2023/07/27 - 2023/07/29
133位(同エリア226件中)
メビウスさん
この旅行記のスケジュール
2023/07/29
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旧小田切家住宅
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枠屋
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哈爾濱飯店
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3日目
長野市街地から須坂は12キロ程度しか離れておらず、30分位で目的地に到着。
観光交流センターさんに駐車させて貰えたので、各建物をゆっくりじっくり見学出来ました。
須坂の町全体がのんびりゆったりしていて、再訪もアリだなと感じました。
3日間でしたが久々の国内がっつり旅で、心地良い疲労感と達成感を得ました。
またそのうち計画したいと思っています。
因みにこの日は隅田川花火当日。首都高速一部規制が始まる前には何とか帰りたくて14時半頃出発。渋滞にハマる事なく18時半前には帰って来られました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3日目最終日
6時半頃に起床。
相方は未だ寝てるのでとりあえず大浴場行ってこようっと。ホテルナガノアベニュー 宿・ホテル
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8時頃サクッと朝ごはん。
ビシソワーズが美味しかった。
チェックアウトを済ませ、須坂に向かいます。 -
長野駅前からは12キロ程度しか離れておらず、30分位で到着しました。
観光交流センターには5台ほどの駐車スペースがあり、とりあえず一旦駐車して情報収集しに建物の中へ。
「一番奥の駐車スペースだったら何時間でも構いませんよ!」
とのスタッフさんのお言葉に甘え、ここからは徒歩散策と相成りました。蔵のまち観光交流センター 名所・史跡
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先ずは旧小田切家住宅を見学しました。
製糸業を生業とされた豪商の家で、敷地奥には大きな土蔵も備わっています。 -
藍染の暖簾にモダンなマーク。
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入館料を払い、先ずは母屋内部から見学。
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中庭側の縁側。
因みに座敷の方はカフェとしても使われていて既にお客さんがお茶してたので、写真撮るのは諦めました。 -
欄間の組子細工。
井型はよく見るけど、八角形のはあんまり見た事なかったかも。 -
ちょっとブレちゃったかー。
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ここまでの歴史と大きさは無いけれど…
実家にも幼い頃こんな引棚があったなぁ…なんて懐かしく思ったり。 -
座敷とお勝手部屋との間に古い壁掛け電話が残ってました。
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勝手口の外柱に電電公社のプレートが打ち付けてあった。
当時この家の電話番号は25だったのかな? -
勝手口に何足かサンダルが用意されていて、中庭の方に出られる様なので、外部も見て回りましょうか。
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不老不死や厄除けの意味合いがある桃を模った瓦。
須坂のフルーツ生産量が全国的にみても上位に君臨する遥か以前から、このお宅の屋根には桃が象徴的に乗っていたのでしょう。 -
さすが豪商。車寄せや水車小屋なんかもありました。
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中庭の奥に見えるのが土蔵です。
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土蔵前の外部廊下に敷かれたモザイクタイル。
何だかここだけアズレージョみたいで、不意にポルトガルに再訪したくなりましたw -
四つの蔵のうち一般公開してるのは2号土蔵のみ。入口は母屋から直結してます。
これは母屋と土蔵との隙間を撮ったもの。 -
階段があるって事は二階もあるのか。 -
上がってみると、こちらも展示スペースになってました。
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生糸の出荷ラベル。
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昔の商用デザインって、どうしてこうも洒落てるというか可愛らしいのでしょうか?
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こんな感じで生糸の束に挟んで出荷してたんですね。
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棚二段取付けられてる部分の左側の壁が無くて、この納戸部屋からさっきの土蔵の隙間に出られる造りになってます。
明治初期に須坂騒動といういわゆる一揆が起きて、この建物も打ち壊されたんですって。
なので再建する際に、再度の一揆に備えて逃げ道を作ったのだそうです。 -
隅々まで見学させてもらい、座敷でキウイと小松菜のスムージーを頂きました。
爽やかで美味しかった。 -
続いてやって来たのは塩屋醸造。
塩屋醸造 名所・史跡
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味のある立看板。
塩屋醸造 名所・史跡
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これまた味のあるホーロー看板。
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店内写真も撮らせて貰いました。
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こちらで定番のお醤油を購入しました。
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両側の分厚いうだつが印象的な建物。
元は建具屋さんで、もっと時代を遡ると15代前は生糸を巻く糸枠製造を生業としていた旧家。
上手にリノベして居酒屋枠屋として町並みに溶け込んでいます。 -
猫瓦発見!
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土蔵造りと昭和レトロの融合ってトコロでしょうか?
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おー!懐かしいデザインの細缶ジュース。
ディスプレイなので、お金は入れられない様に塞いでありました。 -
このお店も看板建築。
電話番号が3桁だから、多分設置当時のままだね。 -
観光案内センターで教えてもらった笠鉾会館にも寄ってみました。
笠鉾会館ドリームホール 美術館・博物館
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毎年7/21に開催される須坂祇園祭。
昔は屋台も引いていたそうですが、それを保全修理出来る職人さんが年々減少してしまい、今は笠鉾のみを引き回すのだそうです。 -
実際に使われている笠鉾11台の全てがこのホールで保管展示されています。
つい1週間前、全台がここから町に出動されたのだそうです。笠鉾会館ドリームホール 美術館・博物館
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これは昔引いていた屋台。
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須坂クラシック美術館も見学しました。
岡信孝コレクション須坂クラシック美術館 美術館・博物館
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塀の奥が母屋です。
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先ずは展示室になっている土蔵から。
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明治初期に建てられたこの建物、平成に入り都市計画道路用地に引っ掛かり、一旦は取り壊しが決まってたそうです。
でも、市民の手で『蔵の町並み保存運動』が起き、保存しながら美術館として活用するという新たなスタイルが確立されたのでそうです。
この土蔵には、その活動に間接的に尽力された岡信孝画伯の寄贈品なんかも展示されていました。 -
さてさて、お待ちかねの母屋見学です。
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玄関先のアイアンワーク。
こういうの大好物。 -
模型なんかもあったりして。
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玄関の照明器具。
菊菱紋は吉兆とか長寿とかを意味するそうです。
このデザインを選んだ人が込めた思いが伝わって来ますね。 -
縁側。
実はこの日、ある作家さんのアート作品展の開催初日。
館内至る所にそのポップアートが展示されていて、更には作家さん本人も居らして、スタッフと思しき人々と大声でずーっと喋ってて、なんか建物自体の雰囲気が完全に半減してました…
あくまでも美術館として運営されてるんで仕方がない事なんだけど、でも正直なトコロ私には建物と作品とが合ってない気がしました。ホント申し訳ないんだけども。 -
欄間の組子細工。
こういうの私のツボで、そこばっかり撮っちゃうw -
麻の葉も素敵!
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建具は千本格子と蜀江、欄間は麻の葉。
外光より室内の方が暗い分、格子模様が更に綺麗。 -
私のツボが満載で、ポップアートさえ置いていなければ…
などとイケない事を考えてしまいそうになります。 -
欄間は蜀江、建具は千本格子のアレンジバージョンってトコロでしょうか。
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建具の足元は、千本格子を更に市松にデザインしたもの。
漆塗りの地板に反射して凄く素敵。 -
直線格子も幅を変えてパターン化するだけでこんな素敵なデザインに。
岡信孝コレクション須坂クラシック美術館 美術館・博物館
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あ、ここにも菊菱紋。
こだわりですね。 -
この埋木はお魚の形だから目立ってるけど、こういう補修方法とか継ぎ手とか、木工加工って自在だし職人の工夫だし、数学的でもあり美しいと思う。
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見どころ満載の建物でお腹いっぱいって感じになりました。
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結局4時間近く駐車させて貰い、そのまま帰るのも申し訳ないので、交流センターで須坂ブランドのドレッシングとコーヒー豆を購入。
昨晩バジルトマトの方を使ってみたんだけど、オイリー感があんまりしなくて身体に良さそうな優しい味でした。蔵のまち観光交流センター 名所・史跡
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「最後にもう1箇所だけ!」とお願いして立ち寄ったのがココ。
須坂市旧上高井郡役場です。 -
外観見るなり「やっぱりね。これ好きだと思ったわ」と相方。
10年前の松本では、松本城よりも旧松本高校・旧司祭館・旧開智学校など、明治大正時代の洋風木造建築の方がマストだった私。特に水色のペイントだと尚更。須坂市旧上高井郡役所 名所・史跡
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御多分に洩れずこの建物も大正に建てられ、多目的ホールや会議室は今でも貸室としての利用が可能です。
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一階文書館では、太平洋戦争展が開催されていました。
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さっき見て来た生糸の出荷ラベルも然り、一昔前のパッケージやポスターって、色使いとかフォントとかデザイン全体に何か惹かれるものがあるんだよね。
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特に戦争時代のプロパガンダ的ポスターは、それが露骨なまでに表現されてる気がして、つい魅せられてしまう。
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ベトナムの軍事系博物館なんかも、実はポスター見たさに行ってるのも3割位はあるかも。
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赤と黒の感じとか、白文字のフォントとか。
表記されてる内容は別として、デザイン的に凄く洒落てると思う。 -
一階貸会議室はホントに会議中だったので見学出来ず。
二階に行ってみます。 -
ラッキー!多目的ホールは誰も使ってませんでした。
とは言え室内にまで入るのは躊躇われ、入口から見学させて貰いました。 -
永く大切に使われてたんだろうな。
手入れが行き届いてる感じが伝わってきます。 -
こんな可愛らしいデザインの貸室で、地域の寄り合いだとか趣味の集まりだとかしてるのでしょうね。
ちょっと羨ましいぞ。 -
大満足の須坂観光を終え、東京に向け出発。
上信越から関越道のルートで帰ります。 -
そんで関越道走ったら絶対三芳に寄っちゃう。
三芳パーキングエリア 道の駅
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で、いも恋。
冷凍OKなので、いつも5個入り買っちゃうw -
4時間位で都内に到着し、近所の馴染みの中華屋でお疲れビール。
いつもより辛さが増してる麻婆春雨のせいもあり、2杯目のビールに手が出てしまう…w
運転好きなのでロングドライブも全く苦にならないんだけど、暑いなか3日間ずっと運転してたのもあり疲労感もそれなりに。
でも久々の国内旅に胸躍る充実した3日間でした。
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