2023/07/12 - 2023/07/14
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公共交通トラベラーkenさん
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この旅行記のスケジュール
2023/07/14
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とこなめ招き猫通り
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棚井戸の坂
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山善製陶の煙突
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一木橋
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鯉江方寿翁家之墓
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窯のある広場・資料館
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土・どろんこ館
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やきもの工房
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トンネル窯
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ボン・ベルル・マンセイ
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からくり時計広場
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白龍神社
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本町大正舘
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神明社
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土管坂休憩所
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でんでん坂
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俺の金の焼き芋
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この旅行記スケジュールを元に
2023年7月12日~14日の2泊3日で、岐阜と愛知に行ってきました。梅雨前線の影響で各地で激しく雨が降っていたのですが、幸い強い雨に降られることもなく、楽しい散策ができました。
旅行記その3は旅行最終日、岐阜を離れて愛知県常滑市を散策します。常滑といえば焼き物です。町中あちこちに陶芸のオブジェが飾ってあったり、窯の煙突が建っていたり、独特の風景を楽しめました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨日とほぼ同じメニューの朝食を食べて、ホテルをチェックアウトします。
本日は名鉄線に乗って常滑に行きます。 -
名鉄岐阜駅。
JR岐阜駅よりもこちらの駅周辺の方が栄えているようです。名鉄岐阜駅 駅
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電車で約1時間、常滑駅に到着しました。
とこなめ招き猫通りの坂道を進みます。 -
歩道の壁面にいろいろな招き猫が飾ってあります。
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壁の上部にチラッと耳が見えます。
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常滑市陶磁器会館に入ります。
ここに入って常滑の散策マップをもらって今日の観光スタートです。常滑市陶磁器会館 美術館・博物館
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煙突屋というカフェがありました。レトロな雰囲気を演出しているお店かな。
煙突屋ガーデンカフェ グルメ・レストラン
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焼き物を埋め込んだ小径がありました。
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棚井戸の坂と書かれています。
かつてこの坂の下に「棚井戸」と呼ばれる共同井戸があったことが名前の由来です。 -
コミカルな飾りが面白いです。
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地図で見ると山善製陶の煙突というのがあるようです。
これかな? -
常滑の町は起伏が多い地形です。そこに細い路地が張り巡らされています。歩くのがとても楽しい町ですね。
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レンガ造りの煙突があちこちに立っています。
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これはもう使用していないでしょう。
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ここはパン屋さんになっているみたいです。
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パン屋の隣にある倒焔式角窯跡
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土管を積み上げた塀。
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常滑焼というと赤茶色の急須や招き猫のイメージしかなかったのですが、明治時代には陶製の土管の一大生産地として有名だったそうです。
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常滑窯は日本六古窯(瀬戸、信楽、越前、丹波、備前、常滑)の一つで、1000年の歴史を持つ古い陶器の産地です。六古窯の中で最も規模が大きかったそうです。江戸時代末期には、鯉江方救という人が登窯を完成させ、土管量産の基礎を築きました。
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一木橋を渡って住宅街を歩きます。グーグルマップでただ「祠」とだけ書いてある場所に来ました。常滑市がロケ地になっている「泣きたい私は猫をかぶる」というアニメに出てくる場所なんだそうです。昔観たことがあるような気がするのですが、よく覚えていません。
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二股に分かれた道に挟まれた真ん中の土手の上にドスンと鎮座されています。
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祠の中には腕を沢山もった怖い顔の像があります。
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何かを踏みつけています。庚申塔の青面金剛さまですね。
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相持院というお寺までやって来ました。
相持院 寺・神社・教会
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境内の稲荷社には陶製の狐様がいました。
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このお寺は桜が有名らしい。
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正面入り口に続く階段を降ります。
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立派な山門です。
この石段は「20世紀少年」という映画で使われたそうです。これも見たはずなんですが、覚えてないですね。 -
鯉江方寿翁家之墓があります。
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常滑で近代土管の開発に成功した偉人の墓はやっぱり土管です。
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とこなめ陶の森資料館が見えます。ここも立ち寄る予定だったのですが、前半の町歩きが予想外に楽しくて時間がかかってしまいました。今回はパスします。
とこなめ陶の森資料館 美術館・博物館
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大善院というお寺。
大善院 寺・神社・教会
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お堂がちょっとくたびれています。あんまり儲かってないお寺みたいです。住職さんはもっとお金儲けに精を出さないといけませんね。
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INAXライブミュージアムに入ります。最近はLIXILという社名をよく耳にしますが、イナックスはその前身ですね。
INAXライブミュージアム 美術館・博物館
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ここには陶器などに関する6つの施設が集まっています。
先ずは窯のある広場・資料館へ。 -
資料館の中には土管などを焼いていた窯がそのまま保存されています。
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窯の中に入るとプロジェクションマッピングで当時の様子を見る事ができます。
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巨大な土管を形成したり運搬したりする道具が展示されています。
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2階から窯全体の様子も観察できました。
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次は世界のタイル博物館。
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世界中のタイルが集められています。
タイル専門の博物館とい大変珍しいコレクションです。 -
世界中のタイルの歴史をここで見る事ができます。
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繊細な日本のタイルもあります。
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さらに美しい便器の展示もあります。
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厠下駄。用を足すときに床を汚させないために立ち位置を示すためのもので、歩行には向かない、と解説板にあります。これだけ美しい便器と下駄があったら汚す人もいないと思いますが。
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続いて建築陶器のはじまり館/テラコッタパーク。大正から昭和初期の建築物を飾った、やきもの製のタイルやテラコッタを展示しています。
この柱はフランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテル旧本館食堂の柱の一部です。 -
外の庭にあるテラコッタパーク。
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巨大で立体的な作品が楽しめます。
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大阪ビル一号館の装飾。
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やきもの工房には「黄金のトイレ」があります。2010年上海万博・日本産業館・INAXブースに出品したもの。中国人が喜んで買って帰りそう。
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土・どろんこ館に入ります。
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ここは光泥団子がたくさん展示されています。
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2階には小さな引き出しがたくさんある棚があります。
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一つ一つの引き出しを開けるとそれぞれ違った展示があります。芸が細かいです。
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「トイレも綺麗だから見て行って」とスタッフの方に教えていただきました。
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トンネル窯。この中で大量のタイルを焼いていました。
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INAXライブミュージアムの中にオシャレなピザ屋があったのですが、お昼時で混雑していました。待つのはイヤなのでINAXを後にして、近くにあるパン屋さんでパンを買います。
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古い民家が続く路地を歩きます。
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所々に陶芸のオブジェが飾ってあります。
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歴史ある煙草屋建築(そんな建築様式はない)。
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からくり時計広場。先ほど買ったパンを食べる場所がないか探しながら散策しています。ここは日陰がイマイチでした。
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郵便ポストの上の猫像。
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ここにも猫。
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水路沿いの小さな広場(「月の椅子広場」と地図にはあります。)にベンチを見つけました。パンを食べます。ワッフルがすごく美味しかったです。
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月の椅子広場にもたくさんの陶芸オブジェがありました。「月の椅子」というのは、1970年に開催された大阪万博博覧会で使用された陶製ベンチのことで、常滑の若手作家たちが共同制作したものなんだそうです。閉幕後は市に返却され、現在は市内の公共施設などに分散して置かれているとのこと。私たちが座っていた赤いベンチは月の椅子ではなかったようです。
よく見ると画面奥の草むらに水色の小さな塊があります。おそらくこれが月の椅子です。 -
この先はすぐ海です。中部国際空港もすぐ近くです。
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美味しいパンでおなかを満たして、街歩き再開です。
歴史を感じさせる店構えが残っています。ここはお菓子屋さんみたいですね。
「土管ようかん」というのがとても気になります。 -
「常滑キネマ」の看板が残っています。ずいぶん小さな映画館です。
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古い煙草屋建築(そんな建築様式はない)の家屋。
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この辺りは狭い路地や古い木造建築などが所々にありますが、基本的には普通の住宅街になっているエリアのようです。
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常滑城跡という史跡が高台にあるようですが、暑いので上るのはやめておきます。城跡のある高台をグルっと回り込んで歩いていきます。
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常滑ネコ(そんな種類のネコはいない)。
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狭い路地が続きます。特に観光スポットはありません。
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トタンハウスのいいやつがありました。
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「とこなめ中央商店街 陶器彫刻のある散歩道」という通りに出てきました。用水路沿いの歩道に陶器の彫刻作品が並んでいます。
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いろいろな作品が並んでいます。どれも工夫を凝らした造形で面白いのですが、やはり普通の招き猫のデザインが一番優れていると思います。
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月の椅子広場の方に戻ってきました。宝全寺に入ります。
宝全寺 寺・神社・教会
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天正元年(1573年)創建の古い寺院です。
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境内には明治維新後の廃仏毀釈運動の時に近隣の廃寺から移築したお堂が並んでいます。
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屋根の瓦がなかなか面白い。
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天狗でしょうか。
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逆さ狛犬。
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建物が全体的にぼろくなっているのですが、割と見ごたえのあるお寺でした。
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路地の奥に廃墟らしき建物発見。表札には常滑市役所とあります。ここにはもともと旧常滑町役場があって、それから常滑市役所になってから昭和44年まで使われていたようです。その後市役所は海側の競艇場近くに移転し、その市庁舎も2022年に新市庁舎に移転したそうです。つまり、2代前の庁舎跡が残っているということですね。
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現在は物置に使われているようでした。
建物の中央に通り抜けできる通路があるのがちょっと面白かったです。 -
白龍神社という小さな神社がありました。
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小さな境内に立派な木が立っています。
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焼き物の狛犬が常滑らしい。
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本町大正舘。
1919年(大正8年)竣工の中埜銀行常滑支店の建物です。とこなめ中央商店街という通りにありますので、昔はにぎやかな場所だったのでしょう。 -
郵便ポストの上の猫。
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神明社にやって来ました。立派な陶器の狛犬がお出迎えしてくれます。
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境内に続く階段。
暑い日中の散策でこの階段はちょっとキツイです。 -
拝殿はすっきりしています。
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神明社の裏手にある登窯(陶榮窯)にやって来ました。
登窯(陶栄窯) 名所・史跡
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大きな登窯がそのまま保存されていて、周囲をぐるりと回ることができます。
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日本で現存する登窯としては最大級のものらしいです。
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裏に回ると10本の煙突がたっています。他ではなかなか見られない面白い風景だと思います。
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登窯広場展示工房館という施設がありました。
登窯広場展示工房館 美術館・博物館
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館内に「両面焚倒焔式角窯(りょうめんだきとうえんしきかくがま)」が保存されています。窯の中は狭い展示室になっていました。ベンチに座ってビデオを観られるので、ここでちょっと休憩します。
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散策を再開します。最初にもらった観光マップに「やきもの散歩道」というのが紹介されていて、だいたいその案内に沿って歩いていきます。
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土管坂に向かう小径に面して小さなギャラリー?がありました。よく見ると気持ち悪い作品が多くて面白いです。
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有名な土管坂にやって来ました。左側は明治期の土管が、右側は昭和初期の焼酎瓶が積み上げられています。足元は「ケサワ」という土管の焼成時に使用する廃材が敷き詰められています。
土管坂 名所・史跡
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良く写真などで紹介されている有名な場所ですが、思ったより坂道の距離は短いです。
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土管坂休憩所が坂の上にあります。
土管坂休憩所 グルメ・レストラン
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正に休憩所です。窓から気持ちの良い風が入って来ます。
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裏庭の離れにトイレがあります。
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女子トイレの2階がパウダールームになっています。ここはとても豪華なことで有名らしい。妻に頼んで撮ってもらいました。
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楽しい風景を堪能しました。
この辺りはさすがに観光客が集中する場所なので、人通りが消えた一瞬をねらって写真を撮ります。 -
続いて廻船問屋瀧田家の屋敷に向かいます。
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ここは江戸時代から明治時代にかけて廻船業を営んでいた瀧田家の住宅です。
瀧田家は主に伊勢湾と江戸を往復する廻船業で財を成したようです。 -
散歩道マップのルートがここから先一部通行止めになっていました。どうやら崖崩れか何かがあったみたいでした。少し迂回して進みます。
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俺の金の焼き芋というお店に入ります。
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焼き芋を使ったスイーツです。
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上にのっている芋がすごく甘い。
そしてボリュームもあるので、お腹にたまります。 -
土台の焼き芋がネットリとしてものすごく甘い。アイスは甘さ控えめでお芋の甘さを邪魔しないちょうど良い塩梅です。
ここのスイーツはかなり美味しかったです。 -
丘の上まで小径を上がって来ました。散策の最初に通った場所に戻って来ました。
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地図によると常滑焼窯跡見学館というのがあるはずなのですが、何処にあるのかよくわかりませんでした。この日はお休みだったのかも。
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散策のはじめに、とこなめ招き猫通りからチラリと見えてた猫の耳がこれ。
とこなめ見守り猫 とこにゃん (招き猫通り) 名所・史跡
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「とこにゃん」という名称の巨大招き猫(首から上だけ)。
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よく見ると土手の上に猫の焼き物が点々と飾ってあります。
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反対側にも。
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なかなか芸が細かくて面白いです。これにて常滑散策は終了です。起伏の多い地形と迷路のように複雑な小路の広がる町中に、歴史ある窯や猫の焼き物作品が点在する、なんとも不思議な景観を楽しめる場所でした。
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駅前のスーパーでお弁当を買い込んで、名古屋駅に戻ります。
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後は新幹線で帰るだけです。1時間ほどで新横浜についてしまいます。
さっきスーパーで買ったお弁当を食べます。駅中のお店で買うより割安で、しかもボリューム満点です。 -
ちょっと買いすぎたかも。お腹いっぱいになってしまいました。
今回は普段あまり旅先の候補に挙がることのない岐阜と愛知の観光地を見て回りました。名古屋に比べると若干地味な印象もありますが、歴史・文化・自然と、どれをとっても文句なしの一級観光スポットばかりでした。
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