降水量が多いらしい。
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やがて車窓は見渡す限りの菜の花畑に!夢中で写真を撮っていたら、バイルが路肩に停めて休憩をとってくれました。
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ここには柵がないけど、菜の花は自生ではなく栽培しているらしく、大抵の所は杭とワイヤー?で囲まれていました。
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西を見ても東を見てもずーっと続く菜の花。空から見てみたいな。
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ヒルガオのような花。えーと、歩き方モンゴル版の植物のページにも「ヒルガオの仲間」って書いてあるな。他の花はちゃんと名前が書かれてるのに。
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バイルは煙草。WINWINの休憩。
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イチオシ
菜の花の海。
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アスターアルビヌス、キク科の花らしい。日差しのせいか白く写ったけど実物はもうちょっと紫色。
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車はプリウス。エンストしたら死の冬のモンゴルで一番信頼されているのはプリウスらしい。モンゴルの車は9割がプリウスというのは、ウランバートルを見た限り決して大げさな話じゃないです。
私は初めて乗りましたが、エンジンかかった感なく何の前触れもなくスッと走り出すのがびっくり。 -
モンゴルの草原は一度耕すともう草が生えず農耕に向かないらしいけど、畑っぽい所がありました。色が違うし土を入れてるのかな。菜の花畑の他に麦畑らしき所を見ましたが、作業している人やトラクター的な車は結局一度も見かけませんでした。作業中も移動中も。端から端まで数kmのレベルで規模が大きすぎて、どうやって管理してるのか謎です。
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バイルは朝食をスキップしたことを気にしているのか、本人も朝食を抜いているのか早めに昼食を摂ることに。「モンゴルの食堂はオープンが遅いんだ」とすまなそうにしつつ、10時過ぎでも開いてるお店を見つけてくれました。幹線道路沿いには所々に街道の町という感じの集落があり、飲食店やトイレ、商店があります。
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メニューから好きなのを選ばせてくれました。って言ってもどれが何かわからないので、歩き方の料理のページを見せてあるものを教えて貰う。
ボダータイ・ホールガという炒めご飯を注文。このメニューの右、上から7番目。12,000Tg、約497円。 -
料理を待つ間にトイレへ。道の向かいにある建物、立地でタジキスタンを思い出す。ここは水洗だけど、大体どこでも紙は無いのでモンゴル旅行にトイレットペーパーは必須。
モンゴルといえば青空トイレも聞きますが、ウランバートル~ハラホリンに関しては所々に街道の町があるので一応トイレの心配はない。でもたまにモンゴルの人が車を停めて草原にしゃがんでいるのは目撃しました。草が短いように見えて意外と十分な高さはあるので見たくないものを見ずには済んだ。 -
街道の町。
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オレンジ色の建物がレストランで、同じ建物にスーパーも入っています。
昨日の雨はよほどハードだったのか大きな水溜りが。 -
バイルがスーパーで買い物してる間に見て回る。後でコーラやお菓子をくれました。
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袋飴とか私好みのお土産なんだけど、モンゴル製じゃなさそうだなあ。
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食堂はカウンターで注文して取りに行くスタイル。モンゴルのミルクティー、スーテイ・ツァイは巨大なポットに入っているのをバイルが注いでくれました。おおっ白い!ミルクティーというよりはミルクをお湯で割ったような色。味もそんな感じでお茶要素は薄く、塩気もそんなに無くてミルクスープという感じ。全く癖が無く何の抵抗もない。スーテイ・ツァイは飲む機会がとても多く、日本でいうと味噌汁兼お茶みたいな存在なのかな。
ボダータイ・ホールガは牛肉の他に色々野菜が入っていました。若干スパイシーで胡椒…いやソースで味付け?炒飯ほどパラパラじゃなくて若干水分がある感じ。メニューの2人前っぽい項目に載っているので覚悟していた通り、ボリュームがありましたが美味しく完食。
バイルが注文したのはゴリヤシ、つまりグヤーシュ。グヤーシュって日常食になってる国が一番多いヨーロッパ料理のような気がする!見た目は蒸しパン的な物も乗っててチェコのヴェプショ・クネドロ・ゼロみたい。 -
満腹になって再び出発。
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イチオシ
昨日殆ど寝てないけどうっかり寝ないようにしないと。
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だって景色を見逃したくなさすぎる!
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湖なのか湿地なのか…
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橋があるから川?
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PAで支払いについての話。INDY GUIDEでのメッセージのやり取りではどの通貨での支払いでもOKとのことだったので日本円で払うと伝えていたけど、バイルは聞いてないと言う。Tg払いだとそんなに現金持ってない。この先ハラホリンまで銀行が無いそうなので、明日以降払うということで合意。信用してない訳じゃないけど一括で払うのは不安があるので、明日と明後日で分割にして払うことにする。
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ずーっと見てても飽きない車窓、何か景色に変化があるとすぐに気付く。
あの白い部分、砂?エルスン・タサルハイ砂丘は全長80kmあるらしいのでその一部かも。 -
たまに家畜が道を塞ぎます。
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他の国でも放牧はよく見るけど、モンゴルの遊牧は何か違う。家畜を見てる人間や牧羊犬がいない。稀に馬やバイクに乗った人が一緒に走ってるけど基本は家畜だけで歩いてる。どうやって管理してるんだろう。
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イチオシ
雲が出てきてますますフォトジェニック!あと日差しを遮ってくれて有難い。
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トイレ休憩、扉が無い!(爆笑)ここが今旅ワーストトイレ。しかし扉があったら臭いがこもって地獄だし正面は何も無い草原なのでこれで正解な気がする。
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イチオシ
MAPS.ME上のエルスン・タサルハイ砂丘アイコンの手前で幹線道路を外れて、草原のオフロードに突入。何事?
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馬に乗って遊牧中の少女に何やら道を尋ねている。
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幹線道路と違って草原の道は、道を車が走るというよりは車が通った所が道になったという感じ。
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イチオシ
ランドマークっぽい岩山の周りをぐるぐる。
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イチオシ
エルスン・タサルハイ砂丘の入口は幹線道路沿いっぽいのに、何を探してるんだろう。
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辿り着いたのはゲルが10棟くらいと小さい建物がいくつかある民家、今日の宿かあ!家族経営のゲルにホームステイできるみたい。
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まず母屋のゲルに招待されて、スーテイ・ツァイとお菓子を振舞って頂けました。巨大ポットも白いスーテイ・ツァイもお昼のお店と全く同じ!
蜂蜜っぽい飴を頂きましたが、飴に混ざってる自家製チーズのアーロールを頂くべきだった。次回チャンスがあれば。 -
家具がお洒落~!仏壇か神棚的な物も。真夏なので使ってないけどストーブもあります。
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それから私が泊まるゲルに案内してくれました。ゲルの扉は屈んで潜る高さで、さっき母屋に入る時に思いっきり頭をぶつけたし、この日5回は頭をぶつけました。その後はいい加減慣れてぶつけなくなった。
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母屋より小さいゲルだけどベッドが4台も。ここを私一人で使っていいそう。
ゲルのサイズは側面の格子の部分の枚数を増やすことで調節できるらしい。 -
トイレはある(左)けどシャワーは無いだろうな。
トイレは水洗ではなく、紙は持参。夜は灯りが無いので扉を閉めると真っ暗になります。 -
水道は無いというかあるというか、大きな甕から蛇口の付いた入れ物に水を汲んで水道のように使える。勿論沢山使えない(何も言われてないけど常識的に)のでトイレの後に手を洗うのに使うだけ。水道水みたいな透明な水だけどどこから調達してるんだろう。
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イチオシ
母屋はゲルの側面のロープを洗濯物干しにしています。よく乾くだろうなあ。私も洗濯したいけど我慢。
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自分のゲルで一休み。ゲルの中央には柱が2本あり、重りで天井を引っ張って固定してるみたい。この重り、何やら表面に模様が彫られた石なんだけど、歴史的に物凄く貴重なものだったりするのでは?
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天窓の半分に布がかかっていないだけで十分明るい。夜にこの天窓を覆ってくれましたが、ゲルは思った以上の気密性でドアを閉めると真っ暗でした。
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外は日差しが強くて暑いけど、ゲルは涼しくて快適。開けっ放しでも虫とか入ってこない。
数日過ごして気が付きましたが、モンゴルには(この辺には?)鳴く虫がいないようだ。木が無いからか蝉もいないので昼間も静か、夜も静か。カエルがいるけど(後述)鳴かない。そこが日本の夏と特に違う感じ。 -
直径100mくらいの敷地の北は草原で、馬が繋がれていました。
バイルに50,000Tgでラクダに乗れると言われて一旦OKしたけど、私は馬の方に乗りたいので馬に変更して貰う。しかし予約時のメッセージで馬やラクダに乗る代金もツアー料金に込みと書いてあったのでその旨をバイルに伝えると、「マネージャーに確認する」と言われてそれっきりに。 -
馬乗りたいなあ。
ちなみに「シャワーを浴びたい」と言ったら別料金で他のキャンプサイトのを使えるようにしてくれるとのことでしたが、結局それも有耶無耶に。 -
ご近所さん。
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ゲルがあったらしい跡。
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敷地の南にはエルスン・タサルハイ砂丘が見え、ラクダと牛がいました。
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別行動していたバイルもこの辺りで景色や動物の写真を撮っていました。バイル曰く、牛のお父さん、牛のお母さん、牛の子供それぞれに名前があるそう。ペットのような固有の名前かと思ったら、「父牛=この名前」という感じで決まっているらしい。ラクダや羊など他の家畜もそれぞれ立場ごとに名前があり、1歳の子牛、2歳の子牛など年齢でも別の名前があるそう。一通り聞いたけど全然覚えられなかった。
日本語は雨の呼び方が他の国より多い(時雨とか五月雨とか)と聞くけど、モンゴルは勿論家畜関係なんですね。 -
馬と違って繋がれておらず、ラクダも牛も人懐っこく寄ってくる!
ラクダって正面から見ると笑ってるというか、サカバンバスピスみたいな▼こんな口をしていて何を考えているのか分からない感じ。可愛いけどズイズイ来られるとちょっと怖い。 -
ヒトコブラクダはモロッコで見たけど、フタコブラクダを見るのは初めて。
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歩くたびにコブが左右にプルプル揺れる。栄養過多になったらコブもパツパツになるのかな。
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バイルが敷地に生えてる触ったら危険な植物を教えてくれました。トゲがあって触ると痛いそう。アザミの一種かな。
「砂丘行く?」と訊かれ、近くに見えるので「歩いて行ける?」と確認し、ゲルを私物のダイヤル錠で戸締りしてから坂を下っていくと、途中に湿地というか途切れ途切れの川があるらしいのが見える。渡れるのかこれ?ということでやっぱり車で行くことに。 -
エルスン・タサルハイ砂丘自体は広大ですが、観光地になっているエリアは一部のよう。入口があるけど入場料とかは無し。
道がぬかるんでるけど砂だからか弾力のある泥になっており、靴は汚れない。 -
馬に乗れたり、
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ラクダに乗れたりします。
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観光客が多く、土産物屋もあり。アイラグ(馬乳酒)を売る車も並んでいました。
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エルスン・タサルハイ砂丘は細長く80kmもあるので、縦に見るとどこまでも砂丘が続いています。
草原に木が無いのにここには枯れ木がある不思議。 -
南には山が見える。
どうしてここだけ砂なのかというと、昔は湖だったかららしい。 -
イチオシ
北は草原。ここだけ砂丘なので、そりゃあ観光客が集まるなあという感じ。
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ずーっと先まで歩いて行けば、足跡の無い無垢な砂漠が楽しめると思います。
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窪みに水が溜まっています。レンソイスもこんな感じなのかな。砂って意外と水が染み込まないんですね。
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砂は白っぽくて足がどんどん沈んで歩きにくい。水分を含んでいる所は歩きやすい。
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駐車場近くの水溜りで服のまま泳ぐ人達。海のないモンゴルのビーチですね。
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浸水している駐車場。
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飲食店。
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またオフロードを通ってゲルに戻ります。
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自分のゲルに戻って寛ぐ。聞こえるのは風の音と、遠くの人の声だけ。砂丘に行っている間に他の宿泊客が到着したみたい。
遊牧は毎年同じ所に季節ごとに戻ってくるらしい。1年乾燥させると燃料になる家畜のフン等の貯えがあるので、どこが誰の場所という暗黙の了解があるそう。場所は同じでも草原のオフロードは毎年ちょっとずつ変わるから、ここに着くのに道に迷ったんだと思う。
バイルに乗馬のことを改めて相談すると、明日もう一度エルスン・タサルハイ砂丘に行って馬に乗せるという。もう一回行くの?!でも私はただ馬に乗りたいんじゃなくて草原を馬で走りたいんだけど。砂丘の方は走り回る感じじゃないよね。今日乗りたい、他の宿泊客が今まさに宿の馬で乗馬しようとしているところで、まだ他にも馬がいるし。粘りましたが、結局有耶無耶になってしまいました。 -
ゲルで寛いでいると、この家のお婆さんが手作りのポーチを売りに来ました。モンゴル語オンリーだけど話は通じる。ポーチというか巾着のような造りですが口がしっかり閉まる感じではなく、あまり使い道は無さそうだけど1つ頂こう。モンゴルらしい柄の青いのにする。5,000Tg(約207円)。
モンゴル語は結局ありがとうしか覚えられませんでした。バヤルララー。モンゴル語は発音をカタカナ表記にするのが難しいっぽくて、バヤルララーも噛んで舌足らずになったらその発音が正解という感じ。「バヤゥララー」が実際の発音に近そう。 -
19時に母屋のゲルで夕食。食前にスーテイ・ツァイとお菓子の籠を勧められたのでアーロールいってみる。強く発酵させた硬いチーズ。カラカラに乾いていて初めは味がしないけど、噛んでいるうちに強い酸味が。結構癖があり、口の中の水分をとられる。スーテイ・ツァイに入れて柔らかくして食べたりもするらしい。翌日母屋のゲルの屋根で干しているのを見ました。
夕食は汁なしうどんのツォイワン。手打ちらしい短い麺に、羊肉と野菜が入っています。塩のみのシンプルな味付け。麺は乾燥気味、肉は歯応えがあり噛めば噛むほどという感じで、ジャガイモがしっとりして甘みがあり美味しい。 -
19時半過ぎでこの明るさ。
宿にはそっくりな犬が2頭いました。モンゴルの犬は牧羊犬ではなく番犬のようで、通常は客人に対してめちゃくちゃ吠え、車から「犬の口を抑えろ!」と怒鳴るのがモンゴルにおける来訪の挨拶らしいけど特に吠えられませんでした。 -
20時半過ぎ。
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イチオシ
エルスン・タサルハイ砂丘の方向。川が光って綺麗。
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敷地内の砂利道を歩いていると、何かがピョンピョン逃げていく。蠅かな?とよく見たら、砂まみれの小っちゃいカエルちゃん!何でこんな所に?!暑い昼間は土の中に潜っているのか。
日本のアマガエルと同じくらいかもっと小さく、ドチタノォ!ドコイクノォ!と奇声を発したくなるくらい可愛い。こっちが歩くと逃げるけど、歩かなければ逃げないのでじっとして写真を撮らせてくれる。地面と見分けがつかず一歩ごとに前でピョンピョン跳ね、踏みそうになるのでゆっくり歩きました。 -
イチオシ
空がピンク色に染まっています。
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モンゴルの草原って家畜以外の野生の哺乳類は全く見かけず、野鳥は沢山見かける。逆に家禽はいない。鶏とか飼ってないのはどうしてだろう。遊牧の完全放置だけでは育たないからかな。
ゲルにとまっているのは、カラスみたいな地味な見た目に反して珍しい鳴き声の鳥。キョウキャッ!みたいな甲高い鳴き声で、一定の間隔で延々と鳴き、同じ種類の鳥がキョウキャッ!とレスポンスし始めると(性別が違うのか声に個性がある)以降は短いシンプルな鳴き声を返す。何やら意思の疎通が図れたらしい。 -
日が暮れたら寒くなるのかと思ったらそんなこともなく、半袖で平気。宿の人がゲルの天窓を閉めて、ベッドの陰にあったバッテリー(昼間ソーラーパネルで充電してた?)を持っていく代わりに暖房器具(普通に電化製品)を置いてくれ、電球を点けてくれました。それから分厚い布団も。
日が暮れてもなかなか星が出ないのでもう寝よう、限界だ。 -
全く寒くなくてむしろもっと脱ぎたいくらいの気温だったので、布団をかけずに薄着で寝たら、狙い通り寒さで夜中に目が覚めました。急にさっむ!!時刻は日付が変わる前。たった3時間足らずでこんな冷える?慌てて荷物を漁るも、あれっ部屋着の長袖を持ってくるの忘れたみたい!思いがけずウルトラライトダウンの出番が。
着込んで外に出ると、星が全体的に出てるけどなんか遠いというか霞んでいる。うーん、思ったような星空じゃないな。雲は無いはずだけど。真っ暗で空は広いけど、星自体は東京の冬の方がくっきり見えそう。日没時に出ていた半月はどこかに沈んだみたい。コンデジでは全く写らず、星空写真は撮れませんでした。
震えながら布団を被って再度就寝。
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