2023/07/04 - 2023/07/09
2119位(同エリア8871件中)
ソネッチさん
世界遺産を4カ所も回ってくれるという文句に惹かれ、阪急さんの「アンコールワットとベトナム北部周遊6日間」というツアーに旅友Hちゃんと参加した5日目の旅行記です。この日は早朝からアンコールワットの日の出を見に行き、朝食後、アンコールトム、タ・ブローム遺跡の観光でした。
1日目 ハノイ空港着 ハノイをミニ観光 ハロン湾ホテル泊・・・①
2日目 ハロン湾クルーズ ニンビンホテル泊 ・・・②
3日目 チャンアンボートクルーズ
シェムリアップ空港着 シェムリアップ泊 ・・・③
4日目 アンコール遺跡観光 ベンメリア遺跡 ・・・④
アンコールワット ・・・⑤
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旅行の最終日も4時30分起床。アンコールワットに朝日鑑賞に行きます。
5時15分にロービー集合です。
待ち時間、ソカシェムリアップリゾートのロビーで童心に戻ってブランコを楽しむHちゃん。お若い! -
定刻通りホテル出発。バスで移動して、ガイドのポリンさんから、アンコールワットベストの朝日撮影スポットと案内されたのは外濠。
この時期は、寺院内に入ると綺麗な写真は撮れないとのことでした。
外濠に腰を降ろし、朝日が上がるのを待ちます。 -
残念ながら、下の方の雲があつい。(涙)
実は、今回のツアーは気候のことは全く考えずに申し込みました。申し込んだ後、7月はベトナムやカンボジアは雨期で、ベストシーズンではないと知りました。
スコールに合うのは覚悟していましたが、連日、良すぎるぐらいの晴天続き。スコールには一度も会いませんでした。 -
この日までラッキーな天候が続いていましたが、この朝日のツアーだけは残念でしたね。
あつい雲にじゃまされてまん丸のお日様は拝むことができず。
お日様マックスがこの写真。わずかに顔を出してすぐに、雲に隠れてしまいました。 -
アンコールワットの雨期、お日様が見られるのは50%ぐらい、乾期だとほぼ毎日見られるとポリンさんがいってました。アンコールワット観光は、やっぱり乾期がお勧めかな。
でも、綺麗な朝焼けが見られたので良しとしよう。 -
綺麗な朝焼けに満足して2日間お世話になった、ソカシェムリアップリゾートに戻ってきました。
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シェムリアップの街路樹も、ホテルの庭も「プルメリア」の花がたくさん咲いていました。
ベトナムはブーゲンビリアだったけれど、シェムリアップはプルメリア一色! -
古いネタで恐縮ですが、プルメリアといえば聖子ちゃんを思い出します。映画「プルメリアの伝説」で、初めてこの花の名前を知ったので。(笑)
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部屋には戻らずにレストランで朝食をとります。
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ケーキのラインナップは昨日と同じ。
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パンのコーナーに置いてあるのが面白いんだよね。
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フルーツは、今日はパパイヤがなかった。
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麺類は何気に美味しい。これは、昨日とは違うね。
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ヨーグルトに入れるミックスフルーツが生フルーツで美味しいとHちゃんが教えてくれたので、偵察。
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うん。美味しそう。
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チーズも種類が多くて良かった。
ブルーチーズやカマンベールチーズをとってきて、いただきま~す。 -
ケーキは昨日と同じだったので一つだけ。その代わりにフルーツヨーグルトをたっぷり。
4日間、どのホテルの朝食も美味しかったです。 -
いよいよ最終日の観光スタート!
ホテルを8時出発しました。アンコールワットの駐車場で、マイクロバス2台に分かれて乗り換えます。アンコール遺跡内は、大型バスは運行できないのです。
8時20分、本日最初の訪問地「アンコールトム」に到着しました。昨日訪問した「アンコールワット」のすぐ北にあります。
アンコール・トムは12世紀後半にジャヤーヴァルマン7世により建築された王都で一辺が3kmの堀と、高さ8mの城壁に囲まれています。アンコール遺跡の中でも、けた外れの規模を持ちます。
南大門に到着。
橋の左右にはたくさんの像が並んでいました。 -
昨日「アンコールワット」第一回廊の壁画で見たアスラと神々がナーガを引き合う乳海攪拌の様子が表現されています。
こちらが神様 -
こちらがアスラ。
橋の欄干はナーガの胴体を模しているんですね。 -
南大門。
アンコールトムの城壁にはこの南大門以外にも全部で5つの門があります。 -
門の上部には大きな四面仏の顔がつくられています。
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門を通り抜けて、
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振り返って見た「仏様」の顔。
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南大門をこえた先に見えてきたのが、アンコールトムのちょうど中央に位置する「バイヨン寺院」。ジャヤーヴァルマン7世がにより仏教寺院として建てられました。アンコールトム観光のメインです。
寺院の中には49もの石塔が立ち並びます。すごし! -
その45メートルもある石塔の4面には南大門と同じように仏様の顔が彫刻されています。
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一番外側にある第一回廊は、アンコールワット同様レリーフでぎっしりです。
建設された時代はアンコールワットよりも新しいのですが、残念ながら屋根はすっかり落ちています。破風のレリーフが綺麗に残っていたのでパチリ。 -
バイヨン寺院は、ジャヤーヴァルマン7世の息子によってヒンドゥー教の寺院に改められたため、現在は混合寺院の様相を呈しています。
このレリーフも、あきらかにヒンズー教の神様ですね。 -
ジャヤーヴァルマン7世がトンレサップ湖上でチャンパ(ベトナム)と戦争をした時の場面などが壁画になっています。
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ゾウに乗って戦っています。
ポリンさんによるとゾウはとっても速く走れるそうです。 -
ゾウに乗って、弓で戦っているのはクメール人。
ガイドのポリンさんによると、クメール人は坊主頭で耳たぶが長く描かれているそうです。 -
こちらは、チャンパ人。
頭にかぶり物を被っています。装備は、チャンパ人の方がいいような・・・。でも勝利したのは、クメールです。 -
少数ですが、こんな方々も。
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頭に飾り物をしているこちらの方々は、中国の傭兵だそうです。
面白いですね~。ゆっくり見たかったのですが今日は午前中に2つの寺院を訪問するのでポリンさんは、少し急ぎ足です。 -
第二回廊到着。
写真の塔に繋がっています。 -
塔の天井は中から見るとこんな感じ。
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ジャヤーヴァルマン7世の時代は49の塔に49体の仏像が安置されていました。でも、仏教を嫌った息子によって、仏像はすべて破棄されました。
写真の仏像は現在のものです。 -
第二回廊から少し急な階段を上がると、「クメールの微笑み」と呼ばれる四面仏の像と対面できる広場があるのですが、今回、修復中で上がることができませんでした。
数えきれないくらいのたくさんの四面仏の像が並び、かなり間近によれるので絶好の写真撮影スポットだったのですが・・・。残念でした。 -
この階段横の壁面に掘られたこのレリーフは
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ジャヤーヴァルマン7世の王妃様だそうです。可愛い。
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他の塔の中に飾られていたカンボジアの仏像。
ポリンさんがこの仏像にまつわる面白い逸話を話してくれました。
ブッダが瞑想していたところ大雨が降ってきたので、蛇神ナーガが頭を傘のように広げてブッダを守ったという説話に基づいた像だそうです。
ナーガのとぐろを巻いた体を台座にして、7つの頭をさしかけてブッダを守る様子をあらわしたこのような仏像はカンボジアで多数作られているそうです。
ヒンズー教の神ナーガと仏陀のコラボ。面白いです。 -
昨日に引き続き、晴天です。
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バイヨン寺院を後にしました。
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バイヨン寺院の隣には「バプーオン寺院」 ピラミッド型の今まで見てきた寺院とは違うタイプの寺院ですね。
11世紀に造られた古い寺院なのです。この寺も人気スポットですが今回はスルー。 -
横目で見ながら、通り過ぎます。
ピラミッド頂上にある中央祠堂へは階段が設けられていますが、アンコールワットの第三回廊以上に勾配が急だそうです。 -
「象のテラス」到着。宮殿の前にあって閲兵式の際に用いられたようです。
このテラスの後ろには、かっては広大な王宮がありましたが、木造建築だったため
長い年月の間に朽ち果ててしまいました。
アンコール時代、寺院は砂岩、王宮や人家は木材と建築用材を使い分けていたようです。
砂岩は遠い山から運ばないといけなかったからなあ。王宮よりも寺院の方が大事にされていたのでしょうね。 -
ゾウのテラス横の壁面もゾウのレリーフが彫られています。
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王宮は修復作業が続いています。
アンコールトムは王宮のあった城塞都市遺跡なのでともかく広い。東京ドーム60個分、アンコールワットの4,5倍の敷地を持ちます。中には寺院を含むたくさんの建造物があり、じっくり回ると3時間はかかると言われています。
私たちはかなり端折って1時間30分ほどで回りましたが、出口近くの王宮跡にきたころは、みんなヘロヘロ。
かって王宮のあった側をみんな日陰を選んで移動してますが、この日もお天気に恵まれ、暑かった! -
王宮のほぼ真ん中にあった階段。王宮の入口かなと勝手に推察。
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昨日のアンコールワット観光同様、気分が悪くなった人が出て、ガイドのポリンさんが忙しそうだったので聞けませんでしたが、レリーフはヒンズー教のガールーダではないかと・・・。
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アンコールトム、最後の観光ポイント「ライ王のテラス」に到着。
王宮跡観光は「ゾウのテラス」に始まり、「ライ王のテラス」で終わります。
三島由紀夫の最後の戯曲「 癩王のテラス 」で知られていますね。 -
ポリンさんは、「歴代クメール王の中にライ病を患っていた人がいたからライ王という名前が付いたのだろう」と言ってました。
細密なアスラと神の像が連なったレリーフで、迫力満点のレリーフでした。
この後、「暑いね~。」「暑いね~。」と言いながら、北大門から寺外に出ました。もちろん、出口には冷房の効いたマイクロバスが待っていてくれました。ありがたや~。
これにて、アンクルトム観光は終了。次の観光地「タ・ブローム遺跡」マイクロバスで向かいました。
この続きは次回の旅行記で。
今回の旅行記は予想以上に長くなりましたが。次回が最後の予定です。
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