2023/06/25 - 2023/07/02
1708位(同エリア17110件中)
オカンさん
3日目後半。
こちらも楽しみにしていた
ギュスターヴ・モロー美術館と
ポンピドゥセンター。
2つの美術館を巡りました。
-
パリ9区。
閑静な住宅街です。 -
その中にギュスターヴ・モロー美術館があります。
住居跡がそのまま美術館になっています。
モローの没後、作品は邸宅ごと国に寄贈されました。
1903年に開館し、初代館長は弟子でもあったジョルジュ・ルオー。 -
ギュスターヴ・モローは「象徴主義」に分類されます。(当時主流だった「印象派」とは真逆な方向に発生した芸術運動。私の好きなアーティストが多い)
モローは聖書やギリシャ神話を題材に「見えない世界」を幻想的に描いています。 -
マティスやルオーなど、後に巨匠となる弟子を育てた事でも有名です。
あのマティス、あのルオーです。
作風が全く違いますが、モローは個性を伸ばす教育に力を入れたそうです。 -
ただでさえ情報量多いモローの作品。
所蔵されているコレクションの数14,000点! -
全室ギッシリでカオス(笑)
来館者はほとんど女性でした。 -
こういう展示が見られるのも、個人美術館ならでは。
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この螺旋階段の写真をよく見かけますね。
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モローが好き、って言うとヘンタイなのバレる~。
非現実的な世界観、元ネタよりもドラマチックに仕上がってて、やっぱり面白いのです。 -
モローといえば数々のファム・ファタル(運命の女)ですよね。
彼だけではなく、この時代のトレンドでした。
クリムト、ビアズリー、皆こぞって取り上げたテーマでした。
(時代背景としては、女性の権利向上の動きが盛ん。女性に対して虚像や憧れを求めていたのかも?という説もあり)
私はこの時代(19世紀末)の作品なら何でも好きです!
というわけで、
ファム・ファタルさん、いらっしゃ~い! -
その中でも、繰り返し描いていた
「サロメ」のうちの一枚。
モローのサロメは、ヨハネの首がお盆にのっていません。
「サロメ」は元ネタの聖書からはかけ離れた物語になり、色んなジャンルの芸術作品になっています。人間の想像力ってスゴイですね。 -
こちらもサロメ。
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もう一つサロメ。
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まだあるんかい!
(実際には、もっとある) -
モローの代表作の多くは残念ながらこの美術館ではない所に所蔵されています。
この美術館のメインヴィジュアルはこの作品かなー?
「ユピテルとセメレ」
晩年の作品です。 -
「怖い絵シリーズ」の中野京子さんからは「大金持ちのゴミ屋敷」と言われていた(笑)
描き足りなくて、キャンバスを継ぎ足してあります。
実際に見るとよくわかりました。 -
こちらもユピテルとセメレ。
左のはあの大きい作品の全体的な下書きですね。
あの大きい方はより東洋的になってて、ギリシャ神話かヒンドゥー教の神様かわからないくらい。 -
最上階まで来たので、これで降ります。
最後に居住スペースを見てこよう。 -
螺旋階段の上からの眺め。
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居住スペースです。
こちらは東洋のコレクションばかりの部屋。
晩年に近づくとより東洋的になってましたが、当時はオリエンタリズムも流行ってたようです。 -
アレ?ダヴィンチ?
実際にはヴェロッキオの工房でダヴィンチが担当したパーツ。原画「キリストの洗礼」はフィレンツェのウフィツイで見ました。(ヴェロッキオ作ではあるが、当時弟子だったダヴィンチが担当した天使があまりにも素晴らしかったため、ヴェロッキオは絵筆を折ったとか何とか言われてます。だってメインのキリストや野人ヨハネよりも、脇にいるこの天使の方が神々しいんだもん)
これはモローによる模写。 -
イタリアへもよく足を運んでいたらしいです。
色んな時代の作品の模写がありました。
この緻密な模写の繰り返しが、情報量多い作品になるのかーと、勝手に納得しました。
住居スペースも見てよかった!
ギュスターヴ・モロー美術館、来られてよかった。 -
バスで移動。
ポンピドゥセンターにやって来ました。
近代以降の作品を所蔵している美術館。
工事中ではないです。
この斬新な建築、完成当時は随分と驚かれた(叩かれた)らしいですね。
「リサ&ガスパール」というカワイイキャラクターがいますが、彼らはポンピドゥセンターに住んでいるらしいですよ。 -
このエスカレーターで5階まで上がります。
5階と4階が美術館になっています。 -
先ずはマティスがお出迎え!
マティスといえば南欧のイメージがあるかもしれませんが、こういう人物画で「フォービズム(あたかも野獣のような)」と呼ばれていた事もあったのです。
マティスの元には日本からの弟子もいて、近代日本画壇に大きな影響を与えました。
あまり有名ではありませんが日本画にも(油絵などの洋画ではない)フォービズムの流れが入ってきました。
その頃の日本の日本画も面白いですよ。 -
シャガールはやっぱり人気で、学生のギャラリートークもありました。
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エコール・ド・パリの面々
ミロ、カンディンスキー、モンドリアンあたりはキャプション見なくてもわかりますよね。
(キャプション見ても知らないアーティストもけっこうありました)
私は日本人なので、藤田嗣治の作品も展示してほしいと思いました。
そしてジャクソン・ポロックくらいまでは楽しく観てたのですが… -
4階に移動すると、完全にコンテンポラリー!
インスタレーション中心の展示です。 -
コンテンポラリーアート、苦手なのです。
全く興味が湧きません!
日本で見てもパリで見ても、それは同じ感覚でした。
コンテンポラリーアートに関わってる友人に、どうしたら興味もてるの?って聞いたら
「自分がどれだけ受け入れられるかだよ!」って言われた。
愚問でした。
同じ時代を生きているのにね。
現代アートは今後の課題なのです。 -
結界、ゆる~い(笑)
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屋外のプールにも作品と思われるものがある。
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見晴らしのいいデッキもあり、
複合型の施設なのです。 -
セルジュ・ゲンスブールの何か(フランス語なのでわからん)もやってました。
先日ジェーン・バーキン(セルジュの元パートナー)の訃報を聞きました。
きっと二人は天国で会えたでしょうね。 -
ポンピドゥセンター近くのカフェ。
こちらもお花でデコってありました。 -
今日のお夕飯は、ホテルの向かいのベトナム料理。
テイクアウトにしてもらいました。
注文したらアジア系マダムが「5分待ってね」と言って作ってくれました。
エビの炒め物とごはん。
美味しかったー! -
パリまで来ましたが、このベトナム料理店に明日も通う事になるのです(笑)
昨日の失敗も踏まえ、ストレッチをしてから早目に就寝しました。
明日はいよいよルーブルです。
「パリ美術館巡り⑥ やっぱりルーブル!」に続きます。
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この旅行記へのコメント (3)
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- Kahalanさん 2024/01/20 21:52:49
- オカンさんこんにちは!
- パリ美術館巡り楽しく拝見しました~。
パリに行こうと思って調べていたのでとても参考になります。
パリでは藤田嗣治を見てみたいと思っているのですが、ポンピドゥー・センターは藤田嗣治のカフェにてが所蔵になっているのですが、ありませんでしたか? 旅行記では展示が無いように書かれていたので、もしよければ教えていただければ!
- オカンさん からの返信 2024/01/20 22:09:52
- Re: オカンさんこんにちは!
- Kahalanさま
はじめまして!
ご訪問いただきありがとうございます。
さてポンピドゥセンターの藤田嗣治の作品ですが、所蔵品はあるのですね?
私が行った時は残念ながら見かけませんでした。見逃したのかな?
タイミングが合えば展示してある時に見られるのかもしれませんね。
今年のパリはオリンピックイヤー。
どうぞ素敵な旅になりますように!
オカンより
- Kahalanさん からの返信 2024/01/21 08:41:05
- Re: オカンさんこんにちは!
- 早速の返信ありがとうございました!
藤田の絵には訪問したときに出会えるよう祈ります。
オカンさんの旅行記は美術館がたくさん出ていてとても参考になります。ありがとうございました~!
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