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志賀高原の熊の湯の宿泊の前、ハイキング予定でしたが天気予報が悪天候だったため、ハイキングを止めて須坂の街を訪れることにしました。<br /><br />元々須坂は、江戸時代に須坂藩という藩があり、繁栄していた街です。<br />で、明治から昭和初期にかけて製糸業で隆盛を極めた街です。<br />現在でも当時建てられた豪壮な土蔵造りの旧製糸家建物が多く残っており、その一部は蔵を活かした商店になっていたり、博物館や美術館になって中を拝見することができます。<br /><br />蔵の街「須坂」を散策しました。

蔵の街須坂を散策してから志賀高原の熊の湯へ。 その2蔵の街をプラプラ まゆぐら、須坂藩館跡そして松葉屋で昼食。

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2021/11/27 - 2021/11/28

17位(同エリア226件中)

nichi

nichiさん

志賀高原の熊の湯の宿泊の前、ハイキング予定でしたが天気予報が悪天候だったため、ハイキングを止めて須坂の街を訪れることにしました。

元々須坂は、江戸時代に須坂藩という藩があり、繁栄していた街です。
で、明治から昭和初期にかけて製糸業で隆盛を極めた街です。
現在でも当時建てられた豪壮な土蔵造りの旧製糸家建物が多く残っており、その一部は蔵を活かした商店になっていたり、博物館や美術館になって中を拝見することができます。

蔵の街「須坂」を散策しました。

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 須坂駅前にある観光案内所で頂いたブロッシャー。

    須坂駅前にある観光案内所で頂いたブロッシャー。

  • その地図をもとに蔵の街を歩いています。

    その地図をもとに蔵の街を歩いています。

  • 須坂クラシック美術館を出て東に向かいます。

    須坂クラシック美術館を出て東に向かいます。

  • 古い蔵街です。<br /><br />左側は蔵の街観光交流センター<br />無料で自転車が借りられますが、雨が降ったり止んだりなので徒歩にしました。<br /><br />この建物は角一製糸だった所。

    古い蔵街です。

    左側は蔵の街観光交流センター
    無料で自転車が借りられますが、雨が降ったり止んだりなので徒歩にしました。

    この建物は角一製糸だった所。

  • 谷街道??<br /><br />ググってみたら、信濃国稲荷山(長野県千曲市)から北に向かい、信濃国飯山(長野県飯山市)までの街道のようです。<br /><br />だとすると、ココ須坂は丁度中間点。<br />千曲川沿いの道ですから、国道403号線の旧道ですね。<br />時代を経て飯山線や上信越自動車道、北陸新幹線へと繋がってくんですね。<br /><br />交通の歴史は面白いな~

    谷街道??

    ググってみたら、信濃国稲荷山(長野県千曲市)から北に向かい、信濃国飯山(長野県飯山市)までの街道のようです。

    だとすると、ココ須坂は丁度中間点。
    千曲川沿いの道ですから、国道403号線の旧道ですね。
    時代を経て飯山線や上信越自動車道、北陸新幹線へと繋がってくんですね。

    交通の歴史は面白いな~

  • このように左右に古いお蔵が並んでいる街を歩いて行きます。<br /><br />ここは山三製糸。

    このように左右に古いお蔵が並んでいる街を歩いて行きます。

    ここは山三製糸。

  • ずーーと古い町並みが続いています。

    ずーーと古い町並みが続いています。

  • 蔵の街ギャラリー ぶらり館。<br /><br />この日は休館だったようで入れず。。。

    蔵の街ギャラリー ぶらり館。

    この日は休館だったようで入れず。。。

  • 長谷川製糸だった建物です。

    長谷川製糸だった建物です。

  • ここは「まゆぐら」<br />明治期に建てられた生糸の原料となる繭を貯蔵した蔵です。<br />国の登録有形文化財に登録されています。<br /><br />ココは田尻製糸の蔵でした。

    ここは「まゆぐら」
    明治期に建てられた生糸の原料となる繭を貯蔵した蔵です。
    国の登録有形文化財に登録されています。

    ココは田尻製糸の蔵でした。

  • 須坂市の都市計画道路の整備に伴い、建物を180m移動させ、ココに保存することになりました。<br />移動には3ケ月かかったそうです。<br />その様子が館内の映像で流れていました。<br /><br />外から見ると、順序良く並んだ小窓が見えます。<br /><br />入ってみましょう。

    須坂市の都市計画道路の整備に伴い、建物を180m移動させ、ココに保存することになりました。
    移動には3ケ月かかったそうです。
    その様子が館内の映像で流れていました。

    外から見ると、順序良く並んだ小窓が見えます。

    入ってみましょう。

  • ブロッシャー<br /><br />

    ブロッシャー

  • 養蚕から絹の糸になる過程の様々な道具が展示されていました。

    養蚕から絹の糸になる過程の様々な道具が展示されていました。

  • 蔵の中の梁もすごい!

    蔵の中の梁もすごい!

  • 上を見上げると、松材の小屋組。<br /><br />繭は温度変化や湿気に弱く、通気性が良く、温度変化の少ない繭蔵が作らたんですね。

    上を見上げると、松材の小屋組。

    繭は温度変化や湿気に弱く、通気性が良く、温度変化の少ない繭蔵が作らたんですね。

  • 足踏み座繰り機で繭から糸を取り出していました。<br />大変な作業だったんですね。<br />機械化される前の道具です。

    足踏み座繰り機で繭から糸を取り出していました。
    大変な作業だったんですね。
    機械化される前の道具です。

  • 江戸時代、扇状地であった須坂藩の領地は、その地形を利用して多くの水車小屋が存在していました。<br />明治になって、その水車動力を使った機械製糸により繰糸が盛んになり、大正時代に製糸業は全盛期を迎えました。<br />、

    江戸時代、扇状地であった須坂藩の領地は、その地形を利用して多くの水車小屋が存在していました。
    明治になって、その水車動力を使った機械製糸により繰糸が盛んになり、大正時代に製糸業は全盛期を迎えました。

  • 須坂の養蚕・製糸業を支えた機械や道具が数多く展示されていました。

    須坂の養蚕・製糸業を支えた機械や道具が数多く展示されていました。

  • 横浜港開港直後、日本の絹糸は海外で評価を受け、西欧諸国に多く売れました。<br />しかし、横浜から認められる質の高い絹糸を作る必要があり、そのための道具です。<br /><br />デニール秤と言う検尺機で、糸を一定の太さにするための機械です。<br /><br />

    横浜港開港直後、日本の絹糸は海外で評価を受け、西欧諸国に多く売れました。
    しかし、横浜から認められる質の高い絹糸を作る必要があり、そのための道具です。

    デニール秤と言う検尺機で、糸を一定の太さにするための機械です。

  • 私たち夫婦が暮らす横浜関内の明治時代の様子。<br />ココから世界に生糸が輸出されていました。

    私たち夫婦が暮らす横浜関内の明治時代の様子。
    ココから世界に生糸が輸出されていました。

  • この絵は近所の横浜開港記念館でも見ることができます。<br /><br />横浜関内の今の象の鼻パークですね。

    この絵は近所の横浜開港記念館でも見ることができます。

    横浜関内の今の象の鼻パークですね。

  • 海外からの絹糸の需要に供給が追い付かず、粗悪品も出回るようになり、海外の評判を落とすことになります。<br />市場の信用回復を図るため、高品質の生糸であることを証明する証として生糸に商標を付けることになりました。<br /><br />この2つは須坂にあった東行社の商標で、明治8年5月、日本で初めての製糸結社です。<br /><br />日本初めての製糸会社が須坂だったんですね。<br />これにはビックリ!

    海外からの絹糸の需要に供給が追い付かず、粗悪品も出回るようになり、海外の評判を落とすことになります。
    市場の信用回復を図るため、高品質の生糸であることを証明する証として生糸に商標を付けることになりました。

    この2つは須坂にあった東行社の商標で、明治8年5月、日本で初めての製糸結社です。

    日本初めての製糸会社が須坂だったんですね。
    これにはビックリ!

  • 生糸に商標が取り付けられています。<br />このような状態で横浜から輸出されていたんですね。<br /><br />須坂の誇りなんですね。

    生糸に商標が取り付けられています。
    このような状態で横浜から輸出されていたんですね。

    須坂の誇りなんですね。

  • 明治中頃の須坂の様子。

    明治中頃の須坂の様子。

  • 繭蔵の壁の中を覗けるようになっていました。<br />木と土壁。<br />こんな構造の壁なんですね。<br /><br />

    繭蔵の壁の中を覗けるようになっていました。
    木と土壁。
    こんな構造の壁なんですね。

  • まゆくらを出て、再び蔵の街を歩きます。

    まゆくらを出て、再び蔵の街を歩きます。

  • ちょっと蔵の街並みから外れて南の方へ。<br />

    ちょっと蔵の街並みから外れて南の方へ。

  • 須坂の奥の山は雪。<br />方向は菅平方面ですね。<br /><br />今晩泊まる志賀高原の熊の湯はどんな状態かな?

    須坂の奥の山は雪。
    方向は菅平方面ですね。

    今晩泊まる志賀高原の熊の湯はどんな状態かな?

  • お目当てはココ<br /><br />盛進堂です。<br /><br />ココで栗中華と言う和菓子を購入するためです。<br />2つ購入しました。<br /><br />1ケ238円<br />栗が入っているどら焼きではありません。<br />栗が丸ごと一戸入ってて、まわりにはあんこ。<br />それを薄皮が包んでいます。

    お目当てはココ

    盛進堂です。

    ココで栗中華と言う和菓子を購入するためです。
    2つ購入しました。

    1ケ238円
    栗が入っているどら焼きではありません。
    栗が丸ごと一戸入ってて、まわりにはあんこ。
    それを薄皮が包んでいます。

  • ケンミンSHOWでも放映されたんですね。

    ケンミンSHOWでも放映されたんですね。

  • 志賀高原の宿に着いてから戴きましたが、栗の存在感が大きく、<br />あま~い和菓子。<br />初めて戴きました。

    志賀高原の宿に着いてから戴きましたが、栗の存在感が大きく、
    あま~い和菓子。
    初めて戴きました。

  • 再び街中を散策。

    再び街中を散策。

  • 遠藤酒造場という造り酒屋さんですね。<br />

    遠藤酒造場という造り酒屋さんですね。

  • 須坂藩御用達の蔵元として創業した伝統ある造り酒屋さんですね。

    須坂藩御用達の蔵元として創業した伝統ある造り酒屋さんですね。

  • 渓流という日本酒がこの遠藤酒造場の代表的なお酒のようです。

    渓流という日本酒がこの遠藤酒造場の代表的なお酒のようです。

  • 奥田神社にやってきました。

    奥田神社にやってきました。

  • この神社は須坂藩の館があった所。<br />須坂藩は一万石の小さな大名だった為、城は持たず館を構えていました。

    この神社は須坂藩の館があった所。
    須坂藩は一万石の小さな大名だった為、城は持たず館を構えていました。

  • ココに須坂藩の館があったのか~<br />と思いを馳せて神社内を歩きます。

    ココに須坂藩の館があったのか~
    と思いを馳せて神社内を歩きます。

  • 雨が降ってきました。

    雨が降ってきました。

  • 立派な神社です。

    立派な神社です。

  • これは須坂藩の鐘楼。<br />建物は当時の建物のようです。<br /><br />鐘は戦争で供出してしまったため、戦後のものです。

    これは須坂藩の鐘楼。
    建物は当時の建物のようです。

    鐘は戦争で供出してしまったため、戦後のものです。

  • 江戸時代に建てられた鐘楼です。

    江戸時代に建てられた鐘楼です。

  • 須坂藩の館であった当時の遺構である石垣。

    須坂藩の館であった当時の遺構である石垣。

  • 落ち着いた素敵な神社でした。

    落ち着いた素敵な神社でした。

  • 旧上高井郡役所へ。<br />大正6年(1917年)に建築された、県内に唯一残る郡役所の建物です。<br />中は資料館になってます。

    旧上高井郡役所へ。
    大正6年(1917年)に建築された、県内に唯一残る郡役所の建物です。
    中は資料館になってます。

  • 建物内部を拝見したかったのですが、

    建物内部を拝見したかったのですが、

  • この日は入れず、、、<br />残念。

    この日は入れず、、、
    残念。

  • 理由は全館ワックスがけ。<br />こういうのも地方っぽくて面白い。

    理由は全館ワックスがけ。
    こういうのも地方っぽくて面白い。

  • さあそろそろランチに。。。

    さあそろそろランチに。。。

  • お目当ての松葉屋蕎麦店へ。<br /><br />地元の方がほとんどですが、一部旅行者の方も。<br />10分ほど待って席に案内されました。<br /><br />お店の看板娘であるお婆ちゃんと少しお話しできました。<br />この辺りは昔はかなり栄えていて、夜になると芸者衆も歩いていた花街だったそうです。

    お目当ての松葉屋蕎麦店へ。

    地元の方がほとんどですが、一部旅行者の方も。
    10分ほど待って席に案内されました。

    お店の看板娘であるお婆ちゃんと少しお話しできました。
    この辺りは昔はかなり栄えていて、夜になると芸者衆も歩いていた花街だったそうです。

  • メニュー

    メニュー

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  • 家内は鍋焼きうどん 800円<br /><br />思ったより量が多く、それに熱々で家内も食べるのに四苦八苦。

    家内は鍋焼きうどん 800円

    思ったより量が多く、それに熱々で家内も食べるのに四苦八苦。

  • みそすき丼 930円<br /><br />甘い味噌が美味しかったです。

    みそすき丼 930円

    甘い味噌が美味しかったです。

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