道東ドライブ旅行4泊5日（3日目）

2023/07/19 - 2023/07/23

北海道道東ドライブ旅行の3日目です。まずは川湯温泉からすぐ近くの摩周湖へ。摩周湖⇒根室（納沙布岬）⇒野付半島⇒知床（ウトロ）のコースを取りました。本日の目的は霧の摩周湖と日本本土最東端の納沙布岬です。本土最北端の宗谷岬と本土最南端の佐多岬は2年前に訪問済みなのでこれで残すは最西端のみ。あと野付半島は地図で見て面白そうな地形だったのでドライブしてみたくて立ち寄りました。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

早朝のほうが摩周湖の霧を見やすいとのことだったので、8時前にはホテルを出て摩周湖へ。途中でキタキツネに遭遇しました。

川湯温泉からは10分程度で摩周湖第三展望台に到着しました。無料の駐車場に車を停めて向かいの展望台へ登りました。思ったより霧が凄すぎて摩周湖はまったく見えませんでした。え？湖どこ？って感じです。霧というか雲海？でしょうか？見渡す限りの雲海は息を呑む景色でした。

摩周湖第三展望台 名所・史跡

摩周湖を取り囲む外輪山の外側も雲海が広がっていました。雲海の中に外輪山がちょこちょこと顔を出している絶景に興奮して、何本も動画を撮りました。

第三展望台からは眼下に雲海を見ることが出来ましたが、第一展望台は標高がここよりも低く、ちょうど雲海の中だったので訪問を断念しました。ちなみに第三展望台の駐車場は無料ですが、第一展望台の駐車場は有料です。

摩周湖 自然・景勝地

川湯温泉（屈斜路湖側）も一面の雲海でした。

摩周湖を後にして2時間半のドライブで根室に到着。今日のコースを考えると本来は根室に宿泊したかったんですが、さすがに1週間前の予約ではまったく宿が取れませんでした。

根室市街地から30分ほどで納沙布岬へ到着。本土最東端の岬です。北方領土が意外とすぐ近くに見えたのには驚きました。モニュメントの周辺にかなりの広さの無料駐車場があって、すぐ近くにトイレ、北方館や北方領土資料館、お土産さんや食堂があって便利です。

納沙布岬 自然・景勝地

北方館というのが海の側にありました。2階は展望台になっているので、ここからの眺めもいいですよ。

北方館(望郷の家) 美術館・博物館

ちょっと曇っていましたが、北方四島が良く見えました。思ったよりかなりの近さ。写真だとよく写らないんですが、肉眼だとかなりよく見えます。

岬の地面に展示されていた北方領土。分かりやすい。

北方館あたりから納沙布岬灯台まですぐ近くなので足を延ばしましたが（徒歩で10分かかりません）、灯台にも駐車場がありました。職員さんが作業中だったので灯台敷地には入らず。

納沙布岬灯台 名所・史跡

北方館お隣の食堂、お土産さんです。入口の側に立つのは本土最東端のポストだそうです。じゃあここは本土最東端の食堂かな。

請望苑 グルメ・レストラン

北方館とは別に北方領土資料館という施設もありました。両方行くと北方領土のことがよく分かります。その当時住んでいた人たちや街の様子などが展示されていました。いずれも無料ですし、それほど広い施設ではないので気軽に見学できます。

根室市北方領土資料館 名所・史跡

納沙布岬に1時間ほど滞在した後は、再度根室市街地へ。根室市街地から南に行ったところに車石という観光地があるということで立ち寄りました。

こちら根室車石は、納沙布岬からは30分程度、根室市街地からならそれほどかからない場所にあります。花咲灯台に向かって道を進むと終点に無料駐車場とトイレがあります。そこから海際を10分程度散策（散策用のデッキがあります）しました。

根室車石(ホイールストーン) 自然・景勝地

この辺り、東尋坊のように海際に奇岩が立ち並ぶ場所なんですが、ただ奇岩ばかりでどれが写真で見た車石なのかよく分かりませんでした。写ってるのが一番それっぽいような気がしますが・・・。

花咲灯台車石 自然・景勝地

根室車石を後にして野付半島に向かう途中で立ち寄った道の駅です。この辺り、道が湖沿いを走っていないので分かりにくいのですが、大きな風蓮湖という湖があり、ラムサール条約登録の湿地もあります。この道の駅は湖に隣接しています。この先、大きな街に立ち寄る予定はないため、ここで昼食をとりました。風蓮湖の鳥たちが良く見えるように全面ガラス張りにしたバードパルというレストランがあります。

道の駅 スワン４４ねむろ 道の駅

道の駅裏手の展望台からみた風蓮湖。道路沿いで高台ではないので、ちょっと湖全体を見学できるという場所ではないです。休憩後は1時間ほど北上して野付半島へ。

風蓮湖 自然・景勝地

根室から知床ウトロに向かう途中で野付半島に立ち寄りました。海に張り出したこういう地形を見ると走ってみたくなります。日本最大の砂嘴（砂の半島）なんだそうです。半島の付け根から車道の終点まで両側に海を見ながら20分近く走りました。

野付半島 自然・景勝地

ネイチャーセンターを過ぎてしばらく走ったところに駐車場があり、そこが終点でした。野付埼灯台はまだ先ですが、一般車両進入禁止の看板がありました。観光目的ではなく、野鳥観察などが目的であればネイチャーセンターで許可証もらって行けるそうです。

野付埼灯台 自然・景勝地

野付半島ネイチャーセンターに到着。レストランやお土産があります。野付半島は北方領土に近く、今は無人の先端地区に大きな集落（キラク）があったそうです。野付半島の歴史や現在の状況を2階の展示パネルで知ることが出来ます。

野付半島ネイチャーセンター 美術館・博物館

ネイチャーセンターから見たトドワラ（見た目は原野）です。ネイチャーセンターの展示によれば、トドワラというのは砂の流出と地盤沈下で海水が上がってきた結果、トドの原生林が立ち枯れしたものですが、もう最近は立ち枯れも見られなくなってしまったとのこと。

トドワラ 自然・景勝地

ネイチャーセンターからトドワラ展望台というところまで徒歩で30分、往復1時間ほどの散策コースがあります。トラクターバスだと10分くらいで先端まで行けます。

野付半島にはトドワラとナラワラがあり、何なのか調べてみたら、トドマツの林がトドワラ、ナラの林がナラワラなんだそうです。トドワラは腐食がかなり進んでいましたが、ナラワラはまだ残っていました。ナラワラには進入は出来ませんが、途中の駐車場から見学できます。

ナラワラ 自然・景勝地

野付半島から1時間ちょっとで羅臼に到着。道の駅がありましたが海鮮のお土産屋さんでした。道の駅ってほど駐車場が広くないので、昼間の人が多い時間は立ち寄りにくいかと。トイレ休憩して知床峠へ向けて登ります。

道の駅 知床 らうす 道の駅

知床峠に到着。無料駐車場がありますが、お店はなくトイレは簡易トイレのみでした。展望スペースからは羅臼側しか見れません。ウトロ側は晴れていたんですが、羅臼側は曇っていたため遠方の景色は見れませんでした。

知床峠 自然・景勝地

雲の合間から顔を出した羅臼岳。この時間は雲が多く、すぐに雲に隠れてしまいました。

知床峠からウトロへ下ってきました。途中、知床自然センターとブユニ岬に立ち寄りました。ブユニ岬からのウトロの風景です。そろそろ陽が沈みそう。ブユニ岬は景色はいいんですが、駐車場は2台ほどのスペースしかないのでご注意を。

プユニ岬 自然・景勝地

ホテルのすぐ近くだったので、知床八景の一つらしい夕陽台にも行ってみました。思ったよりかなり狭く、木が視界を遮っているので、ホテルで夕陽観たほうが綺麗かと。

夕陽台 自然・景勝地

ウトロで取れた宿は「知床夕陽のあたる家」です。直前の予約でウトロでは宿泊先が見つからず、車中泊を覚悟してたので有難い。しかも新しいホテルで部屋も広かったです。ホールからはウトロに沈む夕日が見れます。ただ、食事は共同のキッチンで作るか外で食べるかになります。実は下調べしてた食堂が不定休で閉まっていたので、結局は近くのホテルのバイキングで食べることになりました。

知床夕陽のあたる家 ONSEN HOSTEL 宿・ホテル