2023/07/22 - 2023/07/22
2294位(同エリア4378件中)
tokyopigletさん
- tokyopigletさんTOP
- 旅行記48冊
- クチコミ5件
- Q&A回答6件
- 27,512アクセス
- フォロワー9人
一日フリータイム。乗り物三昧、オスマントルコ最後の宮殿のアタチュルク最期の部屋、極楽ハマム、圧巻の考古学博物館、アジア側の街散策、船で再びヨーロッパ側へ…そして東京に帰ります
さようならアタチュルク様!
PR
-
今日は一日自由行動。公共交通機関を制覇する予定。まずはメトロに、
イスタンブールの公共交通は、イスタンブールカードというプリペイドカードを利用する。本体50リラに事前に必要額をチャージする方式。わかれば簡単なのだが、最初はシステムがよくわからず、通りがかりのおじさんに買ってもらった。感謝!
イスタンブールカードを使うと、乗車料金はメトロやトラムが9.9リラ、海底横断列車やフェリーはもう少し高い。チャージの方法は難しくはないが、一度20リラチャージしたつもりが、完了する前にカードを取ってしまい、チャージしそこなったことがあった。涙。
イスタンブールカード以外には3回乗れる切符50リラもある。
1回乗る切符の買い方はわからなかったが、間違えてイスタンブールカードでなくタッチ決済対応のクレカをタッチしてしまったら、20リラで乗れた!これはものすごく便利!単価は高いが、切符を買う手間がなく、外国人などにもわかりやすい。
世界の鉄道でもクレカ乗車が可能なところがいくつかあるらしい。東京の場合、鉄道会社が多数に分かれていて、相互直通も多く、乗り越し計算が複雑なので、導入はまだ検討段階のようだ。 -
エレベーターは右に立つ。ここは大阪か!
-
駅の案内はわかりやすい。フニキュレルというケーブルカーを目指す
-
新市街の上と下を結ぶフニキュレルというケーブル電車。
-
ケーブルを動かす装置、かわいい!
-
これは、歩道わきにあったロール式で表示が変わる広告版。植物が覆いかぶさって、広告として用をなさない・・・草刈りしろって
-
ドルマバフチェ宮殿。
ドルマバフチェ、とは、埋めた庭、との意味だという。ここは古代から港で、コンスタンチノープル陥落の際も、ここから兵士が攻め込んだそうだ。その後、17世紀ごろから埋め立てが始まり、皇帝の庭園となり、宮殿も建てられたりしたが、19世紀に豪華で近代的な宮殿が建築された。
建築費は現在の価値で2200億円ともいわれ、これによりオスマン帝国の財政状況は悪化したといわれる。
共和国の設立からアンカラへの首都移転まで、ここは大統領官邸として使われ、初代大統領アタチュルクは、ここで執務中になくなったという。
まあともかく巨大で豪華な宮殿で、歩くだけでへとへとになったと同時に、その豪華さに呆れ果ててしまった。トルコ国内はもとより、ヨーロッパ各地からの最高の調度品で賢覧に飾られている。それはそれは素晴らしいが、こじんまりとしてトルコらしい繊細な美に彩られたトプカプ宮殿の方がずっと美しく感じる。すでに帝国の末期、国力も衰える中、国の威信を見せようとしたのか。明治政府も鹿鳴館つくったり、西洋と肩を並べようとしたし、ちょっと切ない。 -
スルタンの門。豪華
-
海側の門。
-
外観も豪華。内部は基本的に撮影禁止だが、ひたすら圧倒される豪華な宮殿。
-
スルタンのトイレ
-
スルタンの執務室。アタチュルクもここで執務した。割合に小さい。
-
1938年11月10日、アタチュルクはこの部屋で亡くなった。55歳、激務と過度の飲酒による肝硬変。部屋の時計はなくなった9時5分で止まっている。
第一次世界大戦の混乱から国を守り、600年続いたオスマン帝国を共和国として生まれ変わらせ、宗教分離や女性の地位の向上を実現し、死後85年、いまだに国民に深く尊敬されている。すごい人がいたものだ。トルコの歴史には無知だったが、今回の旅行で、東ヨーロッパ・西アジアの歴史にすごく興味を持てたことは大きな収穫 -
トラムに乗って旧市街へ。夕方ハマムに行くつもりだったが、夕方は混むというので、まだ昼前だけど行ってみようと思う。
ちょっと腹ごしらえに、赤い帽子が目印のお菓子屋・19世紀創業のHafiz Mustafaでお茶とドンドルマアイスのピスタチオ味。伸びるアイスとして人気だけど、カチカチのまま出てた。美味しかったけど。 -
グランドバザールからもほど近い、18世紀に建設されたチェンベリタシュハマム。
予約も要らないし、下町っぽい感じにひかれてこちらに。もっと高級感あふれるところもあるようですが -
入ると左側に受付、そして待合室
-
天井の高い待合室。一階の奥には床屋さん、売店。二階と三階の手すりには、腰巻布?がいっぱい干してある。ここから先は写真は禁止。
あかすりと泡マッサージで1450リラ、オイルマッサージ付きで2000リラ。旅の疲れをいやすために2000リラのコースを頼むと、使い捨ての黒い紙パンツと、あかすり布、あかすりとマッサージの札を渡される。
男女別のお風呂に向かうと、この待合室のような吹き抜けの部屋があり、二階に上がって更衣室で服を脱ぎ、使い捨てパンツと薄いバスタオルのような腰巻布を巻いて準備する。持ち物は鍵のかかるロッカーで安心。
次にハマム(浴室)へ。真ん中の八角形の大理石の台がいい感じに暖かく、そこに寝転がって体を温める。天井ドームにたくさん開けられた明り取りから光が降り注ぎ、ものすごくいい気持ち!先客3名ほど、ビキニの水着をつけている人もいたけど、ここのハマムは基本裸で大丈夫。
汗をかいてきたころに、黒いセパレーツのケセジ(垢すり)おばさん登場。かなりふくよかで、前歯が一本抜けてて、絵にかいたようなケセジさん。いわれるがままに転がされて垢すり、シャンプー、ふわふわに泡立てた石鹸のマッサージ。韓国の垢すりに比べると力も弱めだけど、気持ちいい。そこで担当者が変わり、別室のマッサージルームでオイルマッサージ。匂いの弱いオイルで、タイのマッサージに比べると力も弱めだけど、全体に丁寧で、ものすごく気持ちよく、マッサージが終わってもしばらく起き上がれず…
のんびり着替えて、チップ渡して、しばらく待合室でのんびり。お茶や飲み物も注文できるし。全部で1時間半くらい?最高位のひと時でございました~!昼間のハマム、すいてるし、光の降り注ぐ中最高の気分だし、超絶お勧めです~ -
ハマムでリラックスしすぎてもうやる気失ってましたが、最後のイスタンブール観光、考古学博物館を目指す。
アヤソフィア。いつかもっとモザイク見せていただきたい~ -
トプカプ宮殿のある地区に入る門。やっぱり立派
-
考古学博物館。本館の他、オリエント美術とタイルの別館があるが、どちらも修復のため休館中(涙)。何年かかるかわからないそう。しかも考古学博物館も音声ガイドは休止中。今回、美術館博物館めぐりとしては、修復が多くてかなり残念な旅
-
博物館のアイドル?紀元前6,7世紀キプロス出土、古代エジプトのベスの神像。羊と羊飼いの神だから羊を持ってる?
考古学の展示は、部屋ごとに時代をたどる、わかりやすい構成。アルカイック時代、アナトリアーペルシャ時代、ギリシャ古代、ヘレニズム時代、ローマ時代…と、この地方が時代とともに周囲のいろいろな勢力に飲み込まれてきたことに改めて驚く。 -
圧巻は石棺のコレクション。これはリュキア人の石棺。紀元前400年頃。すごい存在感、優美な彫刻。リュキア人って誰・・・涙
-
泣く女の石棺。
-
これ何だっけ?ともかくすごい。
-
シドン王タブニトの石棺。背後のような場面で発掘された。すごい重量感。
-
ミイラ付き
-
こんなに素敵な棺も。
いやーともかく量質ともに素晴らしく充実した博物館。なのに予習不足でただただ圧倒されて終わってしまった。しかも、図録もろくに売ってない。よく勉強してから出直すべし。 -
さていよいよ本日のメインイベント、マルマレイの地下鉄道でボスボラス海峡をヨーロッパからアジアに向かう。大成建設が参画し、2013年に完成した。海底部分は世界最深の沈埋トンネル。駅から見えているのは、陸部の地下トンネルで、トンネルボーリングマシン工法。
この鉄道の完成により、今までフェリーで30分、あるいはボスボラス海峡大橋を大回りして車移動、だったのが、ものの数分で海峡を渡ることができるようになった。ガイドさんの大絶賛もよくわかる。 -
うーん、海底を走る図、わかりやすい。左のヨーロッパ側・シルケシから、右のアジア側の3つ目、ソグチュルセシメ(読み方わからん)に行く。
-
アジア側の駅で降り、海峡沿いのカドキョイまで歩き、フェリーで旧市街に戻る予定
-
駅の表示もわかりやすい。ラッシュ時は5分間隔で運転している模様
-
駅、にぎわってます うれしい
-
このあたりには鉄道博物館があったはずなんだけど…消防署でした
-
地上は主に高架
-
動物好きのスルタンが設置した牛の銅像…ってイスラム教なのにいいのか?
-
ヤンヤルフェフミ、という創業100年の老舗ロカンダで遅いお昼
-
カウンターにお惣菜がいっぱい、指さして盛り付けてもらう
-
家庭料理みたいな優しい味
-
見回り中猫
-
カドキョイの船着き場の、たぶん船のターミナル?立派
-
ハイダルパシャ駅。アジア側の鉄道の始発駅で、国内はもとより、テヘランやダマスカスまでつながっていた。鉄道は19世紀末、壮麗な駅舎は20世紀初めに建設。アンカラ行きの高速鉄道やマルマライの開通を受けて、2013年に駅は廃止。交通機能、博物館などを併せ持つ複合文化エリアとして整備中。
-
フェリーから眺めた前景。改修の中でよく見えないが、立派そう!出来たら来たい!
-
フェリーからアジア側の港。コンテナクレーンがいくつか。小さな港。
-
クズ塔。蛇にかまれて死ぬと予言された娘を海の中の塔に住まわせたが、果物籠に潜んでいた蛇にかまれて死んでしまった、という伝説。
-
お!大型客船が停泊中!
-
船を降りたところは魚市場
-
とことこ歩いて、海の上のハリッチ駅へ。斜張橋のケーブルが美しい
-
橋のたもとのサバサンドやさん
-
橋の遊歩道から、スレイマンモスク
-
水上警察!
-
なかなか素敵な駅
-
メトロでタクシム広場へ。なんと、フランス文化会館発見!
-
ギリシャ正教会の施設
-
ホテルの近所で、お別れのジェラート。チョコレートミントとサワーチェリー
この後、ツアーの送迎で空港へ -
トルコ語でバイバイ、は、ギョレギョレ。
猫ちゃん、ギョレギョレ! -
空港のお店で、塩振りおじさんの塩(笑)
深夜のトルコ航空羽田行きは見事に満席。そして東京に帰ったら暑かった…
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
tokyopigletさんの関連旅行記
イスタンブール(トルコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
56