北海道旅行（フェリー＆車）　その2

2022/10/20 - 2022/10/20

高齢の親を連れての北海道旅行

エリア 苫小牧(北海道)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: その他
• 利用旅行会社: JTB

寝にくいベッドのせいで、
疲れを残しつつ目を覚ましました。
バルコニーのカーテンを開けると、
海の向こうには陸地が見えました。
船内の案内によると青森県沖を航行中との事。
10月も末、そして海の上という事もあり、
窓を開けると凄い風で寒かったです。

特にやる事も無く、退屈な時間を船で過ごし、
14時くらいになってやっと苫小牧港へ入りました。
案内があって車に戻るのですが、
エレベーターが一機しか無く、非常に混みます。
しかし、部屋のグレードによって優先順位があり、
我々は上手いこと先に車にたどり着く事が出来ました。
ほどなく船のゲートが開いて、
案内の通り車を走らせると、そこはもう北海道。

苫小牧西港フェリーターミナル 乗り物

時間も早いので、少しでも観光しようと、
まずは支笏湖に向かいました。
支笏湖は水深363ｍで、
秋田の田沢湖に次いで二番目の深さを誇るそうな。
所どころ僅かに紅葉が始まっており、それなりに綺麗でした。
地図で見ると支笏湖はその周囲を回れるようなので、
湖周辺を回りながら本日の宿泊予定地、
洞爺湖に向かおうとしました。
したが、何と途中で通行止めがありました。
仕方なく元来た道を引き返す事に。

支笏湖観光センター グルメ・レストラン

次に向かったのは宿ではなく、昭和新山。
何故かというとそこは洞爺湖の直ぐそばにあるからです。
昭和新山は昭和19年（1944）、日本が太平洋戦争中に、
火山活動によって畑が隆起してできた日本で一番新しい山。
ちなみにその隣には有珠山があり、
昭和新山とロープウエイで結ばれています。
しかし時間は既に夕方で日も傾き始めているため、
ロープウエイは営業してませんでした。
残念。

有珠山ロープウェイ 乗り物

そして車で5分程度の所にある洞爺観光ホテルへ。
実は拙者、洞爺湖に泊まるなら子供の頃にテレビCMを何度も見て憧れを抱いていた「洞爺湖サンパレス」に泊まりたかったのです。
何故ならそのホテルはお風呂に特化していて、
幾つもの風呂があり当時「宇宙一の風呂」と豪語していたのです。
では、何故今回そこに泊まらなかったのかと言うと。
理由は後程。

洞爺湖温泉～中島遊覧船 温泉

部屋に案内されると和室ながらベッドある部屋を案内されました。
親はベッドの方が良いみたいなので喜んでいました。
しかし、ベッドの数は二つ。
つまり、拙者は敷布団ですな。

さて今回、憧れの洞爺湖サンパレスに泊まらなかった理由、
その一つがこれですな。
お風呂です。
せっかく色々とコロナ対策をしても、
お風呂で他の人と一緒になれば、風呂だけに全てが水の泡。
そこで貸切風呂のあるところを探した結果、
このホテルになったというわけです。
勿論別料金ですが、
露天風呂もあってゆっくり温泉を楽しめました。

このホテルを選んだもう一つの理由。
それが食事です。
他の人と一緒になりたくないので、
個室で食事をとれるところを探していたのです。
久しぶりに部屋でとる食事にいささか興奮ました。
美しく美味しそうな料理ですが、良くわからない物もあります。

しかし、おしながきがありました。
これを見ながら食事をいただく訳です。
このような料理を前にして酒を飲まない訳には行きませぬ。

拙者は「利き酒セット」なるものを注文しました。
たしか1500円だったような。
これがまた料理に合うんですな。

料理はそのあとも運ばれてきて、
最後は締めにデザートですな。
これはプリンとケーキ。
普段、甘い物をあまり食べない拙者なれど、
勢いで食べたらやはり美味しかったです。
しかし、高齢の両親はさすがに全てを食べる事は出来なかった様子。

腹がパンパンに膨れたところで、
ホテルの人から窓の外をみるように言われました。
すると洞爺湖に観光船らしき物が。

暫くすると有名な洞爺湖の花火が始まりました。
このイベントの事をすっかり忘れていました。
まだこの時期、
観光客を楽しませるために毎日やってくれるそうな。

思いがけず美しい花火が見られて、
とても得した気分になりました。

こうして北海道旅行二日目が終わりました。